<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


■Le stagioni −往く満ち−■



 いきてかえる。
 生きて、往きて、逝きて。
 それは器。満たす器。

 これより往きて満ちる、それは。


 ** *** *


 ほろほろと散る薄花と若緑。
 振り返る道は遠くを見る程に色は薄く、あるいはくすみ、そして白い。
 覚えのないのに不安もない、そんな街路を並んで歩きながら藤野羽月は両の腕で揺り籠を抱えて歩いている。
 その傍から腕を伸ばして何かを掴む素振りを見せるのはリラ・サファト。
 困惑した様子、慌てた様子、けれど何事かを愛おしむ二人の眸が向かう先は籠の中――忙しなく動く赤ん坊だった。
「たくさんお花がかかって、くすぐったかったのかな……」
「風で冷えたというのも有り得る」
「あ、それも考えられますね……もうちょっと、上までかけとかなきゃ」
 関節も解らない程にふっくらとした握り拳。指の付け根の窪みが関節のありかを教える程やわらかい手と連なる四肢とを振って、合間に意味も解らぬ声を言葉の代わりに上げる赤子を二人がかりで宥めにかかる。

 それは頼りないながらしっかりと動く赤子の手の中の、一塊の、それの為。

 はらりと突風に落ちた仲間から遅れて降る花ひとひらに添うようにして砂粒が握り拳の隙間を通る。
「だめですよ。動かさないで、ね?」
「……よく眠っていたのだがな」
 赤子に言い含めるリラと、見遣って苦笑する羽月。
 小さな生命の急な目覚めに困惑もするし、やはり早々に寝付かせるべきだろうとは思うのだけれども。
 ふわふわと柔らかな布地を幾重にも敷いた玩具のような床の上、同じ布地をこれまた身体の上にかぶった子供はかけ直すはしから腕を動かして肩を出しては腹近くまで寄せてしまう。その都度リラが再びかぶせるが一度起きれば赤子は落ち着き無く腕を動かし瞳を動かし――ふと、その潤んだ瞳の向かう先を辿って羽月は気付いた。
「リラさん」
 呼ばわると華奢な首を傾けて「はい」とライラックの髪を揺らす。
 視線が合ったところでその合ったばかりの視線を動かして赤子の手を示したのは、握り拳ではない方の、つまり何も掴み込んではいない方の手だ。その貝の欠片程の爪が覗く指の動く様を二人で見る。
「手、というか温もりが恋しいのではないだろうか」
「あ、そう、ですね……そっか、ごめんね。ずっと握っていたものね」
 並んで歩きながら頭上の花に揃って目を細めたところに吹いた風。
 それは羽月に慌てて揺り籠を庇わせて、リラの手を赤子から離させた。
 まず乱れた掛け布を整えてやっていたのだが、そうかなによりも手が欲しかったのか、とそう考えれば唇は自然と綻び笑みの形にゆるりと動く。
 瞳をそっと伏せて赤子の手の、灰を握っている側を両手で取るとリラは包み込むように指を曲げた。
 ぱたりともう一方の手がリラの細い腕を叩き――それはむしろ触れるのに勢いが付いていただけのようなものだった――一瞬掴みかけてから揺り籠の中に下りた。んん、と洩れた声の意味は解らないけれど腕の振りが治まった様子に羽月は「やはり」と頷くのだ。
「急に離れて不安になったというところだろうか」
「だったら……嬉しい、ですね」
「ああ」
 だって私達の事を信頼してくれているということだもの。
 そのリラの笑みに誘われて羽月も笑みを刷いてから周囲を見る。
 足を止めた間に木々の揺れは収まっていた。風も去ってしまったのか、一転してひどく静かな世界だ。
「でも目は覚めちゃったままですね」
 どうしましょう、とさほど困った風でもなく楽しそうに問うて来るリラの顔。
 それに応えて羽月はこう返すのだ。
「やはり御伽噺の類や歌だろうな」
「同じこと、考えました」
「それは幸いだ」
 ふふ、と微かな笑い声。
 寝入るまでと手近な木の根元に寄って腰を下ろそうかと考えれば、招くつもりか瑞々しい緑の芝がさわと鳴った。風もないのに不思議なことではあるけれど今更か。
「でも羽月さんの笛も……いいかな」
 ぽつりと届いたリラの言葉には気付かれぬ程度に眉が動いたかと思う。


 ** *** *


 詳しくは、言えないというか言い難いから言わないけれど。


 そんな風に言ったインヴェルノが手早く抱えてきた布、布、布。
「小さい子好きなんです」
 そう言って許可を得てからほぼずっと赤子を抱き上げているリラ。
 目の前のテーブルでそれをいつの間に用意したのか揺り籠に広げては敷き畳んでは積みとしているのを見、手伝おうと腰を浮かせるのを制してすいすい動くインヴェルノ。代わりに羽月が布を前例を見つつ畳んだりとそつがない。合間に目を伏せたまま説明交じりの会話。
「俺の子供なんかじゃ勿論ないし、迷い込んで来たんだ」
「こんなに小さいのに……ですか?」
 でも思ったよりも重たい、と腕の中のふくふくと温かい生命に笑いかけるリラ。
 羽月の見る前で彼女の抱く子供は今も手を握り込んだまま。その中にあるのは暖炉の灰だ。
「……あたたかいですね……」
 菓子の生地にも似たしっとりと柔らかい握り拳をリラがその白い手で触れる。
 赤子の手を指すのか、あるいはその中の灰を指すのか、どちらとも取れる言葉。
「この子……火や灰に縁のある子、ですか?」
「さあ。解らない」
「この暖炉の灰なのに?」
 ぽんぽんと敷き詰めた生半なクッションより上等の揺り籠の内で手を弾ませるインヴェルノへと妻と入れ替わって羽月が問う。
 源も解らない小さな瞬きを時折髪に散らしている青年が、若さに似合わない威圧さえ感じさせる青い瞳に己のそれを合わせたのはしかし一瞬だけで、すぐに視線はライラックの花に包まれるような赤子にと向けられた。
「あの灰の以前の姿なんて、俺は知らないんだ」
 何を糧に燃えていたのか、そもそも炎であったのか、それは明らかにならない。
 目を眇めインヴェルノを眸に捕らえる羽月にも気付かぬ風にして相手はそれきり口を噤んでしまう。
「……でも」
 中途半端な会話の終わりから、落ちた沈黙を掻き分けたのはリラの呟きだった。会話に長けているわけではないけれど、彼女は心地の悪い静けさをときに上手く混ぜて底から言葉を拾い上げる。
「この子が、こんなに大事に握ってるんだから、きっと……悪いものじゃなかったと思います」
 気付けば赤子はリラの腕の中から下りて隣で散った灰を集めては零して笑っていた。
 ただ笑う。理由さえどうでもよく思える程に純度の高い笑顔。
「そうだな。私も悪いものではないと思う」
 同じ生物とは思えない小さな生命を眺めながら羽月がリラの言葉に同意して。
 彼のはっきりとした声は不安に揺れて自信を持てないときには常に揺るがぬ幹を添えてくれる。その言葉にリラは安堵の色を瞳に滲ませながら、その花色の睫毛を伏せて赤子をあやした。

 この、若い夫婦はそれぞれに書棚から訪れたのである。
 示し合わせたように現れて示し合わせたように扉の前で相手に気付いて。

 そのどこまでも互いに近く、けれど溶けず、だのに触れ合う、そんな二人の様をインヴェルノは微妙に外した視線の隅で捕らえていたのだけれど、じきに瞳を扉の外へと流すや立ち上がり実際に押し開ける。
 微かな擦過音に羽月が鋭く瞳を向けて、それから空気を戻す。次いでリラが開いた扉から吹き込む緩い空気に気付きつつ赤子を抱き上げたのを見てからインヴェルノは目線で促した。
「そろそろ頼めるか」
 はい、と答えてリラが赤子を再び抱き上げる。
 しっかりと小さな手が灰を握り込んでいるのを確かめて、宝物のように自らの手で更に包んだまま羽月が抱える揺り籠に下ろすと握らぬ手で掛け布を柔らかくかぶせてやる。変化を察知しているだろう赤子は瞳ばかりが落ち着きなく動いていたけれど極端に機嫌を損ねる様子もない。
「道を急ぐ必要はない。ただ握った灰が無くなれば恋しがって戻ってしまうから――」
「目を離さなくても戻るのか」
「見ていても戻る。握った手が開かないようにして、連れて行って欲しい」
「確かに送り届けよう」
「頼んだよ」
 羽月の声に返してからインヴェルノはリラの手に包まれたままの小さな子供の腕と、そこに繋がる身体と頭とをそれぞれ撫でた。
 気をつけて。
 低い囁きにリラはふと、不思議な気持ちになる。
 どうして自分では、と。
 考えてそれは瞳にも現れただろうか。視線に顔を動かして、それから相手は困った様子で肩を竦め。
「俺じゃ辿り着けない――さ、行ってくれ」
 押し開けた扉の向こうは白い白い雪の積もった道。
 けれどその遠くに鮮やかな色が幾つもぼやけて散っている。

 まるで一巡りの季節の道。

 ではとリラの肩、赤子へと伸ばした側の腕の方へ手を触れて羽月が先に足を踏み出した。
 続いて並ぶようにしてリラも進みけれど数歩も行かぬうちに振り返ればインヴェルノはまだ扉を開けたまま立っている。
「あの――」
 肩越しに呼ぶ。
 彼が確かに聞いているのを見ながら結局足を止めたのは羽月もまた振り返り足を止めたからだ。
「この子、お名前は」
 あるんですかと問うた。
「ああ、それは」
 その声にインヴェルノはひどく優しげな笑い方で答えて、それから扉を閉める。
 ちらちらと瞬く彼の後ろ髪が細くなる隙間に消えた後に二人は一度お互いを見てから歩き出した。
 赤子を掛け布越しに節を取るみたいにして軽く叩いて寝付かせながら彼の言葉を思い返せば、それは。

 ――これから貰うんだ。

 つまり、そういうことなのだと。
 赤子の向かう先、自分達の送り届ける先、それが何処であるのかと。
 思い至るのも容易いほどの。


 それは、満たすべく、往くべき子を送り届ける行道。


 ** *** *


 歌も物語も二人でどれだけ聞かせたことか。
 ことりと握ったままの小さな手が動きを止めたのは最終的には羽月の笛だった。
 口を開けて半ば以上をそこからの呼吸にしている赤子の腹がふくふくと上下するのを羽月とリラは微妙な緊張を孕んで見守っていたが、囁くように会話をしても変化なく瞼も落ちたままであるのを確かめると同時に細く息を吐く。
 途端、目や口が重く感じられて疲れを覚えていたのだと気付いたが、それはどこかしら甘く優しい気持ちを伴っていて精神までをも疲弊はさせない。
「……随分過ごした気がします」
「ああ。だが空に変化は無いな」
「インヴェルノさんの仰っていたのって、こういう意味もあるのかしら……」

 急ぐ必要はない。

 奇妙な道だ。
 確かにそういった意味を含んでいてもおかしくはないけれど。

 幼い寝息を耳に通しながら揃って空を見る。
 繁った葉と蕾と咲き初めの綻んだその花弁とが飾る天上は朝夕の境のような表現し難い色彩を広げており、それは二人が扉から送り出されたときとまるで変わりない。
 しかし本当に問題がないのかは解らないのだ。
 ――寝入ったことであるし急ぐべきか。
 そう考えたところで羽月が刃のように視線を滑らせた。
 黒髪が光を呑んで艶を増す。
「羽月さん?」
「声、ではないな……敵意は無いか」
 羽月が得物に伸ばした手を下ろす頃にはリラも彼が何を察知したのか理解していた。
 まだ距離もあるはずのその影はけれど少女だと何故だか解る。淡く広がる新芽の色と、気配。
 迎えだと、知れるのはその気配が扉から送り出した青年と重なるからだ。
「行かねばな」
 そう言いかけた羽月は、揺り籠を持ち直しかけて傍の花色の瞳を覗き込む。
 ほんの少しだけ震える眸の光に静かにその腕に触れた。
「……リラさん」
「なんだか、お母さんになった気分だったから……」
「ああ。様になっていた」
 それだけ言うとリラが握った拳とは逆の、開いたまま何かを探す小さな指に羽月も触れる。
 きゅうと握ってくる稚い指の力に瞳を緩めてまばたきを落とした。
 細い首が支える小さな頭。そのライラックの色の頂辺りをしばらく羽月は見ていたが、おもむろに揺り籠をリラに預けると見返す妻に静かな笑みを浮かべて見せてから背を向けた。
「万一という事もある。先に確かめてこよう」
 声をかけるのが僅かに遅く、夫の姿は見る間に相手と同じ程に小さくなる。
 遠目にも姿勢の良さが解る羽月を見遣りながら受け取った揺り籠の重さにリラは彼の気遣いを悟るのだ。泣きそうになっていた自分に彼は気付いていて、ほんの少しの道行であったはずなのに離れることには寂しさを確かに覚えて、だからリラが少しでも落ち着く時間をと。そんな風に。
 見遣る揺り籠の中で小さな生命は今も眠りの中。触れる手は今もきゅうと灰を握り込んで。

 寂しくないように、泣かないように。
 言葉はないけれど声は確かに気持ちを映して。
 歌も物語も、ただ心地良く向かえるようにと。

 もう一度、羽月の姿とその向こうの誰かを視界の正面に置くき、それから視線を戻す。
 寝入ったばかりの子供は離れた手にむずがってはまだいなかったけれど、それでも触れ直すとリラの細く白く儚ささえ覚える指の優しさに表情を安らがせる。えぷん、と洩れる音。
 見遣るその稚い生命。
 羽月が相手と一緒にこちらへ来る様子に気付きながらリラは、揺り籠の中の赤子に囁きを落とすと最後に握った手に僅かばかり力を入れた。心のどこかに残ればいいのにと。

「炎の物語は特に気に入っていたみたいだけど、縁はあるのかな……」
 何事かを話す声が二つ、段々と近く鮮明になってくる。
 広がる香りは春の野の香りだ。
「確かに生物のようだし、興味深い?私は少し……怖いかな」
 でも、でもね。
 柔らかな手の何も握らない指先が何かを掴もうとくたりと曲がる。
「あなたはきっと誰かを暖めるような、そんな火と関係するんだと思う」
 記憶から消えはしない獰猛な熱ではなくあの暖炉のような、そんな。
 それは願いでもあるけれど、予感のようでもあって。
 彼女の想いを聞いた答えであるかのように、見知らぬ少女と羽月がこちらに至る前。


 伸ばして何かを探す手はリラの指の一本だけを捕らえ弱くともしかと掴んでそれが、答えのように。


 少女はプリマヴェーラ。
 ちらちらと瞬く光の欠片がインヴェルノと同様だ。
 いつまでも名残を惜しむ訳にもいかず、そっと手を握ってくれる夫に瞳を揺らし――それは赤子の手にしたのと同じようで少し違う――リラは小さな手の中にあった灰の行方を追う。
「もう大丈夫。頑張ったね」
 今は揺り籠からプリマヴェーラの腕に預けられた赤子の手がゆるやかに開いて、そこから覗いた灰が意志を持つように舞い上がったかと思えば散り落ちていく。それが全て地に着いたかと思えばまだ遠く続いているはずの道の先に建物の影。街だ。
「なんにも怖くないから――あ」
 抱いた赤子にこちらもまだまだ幼げな、リラよりも年下に見える少女が話しかけてまばたきを数度。
 何かに気付いた風に幼い顔を傾けてから二人を、更に言うならばリラを特に見て嬉しそうに笑った。
「声たくさんかけてくれたの、ありがとう」
 ああ、と声にもならないまま気持ち程度に頷く隣で羽月がつとリラを見る。
 気付いて見返せば静かな瞳がどこか愛おしげに自分を映していて、きっと今この男性は妻が語った言葉を考えては優しさに満ちて頷いてくれているのだろう。
 そういった無言の対話の間にプリマヴェーラは赤子に今度こそ唇を寄せて軽く息を吹きかけた。

「さぁもう行かなきゃ!」

 声に二人が眸を戻す前で赤子は見る間に淡く溶けていく。
 眠り込んだまま溶けて、そして細い糸のように尾を引いた星に似たなにかが街の方へと奔り。

 散った灰の落ちた場所から小さく何かの気配がする。
 そこからさらに新芽が出て見る間に育ち花になる。それはまた散って灰ではないけれど灰を思わせる熱を滲ませて空に舞う。
 それは、灰ではなく。

 気持ちと呟くリラの声。
 そうだと羽月の心。

 それは、人の裡にあるなにかの名残。


「往き、還る。満ちて引いて、何時如何なる時も。
 生まれし者と還る者……全ての者が辿り着く、場所」


 知らず唇から紡いだ言葉は少女にも聞こえたのだ。
 瑞々しい頬が笑みの形に輪郭を変えて瞳を細く見えぬ程にする。

「……赤ちゃんの、声が聞こえます……」
 リラの呟きに応える代わりに握った手を更にしっかりと合わせて返す。
 ぬくもりは、人のぬくもりは。
「甘えたかしら」
「人によく関わるかもしれない」
「優しい子になるかな……ううん、なります」
「きかん気は強いままかな」
 遠く見る街の中で笑うどこかの男女が見える気がした。


 ――街から流れ耳に届く、その産声。


 ** *** *


 これより往きて満ちる、それ。
 芽吹き育まれる生命の息吹は聞こえるでしょうか。





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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【1879/リラ・サファト/女性/16歳(実年齢19歳)/家事?】
【1989/藤野 羽月/男性/16歳(実年齢16歳)/傀儡師 】

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、非常にぎりぎりとなり申し訳なく思いつつのライター珠洲です。
 お届け手段を変えようかですとか色々試したくせに結局個別はプリマヴェーラと会う手前だけとなりました。ノベル自体も個別にしようか思案したのですが、こちらはお二人の距離が好きな為に!
 いつもじわりと来るプレイングを下さりありがとうございます。その「じわり」が少しでも文章の中に出ていればいいなとライター毎度思っております。
 灰については最後のお二人の遣り取りでご想像頂ければと思ってみたり。

* リラ・サファト 様
 まずNPCの名前が長過ぎて申し訳ありませんでした。
 火は記憶の中でひどく苦しいものだろうと思いますが、そこからでも底にある善い何かを拾い上げておられる方なのではないかなぁとライターは想像しております。