■Le stagioni −往く満ち−■
珠洲
【1989】【藤野 羽月】【傀儡師】
 はらはらと硝子森の葉が揺れないのに頁だけが踊ります。
 小さな子供ならば身体一杯に抱えてなお落としそうな大きな書物。
 ときに瞬く光の糸で綴られた題字。


 Le stagioni


 卓の上でぱたりと硬い表紙を開いたのは先程のこと。
 マスタが眺める前でしきりと訴えて踊る一頁にある文章を読んでみましょうか。


* * *


 凍える中を熱で満たした後の灰は、暖炉の中から幾らか掴み取られていた。
 ちらりとそちらを見遣ってインヴェルノは視線を巡らせる。
 暖炉から床に、小さめの柔らかな絨毯を通って愛想のないテーブルの下つまりはインヴェルノの足元へ。
 そこで点々と落ちる灰と運び主である犯人が、意味のない言葉を唇から零して相手はインヴェルノを見る。
 ぷくりと張った柔らかな肌の小さな生物は、しばらく彼と無言の交流を図るとあぷと笑った。
「笑うのはいいが、そろそろ行った方が」
 いいだろう、と言いたかったインヴェルノは口を噤んで首を振る。
 彼がそんな風にしたのは目の前の幼子が、見る間に顔を歪めてしわくちゃになってしまったからだ。明らかに泣き出す前段階で、予想出来る展開に何度目かの沈黙を選択したのである。
 参ったなと多少は思いながら長続きしない思考を放り出してインヴェルノは暖炉へと視線を戻した。
 淡くすれば彼自身の髪色に似るだろうか、そんな熱の名残は生命を包み込んだ最後の姿だ。嫌いではないし、幼子が気に入るのも頷けなくはない。そういった包み込む優しさはきっと柔らかな布なのだろうから。

 けれど幼子はずっとここにはいられない。

 稀に、こういった駄々っ子がいるものだけれども。
 どうしたものか、灰を一握り持たせて放り出そうか、けれど一人で出歩くことは不可能だし連れて出るにも少し、と様々に、放り出したばかりの思考を拾い上げてはまた考えて。
「もう、知るか」
 ぐるりと回る思考と記憶にインヴェルノは再びそれらを放り出した。
 けれど次の瞬間にはまた拾い上げてしまう訳で。
 目を伏せて足元の幼子を見るともなく見て彼はぽつりと呟くのだ。
「早く行かないと、駄目なんだけどな」


* * *


 彼等がこうして書を開くということは、手助けが欲しいと心の何処かで思っているということ。
 ささやかな出来事ですけれど断ったりはいたしませんよ。

 ただ、マスタは御客様に押し付けるということを彼等への協力としているものですから。

 おいでになった早々、申し訳ありませんけれど。
 宜しくお願いいたしますね。



 ――それは書を介して出逢う、いつか、どこかの出来事のひとつ。
■涙を遺した老いた魔女■



 最期の時に零れ落ちた一滴。
 それが地を潤す魔法になればよかったのに。

 今も響く歌。

 あの子は今も歌い続けているのだと思えばそれは。
 なんて悲しいのだろう。なんて、なんて、なんて。


** *** *


 涸れた土の亀裂は、そう容易く埋もれはしない。
 けれど降る雨の勢いは確かに強くなり、まだ小雨程度ではあったがいつかの時よりもしっかりとした雨足だった。

「リラさん」
「あ、はい」
 細い妻の手を取り瓦礫を越える。
 崩れたそれらが更に細かく潰えるには長い年月がかかるだろう。
 きょろりと周囲を見るリラ・サファト――妻のあどけない瞳を見ながら藤野羽月もまた周囲を見た。以前に訪れた時と変わらない瓦礫の街。
「……歌、聴こえますね」
「そうだな」
 しきりに巡っていた白い面がひたと据えた先は、墓地。
 小さな建物の中で小さな人形が今も歌う場所。
 二人は唇を閉ざし、並び立って雨の中からその墓地からの声を聞く。
 雨音の時折阻まれながらそれでも歌声はひどくよく通った。
「今はただ、歌っているのだそうだ」
「歌を?」
「ああ。雨を拒む為にではなく、ただ歌うのだと言っていた」
 帰宅してから話した事だった。
 己の手から新たな人形に宿した『彼女』の事を、リラに話した。
 それを思い出しながら見遣る先は雨の幕に薄く遮られつつある。
「硝子森の主が言う魔女の願いとやら、聞いて、会わせてやりたいものだ」
「そうですね。魔女さんは、幽霊なのかしら……想い、かな」
 握り締める妻の指先のぬくもりに瞼を伏せて、羽月は足元を見る。
 瓦礫に跳ねる雨粒の煌き。薄曇りの空の下で儚く散るそれを眺めて。
 傍らに立つリラは対照的に空を見る。小さな唇が呼ばわるように動き、閉ざされ。
「まず探そう」
「そうですね」
 所々に大きな瓦礫があって、それらを避け、乗り越えて街を巡る。
 示し合わせたように振り返り投げた視線の先にある筈の墓所。

 そこに、魔女は眠っているのだろうか。

 たとえそこに居たとしても、想いは其処には無いのかも知れず。
 街を巡り、魔女の居た場所を探し出すべきだと、ちらりと想った。


** *** *


 以前に歌人形が居たという場所には、嘆きの気持ち。
 明らかな声を聞いたわけではない。
 ただ、うすぼんやりとした気配がその空間に満ちては散り、満ちては散り、まるで潮の満ち引きのような感覚が染み渡っていたのだ。

「何か、感じるだろうか」
 羽月の声にリラは緩く面を巡らせる。
 ライラックの、香り立つような髪が動きに合わせて彼女の揺れて視界をいっとき遮り、それから黒髪の凛と立つ夫へとそれを通した。
「……嘆く気持ちだけ、でも……」
 リラの立つ側には最近まで歌っていたとは思えない程に朽ちた人形。
 それを見る羽月のひやりとした色味の眸を見ながら哀しく言葉を綴る。
「でも、お話をする程の気持ちではなくて」
「そうか。ありがとう」
 知らず、触れ合わせた両の手を丁寧に取って羽月がリラを促した。
 逆らわずに背を向けて歩き出す。雨の絶えない屋外に出る直前、外套を広げながら振り返る仕草は二人同時で。
 ああ夫婦だなと自らの事であるのにあたたかな気持ち。


 とても、歌の好きな子だった。
 約束を交わした相手もいた。
 身体が少ぅし弱かったけれど、それだけだった。


 ぱた、と強い音が瓦礫の中に出た途端に耳を突いた。
 羽月がリラを庇うように立ち刀剣に手をかける。僅かな体重の移動に足元から掠れた音。
 ぱた、ぱた、と雨が強く。ほんの数滴だけが殊更に強く。


 あんたたちみたいだったよ。
 あんたたちみたいに一緒に居るのが当たり前で。
 溢れた水に相手が沈むまで、沈むまで。


 空から、足元から、響く気配。
 恐ろしい訳ではない。怯える何物も無い。
 けれどリラは眼前の羽月の背に、そろりと小さな手を伸ばさずにはいられなかった。
 何かに引き摺られるように哀しくなる。確かにこの街には魔女の想いがある。
「……羽月、さん」
「大丈夫だ」
 きゅうと握り返すぬくもりがひどく愛しい。
 花を慈しむリラが花のように微笑んで、それに応えて羽月も微笑む。
 お互いがお互いにとても優しい、その様に魔女の想いは誘われたのだと思ってみるのも何処か気恥ずかしくもあって。けれど手を離しはしない。
 誘うように雨は奇妙に際立つ数滴が、ぱたりぱたりと瓦礫に触れては散り撥ねていた。
 それは少しずつ位置を変えて、二人は追うようにしてそちらへと足を踏み出していく。
 ともすれば控えめな他の雨粒に混ざり見落としそうなそれを見据えながら、リラがそっと声を出す。他人の感情に敏い彼女は、残った強い気持ちを感じ取っているのだろう。
 それは魔女のものであるとして、どんな感情であるのか。
「幽霊じゃ、ないと思います」
「では思念か」
「多分……気持ちが残ってるんだとすれば」
 それはリラに話した歌人形と同じだろう。
 入れ物が有るか、無いか、それだけの差で。
「――雨は」
 そこでリラが唇と閉ざしたので、今度は羽月がそろりと声を洩らした。記憶を探るようにゆったりとした口調。視線は雨粒から逸らさず見落とす事も無い。
「雨は天から神が落とす涙だとも聞いた事があるが」
「神様の、涙」
「ああ。だとすれば魔女の涙も同等に作用するだろうか……いや」
 作用してもおかしくはないな。
 自分が何故、今そんな事を思い出したのかなんて理由は明らかだった。
 二人の歩に合わせて奇妙な雨粒はその先に落ちて行くのだから。

 魔女の、涙。

 そうして二人、半ば招かれるようにして辿り着いた場所がおそらくは魔女の最期の場所。
 住居であったのかは解らずとも、傍らの妻の顔を見れば残る想いの程も知れる。
 ああ、とライラックの柔らかな髪の下で揺れた彼女の吐息は細く雨に呑まれたけれど。
 睫毛さえ震わせて人の想いに聡い妻の手を、自分はただ握って傍に居るだけだけれども。
 それだけでも彼女は安堵する様子を見せるから、きゅうと確かな熱を伝えて握る。
「……ここには、懐かしむ優しい……けれど悔やむ気持ちが溢れています」
「魔女の、想いか」
 リラの言葉に、眼差しが揺れた。
 新たな人形に宿って今も歌う彼女は、あの日最後に歌いながら呼ばわっていたとも思う。
 歌を贈り続ける、と。貴方たちへ、と。
(内の一人は貴女だろうに)
 妻の、ただ見詰めるだけで探る事のない柔らかな視線を感じながら胸の内で問いかけるのは老いた魔女へ。
(何を憂い悩む)
 手の平から自分よりも優しげな肌が離れる気配にいっとき瞼を伏せた。
 それが腕に寄せられる感覚に、ああ支えられている、と感じながら。
「羽月さん」
 そうしてリラが周囲を見回す先には雨に煙りそうな瓦礫の街。
 花と似た色味の髪。それと同じ色の睫毛。
 それらを瞬かせながら彼女の視線が巡るのを追う。
 きっと、今リラは魔女の気持ちを探している。察して静かに佇んでいれば、不意に叩きつけるような雨音が一つだけ、耳を突いた。たった、一つだけ。
 瞬間に、びくりと肩を揺らして目を丸くするリラの、同名の花色の瞳を気遣わしげに羽月が見て、その向こうでまた強い音。けれどその音が少し違って、ふと二人で顔を見合わせてからそちらへ数歩近付いた。
「……これ」
「雨、ではないな」

 なみだ、と小さくリラの唇が動く。
 殊更に主張する強い音は今度は落ちなくて代わりに、その小さな、とても小さな爪先程の雫は瓦礫の下から――ひたと揺れて跳ねる。

 それは。

 それはきっと。



 歌人形に会わせてやりたいと。
 どちらが思い立ち、どちらが言い出したのかなんて知らない。
 向かった先の墓所で、見知った相手であるオーマ・シュヴァルツと出会い共に瓦礫の下で揺れる一滴の元に戻った。
 それだけが、確かだ。


** *** *


 オーマの手がそっと、人形を下ろす。
 雨に濡れないようにと覆いながらその一滴の傍に座らせれば、その小さな水が揺れる。
 理解している、と三人に思わせる反応だ。
「解るだろうか――この子が」
 濡れた地面に躊躇い無く誰もが膝をつく。
 じわりと染み込む冷たさはけれど気にするものでもない。
 下ろされた人形の肩に手を乗せて羽月が言う意味を、一滴の凝りは理解している筈だ。
 ぱたりとまた強く水音を響かせる。本当に、涙のような音。
「……解るんですよね……約束を、した人ですよね」
 リラの声にまた跳ねる一滴。その凝りは想いだ。
 滔々と流れる人形の歌声は途切れる事がない。羽月が造ったその身体は歌を強制するものではないのだから、人形自身が呼びかけているのだろうか。訴える、歌。
「こうしようか」
 オーマが腕を伸ばして人形からルベリアを摘み上げるとそのまま一滴の上に浸した。
「想いを、伝えてやるといい」
 どちらに向けての言葉であったのか、どちらにもであったのか。
 ともあれそれで、雨に打たれては揺れていた花弁が留まっていた雫を滑らせて――落ちる。広がる波紋。それはルベリアと同じように偏光色に滲み輝石がちりと雨粒を弾き。


 おそらくは死の床で訴えた娘。項垂れる老婆。戻らない誰か。
 雨が止んでも自由になれない娘。想いも歌も魂も送れない老婆。
『いつも一緒で、仲が良かったのに傍にも行けないなんて』
 雨は降らなくなって、けれど誰もが歌人形を止めようとしても魔女の手によるものは容易く壊せなくて、けれど魔女はもう弱って力を失っていて。
『せめて緑が消えないようにと思ったのに』
 土はもう涸れ始めていて、誰もが長くは保たない街を悟っていて、見る間に去って行く事が簡単に知れる場所に一人残される姿を思って。
『歌が聴こえ続けて雨は弱くて』

 糸のように細い息がリラの咽喉から洩れた。
 歌は聴こえていたのだ。けれど歌が変わった事が解らなかったのだ。

 最期の時にまで思ったのは歌を好んだ一人の娘。
 脳裏にまざと映るように思えるのは、魂が離れる時の眦に浮かんだ涙さえもを雨にと思う魔女の草臥れ果てて老いた顔。たった一滴のそれを動かない体の中で眼球だけで追い掛けて。
『歌い続ける魔法なんて』
 その雫が落ちていく様を見ながらどれ程に悔いた事だろうか。
 せめてあの子がどうなるかを見届けたいのに。こんな風に一人にして。
『緑も花も無くなる街に一人きりなんて』

 想いの結果を悔いている老婆の声にオーマはぎゅうと拳を握った。
 違うだろうと言ってやりたい。応えてかけた魔法を悔いるのは違うだろうと。

 ルベリアが触れる一滴が跳ねる。
 だから遺ったのだと言わんばかりに強く音を立てる。
 歌人形を想うあまりに気持ちを遺したその凝り。涙。

 羽月は、人形に触れたままでいたから揺れたその身体に気付いた。
 揺れて輝石がちりと鳴る。あるいは触れた音なのか。
 ルベリアの花に応えるようにルベリアの輝石が雨粒にさえも色を映す。
 震える歌声を励ますような思いをふと抱いて人形を静かに撫でる。
 歌は、とてもよく透った。雨を抜けて街にとても、よく。


 聴いて、聴いてお婆さん。

 呼び掛けるような歌声が、花と輝石によって垣間見えた一滴の凝りの内から三人の視界を戻す。
 ルベリアの、余韻でもあるのかもしれない。
 人形が魔女に語る言葉が気配で知れた。

 今は雨なんて気にしていない。
 ただ贈りたいだけ。歌を贈りたいだけ。
 いつか緑と花が戻るまで。

 ルベリアの花が示す色は、雨に隠れそうな程に薄い色。
 けれど優しい印象を覚える色だと誰もが思う。


「貴方がした事は間違ってはいない」
 静かに羽月が唇を開いたのは、本人の意図とは異なった。
 思ってはいても敢えて言葉にする場面でもないと噤んでいたのにするりと零れ落ちたのだ。
「そして人形がした事も間違ってはいない」
 けれど一度言葉にしたのであれば、と続ける彼の声に一滴が震えたようだった。
 雨に打たれたのではなくルベリアが揺れる。
「――あ」
 それを契機とでもいうように、一滴がじわりと広がり見る間に消える。
 歌人形の歌が響く中で、存在しなかったように。
 伝わった、と詳しくは知らずともそれを思った。
 ルベリアをオーマが拾い上げる。じっとそれを見る彼の足元を潜って人面草達が羽月の手に支えられている人形の傍に行き覗き込むのを眺めてリラは唇を綻ばせて。
 気付いたのは、誰というわけでもなかった。
 ただ、示し合わせたようにそれぞれが視線を一度逸らしてから一滴のあった場所に戻し――そこで、見たのだ。ルベリアの花弁から落ちた雫の辺り、波紋の中心だろう位置から小さく覗くそれ。

『おばあさん』

 歌が止まり、代わりに耳に届いた声。
 ああ、言葉を。
 歌人形がただ一言を落とした先にそれがある。
 瓦礫の下から弱々しくもしっかりと覗かせて。
 涸れて未だ割れた土も多い街中で。


 ひとかけらの、緑。


** *** *


 老いた魔女の墓も墓所の隅にあった。
 降る雨の中で二人。其処に立ちしばし祈る。
「羽月さん」
 柔らかな沈黙の後で遠慮がちにリラが唇を開くと羽月は律儀に身体ごと向きを変えた。些細な事だけれど、きちんと妻に視線を向ける。唇を綻ばせて、それからリラは再び魔女の墓を見て。
「春になったら」
「ああ」
「ここに梶苺の木を植えたいです」

 リラの優しさは、きっとこの魔女の気持ちにも、歌人形の想いにも、支えになる。
 同じように再び墓を見て羽月はひたと瞼を閉じた。
(歌は雨音に、華は小雨やむ後の大地に)
 それは言葉そのものだけを指すのではなく、人の想いも。
(きっと花開く)
 大丈夫だ、と内心で呼び掛ける。
 大丈夫。だから安心するといい。
 胸の内で静かにそう、告げた。

「じゃあまた春に来よう」
「はい」
 互いの想いを、よく知る二人だから羽月は何も問う事は無い。
 羽月の声に笑顔で頷いてリラが魔女の墓へ呼び掛ける。


「また、春に来ますね」


** *** *


 あの子は今も歌っているけれど、優しい歌を歌っている。
 遠くにも近くにも聞こえる透る声のなんて眩しいこと。

 地を潤す程の力は無くても。
 最期の時の一滴から気持ちは広がる。

 ほら、その気持ちから。

 緑が生まれる。





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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【1879/リラ・サファト/女性/16歳(実年齢19歳)/家事?】
【1953/オーマ・シュヴァルツ/男性/39歳(実年齢999歳)/医者兼ヴァンサー(ガンナー)腹黒副業有り】
【1989/藤野 羽月/男性/16歳(実年齢16歳)/傀儡師 】

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは。ライター珠洲です。ご参加ありがとうございました。
 色々とプレイングを活かしきれなかったりもしたのですが、優しいプレイングばかりを有り難く拝見しながら綴らせて頂きました。本当に全て活かせたら良かったのにと思います。

・藤野羽月様
 奥様とご一緒、という事で奥様との完全個別部分は無い状態となりました。
 なんとなく凄く寄り添ってるイメージが有りまして別々に出来なかったと言いますか……ただ、お二人での場面で文章が微妙に違っていたりはします。
 私的にいいなぁと思う台詞なんかがプレイングに多くて、使えない部分にしょげ返ったりした次第です。

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