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■学校の七不思議 −二宮金次郎の恋−■

早真さとる
【3206】【神崎・こずえ】【退魔師】
学校の七不思議 −二宮金次郎の恋−

「昨日やったらと意気投合してな。したら好きな人がおるんに告白でけへん、
ゆうねん。だからうちが一肌脱ごうってちゅうわけや。協力したってや」
 言って真衣は拝む。
 真衣が無料でなにかをするなんて珍しい、と思っていると、やはり何かがもらえるらしかった。
「なんでもな、そこの場所の近くに宝物がうまってる、って言う話やねん。
もし恋がうまくいったら、その場所を教えてくれるゆうんや」
 話を聞いていくと、その男の子の名前は『二宮金次郎』といい、
好きな相手は『花子』という名前で、いつもトイレから下を見下ろしている、
と言った事だった。
 しかも真衣が学校清掃の仕事で知り合った、というのだから、想像は間違っていないだろう。
「今夜いくねん。つきおうてや」
 有無を言わせぬ表情で真衣は笑った。

募集人員1〜5名様です♪よろしくお願いします(^^)