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■雪月花:1 当て無き旅人■

李月蒼
【5566】【菊坂・静】【高校生、「気狂い屋」】
 ずっとずっと探していた……。
 独りの旅が何時からか二人になった。
 誰かが隣にいる、そのことはお互いの支えになった。
 嬉かった。ただ…嬉しかった。それを声や態度に表すことは無かったけれど。
 今はまだ当ての無いこの旅に、俺たちはただ『みちづれ』がほしかった――…‥


「ねぇ……柾葵(まさき)、先はまだ遠い?」
 声に出すは一人の少年の声。声変わりは疾うに済んでいるはずだが青年と言うにはその声は高い。しかしその見かけは十分青年と言えるものを持っていた。表情にはまだ幼さを残してはいるが、身長は成人男性の平均を超えている。
 ただ、サングラスの奥に見える目はその表情に似合わず冷ややかにも思えた。その理由と言えるのは恐らくそれが何も映し出さない瞳、光を感じない眼だからなのだろう。
 そして、その少年の隣に立つ……彼よりも更に背のある一人の男性。柾葵と呼ばれた青年は、ただ少年の問いかけに首を縦に振る。しかし一瞬の後それが少年には見えていないことに気づき、そっと少年の右手を取った。
「洸(あきら)……、まだ 遠いよ……?」
 掌に書かれた文字を読み取り、洸と名前を書かれた少年は苦笑する。
「うん、判ってるよ柾葵。でも俺、そろそろ疲れたんだ」
 言うと同時、少年の膝が崩れ、青年がそれを必死で支えようとした。
 しかし互いに体力は限界に達し、少年の体を受け止めた青年の体も、やがて膝からがっくりと落ち、冷たい冷たいアスファルトに突っ伏した。
 目の前にはもう街明かりが見えるというのに、そこに手は届かぬまま。

 そっと二人 意識は遠のいていく。

[ 雪月花1 当て無き旅人 ]


 ――秋の空の下

  ずっとずっと探してた。
  独りの旅が何時からか二人になった。
  誰かが隣にいる、そのことはお互いの支えになった。
  嬉かった。ただ…嬉しかった。それを声や態度に表すことは滅多に無かったけれど。
  当ての無いこの旅に、俺たちは『みちづれ』がほしかった。

  キミは……俺達にいつまで着いてこれるのかな?


「ねぇ……柾葵、先はまだ遠い?」
 声に出すは一人の少年の声。声変わりは疾うに済んでいるはずだが青年と言うにはその声は高い。しかしその見かけは十分青年と言えるものを持っていた。表情にはまだ幼さを残してはいるが、身長は成人男性の平均を超えている。
 ただ、掛けたサングラスの奥に見える目は、その表情に似合わず冷ややかにも思えた。
 そして、その少年の隣に立つ彼より更に背のある一人の男性。柾葵と呼ばれた青年は、ただ少年の問いかけに首を縦に振る。しかし一瞬の後それが少年には見えていないことに気づき、そっと少年の右手を取った。
「洸……、まだ 遠い……?」
 掌に書かれた文字を読み取り、洸と名前を書かれた少年は苦笑する。
「うん、判ってるよ柾葵。でも俺、そろそろ疲れたんだ」
 言うと同時、少年の膝が崩れ、青年がそれを必死で支えようとした。
 しかしゆらぎ、やがて落ちゆく二つの影――…‥



 まだ陽は落ちきらない頃。家へと帰る道を歩きながら彼は、早々と月が昇る綺麗な空を眺めていた。
 吹く風はこの時期にしては少し冷たすぎるもので、漂う薄雲の流れは早い。小さく息を吐きながら、早く帰ろうと足を速めるが、家路を急ぐ彼の足は何かを見つけピタリと止まる。
「……っ!?」
 その目の前には、二人の男がいた。一人は青年、もう一人は彼と同じ年ほどの少年、だと思う。
 流石の彼もこれには驚いた。道の真ん中に大きな男が二人、倒れているのだから。いくら偶然見つけたとは言え、このまま放置しておくのもどうかと考える。
 結局、身動き一つとらない二人の姿を目の前に、彼が次の行動に至るまでに然程時間はかからなかった。
 そして数十分後。彼はタクシーを呼び、二人を自分の家へと連れて来た――――は、良いのだが。
「流石に、二人も運ぶのは……骨が折れたかな」
 苦笑交じりにそう呟くと、ようやく玄関から寝台へ運び終えた二人を見た。
 見つけた時は、揃って血の流れを感じない真っ白な顔色だったが、この部屋へと運び込み十数分。少しずつ、顔色は良くなっている気がした。その様子に安堵の息を吐くと、彼は一仕事終えたと寝台脇の床にぺったり座り込む。
 タクシーに乗せ下ろし。こうして一人で部屋まで運び込むのは、放っておけない状況だったとは言え正直一苦労だった。しかしその疲れは今、ゆっくりと薄れていく。
 頭では二人が目覚める頃に合わせ、何か温かいものでも用意しようかだとか。もう少し部屋の気温を上げておこうかだとか……そんなことを考えながら。けれど眠る二人の様子を傍らでそっと見守り続け、身体は力を失っていく。
 時計の針の音よりも早かったり遅い、そんな二人の寝息を聞きながら。いつしか彼も、眠りへと落ちゆく。

「――……」
 彼の眠りから暫く。静寂の訪れたこの部屋で、徐にその身を起こしたのは助けられた青年だった。
 目を開けると、まだぼんやりとした眼で辺りをゆっくりと見渡す。
 どう考えても今まで居た場所とは違う光景。かけられている毛布が暖かいと思いながら、不意に左を見れば見知らぬ少年が目に入る。
「…、……っ!?」
 驚きに一瞬身を強張らせるが、何を言うでもなく。次に右を見れば、彼にとって見慣れた少年の姿が目に入った。同時、考える間などなく青年は少年を思い切り揺さぶり起こす。
「――っ…ん……だよ、ま…?」
 少年の目覚めは早く、はっきりとしたものではあった。しかしすぐさま身体を起こすものの、その声色と青年への態度は明らかに不機嫌な物を含んでいる。
「ん、何? というか此処は……何処、?」
「……」
 その問いに青年は、少年の手をとりその掌に人差し指を当てた。そのままその指は文字を綴って行く。
「何処かの部屋だと 思う。俺の隣に、誰か…居る――っ!?」
 掌に書かれた文字を同時に言葉に出し。少年もその言葉の意味に驚きその身を強張らせた。
 青年の向こうで眠る人物に、少年はまだ気づいていない。
「……その人には悪いけど起こ、し――柾葵?」
 柾葵と呼ばれた青年は、少年の言葉が終わる前に彼の掌に再び文字を書き示した。言葉は単純でただ感じ二文字で『無理』と。
「無理って…ったく、俺は気配が良く掴み取れなくて分からないんだけどね……そっち、なんだよね?」
 そう言うと、少年は立ち上がり。まずは柾葵が伸ばしている足を跨ぐと、今度は手探り状態でそこに眠る人物を探す。
 やがて伸ばした手が暖かい何かに触れると、それが人であると知り声をかけた。
「ちょっと…すみませんが?」
「――――ぅ…んん? …………ぁ、」
 そっと揺すれば、彼は目覚め声を上げる。薄っすら開けた視界には、二人の起きた姿が映りこみ。彼は完全に目を覚ますと同時に心底喜んだ。
「目、覚めたんだ……って、僕まで寝ててっ、今何か出すから少し待っ――」
 しかし、すぐさま背を向け立ち上がろうとした彼を少年が制止した。
「いや良い、です。軽く説明してもらえれば」
 そう言われ彼が少年を振り返ると、振り向き際目に映る。少し苦笑いを浮かべた少年の向こうに座る、青年の姿が。
 彼は依然無言のまま。ただ、目が合うと同時逸らされた。眼中に無い、という訳ではないようだが、自分を見る青年の目が少し異質な事と、今は隣の少年以外全てを拒絶するような態度に彼は気づく。
 人見知りとは少し違う気がするそれに、理由を問おうとも考える。しかしその言葉すら、再び向けられた青年の眼差しに静止させられた。
「えっと……家に帰る途中に二人を見つけて」
 拒絶の理由も分からないまま、結局少年の問いに答えれば、目の前の少年は驚愕する。
「まさか、キミ一人で俺達を?」
「タクシー使って運び込んで。流石にその後疲れて一緒に寝ちゃってたみたいだけど、あの場所に置いていくことも出来なかったから。もしかして迷惑…だったかな?」
 苦笑し逆に問い返す彼に、少年は然程表情を変えることなく、すぐさま否定の言葉を口にする。
「いや、流石に助けておいて貰ってそれは。でも何の得にもならないことだと思って。ましてや多分俺と同い年くらいだろうなって、えっと……名前は?」
「あ、僕は菊坂静。年は僕も同じくらいだと思うよ? 一応、僕は十五」
 身長差はあるものの、見た目で見ればそれほどの年齢差は見えないだろう。静は少年の言動に半ば首を傾げながらも答えると、彼は少しだけその怪訝な表情を緩め礼を告げた。
「そう…有難う、菊坂さん。俺は洸、キミの一個上で、後ろのは柾葵。ちょっと旅の途中でぶっ倒れたんだけど、お陰で助かりましたよ」
 平然と言いながら、洸は後ろの青年を指差す。
「旅? 二人、で?」
 洸が漏らした一言に静が問えば、彼はただ一言「あぁ」と頷いた。
 そうして頷いた洸を、静は言葉も無く見つめる。ただ、その目は洸を見ているというようなものではなく。どこか遠い、もう少し先を見ているというべきか。考え事をしている顔に思えた。
「…ん、それで何?」
 長い沈黙と視線に、洸はもう一度口を開く。その言葉に静は一度瞬きし、そっとそれを声にした。
「あの、さ……僕も一緒に行ったら駄目、かな?」
「…………」
「……」
 再び沈黙が訪れる。今度は洸の方から。ただ考えを探すような、言葉を捜すような沈黙が。
「……どうして」
 ようやく切り出された言葉は、ありきたりな疑問の言葉。けれど、その声色は静に問うような物ではない気もした。
 ただ、その意味を自分なりに解釈し、静は答える。
「理由なんかないよ……ただ」
 同時、陰る静の表情に息を呑むような音が。この静寂の中、小さく響いた気がした。誰のものかは判らない。ただ静は、何事も無いように言葉を続けた。
「色々あったから…。……そう、疲れたんだと思う」
 理由はない。けれど、それが理由であるように静は言う。今にも消えてしまいそうな淡い…そんな笑顔を浮かべ。
「だって、さ。俺は別に……害さえなければ何だって良いけどどうする、柾葵?」
 もう沈黙を守ることなく洸がそう問うと、柾葵は何処からかメモ帳とペンを取り出し何かを書き始める。しかしその手はすぐ止まり、本人は何か考え込んでいるのか、ジッとメモを見つめたまま動かなくなった。
 どうしたのかと思い、静が無防備に広げてあるメモ帳を覗き込めば、そこには『俺は…』とただ一言。恐らく彼の言葉が書かれている。
 思い返せばまだ彼の声を、言葉を聞いていない。喋ることすら嫌なのか。ただ頑なに拒絶されている、分かるのはそれだけだ。
「あの、柾葵さん?」
「…………」
 話しかけても応答は無い。視線も一点を見据えたまま動かない。ペンが、紙に何かを書き示すことももう無かった。
 そんな柾葵を見ていた静に、洸が声をかける。
「こいつ寝起きだから頭が働いてなくて。少し、時間もらえますか? 考えさせてくださいよ、俺にももう少し。そして特にこいつに」
「それは、構わないよ。十分休んでいって欲しいとも思うから」
 微笑んだ静に、洸は「ありがとうございます」と短く礼を言うと、「ところで」と少し声色を変える。
「ちょっと洗面所の場所、教えてくれます? 顔、洗いたくて」
「ぁ、それならこっちに」
 しかし案内にと立ち上がりかけた静に、もう一度洸の声が掛かった。
「と、これは俺の我侭だけど、少し音を立ててもらえると…嬉しいんですけどね。菊坂さんの姿、そうしないとなんだか分かりにくくて」
「えっ……?」
 意味が分からず問い返せば、洸は少し困った表情を見せてはいたものの、次にはさらりと答えを口にする。
「分かりにくかったかな……えーっと、俺目見えないから、……さ」
 洸の言葉はなんとなく、最後に何かを呑み込んだかのようにも思えた。けれどそんなことよりも、その言葉の意味に、一瞬静の思考は停止する。それは、今までの洸の行動を見ていれば到底理解できないことでもあったからだ。
 ただこうもさらりと言われたことに必要以上に変な気を遣っても、本人は多分同じようにさらりと、それを流してしまうだろうと静は考えた。
「ぁ、ううん。僕の方こそごめんなさい。それじゃあこっちだからついてきて」
 そう言うと静はぺたぺたと小さな足音を立て洗面所まで洸を導く。その背中に、「有難う」と小さく声が掛かり。静は思わず微かに笑みを浮かべる。
 柾葵に拒絶されているからなのかもしれないが、静にとって洸の存在言葉は落ち着きを取り戻すのには十分だった。彼は特別好意的ではないにしろ……まだ何も否定はしない。



    □□□



 引き忘れたカーテン、その窓から差し込む朝日に静は目を覚ます。否、何か物音に気づき目覚めた気もするが。結局いつの間にか又、眠ってしまっていたらしい。
「あ…れ? 二人、は……っ」
 顔を上げると、二人の眠っていた場所には何もなく。ただ布団と毛布が丁寧に畳まれ置いてある。
「――――」
 少し時間をもらえるかと、確かに彼は言った。その言葉が、今も頭の中で響いている。
 それ以前に行き倒れていたくらいだ。たった数時間眠っただけで、完全に体力が回復したとも思えなかった。
 そっと布団に触れれば、それは人のものなのか、それとも差し込む陽射しのものなのか。温かさを感じ、玄関を振り返った。
「まだ……」
 膝を付き立ち上がる。
 思い、出したから。
「僕は」
 物音は、あれは扉の閉まる音だったと。
「まだ答えを聞いてないよ――っ!?」
 思わず裸足で飛び出た玄関。開いたドア、その目の前に洸が立っていたのは予想外だったと思う。
 そして彼は笑う。
「合格……だろう? 柾葵」
 少し離れた場所に佇む柾葵を振り返り。
 全く何のことか理解の出来ていない静は、洸と柾葵を交互に見、かろうじて一つの疑問を洸へとぶつけた。
「何が、どういう…こ、と?」
「賭けをしたんですよ、柾葵と昨晩。もしキミが時間内に追いかけてきたら同行、来なければこのまま発つって。それが俺達でまとめた考えだった」
 壁に背を預け、かけていたサングラスを僅かに下へとずらし、洸は静を見る。その顔が微かに笑みを浮かべ、言葉は柔らかさを帯びた。
「でもキミは来た、だから良いと思いますよ。一緒に来ようと、例え途中で勝手に居なくなろうとね」
 言い終わると洸は壁から背を離し、柾葵の方を見る。
「洸、さんっ…柾葵さんっ……!」
 柾葵は柾葵で、洸の視線の次に静の視線が向くと顔を逸らしたが、それ以上の反応は無い。賭けと言う以上、もう口出しは出来ないというのもあっただろうが。不意に柾葵はポケットからメモ帳を取り出すと、ペンを走らせ一枚破る。
 そして何を考えたのか、柾葵はそれを手早く折り始め。それはたちまち小さな飛行機へと形を変えた。
 静と柾葵の間は十数メートルはある。けれど、彼はそれを飛ばした。そしてそれは、風に乗る。
 ふわり、静の手の中に着地した小さな紙飛行機。勿体無いと思いながらも開き中を見れば『昨日は、悪かった。でも…悪い。俺の気持ちは変わらない』と。走り書きの言葉がある。
 流石の静も、コレに対し理解までには至らなかった。ただ、昨日のあの拒絶…そして憎悪を秘めたような眼差し。それは今だけなのか、何処にも無いように思えた。どうにも近寄りたくないことに変わりは無いようだが。それでも飛ばされてきた紙飛行機が、ホンの少しは救いだったかもしれない。
「俺達の旅に当ては無い。そんな旅だけど……」
 呟き、静から顔を逸らし。洸のその目は、まだ陽が昇ったばかりの空を見上げた。
 そして無感情のような。何かしらの思いを持ったような声色で。
「何か、菊坂さんのプラスになればと…俺は思いますね」
 小さく言ったその顔を、静の場所から見ることは叶わない。
「…そうだね。僕としては、二人のプラスになれば……と、思うかな。倒れるほど無茶しないようにとか」
 ただ静の言葉の後、「じゃ、準備してきます?」と振り返った洸は、微笑を浮かべ。「俺達はここで待ってるからごゆっくり」、そう付け足した。
 ドアの閉まる音。静が一旦部屋へと戻って行った合図。同時に柾葵の強く、冷たい視線が洸へと向く。
「お前の方が……本当は俺よりも判ってるくせに」
 その無言の視線に、まるで彼が何を言いたいのか分かりきっているかのように、洸は小さく吐き捨てた。
 彼が再び見上げる快晴の空。僅かに浮かぶ雲が、風で掻き消されてしまいそうな速度で流れていた。


  二人の旅が三人になった。
  嬉かった。本当は…嬉しかった。『みちづれ』は多い方が良い。
  例えそれが儚く、今にも消えてしまいそうなキミ…だとしても。
  当ての無いこの旅。本当は行く先がある事を俺は誰にも告げていない。そこが何処か知る術がないから。
  でもどうしてか、いつかは告げる、そんな日が来てしまう気もしていた。

  でもその日までは……どうか――――。


「それじゃあ、行こうか」
 鍵を閉め言った静に、三人は揃ってマンションを後にする。
 静の横に洸が、そしてその二人より大分離れた後ろを柾葵が歩く。
 皆が皆。何かを抱え、歩いていた。
 そしてそれぞれに、もう何かを感じ始めていたのかもしれない。心の奥底、自分でも気づかない場所で。
 伸びる三つの影。長さは違えど、向かう方角は同じで。動く速度も一定で。
 きっとそれぞれの想いも、行く先への気持ちも、何もかもが違うけれど。
 やはり何処か似ていて……共に歩く。
 その先に何があるかなんて、誰も知らず。




 それはまだ 冬の訪れの遠い秋の出来事――…‥


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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→PC
 [5566/菊坂・静/男性/15歳/高校生、「気狂い屋」]

→NPC
 [  洸(あきら)・男性・16歳・放浪者 ]
 [ 柾葵(まさき)・男性・21歳・大学生 ]

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■         ライター通信          ■
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 初めまして、こんにちは。亀ライターの李月です。この度は[ 雪月花1 当て無き旅人 ]ご参加有難うございました。
 なんだか終わってみると、とっても訳有な旅の始まりになりました…。ともあれ、1話でのご同行有難うございます。
 洸にとって菊坂さんはやはり存在が少し異色に近い印象。今のところは可も無く不可もなくな状態。どちらかといえば好感的印象寄りですが、何か思うところもあるようです。
 柾葵にとってはやはり近寄るのもコミュニケーションを交わすことすら苦の存在ですね。
 頑張り次第で何処までも(笑)行けますので、この先恋愛面含め、この旅がどう進展していくか楽しみだったりです。
 口調が少し考えどころでしたが、一先ず洸に対しては書いていただいてました柔らかめの崩し口調。柾葵に関しては…壁もある関係、(柔らかめの)敬語なのかなと思いつつ。この先があるならば、又じっくり考えさせていただきます…。
 何か不都合などありましたら、ご連絡ください!

 まだ歩き出し間もないこの世界は、途中離脱可能、追加シナリオも可能なプレイング次第世界です。
 もしお気に召していただけ、次回に興味を持たれましたら引き続き二人の旅に同行していただれば嬉しいです。
 それでは、又のご縁がありましたら…‥
 李月蒼