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■INSIDE■

佳楽季生
【0389】【真名神・慶悟】【陰陽師】
あ、と思った時はもう遅かった。
天王寺綾の手を滑り降りた知人のイタリア土産は、パリンと音をたてて割れた。
「あ…――」
綾は頭を押さえて溜息を付く。
ドーム状の硝子の中に水と十字架が入っただけのシンプルな置物だが、綾は気に入っていた。
しかし、形在る物は何時か壊れるのだ。
仕方がない。
綾は硝子の欠片を拾い集め水気を拭き取ると、ゴミを出すために部屋を出た。
あやかし荘の裏庭には大きなゴミバケツがある。
ゴミの収集日まで一時そこにゴミを置くのだ。
「次の収集って何時やったかな……」
トントントン……と、テンポ良く階段を降りていく体が、不意に前につんのめった。
「あっ!!」
バランスと足の踏み場を失った体は宙に投げ出され、綾は階段の中程から一気に転げ落ちた。
「……ったぁ……っもう!誰や!?気ぃ付けや!」
したたかに打ち付けた手をさすりながら、綾は階段に向かって叫ぶ。
誰かが、綾の背中を押したのだ。
しかし、階段に人の姿はない。
「……あれ……?」
確かに、誰かの手を背中に感じたのに。
「おっかしいなぁ」
綾は首を傾げて、横に落ちたゴミの袋を拾い上げる。
人に押されたと思ったのは気のせいだったのか。
気を取り直して、綾は玄関へ向かった。
が、パリンと言う音にすぐに足を止めた。
そして、パラパラと降り注ぐ何かに慌てて身を竦め手で頭を庇う。
「な、なんや……?」
見上げると、頭上の蛍光灯が割れている。
頭上だけではない。
廊下中の蛍光灯と言う蛍光灯が片っ端から割れている。
「何で?」
驚きに立ちつくす綾の頬を、一筋の血が伝った。









INSIDE

「………………」
ぼさぼさの派手な頭を掻き回して、携帯電話を見つめる男が一人。
真名神慶悟、20歳。この若さで、陰陽師。
心地よい眠りから着信音で叩き起こされた慶悟は、一方的に喋って一方的に着られた電話を手に握って少し頭を抱えた。
瞼がやたらと重いのは、寝過ぎ。
頭が鈍く痛いのは、飲み過ぎ。
喉が少々いがらっぽいのは、煙草の吸いすぎである。
しかし本人の名誉の為に言っておくと、精神集中の為であり、意気高揚の為。
本人曰く、夜遊びも人の心の深淵を覘く重要な作業。
とは言え、昨夜は少々その作業が過ぎたようだ。
どんより重い体と、まだ覚めきっていない頭で、慶悟は電話の主を思い出そうと思考を廻らす。
さて、あの声の主は誰だったか――――。
「誰か、助けて!助けてぇぇっ!!」
切羽詰まった声音でそれだけ告げて、切れた電話。
「助けてって言われてもな……」
正義の味方じゃないんだから、名乗って貰わなければどうしようもない。
「誰だっけなぁ……」
自分の知る女性を頭の中にリストアップして、声を思い出しつつ消して行く。
そして。
「ああ、」
思い当たった。
あの声は。
あやかし荘の住人にして大金持ちの、天王寺綾。
助けてと言うからには何か困っているのだろう。それも、あの声の調子ではただごとではない。
まだ少し眠い頭で、慶悟は考える。
このまま無視して眠ってしまうか、助けに行くか。
しかし助けに行くとなっても居場所が分からない。
着信は、綾の携帯からだった。
「助けてって言うたのに、ナニ無視してくれてんえぇんっ!」
……と、無視した場合の綾の反応が想像出来る。
別段叱られても恨まれても恐くないし、困らないのだが。
「五月蝿いかも知れんなぁ……」
会う度に、耳元でぎゃあぎゃあ喚かれそうで、想像すると少し鬱陶しい。
「しょーがないなー……」
やや浮腫んだ頬を掻いて、慶悟は立ち上がる。
取り敢えず、あやかし荘を訊ねてみるか。
二日酔いの体を大きく伸ばして、目を覚ます。
助けに行くとしよう。


:::::

久々に訪ねたあやかし荘は静まりかえっていた。
その妙に静かな扉の前に立つ男が二人。
骨董品屋店主と言う職業柄か、やや落ち着いた出で立ちの神谷虎太郎と、一見しただけでは陰陽師とは思いもよらない派手な出で立ちの真名神慶悟だ。
反対方向の道からあやかし荘に同時に至った二人は、一瞬顔を見合わせて礼儀的に頭を下げた。
さて、肝心の天王寺綾を訪ねようとドアノブお回したのだが。
扉は開かず、中から悲鳴が聞こえる。
「おいっ!大丈夫か!」
慶悟が呼びかけるが、返事はない。
「聞こえないのか?鍵を開けろ、助けに来たぞ!」
乱暴に扉を叩いても、全く開く気配がない。
「助けに来た……?」
慶悟の言葉に、虎太郎が自分よりやや上にある慶悟を見る。
「あなたにも、天王寺さんから電話が?」
「て事はあんたも?」
指さす慶悟に、虎太郎は頷く。
二人に助けを求めると言う事は尋常ではないと言う事か。
加えて、あやかし荘内から響く綾のものとおぼしき悲鳴。
「誰かいませんかー!?」
虎太郎が扉を叩くが、全く返事がない。
「他の住人の方はいらっしゃらないのでしょうか……?」
平日の、午前11時と言う時間だ。
日中の仕事のあるものは出掛けているだろう。
「管理人もあの座敷童子もいないのか」
となると、この建物内に綾一人。或いは、悲鳴が聞こえるのだから他の何者かが侵入しているのかも知れない。
「ああ、そうだ、電話を」
呼びかけて返事がないのなら、直接電話をしてみれば良い。
むしろ、訪ねて来る前に電話を入れて状況を確認した方が良かったのかも知れない。
そう思いつつ、虎太郎は携帯のメモリから綾の番号を呼び出し、ダイヤルボタンを押す。
「もしもしっ!誰?誰でもええわ、助けてっ!」
たった1回のコールで綾が出る。
「私です、神谷虎太郎です。一体何が起こっているんですか?今、あやかし荘の前にいますが、鍵が掛かっていて、中に入れませんよ?」
と、喋る虎太郎の横で、慶悟が最後ドアノブを回す。
しかしやはり開かない。
「鍵なんか、掛かってへんよ!早よ助けてっ!何やのこれーっ!!」
ブチッ。
一方的に電話が切れる。
虎太郎と慶悟は一瞬顔を見合わせて、扉を見た。
鍵は掛かっていないのに開かない扉。
「壊すか」
それしかない。
言うや否や、慶悟は足でガンガンと扉を蹴り始める。
虎太郎も手伝って扉を蹴った。
と、ドアノブの辺りの板が割れる。
確かに鍵はかかっていなかったようだ。
「体当たりした方が早くないですか?」
弛んできた扉なら、すぐに開くだろう。
「そうだな、じゃ、いくぞ」
二人は目で合図をして、同時に扉に肩をぶつける。
「わっ」
勢い余って扉共々内部に倒れ込みそうになった慶悟と虎太郎は慌てて壁を掴んで体を支える。
内部はしんと静まりかえり、綾の声も聞こえない。
割れた蛍光灯の破片が廊下に散らばっている他、別段変わった様子はない。
「上か、」
綾の部屋は2階。
「行ってみましょう」
2人は軋む階段を昇った。


:::::

階段を昇りきる手前で、二人は自分達の足音に混じった悲鳴を聞いて動きを止める。
二人で顔を見合わせつつ、耳を澄ますと、再び聞こえる悲鳴。
続いて、ガチャンと何かが割れる音。
綾の部屋から聞こえた。と、二人は確信する。
どちらともなく駆け出し、綾の部屋の前に立って扉を叩く。
「入るぞ!」
「入りますよ!」
殆ど蹴破るような勢いで扉を開くと、窓に背を逸らせて半ば宙に体を投げ出した綾の姿。
「何やってんだっ!」
慌てて駆け寄った慶悟が綾の体を支える。
「大丈夫ですか?」
床にぺちゃんと座り込んだ綾に手を差し伸べる虎太郎。
綾は青ざめた顔で二人を見上げ、言った。
「な、何で、来たん……?」
声が震えている。
「何でって、アンタが呼んだんだろう」
「突然電話をかけてきて、助けてと言って切ったのはあなたですよ」
人を呼びつけておいて何だ、その言葉は。と、呆れつつ二人が口を開くと、綾は額の汗を拭って溜息を付いた。
「あ、そう。そうやった、適当に押して電話したんや……」
適当で呼び出されたのか。
「いや、でも助かったわ……、もう、何が何だかサッパリわからへん……」
震える手で虎太郎の手を引いて立ち上がり、部屋を見回した瞬間。
「ヒッ」
喉から絞り出すような悲鳴を上げて、綾は虎太郎に縋り付いた。
「な、何です?」
慌てて綾の視線を追う虎太郎。
それに釣られるように、慶悟も視線を移した。
agonia
白い壁に浮かび上がった赤い文字。
「何だ……?」
驚く慶悟と虎太郎、怯えた様子の綾の目の前で、文字が次々に浮かび上がる。
Continua fino a che moriate
「何て書いてあるんだ?」
Morite
「死ぬ……」
「え?」
「死ぬって。死ぬまで続くって……、何で……?」
そう訪ねたいのは呼びつけられた二人の方だ。
しかしどうも綾自体が状況を把握出来ていないらしい。
「何にせよ、外的な要因である事に変わりはなさそうだ。最近の話で良いんだが……些細な事でも何かなかったか?」
Siete uccisi
文字の浮かび上がる壁を睨んで、慶悟が尋ねる。
綾は首を振りかけて、あ、と白い手を口に当てた。
「何だ、何かあったのか?」
「イタリアのお土産や……」
「イタリアのお土産?」
問い返したのは、虎太郎。
agonia
綾は頷いて部屋の隅に放り出してあるゴミ袋を指さした。
「掃除してて、友達からのお土産の置物を壊してしもてん。捨てよう思て、階段降りてたら、何か変な事になって……」
「見せて貰って構いませんか」
虎太郎が綾の手を引き剥がすと、綾は不満そうな顔で、
「見たかて、分からへんやろ。イタリアや。アンタの専門ちゃうで」
と今度は慶悟の腕に縋り付く。
「私の専門は日本の骨董品ですが、それ以外のものでも、ある程度の知識はあります。アンティークショップや奇妙な物品を扱っている知人のコネもありますし、いわく付きの品物なら、すぐに分かるでしょう」
「いわく付きってなぁ、お土産やで?そんな変なモノ買うて来るかいな」
「でも、現実に奇妙な事が起こっているじゃありませんか。それとも天王寺さん、最近誰かに恨まれるような事をした覚えとか、ありますか?」
慶悟の腕に縋り付いたまま、綾はブンブンと首を振った。
「でしょう?それなら、要因の一つとして調べてみるべきですよ」
「見えざる何かに襲われるのは一人の時だけか?誰かいた時に何も無かったと言うなら離れて様子を見る必要があるからな」
ゴミ袋を開き、中から割れた置物を取り出す虎太郎を見つつ、慶悟は綾に尋ねる。
「さぁ、どうやろ。今日は皆出掛けてて、一人なんや。でも、さっきアンタ達が来たら窓に押しつける力が弱まって、今無事で居てるわけやからなぁ……」
無事で居るとは言っても、壁に奇妙な文字が浮かぶ。
と言う事は、人が居てもいなくても襲う時には襲うと言う事か。
今は、突然現れた慶悟と虎太郎の様子を伺っているのかも知れない。
「…………」
暫し考えて、慶悟は懐から何やら取り出して綾に差し出した。
「正体が不明である以上、対処も念を入れておく必要がある。これを念の為渡しておく」
「何……?」
受け取りつつ首を傾げる綾。
見ると、白い人型の紙だ。
「形代だ。身代わりの紙人形だな。何か障害があった時に身代わりになる呪を篭めてある」
頷く綾に、虎太郎が溜息を付きつつ振り返った。
「これはこれは、見事なお土産を貰ったものですね」
その声には、半ば呆れた色合いが含まれている。
虎太郎は古びた十字架が埋め込まれた土台をひっくり返し、そこに刻まれた文字を見せる。
『Il diavolo e sigillato.』
「悪魔を封印していますぅぅ……?」
まだ慶悟の腕にしがみついたまま、綾が素っ頓狂な声を上げた。
「何だそれは……」
「その言葉の通りですよ」
頬をひくひくとさせる慶悟に、虎太郎は肩を竦めた。
「つまり、天王寺さんが壊してしまったので、封印された悪魔が解き放たれてしまったのでしょう」
慶悟はこめかみを押さえつつ、綾を見る。
何だってそんな物を壊してしまったんだ。
続いて、壁に浮かび上がった文字を見る。
解き放って貰えたんだから感謝しろ。
そう言いたいのを飲み込んで、今度は虎太郎を見る。
「それじゃあ、悪魔をもう一度それに封印すれば良いのか?」
「まあ、そう言う事になりますが……」
と、虎太郎は言葉を切る。
問題は、どうやって封印するか、だ。
虎太郎は刀神流剣術の達人。しかし今日、剣を持っていない。
慶悟は陰陽道の実践家。しかし悪魔に通用するものか?


:::::

「わっ!ちょ、ちょっとっ!!」
顔を合わせて考え込んでいる様子の慶悟と虎太郎に、綾が慌てて注意を促す。
二人が同時に顔を上げると、何とまっすぐ二人に向かって宙に浮かんだ果物ナイフの先が向いている。
「困ったな……」
と言いつつそんなに困った風でもなく慶悟は頬を掻く。
「ただ働きなんでしょうかねぇ……」
酷く不満そうに、虎太郎は溜息を付く。
それから。
二人はごく自然な動作で顔を見合わせ、同時に正面を見据えた。
迷うよりも何よりも、取り敢えずやれる事をやってみる。
慶悟は懐から怨敵破邪の符を取り出し、虎太郎は再びそこに封印すべく置物の残骸を全て拾い上げる。
「恐らく中に聖水が入っていたのでしょうね。聖水など用意出来ませんから……、どうしましょうか、このままで構いませんかね?」
「なけりゃ塩水でも入れておけ」
慶悟の言葉に、虎太郎は思わず笑った。
しかし無い物はない。代用品で我慢するとしよう。
塩だって、浄化作用があるのだから。
「天王寺さん、瞬間接着剤、ありますか?それから、塩水を用意して下さい」
「接着剤に塩水?」
妙な顔をして見せる綾に、虎太郎は残骸を見せる。
「これを修理しないと、封印出来ませんから」
修理したからと言って封印出来るとは限らないのだが。
綾は抽出から接着剤を取り出し、虎太郎に渡す。それから急いで塩水を作りに行った。
にこりと笑った虎太郎は慶悟に向かって言った。
「これを修理する間、お願いします」
お願いしますとは、悪魔の対応をお願いしますと言う事で、慶悟は一人で自分と虎太郎と綾の身を守らなくてはならない。
念の為と、虎太郎にも形代を渡し、真っ直ぐにこちらを向いた果物ナイフの切っ先に対峙する。
「破壊や傷害は悪意以外の何ものでもない。定道を往くというならば手助けをする。だが、拒み、このまま己を通すというのであれば、覚悟して貰う」
悪魔の手助けをして良いものか、と一瞬苦笑しかけたが、この際現状さえどうにかなれば良い。
しかし、悪魔はそれを聞き入れなかったらしい。
シュッと空気を切って、ナイフが飛んできた。
素早く避けたが、避けきれなかった髪が数本パラリと落ちる。
Siete uccisi
落ちた髪が、奇妙に伸びて文字を書いた。
途端に、目に見えない力が慶悟の体を強く押して開いた窓に押しつける。
押し返そうにも、相手が見えないので力の入れようがない。
慶悟は片手で体を支えつつ窓の外に式神を放ち背中を支えさせた。
その後ろでは虎太郎がせっせと置物の修復作業を進めている。
と言っても、砕け散った硝子は僅か。極簡単なパズルだ。
そこへ綾が塩水を入れたコップを持って戻る。
「よしっ」
ガラスのドーム部分に塩水を満たし、虎太郎はチラリと慶悟を見た。
「しかし、どうやってこの中に追い込みますか?」
置物は小さなものだ。目に見えない悪魔は、一体どれくらいの大きさなのだろう、果たしてすんなり追い込めるものか。
「やってみよう。追い込んだら、すぐに蓋をしてくれ」
慶悟は素早く自分を押さえつける力に怨敵破邪の符を貼り付ける。
一瞬、力が弛んだ。
その隙に式神を10体召喚し、目には見えない力の塊を取り囲ませる。
式神が貼り付くと、力の塊は小さな人の形になった。
式神は更に強く密着していく。
そして、少しずつ虎太郎の手の中の置物に向かって宙を漂った。
虎太郎は宙に向かって塩水を満たしたガラスを差し出す。
と。
殆どビー玉くらいの大きさになった力の塊を、式神達が塩水に押しつけた。
「今だ!」
慶悟の言葉と同時に、虎太郎は十字架の埋め込まれた土台でガラスに蓋をする。
すぐに慶悟がその上から封印と書かれた符を貼り付けた。
「わっ」
置物が激しく上下して、虎太郎はそれを落とさないよう慌てて押さえつける。
慶悟の貼った符が、風もないのにヒラヒラと揺れて千切れかかったのも、手で押さえる。
「…………」
数秒後。
虎太郎の掌で、置物は動きを止めた。
「無事、封印出来たようですね……」
「みたいだな」
ほっと息を付く二人の横で、綾がぺったりと座り込んだ。
「はぁぁぁ、どうなるかと思ったわ……」
「災難でしたね。これ、処分した方が良いですよ」
と、虎太郎は置物を差し出す。
和洋折衷な悪魔入り置き物。
「処分って、どうするんだ。教会にでも持っていけば良いのか?」
「さあ……、どうでしょう、やはり教会でしょうか……」
こんな奇妙な封印の施された物を持って来られては教会も迷惑な事だろう。
首を傾げる二人の横で、綾はゆっくりと首を振った。
「友達に突き返したるわ」
「いやしかし、もしその友達の処で封印が解けたらどうするんだ?」
「ええねん。友達にも恐い思いして貰うわ」
にやりと笑う綾。
虎太郎と慶悟は顔を見合わせて、互いにそっと溜息を付く。
もしかしたら、本当に恐いのは悪魔なんかではなく、綾かも知れない。




end




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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

0389 / 真名神・慶悟 / 男 / 20 / 陰陽師
1511 / 神谷・虎太郎 / 男 / 27 / 骨董品屋
 
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■         ライター通信          ■
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先日まで眠れない日々が続いたと思ったら、今度は無性に眠くて毎日
半分眠ったまま生活している佳楽季生です、こんにちは。
この度はご利用有り難う御座いました。
雨続きでうっかりしている間に、梔子の花が咲きました。
もう殆ど咲ききって、終わりを迎えようとしている今頃になって気付
き、口惜しい思いをしています。
好きな花 薔薇に梔子 金木犀 (字余り。しかも季語なし)
ええと。
本文中の天王寺綾嬢の言葉使いと、伊太利語は、そっと暖かい目で見
て頂けると嬉しいです。
ではでは、また何時かお目に掛かれたら幸いです。