シナリオ名 【一般受講室】鈴に惹かれて
オープニング
 賑やかな声がする。幼子たちのさざめきのようだ。
 庭を囲う垣根の上からこっそりと覗き込めば、そこに繋がるガラス扉を開け放ち、やれやれと言うように腰を下ろした少年と目が合った。
「ねぇ、暇?」
 率直な問いかけに、一瞬の思案を展開させた後、頷けば。少年は嬉しそうに微笑み、立ち上がった。
 ちりん――。
 首元に提げられた淡黄色の鈴が、まるで飼い猫のそれのように、小さく鳴り響く。
 同時に、ガラス扉の向こう――低い本棚の並んだ広いホールから、ひょっこりと顔を覗かせる、幼子たち。
 背後にあるその気配に気付いているのだろう。少年は小首を傾げ、笑う。
「俺は沙羅樹。後ろの子達はみんな俺が連れてきた子。暇だったらさ、遊んでってあげてくんない?」
 沙羅樹の仕草に合わせて。また、鈴が鳴った……。
オープニング

沙羅樹がつれているのは基本的に幽霊の子供です(人間の子供がいる設定も有)。
子供の数は5人〜8人程度。場所は一般受講室〜庭まで。
何をして遊ぶかなど、お書き添えくださいませ。
言霊館の外で遊ぶ場合は何らかの能力を用いて子供の霊を実体化する必要があります。
指示があれば子供に任意の容姿と名前を付けられます(指示が無くても可)。

募集人数:1人〜
基本的に完全個別納品。二人以上の個別集合も可能です。
同行者がいらっしゃる場合はその旨をお書きくださいませ。