<聖獣界ソーン・黒山羊亭冒険記>


ソーン避暑計画


------<オープニング>--------------------------------------

「暑い……」

 茹だるような暑さの中、エスメラルダがぐったりとカウンターに突っ伏す。
「エスメラルダ……あんまり……」
 ジークフリートが隣でエスメラルダに声をかけるが、エスメラルダは聞く耳を持たない。
「見てくれが良くなくても、暑いものは暑いの」
 こういう時はどっかに涼みに行くべきよね、とエスメラルダが溜息を吐くと、そのカウンターの下から冥夜がひょっこりと顔を出した。
「そうだよねー、やっぱ避暑だよね」
「って……あんたは!何処から出てくるのよ」
 んー?と宙を見上げた冥夜は、そこから、とカウンターの下を指さした。
「あたしの聞いてるのは………怒鳴ると暑くなるだけだわ、やめたやめた」
「そうそう。もうここ最近暑いよねー。そこで冥夜ちゃん考えました!皆で一緒に涼みに行こうツアー!」
「……はぁ?」
 エスメラルダが怠そうに冥夜に尋ねる。
「それがね、アタシ間違って湖にある生物落としちゃって……それを拾いに行かなきゃならないんだけど、ちょっと一人は淋しいかなぁって。そこで、皆さんお連れしようかと思ってるんだけどどうかな?」
「そこは涼しいの?」
「もっちろん!ね、行かない?」
「そうねぇ……」
 涼しいのならば、湖に落ちた生物回収だけだということだし行っても良いかもしれないとエスメラルダは思う。
 うーん、と暫く考えるそぶりを見せていたエスメラルダだったが頷いた。
「分かったわ。それじゃ人を集めましょ」
 エスメラルダは、暑い、と言いながらも黒山羊亭に集まっている人物達に声をかけた。


------<ひょっこり?>--------------------------------------

「で、誰か一緒にいってくれる人居ないかしら?」
 エスメラルダの声に、ひょっこりと冥夜と同様にカウンター下から現れる大男、オーマ・シュヴァルツ。
 ジークフリートはひょっこりと出てきたオーマに目を丸くしたまま声もない。
 そんなジークフリートににやりと笑みを送ってから、オーマは気配なくエスメラルダに近づき、ぽんぽんと肩を叩く。
 一瞬の空白の後、エスメラルダが叫び声を上げる。
「きゃぁっ!って……あんたどこから現れたんだいっ!」
 エスメラルダの言葉にオーマは、ニヤリと笑い、あそこだあそこ、とカウンター下を指さした。
「なんであんたみたいな大男があんなところに納まってられるんだいっ!」
 至極尤もな意見だったが、それをジークフリートが証言する。
「確かに今そこからひょっこり出てきましたよ」
「ひょっこり、ってひょっこりな訳あるわけないだろう!せめて、ぬぉーん、とかそういう表現をしておくれ。そんな『ひょっこり』可愛らしく大男が出てきてたまるかいっ!」
 チッチッチ、と顔の前で指を振ってオーマは言う。
「なぁに言ってやがるンだよ。エスメラルダ。お前さんやーっぱりちょっとイロモノ要素がたらねぇなぁ。俺ぐらいのイロモノ親父、腹黒同盟総帥ともなればだ。そんな表現は楽勝よ。今をときめく主夫、オーマ・シュヴァルツ様は歌って踊れてトキメキドッキリ☆な表現方法を身に付けてやがるのさ。ウキウキ☆ルンルンって出てくる事も可能だがやってみるか?」
 さぁどうする?、とオーマがエスメラルダに問うが、ぐったりしたようにエスメラルダは首を振った。
「もういいよ、あんたと話してるとどうも調子が狂うからね。……さて、あたしたちと一緒に捜し物と避暑に行くって奴は居るかい?」
 再度エスメラルダが問うが、エスメラルダの後ろで元気よく手を挙げているオーマを見て皆誰も手を挙げようとしない。
 関わり合いになりたくないというわけではなく、オーマの『行きてぇなぁ』というオーラに負けたのである。
 誰一人として手を挙げない状況に気づいたエスメラルダが、くるりと後ろを振り返る。すると満面の笑みを浮かべたオーマが立っていた。
「なんだ皆、俺に譲ってくれるってか。いいねぇいいねぇ、譲り合い精神万歳だな」
 不敵な笑みを浮かべるオーマにがっくりと肩を落とすエスメラルダ。

 その時、外に出て行っていた冥夜が戻ってきてオーマの姿を見つけるとダッシュしてくる。
 そして勢いを緩めることなくその速度のままオーマに抱きついた。そしてオーマも何食わぬ顔で冥夜を抱きとめる。
 にゃはー、と冥夜は全開の笑顔でオーマの首に縋り付く。
「師匠ーっ!お久しぶりー!この間はどうもね。おかげさまでチェリーもバッチリ元気にお仕事してるよ」
「そうかそうか。そりゃぁ良かったな。で、避暑だか捜し物だかに冥夜も行くのか?」
「うん…っていうか、アタシが首謀者?っていうか原因?……あのね、湖にね、ある生物落としちゃってそれの捕獲が一番の目的なんだけど…」
「まぁ、あれか。お前さんが素敵に華麗に湖にビシィィィッと落としたと」
「うん。ドボーンってね、湖に落としたらいきなり元気になっちゃって手が付けれなくなったんだ」
 二人の会話にエスメラルダは頭を抱える。
「あぁ、もう勝手にしとくれ。ドボーンでもビシィィィッ、でもひょっこりでも良いからとりあえず暑い此処から避難させて頂戴」
「はいはーい!それじゃ明日の朝一番に此処に集合!レッツゴー!」
 今ちゃんと車整備してきたからバッチリv」
 イエイ、とピースサインをした冥夜は、ピクニックー!、とその場でくるくると踊っていた。


------<避暑へレッツゴー!>--------------------------------------

 翌日の早朝。
 黒山羊亭の前で待ち合わせた4人はオーマの持ち物を見て声を上げる。
 一人大きな風呂敷包みを抱えていた。
「…オーマさんて器用ですよね」
「何それ!ちょっと、オーマのそれはなに?」
「んぁ?これか?これはちょいとばかり早起きをして作り上げた、特製丸秘ラブボンバー☆イロモノ親父弁当・豪華八段セットだ。ちなみに特製ラブファイヤー親父ティー付きという豪華も豪華スペシャル版だ」
「すっごーい!師匠料理も出来ちゃうんだ。アタシ全然なんだよね」
 てへっ、と笑う冥夜にオーマは言う。
「俺も好きでこんな上手くなった訳じゃ……ていうか必須項目というか。あれだ、あれ!良い主夫になるためにはだ、これくらいの料理が作れるようにならなきゃ未来はねぇな。別に下僕主夫歴ウン百年で鍛えられし料理の腕だなんて事は一切無いからな。ましてや、カミさんの飯が地獄の業火に焼かれしもので材料も怪しげでとてもじゃないが口にはいるような代物じゃねぇって事もないからな。口に入れただけで撃沈なんて事もないからな。うんうん」
 最後の方は明後日の方角を見ながら呟くオーマ。
「師匠ー!おーい!師匠ー!」
 ひらひら〜、と冥夜が一人何処か遠い場所へと旅立ってしまっているオーマに気づかれるように手を振るが、オーマの腰の辺りまでの背の冥夜が腕を伸ばしたところでオーマに見えるはずもない。

 その間にエスメラルダとジークはさっさと車に荷物を詰め込んでいる。
「ま、ほっておいてさっさと行きましょ。涼しいうちに移動したいしね」
 その言葉でオーマは我に返り荷物をドカドカと詰め込む。
 そして全員が車に乗り込んだ時、冥夜が声高らかに叫ぶ。
「皆まかせてよね!冥夜ちゃんのドライビングテクは並じゃないんだから」
 それはどちらの意味でだろう、と冥夜以外の3人は心の底から思った。
 上手いという意味かそれとも逆の意味か。
 一度冥夜の車に乗った事があるならば分かるだろう。
 冥夜は極度のスピード狂なのだ。しかもハンドルを握るといつもより更にハイテンションでケタケタと笑う。
 恐ろしい事この上ない。それでちゃんと無事に目的地に着く事の方が謎だった。
 しかしもう乗り込んでしまったのだから今更遅い。
 冥夜の運転する車は止まらない。
 物凄いスキール音を響かせてカーブを曲がり、そして直線を飛ばしていく。
「いやーん、ヤッパリ風気持ちいいネー」
 ……気持ち良いの域を超えている。
 ジークフリートは青ざめた表情でしっかりと車にしがみついていた。


 そして目的地の湖へとやってきた4人。冥夜以外全員ぐったりとしている。
 オーマも一見平気そうに見えるが、横からかかる重力や、冥夜がでこぼこした道を減速もせずに吹っ飛ばし思い切りバウンドさせたりするせいで、あちこち腰を打ち付けたりと目に見えないところに結構きている。冥夜も同様のはずだったが、まったくそんなそぶりはなく、湖を前にしてはしゃいでいた。
 エスメラルダもオーマと同じ様子だったが、近づいてきて告げる。
「ねぇ、師匠権限であの運転どうにかさせる事出来ないの?それかもしくはあんたが運転するとか」
 帰りもこれはちょっと地獄よ、とエスメラルダが溜息を吐く。
「師匠権限っつてもなぁ……ありゃ、本当に楽しんでるんだろうし取り上げるのも可哀想かもしれねぇしな」
「ボクが……運転しましょうか?」
 ジークフリートが立候補する。いつも温厚なジークフリートだったが何やら目が据わっているような気もする。しかしそれを見なかったことにしてオーマ達は頷く。それは良い考えかもしれない。
 冥夜を抜かした三人は帰りの予定を立てつつ、冥夜の立った湖の畔へと足を向けた。

「で、沼に落ちたってぇのは一体なんなんだ?」
 オーマの言葉にジークフリート達は絶句する。
「何?あんたまだ聞いてなかったの?普通それ聞いてから参加しない?」
 普通ならばそうだろうが、オーマはタダのイロモノ親父ではなかった。
 なんといっても親父道師範、腹黒同盟総帥、イロモノ変身同盟総帥である。その3つの団体のトップを勤め上げるほどの男だ。
 何を捕まえるかなどはその時聞けばなんとかなる。
 絶えずいろんな形態に変化するウォズを相手にしているのだから、そんな事は朝飯前だった。
「で、捕まえる奴は?」
 本日の捕獲物は湖の中。準備体操は欠かせない。
 準備体操を軽く行いながらオーマは尋ねる。
 冥夜はにぱっと笑い言った。

「えっとねー。水中適応型「地獄の番犬ケルベロス」って感じ?」
「感じってなんだい、感じって」
 思わずクセでエスメラルダは突っ込みを入れてしまう。冥夜と話をしているとどうしても突っ込み役に回ってしまうのだ。
 しかしエスメラルダの突っ込みもオーマは聞いていなかった。
 目をギラギラと輝かせ、『地獄の番犬ケルベロス』という部分に過剰に反応している。
「冥夜、それは本当か?地獄の番犬ケルベロスってのは」
「うん。本当はね、こーんなちーっちゃいの。でも水に入れたらふやけたのか何だか大きくなっちゃって」
 本来は拳くらいの大きさらしい。しかし水に入って普通の犬の大きさへと変わってしまったらしい。
「ほほぅ。そりゃぁいい。俺向けのいい依頼だなぁ」
 そして胸中でガッツポーズを取る。
 これは腕の見せ所。そして漢の見せ所。
 オーマの中で出来上がっている図式としては、地獄の番犬ケルベロス…番犬=奥さんと言ったところか。
 日頃下僕主夫として素晴らしいまでの愛と根性とを完膚無きまでに叩きあげられているオーマ。
 家事スキルがべらぼうに高く、きっと普通の奥さんレベルではオーマに追いつく事は出来ないだろう。
 そんなオーマは日々愛という名の下にこき使われていた。
 愛とはいえアレな仕打ちを見返すためにも、ここはファイト一発、腹黒百発、イロモノ先発、親父パワー無限大MAXに夫たるものとして。
 そして漢としての威厳とプライドを親父道にかけ、心ゆくまで捉えてやろうと心に誓う。
 メラメラと燃えさかる太陽の様にオーマは燃えていた。
「し……師匠が燃えてる……」
「なんだかよく分からないけれど、本気になる必要があったようね」
「凄い気迫です」
 ごくり、と唾を飲み込む面々。
「おーっし、それじゃぁいっちょ行ってくるかね」
 準備体操も終わらせたオーマは、ざっぱーん、と波しぶきを立て湖の中へと潜っていった。


 水の中に飛び込んだオーマは透き通った湖の中で目を凝らす。
 美しい色の魚等は見えるが、獣の姿はない。
 真っ黒な毛並みの赤い瞳を持つ獣。
 こんなにも透き通った水ならばすぐにでも見つかるとオーマは思った。
 しかしどうやらそう簡単にもいかないようだ。
 これだけ視界が良いというのにも関わらず、どこにもそのような姿はない。
 おかしい……と思いながらオーマは一度冥夜の元へと戻る。

「おい、冥夜。小さかった時ってのは何で出来てたんだ?」
「置物だったよ。でも落とした瞬間ぶわって」
「置物ねぇ……了解」

 再び湖の中へと潜るオーマ。
 置物ならば、湖の底に沈んでしまっているかもしれない。
 しかしそうなると冥夜が見た大きく変化したというのは一体どういう事だろうか。
 首を傾げつつもオーマは底に向けて泳いでいく。
 その途中で足に何かが絡みつくのを感じた。
 まるで紐か何かで足を締められ引きずられるような感覚。
 オーマは振り向き自分の足に絡みついた犬の尻尾を見た。
(お前は……ケルベロスか!)
 実体を見つけてしまえば後は楽だ。
 ただし、その実体は情けない事に尻尾しか再現出来ていない。置物から尻尾だけが出ている状態だ。中途半端に覚醒しているのか。
(おいおい、なんだか情けねぇ姿じゃねぇか。これが地獄の番犬ケルベロスって言ったら名が泣くんじゃねぇのかね、なんとなく)
 くつくつと笑い出したいのをこらえ、オーマはその置物を掴もうとする。
 しかし次の瞬間、ばくり、と大きな口が飛び出した。
 すんでの所で手を引いたオーマは迂闊に手を出す事が出来ないという事に気がついた。
(おぉっと、そろそろ危ねぇな)
 段々と息が苦しくなってきた。
 オーマはそのまま上がろうとするが、足を締め付けた尻尾は外れない。
 なんどやってみても同じだった。
 しかしこのままでは空気が無くて溺れてしまう。
 こうなったら、とオーマは力の限りその置物ごと引きずって空気を求めて浮上する事にする。
 持ち上がる気配すら見せなかった置物だったが、具現化した掬い編みでもってその置物が置かれている石ごと剥がしてオーマは泳ぐ。
 ケルベロスの牙ではその網を壊す事が出来ない。
 その網はオーマの心の強さも表す。
 オーマによるオーマ印の特注品でもあるから壊す事を考えるならば、オーマを弱らせるということをしなければ無理な話しだろう。
 オーマの渾身の力は湖の底にしがみつくケルベロスをも凌駕するようだ。
 いや、それもあるだろうが何よりも強いのはきっと漢の威厳とプライドというものではないだろうか。
 既にオーマの中では目の前のケルベロスが愛しい妻にすり替わっている。
 この力比べに勝ったら、普段の生活でもほんの少しだけ優越感に浸れるのではないか。
 そういう考えをしている方が後ろ向きではあるのだが。
 しかしこの場合、本人が良ければ良いのだろう。

 浮上して思い切り息を吸うオーマ。
 オーマは約束通りしっかりと中途半端に覚醒中のケルベロスを捕獲し、冥夜の元へと届けた。
 その時のオーマの笑顔は太陽の日差しの中で輝いていたという。


------<水遊び>--------------------------------------

「すっごーい!おいしいー!ところで師匠、特製ラブファイヤー親父ティー付きって中身は何々?」
 水着を持ってきていた冥夜は湖で泳ぎ疲れた頃、オーマが作って持ってきた弁当を目を輝かせて食べていた。
 昼にはまだ少し早かったが、朝食が早かったから丁度良いぐらいだ。
「それは企業秘密だ。まぁ、もちろん飲めるもんしか入れてネェから安心しろや」
 他の面々もオーマの弁当に舌鼓を打つ。
「あんた本当に主夫してたんだねぇ……」
 信じられないよ、とエスメラルダがしみじみと言う。
「本当に美味しいです。きっと黒山羊亭で料理出したら評判良いと思いますよ。
 今度潜りでやってみたらどうですか?、と言うのはジークフリート。
 笑顔でとんでもない事を言う人物だ。
 そんな言葉に軽口を叩きつつオーマは、ひょいひょい、とダイビングの為の道具を揃えてしまう。
 そして全員に渡して説明を始める。
「よぉく聞いておけよ。今からダイビングをしたいと思う。気持ちはそうだなぁ、皆でレッツ☆ダイビング!スーツもあるから水着持ってきてない奴も大丈夫だ。どうせだから湖の中を堪能してから帰ろうじゃネェか。さっきも見たけどな、湖に生息せし怪しきイロモノ生物たちとルンルンハラハラ☆デンジャラスな一時を過ごせば人生観も変わるってもんよ」
「人生変わる前に、お陀仏になったりしないでしょうねぇ」
 訝しげな瞳を向けるエスメラルダに苦笑するオーマ。
「大丈夫だって。さっきも見たがケルベロス以外害を与えるようなやつは居なかったしな」
 やるか?、と尋ねるとエスメラルダは頷く。
 やはりこのまま待っているのも暑い。それにダイビングというものにも興味があったようだ。
 エスメラルダとジークはやると返事をした。
 冥夜は言わずもがな賛成である。
 ここは楽しまなきゃ損でしょう!、と冥夜はオーマが出してくれた道具をてきぱきと身に付けていく。
 そして全員で湖の中へと飛び込み、湖の魚と戯れ始めた。
 
 木々の間から零れる日差しが、優しく湖を照らし出す。
 そして吹き抜けていく風が柔らかく木々の葉を揺らしていった。




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■登場人物(この物語に登場した人物の一覧)■
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【整理番号/PC名/性別/年齢/職業】

●1953/オーマ・シュヴァルツ/男性/39歳/医者兼ガンナー(ヴァンサー)副業有り


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■□■ライター通信■□■
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こんにちは。夕凪沙久夜です。
プレイングに笑わせて頂きました。ありがとうございます。
暑い中、オーマさん大ハッスルでしたね。
お重もありがとうございました!
これからも主夫なオーマさん、そして三つの団体のトップとしても力を発するオーマさんを応援していきたいと思いますv

今回も素敵なプレイングありがとうございました。
また次回おあいいたしましょう〜!