シナリオ名 時狩 -tokigari-

オープニング
「ちょっと。聞いてるの? ヒヨリ」
「聞いてる聞いてる。聞いてるって」
「じゃあ、今、私が説明したこと。もう一度説明してみて」
「…………」
 ちゃんと聞いてるっつうの。まったく。いちいちウルセェな、お前は。
 あー……と。アレだろ? 要するに、妙な奴らが、この辺りを徘徊してて。
 そいつらの目的が、俺達。時守だっつうんだろ?
 この空間をどうにかしようだとか、その辺りを策略してそうだけど。
 はっきりしたことは言えない、と。ただ、奴等が俺達を狙っているのは間違いない、と。
 とっ捕まりでもすりゃあ、ロクなことになんねぇから、気を付けろ、と。
「そういうことだろ?」
「……だいぶ、ざっくばらんになってるけど。まぁ、そんなところね」
「だーから、聞いてるっつったろ。で? お前は、どうすんだ?」
「勿論、調査するわよ。誰かが捕まりでもしたら、大変だもの」
「捕まったら捕まったで、そいつらの目的がハッキリするだろうから、いいんじゃねぇか?」
「何言ってるのよ。駄目に決まってるでしょ。何されるか、わかったもんじゃないんだから」
「捕まったら助けりゃいい。そんだけだろ」
「……あなたは、危機感というものが欠落しすぎているわ」
「そりゃあ、どうも」
「褒めてないわよ」
オープニング

 ● ll-アイル- // 番外&核編シナリオ
 ● 募集枠 // 個別納品の為、無制限
 ● 募集期間 // なし(常時受付)

 シナリオ閲覧ありがとうございます。
 アイル・核シナリオ。番外と見せかけて、核心部に触れた御話。
 OPで会話しているのは、NPCのヒヨリとナナセです。
 ナナセの警告・説明から、わかることは。
 近頃、クロノクロイツに妙な奴等が出入りしていて、
 そいつらは時守をターゲットとしている…らしいこと。
 ナナセも実際に目耳で見聞きしたわけではありませんが、
 謎の集団が、空間に出入りしていることは知っています。
 ヒヨリとナナセ以外のNPC時守も、それは知っています。
 ですが、正体不明。目的も定かではない。故に、不気味。
 だからこそ、警戒を怠らぬように、とナナセは忠告します。

 拉致監禁 ☆

 ナナセから、PCさんにも忠告・警告はありました。
 ですが。ちょっと油断した隙。そこを突かれてしまいます。
 黒装束を纏った、謎の集団に拉致されてしまうPCさん。
 抵抗は無意味です。どう足掻いても拉致されてしまいます。
 目が覚めたとき、PCさんは、闇で構成された牢の中にいます。
 牢を取り囲むようにして、黒装束の連中がズラリと並んでいます。
 連中は、PCさんに言います。
「失った『時』を。お前が欲している、その『時』を、我等が取り戻してやろう」と。
「その代わり、その命を我等に捧げよ」とも言います。
 牢に囚われており、身動きが出来ない状態のPCさん。
 その命を獲ろうと、謎の集団は、PCさんに攻撃してきます。
 槍やら剣やらを、ザクザクと牢の隙間から刺し込んできます。
 能力を限界まで。あるいは、秘められた能力を解放できれば…牢から脱出できるかもしれません。
 すぐさま脱出して始末しようとはせずに、
 少し様子を見つつ、情報を得てみても良いかもしれません。
 拉致られたPCさんを、NPC時守の誰かが助けに来ます。
 その後は、お好きなように。殲滅は難しいかもしれませんが、
 酷い目に遭わされた怒りを、本能のままにブチ撒けてみて下さい。
 このシナリオは、
 謎の集団が『時狩』と名乗っている事実と彼等の目的が明らかになること、
 そして、PCさんの『潜在能力』がポイントとなっております。

 個別納品とします。なので、募集枠は無制限です。
 募集期間は無期限。常時受付。参加、お待ちしています。よろしくどうぞ(∀`*ゞ)

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 このシナリオは、ゲームノベル『ll-アイル-』の一部です。
 先に、序章シナリオ『14人目の時守候補』へ参加されることをオススメ致します。

 【 ll -アイル- that's the way it is 】
  原作:櫻井かのと // キャラクターデザイン:泉樺

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 受注状況の確認などはサイトで http://hideout96.dee.cc/