<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


■逃げたカンテラ■



 逃げたカンテラ。
 隠れたカンテラ。

 出てきて僕らの胸を照らして。


** *** *


 最初に彼を訪ねようと二人ともが思ったのは、寄り添う心のゆえか、戸惑う少年の気持ちを感じたがゆえか。


 小さいながら手入れされた庭先で水を撒く成長途上の姿。
 伸びる丈に厚みが追いつかずどこかひょろりとしたシルエットの彼は、ぽそぽそと小声ながら調子の良い節回しでなにやら歌っている。声をかけるに程良い距離まで歩み寄りかけていた二人――リラ・サファトと藤野羽月はその音に一度足を止めた。
「羽月さん」
「ああ」
 優しげな瞳を振り仰いだ先の夫に注ぎ、彼が頷いたのに頷き返す。
 彼ですね、と気付かれぬ程度の声でその細身を見遣る。妻のライラックの花色の、ふわふわと柔らかい髪を視界に残しながら羽月もリラの背後から少年を見る。
 年の頃は十代半ば、もう少し手前、その辺りだろうか。
 二人よりも幼い風貌は表情こそ曖昧にしか見えずともどこか曇った空気をまとっている。
 歌う声も軽いのに彼自身は明るい何某かを覗かせない。
 なんとはなし歌も投げ遣りというのかおそらく本来の歌ではないのだろうと感じられ、リラは僅かに眉を寄せた。皺という程ではないものの、眉間に力が入っているような眉の動きにそっと羽月の手が伸びて肩に触れる。再度振り仰いだ彼の青く冴えた瞳。それで目元の力を抜いた。
「行きましょう、羽月さん」
 呼びかけるというわけでなく、するりと出た声に彼もそのつもりだったのか静かに力強く頷くと並んでまた歩き出す。その先に小さな庭の中の少年。


 彼は、音楽を学びたくて、けれど言い出せない子供。
 その胸の内にある灯火はいまはまだ消えたまま。


 かたんと柄杓そのものの道具を入れて片付ける。
 柄杓、と断定しないのはそれにしては装飾過多な別の用途があるんじゃないのかと思わせる代物だったからだ。残った水を勢い良く撒いた跡を見、根元の土色を濃くしている緑を見、うんとひとつ頷いた少年はそのままぱちりと目を瞬いた。
「こんにちは、素敵なお庭ですね」
 時期が時期だ。
 あれこれと賑やかな色を広げる花ばかりの小さな庭。
 そこに撒いた水の飛沫がいくらか葉にかかり光る向こう。挨拶してきたのだろう女性と背後で小さく頭を下げる男性。とはいえどちらも少年とたいした年齢差も感じさせない若々しい二人連れだ。
 まだ小さく咽喉を震わせていた歌をぴたりと止めて見る彼らは穏やかな様子で見覚えがない他は警戒心を呼び覚まさない。少しだけ探るような上目遣いで「こんにちは」と返す。
「……ええと」
 それから動かない少年に、二人連れのうちライラックの花――家の壁近くにもまだほっそりしているけれど育っている。もう咲き頃だ――そのものの色をした女性が困った風に笑って背後の男性をちょっと見た。ふわふわした髪の動きをぼんやり見てから客だろうかとようやく気付いて少年は庭の端へと寄ると近い目線の彼女に声をかける。
「お客さんですか」
 問う声に二人は一度小さく頭を下げてから、つられて真似る少年に名乗った。
 花屋をしていて、綺麗に花が咲いていたので庭先から声をかけてしまったのだという。
「母さんは今出かけてます、けど」
「あ、ええと……ご挨拶はお庭越し、になりましたけど」
「?」
「その、今日はお母様にお話ではないんです」
「貴方と話がしたいのだが」
 一言一言を丁寧に話すリラに付け加えるようにして羽月。
 僕に?と呟くと二人は同時に頷き、印象は違うが微かな微笑を口元に乗せた。なんとなくこの重なり方は友達とか店員さん同士じゃないなと思う。むしろ恋人というやつかな、とそういったものに多少なりとも興味を持つ年頃らしく判断しながら二人の言葉の先を待つ。
 そんな少年の前で羽月が「改めて」と視線を合わせると明瞭な声で言葉を綴る。
「初めまして……と言っていいのかな」
「お母様がお店に来られた時に一緒でしたら、お会いしたかもしれませんね」
 付け加えるリラとの言葉のタイミングが自然だ。
 多分初めてだな、と思いながら首を傾げてささやかな意思表示をすれば向こうもその辺りは特に重要ではなかったらしい。そうですか、とリラが間近で見れば同じくライラックの瞳を柔らかく光らせて控えめに笑んだ。
 ああ本当にライラックの花みたいな、香りまでしそうな人だなと少年は見る。
 その距離に違和感を覚えさせない羽月にしても知った瞳の色はその花が咲く頃のひやりとした、空の冴えた青を思い起こさせた。
 ゆっくり丁寧に相手の理解を待つようなリラの口調と、誤魔化しを乗せない鮮明な羽月の口調。それとも併せて二人と対峙する少年は、彼自身にとってはおそらく初対面でありながら疑念を殆ど抱かずに言葉を聞く。
「こちらにカンテラが逃げてきたと言うので探しに来たのだ。とは言え、貴方には何の事か解らないかも知れないが」
「時間を少し……ええと、立ち話じゃ辛いかもしれませんけれど。このまま構いませんか?」

 ――カンテラ。
 その言葉を聞いた胸の中、何か小さな音がした。
 瞬間のことで少年はすぐにそれを意識の底に沈めてしまったけれど。

 こくりと頷いて、でも、と少年は思案する。
 自分よりもリラの方がずっと立ちっ放しも辛そうな人に見えるし、長話なら自分も羽月もじきに辛くなりそうだ。けれど家に入って貰うのもどうかとちらりと脳裏を掠め。
「じゃあ、花壇のところでいいですか」
 だから新しく囲ったばかりのレンガで組んだ花壇の端を指差した。


 柔らかくて暖かくてそれは春の陽射しのような。
 音楽を求める気持ちを訴える、それは日溜りに風を呼ぶ。
 もしかしたらそれはとても大事な風かもしれないけれど。


 少し様子がおかしい、考え込んでいる事があるのでは、と。
 ご両親から伺って、と訪問し話しかけた理由を告げれば地面に座り込んだ少年は薄く唇を開いてまた閉じると顔を伏せた。母さん達が?と小さく問うのにリラが優しく首肯する。
 花壇周りのレンガに腰掛ければ丁度日向だ。春の陽気というものを実感する位置にごく微かな微睡みさえ覚えつつ、三人は向かい合っていた。
「音楽が、お好きなんですよね……さっきも歌を、歌われていたようですし」
 リラの言葉に驚いて顔を上げた少年に今度は羽月が口を開く。
「やはりそちらの勉強をするつもりだろうか」
「……え、や」
「考え事というのは、もしかして音楽の事ですか?」
「や、音楽じゃ、うん、えっと」
 事前に、少年の中の消された灯火が何に関わっているのかは書棚の主から聞いてはいる二人だ。
 けれど改めて少年自身と向かい合うのは違う。話そうか、話すまいか、聞いて欲しいけれどでも、とそういった感覚をリラは感じ取り、羽月も察してリラの様子から理解する。
「その考え事についてだが、私達でよければ話して貰えないだろうか……歳も近いなら、聞ける事もあるのではと思う」
「お話するだけでも……うん、違いますし」
 真摯な様子の二人に、ぱくぱくと否定なのか肯定なのか曖昧な声を出していた少年は半開きの口のまま言葉を止めた。無意識にか、曲げた膝を抱えて足首のあたりを指でいじる。数年の差だと思われる外見の彼が幼い表情で二人を窺うのを、リラと羽月は見返したが若くとも働き花と仔猫を育てる二人だ。その分だけ落ち着いた気配を少年は察したのかもしれない。
「音楽の、うん。歌」
 訪れたときに聞いた歌のように小さな声で認めてひょろりとした両腕で足を抱え込んだ。


** *** *


「そうしたら『まだそんなことを言っているの』って」
 笑って返された家族の言葉を二人に教えた少年の表情は、自分の中の気持ちさえ掴み損ねてただ切なげな印象がある。そのときの彼の気持ちを思うとリラ自身も微かな哀しさを覚えた。
 もしかしたらそのときにカンテラは灯火を消してしまったのかもしれない。
 今も少年の中に在るだろうそのカンテラを考えながら、話を聞き言葉を挟む自分の傍らに夫の存在を感じていた。自分が言葉を探しながら話す分、ときに頼りない印象を与えることは承知している。それを羽月が自然に補足したりして相手の信頼を得てくれるのだ。今も合間合間に簡潔に、相手に不安を抱かせない強い声を挟んでくれる。それに、何よりも羽月は少年の様子だとかを気にかけてくれているのだ。間違いなく。背中を支えてくれているように思いながら、リラは少年の話を聞きつつ自らも彼の些細な――目の動きだとか、声のトーンだとか、そういった――部分にも気を配る。

 ――まあ、歌。素敵ですね。
 少年の言葉に瞳を瞬かせるリラの言葉。表面だけでなく、心底からの感心に少年ははにかんで口元を膝に当てて隠してしまった。そのままリラが良かったら是非、と頼んでみるも歌は拒まれる。とはいえただ恥ずかしがっているだけだろうけれど。

 他愛無い話題にときに逸れながら少年から考え事についての話を少しずつ聞いていく。
 きっかけ、初めて歌ったとき、好きな曲。
 少年がそれらを話してくれるときは、そのときの家族の反応だとかも一緒に教えてくれる。律儀に相槌を打ちながら聞く内に、リラはカンテラが消した灯火のその元を見つけたような感覚を、微かながら膨らませていた。きっと羽月も同様だろう。
 はにかんで膝に顔を寄せたとき。
 ひどく純粋に瞳を潤ませて、それは小さな子が誉められたときの瞳の瞬きに似ていた。
それほどに好むものを、思い悩む事を話しながら好むものについて話そうとする程のそれを、家族の何気ない言葉だけで諦めてしまうものだろうか。繰り返して言われている、というわけでもない。それはたった今、自ら聞いたのだから。
「でも、つい歌うし、さ」
 不安げな瞳で少年はリラからまた視線をずらす。
 それから安堵の色を面に刷いたのは、羽月が頷いたのだろう。相手をしっかりと見て深く頷く彼の冷静な姿はリラにしても心に力を貰うのだ。この少年もそうなのだろう。
(……ああ)
 そうなんだ、とリラは僅かに身体を揺らした。
 この少年は周囲の反応がひどく気になるのだ。そこに良くない反応を見たくないのだ。
 何度も繰り返し相手を、この場合は特に口数の少ない羽月を見るその動作。
 きっと傍らの夫も気付いただろう。それはリラの推測でしかないが、きっと間違いない。
 そんな風に思う自分と、彼との関係にこころなし胸をあたためて。

「あの」

 少年の言葉も繰り返しがちになったところでそっと、呼ばわった。


「音楽が、歌が大好きだから学びたいんですよね……?」
 ライラックの人が確かめる風に小さく問う。
 その言葉に胸の中でなにかが、かたり、と。


 言い出せない理由については、深く問い質すことはない。
 少年自身に、その胸に、灯火を入れる為に二人がすることは励ますことだ。
 話す間に抱えた足は自由になっていたけれど、リラの言葉に少年はまたそれを抱え込んでしまう。聞きたくない、というわけではなくただそれは。
「……怖くないですよ?」
 花壇の端から立ち上がり、ほんの数歩の距離の少年のもとへリラが歩み寄る。
 羽月もまた立ち上がると彼女の傍らに立った。
 覗き込むような姿勢になったリラが羽月を一度見る。視線を一度合わせて小さく笑み交わしてから彼女は控えめな声で、そっと言葉を続ける。さやと風にまだ細い樹木が揺れて、ああライラックだと脳裏を過ぎった。
「お話して、反対されるんじゃないかって……不安ですよね。でも」
 きっと愛されて大切に守られて育ってきたのだろう。
 あたたかすぎて、穏やか過ぎて、それを揺らすのが怖いのだろう。
「本当に歌が好きで、大好きで……だったら、貴方の周りの人たちは喜んで応援してくれます。もしも反対されたって、好きな気持ちがそれ以上なら」
 そこでリラは言葉を切って少年の瞳が自分を正面に捉えるのを待った。
 ゆらゆらと落ち着かず彷徨いがちだった眼差しが途切れた言葉に相手を見る。自分とさらに羽月も映っていて彼もひたと少年を見ていた、それは少年の瞳の中。そこでリラはにっこりと微笑んで言葉を続ける。
「反対されてもめげちゃ駄目」
 その程度だと思われちゃいます、と続けてからもう一度リラは宥める風に静かに呼びかけた。
「大丈夫。怖くなんかないです」
「そうだな。怖くはない」
 次いで入れ替わるように羽月が口を開く。
 抱えた膝を再度自由にし、半ば投げ出す体勢になった少年の前にと踏み出すと姿勢もよく膝をついた。覗き込むというよりも、見据える位置を取ってリラはその隣で少年に微笑みかける。風はまた吹いてライラックがさわさわと枝葉を揺らし。
「リラさんの話したように、恐れているのかもしれないが」
 ついと傍らの女性に視線を巡らせると少年もそれを追う。
 笑みを湛えたままの彼女にそれぞれに表情を寛がせる。
「だが、やりもしないで不安になるのは愚かだ。まして反対されるかという不安など」
 考えてみて欲しい、と羽月は言う。
「楽器を持っていたとして、それは弾ける筈のものだ。だがそれを弾けないと思う。思い込む――全く同じだ」
 解るだろうかと問えば少年は「なんとなく」とだけ小さく落とした。
 それで構わない。本を読み解くわけではないのだから。
「話を聞く限り、貴方の親だとて解らず屋な訳ではあるまい」
「良いご両親だと、私はお話を聞いて思いました」
 二人の言葉にこれははっきりと頷く少年。
 家族仲が良いことに他人事ながら嬉しく思い、表情も緩む。声音まで優しげになりそうだとふと感じつつ、羽月はまた唇を動かした。
「まずは一歩。話してみる事から」
「話して、みる」
「そう。思いあぐねるよりも先に、踏み出す事だ。踏み出せば、歩ける事に気付く」
「母さん達に、話すの?」
「ええ。まずは自分の気持ちを自分で確かめること。それがしっかりしていれば……きっと、大抵の事には立ち向かっていける気がする……」
 まだ不安そうに言う少年に、リラが言葉をかける。その後半は自分にも言い聞かせるような調子だったけれど羽月も、少年も、そのリラの言葉と表情を確かに受け止めた。少年も、というのは小さな音が証拠だったのだけれど。


 ――それは小さな。とても小さな、音。
 かたんかたんと鳴る小さくて硬くてぎこちない。
 訝しげな少年が自分の胸を見る。誘われるように手を触れる。

 とんと誰かが叩くような音がひとつ。


** *** *


 気持ちを音に乗せて誰かに伝える、その予行演習だと思って。

 改めてそう頼まれて、今度はするりとそれは心に届いて自然と頭は上下に振られた。
 座ったままで姿勢だけ正して少年が歌う。そろそろとリラと羽月を窺いながらだけれど、二人が静かに見ているのだと知れば気付くか気付かぬかといった程度に耳を赤くして、こころもち声を強く。


「カンテラさんも、光のない心の中は寂しかったでしょう?」
 春の色彩が溢れる庭の中で歌を聴きながら、手に抱えたカンテラにリラはそっと問いかける。
 古びたカンテラはリラが揺らしたわけでもないのい僅かに左右に揺れてかたりと鳴った。
 仔猫を抱くような手付きの妻を羽月は視界に留めつつ少年を見、転がり出たカンテラとそれに目を丸くしていた少年の表情を思い出す。追い出されたのか、自ら出たのか。どちらにせよ少年は今のびやかに声を広げている。
「物語の中でカンテラさんを待っている人達も、光のない場所にいるんです。……物語に、帰ってきて下さい」
 撫でる手がカンテラの上部を繰り返し辿る。
 ソーンの、様々な不思議も当たり前に受け入れる感覚が少年の理解も容易く得た。カンテラの説明をして彼は「そっか」と呟いていたけれど、消された灯火を再び戻したのは自分の力だと気付いていて欲しい。それを自覚していれば穏やかな日常に、親の想像しない道を望むという波紋を作ることも出来る筈だ。
 歳は近い筈なのに、羽月は歳の離れた甥っ子くらい――子供、は流石にしっくりこない――を見ているような気持ちで少年を案じる。まだ柔らかいばかりの世界で生きる少年だからだろうか。
「羽月さん?」
「――いや、彼も望む道へ進めるといいなと思っただけだ」
「そうですね……大丈夫です。きっと」
 怪訝そうなリラの声に応じると、その言葉に彼女もまた応じて少年を見る。
 その手からカンテラを受け取って眺め遣る。
「貴方にも灯火は必要なのかもしれないな」
「え?」
「このカンテラ自身にも」
 自らを支える灯火が、と言いかけて唇を閉ざす。
 飽きたら逃げる等という甘えた事を言えぬ灯り、それを灯して欲しいと。
「理解はされているのだろうな」
 羽月の言葉にカンテラはリラの手の中のときと同様にかたりと鳴ることで返答とする。
 返答の方向さえ解りかねたけれど、リラが「大丈夫ですよ」と言うのだからそうなのだろう。

 きっと、大丈夫。

 少年の歌が終わる。
 充足したその表情、手を打つリラと羽月にはにかむ様子。
 笑みを浮かべてリラが囁いたその言葉に羽月も静かに笑んだ。


 カンテラの中にも物語に戻ればきっと、自身を照らす灯火だって浮かぶだろう。


** *** *


 震える僕らの胸を照らすカンテラ。
 小さな光を抱えて戻ったカンテラ。

 君の中の光がほら、僕らを照らす。





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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【1879/リラ・サファト/女性/16歳(実年齢19歳)/家事?】
【1989/藤野 羽月/男性/16歳(実年齢16歳)/傀儡師 】

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは。ライター珠洲です。カンテラ捜索ありがとうございます。
 プレイングの言葉が素晴らしくて、とにかく入れてやるー!と思いつつのノベルなのですが如何でしょうか……お二人の距離感が好きではあるのですが、どこまで己のイメージで元から逸れているやら心配でもあります。しっくりくる場所があればいいなぁと思いつつ。

・リラ・サファト 様
 季節としてちょうど咲く頃だったかな、ということで少年にやや詩的な印象と相成りました。ふわふわと柔らかい花を集めたような髪、というのが私的な印象です。
 カンテラが考えなしに逃亡した後について、確かに寂しいや!と手を打った次第です。