■記憶の欠片、輝きの源■
笠城夢斗
【3482】【ディーザ・カプリオーレ】【異界職】
「またお客さんか……」
 友人がつれてきた他人の姿を見て、少年は大仰にため息をついた。
「次から次へと。いい加減にしてよ、ルガート」
 地下室で、ごちゃごちゃとしたがらくたにうずもれるようにしてそこにいた少年が、冷めた目つきで友人を見る。
 ルガートは本来愛想のいいその表情を、むっつりとさせた。
「これは俺のせいじゃねえよ。お前の評判が広がっちまってんだ」
「だったら君が追い返してくれればいいのに」
 人がいいんだから、とあからさまに嫌そうに少年は椅子――らしき物体――から立ち上がる。
 ちらりとこちらを見て、
「あなたも物好きのひとりなんですね」
 どこかバカにしたように言いながら、十五歳ほどの少年は足場の悪い床を事もなげに歩いて、こちらの目の前に立った。
 初めて、まともに視線が合った。
 ――吸い込まれそうなほど美しい、黒水晶の瞳。
「何を考えてるのか知らないですけど。俺の仕事がどんなものかは、ちゃんと分かってますね?」
 淡々とした声音は、却って真剣に問われていることに気づくのに充分で。
 大きくうなずき返す。
 少年――フィグという名の彼は、困ったように苦笑した。
「分かりました。ならやらせて頂きましょう――あなたの記憶を、のぞきます」

 何でもいい、あなたが思い出したいことを。

「何が出来上がるかは保証できかねますので、あらかじめご了承を」
 フィグはわざとらしくそう言い、それからいたずらっぽく微笑んだ。

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■□■□■ライターより■□■□■
完全個別シナリオです。
「過去」のシチュエーションノベルだと考えて頂ければいいかと。
記憶は「フィグに覗かれる」だけで、消えるわけではありません。
最終的にその「記憶」から何が完成するかは「指定可能」ですが、お楽しみにもできます。形あるものとは限りません。フィグの判断次第では、キャラクターの手に渡されずに終わることもあるかもしれません。
どうしても受け取りたい場合は、そう明記なさってください。
また、出来上がったものは「アイテム」扱いにはなりませんのでご注意を。
記憶の欠片〜どれほど傷つこうとも〜

 例の倉庫へやってきた時、その倉庫の管理人は近くにいないようだった。
「ん? 家にでも帰っちゃったかな」
 彼がいなきゃ倉庫を開けてもらえないじゃないか、と煙草の端をかじりながらディーザ・カプリオーレはがしがしとその金髪を乱す。
 それとも逆に、倉庫の中にいるかな?
 後者に希望をたくして、ディーザは倉庫の入り口に手を開けた。

 案の定だった。

 倉庫は簡単に開き、綺麗に生理整頓された中身をさらけだす。
 ディーザは奥を見た。
「……ん?」
 大きなタペストリがかかっている。それは前回来た時から知っている。あのタペストリをめくった奥が、ディーザの目的地だ。
 ディーザは足音を立てながら、
「おーいルガート、いないのかー? 勝手に入ってるよー」
 とこの倉庫の管理人たる少年の名を呼んだ。
 反応はない。
 首をかしげながら、ディーザはタペストリの前に立った。
 はらりとめくる。
 彼女は目をぱちくりさせた。
 ――この倉庫の地下には地下室がある。タペストリはその地下室へ行くための階段、というより階段を隠す扉を隠すためにあるのだ。だというのに。
 扉が――開いていた。
 下へ向かう階段が見えている。相変わらず、下から埃っぽい気配がして、そして――
 なにやら怒鳴り声が聞こえた。
「おや」
 ディーザは首をかしげた。「今のはフィグの声じゃないのかい」
 あの黒髪にすべてを見透かしたような黒水晶の瞳の――いつも眠そうな――
「入るよ、ぼーやたちー」
 ディーザは断ってから階段を下り始めた。

「――にこんなことやらかしたら、本気で絶交だぞ、ルガート!」
 フィグは猛烈に怒っているようだった。
「ごめ、ごめん、本当に反省してるから……」
 対する赤毛の少年は、しょぼんと憔悴している。
 彼らはゴミ部屋たる地下室の奥、唯一整って置かれている棚の前であれこれ言っていた。
 ディーザは片眉をあげる。
 ……あんなに綺麗にものが整頓されて置かれていた唯一の棚、その棚が歪んで一部ががちゃがちゃになっている。柱が一本折れたようだ。
 視線をずらすと、赤毛のルガートの肘が傷ついて血が出ている。
 察するに、ルガートが柱に肘を打ち付けて折ってしまい、そのせいで棚の一部が崩壊したらしい。
 フィグは憤然と他のごみごみした棚の一部を乱暴に手で払って空き場所を作ると、棚の他のものにぶつかってしまったものや、床に落ちてしまったものを拾ってその場所に置いた。
「……お怒りだねえ」
 ディーザは腰に手を当ててその様子を見ていた。
 ルガートがはっとこちらを見て、
「あ――なんだ、お客さんいたんスか」
 苦笑いをする。
 ディーザはルガートの傍によって、少年の肘を出させると、適当に応急処置をしてやった。
 そしてフィグを見て、
「このゴミ部屋の中じゃ、足元狂わせて棚にぶつかっちまうぐらい、ありそうなことじゃないか」
 と一応ルガートの味方をしてみた。
 フィグは振り向かなかった。ただぼそりと、
「そいつは自分からここに置いてあるものに触ろうとして棚を壊したんだ」
「……なんだそーなの」
「……はい……」
 ルガートはしょぼくれた様子で「ごめん……」とくりかえしつぶやいている。
「まあまあ」
 ディーザはフィグに「そんなに怒らなくても」と言ってやった。ルガートは柱一本壊しただけだ。棚以外何か壊れたわけでもなさそうだし、そんなに怒ることでもないだろう。
 フィグは吐き捨てるように言った。
「ここに置いてあるものは特別なんですよ」
「特別?」
「……ここにあるのはすべてクオレだ。お客さんが持っていかなかった分のね」
「………」
 ディーザは煙草をくわえたまま、じっとフィグの動作を見ていた。フィグの一挙一動。
 とても優しく棚のものを扱っているその手。
 すべてのものの応急処置を終えてから、
「火気厳禁」
 とフィグはディーザに指をつきつけた。
「え? ああ」
 フィグの所作が意外でつい忘れていた。ディーザは慌てて携帯用灰皿で煙草を消した。
 思ってみればフィグの方も、棚のものに必死でディーザが煙草をくわえていることにすぐ気づかなかったのではないか。
 ディーザは棚のものをよくよく見つめてみる。
 どれもこれも宝石のように輝く不思議なものたちだった。形が同じものはひとつもない。
「クオレ……」
 つぶやいていると、
「この間の続きをやりに来たのではないんですか」
 フィグがゴミ部屋を渡って中央に行きながら、ディーザに声をかけてきた。
「ん? うんうんそうそう」
 ディーザはようやく調子を取り戻した。にかっと笑って、
「それより前に……2人とも、やー元気ー?」
 フィグがその場でずっこけた。

「じーちゃんについてね」
 この間お預けにしていた、自分を育ててくれた“じーちゃん”に関する記憶。
 ルガートが例によって椅子を持ってきて、ディーザはそれに座った。
 フィグがディーザの頭に軽く手を乗せる。
 ――目を閉じて。
 ただその一言だけで、ゆっくりとディーザは記憶の闇の淵へと沈んでいく――

  ++ +++ ++

 もう、いいですよ。
 穏やかな声に包まれて、ディーザはうつろに瞼を上げた。
 2、3回目をぱちぱち。そうしたら視界ははっきりして、そこがゴミ地下室に間違いないことを認識できた。
「終わった、よね」
 ディーザは確かめるようにフィグに言う。
「終わりましたよ」
 フィグは片手を拳にし、その拳にもう片手をかぶせるような形にして何かを持っていた。
「なにそれ、ひょっとして、私のクオレ?」
 ディーザがわくわくしながらフィグの手元を見ようとすると、フィグはあごでルガートを示した。
「――あの記憶を――2度も語るのが嫌でなければ――そいつに聞かせてやってください」
 ルガートは例によってディーザの記憶を知らない。
 ああ、そっか。ディーザは椅子に足を組んで座り、
「聞きたい?」
 といたずらっぽくルガートに言った。
 ルガートが遠慮がちにこくりとうなずいた。
「あれ? あんまり乗り気じゃない?」
「……嫌な記憶なら……わざわざ口に出して話してくれなくてもいいと、思って」
 ディーザは笑って、ルガートの赤毛のくせッ毛をわしゃわしゃ撫でた。
「いい子だね。――いいよ、遠慮なく昔語りを聞いて」
 遠く、遥か遠くを見るかのような目をして、彼女は話し始める――

   ++ +++ ++

「じーちゃんは元々、高名な学者だった……」
 話し始めた時、ルガートがディーザのまっすぐ前に来て、しっかりとディーザの顔を見たので、ディーザは包み隠さず話そうと言う気になった。
「まあそのことも、あとから押し入ってきた連中の言ってることで分かったんだけど」
 ルガートは真剣に聞いてくれている。それはつらいつらい夢を抱く者として、どれだけ胸に染みることだろう。
「でもある日、じーちゃんは自分の研究データをすべて壊して逃げた」
 何の研究だったんだろうね……口の中だけで囁くようなつもりで言った小さな言葉にさえ、うん、と赤毛の少年はうなずく。
「廃屋同然のラボで隠遁していたところに私が転がり込んだ。この前話したとこね」
 再び、こくんと了解の相づち。
「ずっとああして暮らしていたかった……」
 懐かしい記憶がよみがえってきて、ディーザの頬が自然と緩む。
「――ずっと。暮らしていたかった。でも」
 不意に唇が引きつった。
 あの日のことは、あの瞬間のことは、生涯忘れまい。
 ラボの外に獲物を獲りに行き、帰ってきたばかりだったディーザの目の前で、ずかずかとラボに入っていく見知らぬ男たち。
 慌てて後からラボに駆け込むと、
「じーちゃんの行方をどこからか聞きつけた奴らがいてね……じーちゃんを連れ戻しに来た」
 ――目の前でじーちゃんが乱暴に腕をつかまれ引きずっていかれようとしていた。
 やめてとディーザは叫んだ。近くにいた他の男に、黙れと殴りつけられた。
 あの男たちはひたすらじーちゃんだけを狙っていた。なぜなら――
「データはじーちゃんの頭の中にしかないからね」
 こんこん、と人差し指で頭を叩いてみせながら、ルガートに言う。
 ルガートは神妙な顔でうなずいた。
 ディーザは微苦笑して、
「護りたかった」
 やめろとじーちゃんのところに駆けていって、男たちに蹴飛ばされようとも。
「護りたかった、んだけど」
 じーちゃんも必死で反抗していた。この廃屋のラボにいつの間に、というほどの銃火器を床から取り出し、敵を威嚇した。
 しかし敵も丸腰で来ちゃいない。
 最初の弾の1つは、じーちゃんの肩をかすめた。
 じーちゃんが発砲した。
 その瞬間に、乱闘になった。
「混戦になって」
 その瞬間だけを見ていないのが、ディーザの唯一の心残りだ。
 その瞬間だけ。
 ――じーちゃんが絶命した原因が、じーちゃんを襲ったその瞬間だけを。
「殺された」
 気がついたら、じーちゃんが床で死んでいた、ただそれだけを、
 それだけを見てしまったから、
「キレた私がありったけの武器を乱射して大爆発が起こって」
 じーちゃんが殺された。殺された。
 あの楽しかった日々はもう戻ってこない。否――
 そんなことは考えていなかった。
 ただ、じーちゃんの骸がそこにあったから、ディーザは武器を手に取った。
 弾けるような瞬間。熱い熱い、心の底から燃えそうな世界に、自らを放り込んだ。男たちを巻き込んで。
「……火に飲まれたと思ったんだけどなぁ、気がついたらここにいた」
 この聖獣界ソーン。摩訶不思議な世界。目を覚ましたらここにいて、親切な人に介抱されていて、
 戸惑った。自分も消えてしまおうと、思っていたのに。
「うん……そういうわけで、今私はここで生きている」
 パン! とディーザは手を叩いた。お話はここでおしまい、と告げるために。
 最後までまっすぐディーザの表情を見ていたルガートは、ふと、
「……不思議だなあ」
 とつぶやいた。
「何が?」
「うん、お姉さんみたいにさ」
 ルガートは少し目を伏せて、ぽつぽつと言葉を落とした。
「つらい記憶を、平気な顔で話せる人が少なからずいるんだよね……」
 ――ルガートはフィグの傍で、どれだけのクオレ作りを見てきたのだろう。
 それはきっと、ディーザの想像のつかないくらい大変な仕事なのかもしれない。傍らで、見守るだけ――ということは。
 ディーザは椅子に座りなおして、ルガートに微笑みかけた。
「まぁね。楽しい記憶じゃない」
「―――」
「でも、だからって忘れていいわけじゃない」
 天井を仰ぐ。
 目を閉じれば、じーちゃんのことだけではなくたくさんの記憶が降って来る。
 その、ひとかけらひとかけらを。
「どんな記憶だって、私の大事な人の記憶だから」
 失うことは嫌だ。自分の一部分がなくなるのと同じことだ。
「忘れない」
 固い決意をもってしてつぶやいた言葉に、ルガートが淡く微笑した。
 彼は何も言わない。言える言葉がないことを知っている。
 そして――
 ディーザは振り向く。
「君に、それを共有させちゃったのは悪いと思ってるけど」
 苦笑してみせた先は、フィグだ。
「………」
 フィグはしばらく黙った後、少し言いにくそうに口を開いた。
「……俺はこの力を、生まれつき持っていましたから」
 ふと見ると、フィグの、包まれていた両手の中身が、指の隙間から発光しているのが見えた。
「人と記憶を共有することは慣れています。どんな記憶であろうと……」
 ディーザは不意に気づく。この少年がこの地下室から出ようとしないのは、街の人々の記憶を拾ってしまうからではないだろうか――と。
 そして、それでいて――……
 フィグの視線は、ルガートが壊した棚に移っていた。
「あれだけの記憶が……残ってる。お客様に渡した分はいいんです、残ってしまった分の方が俺には重要だ。大方、苦しい記憶からできたものが多いから」
 苦しい記憶?
 ディーザは信じられない気持ちで棚に向かって目をこらす。
 苦しい記憶から、あんなに美しいものたちが出来上がる……?
「あなたの言う通りなんですよ、ディーザさん」
 フィグはディーザを見た。「どんな記憶でも大事な記憶なんです。終わったからって、捨てていいはずがない」
 記憶は継続するもの――
 記憶をその場に『留める』少年は、軽く目を閉じた。
「俺の力に意義があるのかどうか……それは分からない」
 それでも。
「ひとつだけ、俺にもできることがある」
 そう、ひとつだけ。

「ディーザさん、これはあなたのクオレです」
 改めて、両手で包んだものをフィグはディーザに差し出した。
 指の隙間からこぼれ落ちる光。
 私の記憶も輝くのか。そう思って、ディーザは不思議な気分で受け取ろうとした。
 しかし、
「今回は、形あるものじゃありませんでした」
 手を引っ込めてフィグは言った。「だから、よく耳をすましていてください」
「―――?」
「いきますよ」
 フィグは上空を見上げ、思い切り――
 手の中のものを投げた。

 それは光、と呼んでよかったのだろうか――
 ちらちらと、太陽光で反射する雪のように、ディーザの体の上に降りかかった。
 こんな薄暗い地下室で。いや、こんな薄暗い地下室だからこそ。その輝きはまぶしく美しく。
 ディーザは目を細めた。
 そして次の瞬間、

 ――ディーザ、生き延びているか

「………!!」
 聞き覚えのある声が確かに耳に届いて、ディーザは呆然とした。
 光る雪の粒子は、まだ消えずに彼女の髪へ、肩へと降り注ぐ。
 掌で受け止めることはできなかった。
 形のあるものでは、なかった。それでも。
 ディーザの表情は泣きそうにゆがんだ。
 あふれる感情は何と名のつくものか――

(生きてるよ……じーちゃん)

 小憎たらしかったじーちゃん。
 大好きだったじーちゃん。
 護れなかったじーちゃん。
 けれど最後まで、私を案じてくれたじーちゃん。

 ああ、だから――
「だから、捨てられないんだ……」
 ディーザは光に包まれる自分の体を抱きしめて、つぶやいた。
「終わりにさせたくなんか、ないから」
 フィグとルガートが、奇跡の瞬間を見守っていてくれる。
 これは嘘ではないと。幻ではないと。
 2人の少年の柔らかな視線がそう言っていた。
 ディーザは表情を作るのに苦労して……
 やっぱり作れなくて顔を隠した。
 いいんだ。もういいんだ。嘘じゃない幻じゃない、この時間があるからいいんだ。
 だから――無理をしなくて、いいんだ。

     **********

「本当にありがとう」
 ディーザはさっぱりとした表情でフィグとルガートに握手を求めた。
 2人はそれを返してくれた。
「あ、そうだあの棚さあ」
 ルガートが少々壊してしまった大切な棚を見て、「新しい棚にした方がいいんじゃない? どうせなら頑強なのに」
 とディーザは提案した。
「棚……あの扉からじゃ運び込めないですよ」
 ルガートが倉庫につながる階段の上を見る。
「馬鹿だね。機材持ち込んでこっちで組み立てるんだよ」
「う……」
 ルガートが引きつったところを見ると、どうやら彼は大工仕事は苦手らしかった。
 しかし代わりに、
「ルガート。機材持って来い」
 フィグが反応した。「俺が組み立てる」
「俺ばっか力仕事!?」
「大工仕事ができないくせに何を言う。壊した張本人が」
「く……っ。分かったよ! どれだけ材料いるんだ?」
「知らん」
「知らんで済むかーーー!」
 2人のやりとりを笑ってきいていたディーザは、
「じゃあ私が手伝ってやるから」
 とじたばたするルガートの頭を撫でてやった。「フィグも、お手柔らかにね」
「……まあいいですけど」
 ふん、とそっぽを向いた黒い髪の少年。
 誰よりも記憶を大切にする人。

 ――きっと彼に記憶を預けた人間は、彼の心に触れて自分の心を開け渡すのだろう。
 この人になら預けていいと、そう思うのだろう。
 傷ついても傷ついても、逃げなかった彼だから。

「でも大工仕事にこの散らかり部屋は邪魔だなあ……」
 ディーザはつぶやいた。「いっちょ掃除するか!」
「やめろ!」
 フィグがばたばたと暴れ始めた。
 ようやく彼が歳相応に見えて――ディーザは、豪快に――笑った。


 ―FIN―


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【3482/ディーザ・カプリオーレ/女/20歳/銃士】

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■         ライター通信          ■
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ディーザ・カプリオーレ様
こんにちは、笠城夢斗です。
前回に引き続きゲームノベルへのご参加ありがとうございました!
ディーザさんにこんな過去があったなんて……ととても感慨深く読ませていただき、また書かせていただきました。その過去をうまく表現できているとよいのですが。
書かせていただけて嬉しかったです。また機会があれば、よろしくお願いします。

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