<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


『戻らない意識〜リスク〜』

 魔女から取引を持ちかけられたウィノナ・ライプニッツは、一晩考えた後ファムル・ディートの診療所を訪れた。
 魔女が提示した条件の確認、そして、自分の決意を話すために。
「ウィノナちゃんの髪の色は、薄い色だろ? あとは、『核となる女性の提供』だが……これに関しては、私は専門外で全く関わっていなかったからよくは知らないんだが、魔女を作り上げる上で、ベースとなる女性が必要らしい。『15歳前後の女性。健康で精神的に強い人物であり、白人であること』って条件に、ウィノナちゃんは当てはまっていると思うんだがね?」
「髪のことは、直接言われたよ。魔術を教える授業料だとか」
「となると、うーむ」
 ファムルは顎に手を当て考え込む。
 ウィノナは自分の考えをファムルに話すことにする。
「一晩考えて決めたんだ。魔女の元で、魔女の知識を全て教えてもらい、その授業料で自分の髪を渡す。ただし、髪を渡すのは5年後とする。……そう交渉したいんだ。ファムルさんに立会人として付いて来てほしい」
「い、いやしかしな」
「あの魔女を騙すのは無理だと思ったし、ダランの寿命を延ばすのに、ダラン自身の人生の自由を奪われるんじゃ全く意味はないから」
「確かに、騙すのは無理だな。しかし、ダランの為に、君が犠牲になることは……」
 ウィノナはファムルの言葉に首を左右に振る。
「ボクだって自分を犠牲にするなんていう自己満足な精神は持ってない。ダランを救える可能性が先延ばしになっちゃうけど、障害にならないかもしれないし、知識を得たら、ボクが悪条件を全て無くせる方法を思いつくことが出来るかもしれない。それに、魔術を理解していたほうが、より良い情報を手に入れられるんだから、魔女にとって悪い条件じゃないと思うんだ」 
「それはそうだが……」
 ファムルは気が進まない様子で、ウィノナを診療室隅のソファーに座らせ、魔女の書いたメモを取り出しテーブルに置いた。
「いいかい、魔女のこの取引には裏がある」
「裏?」
 頷いて、ファムルはメモの一番下『寿命に関する知識を錬金術師ファムル・デートに与える。』という文を指でなぞった。
「寿命に関しての知識だけ受け取ったところで、私には何もできんのだよ。結局のところ、魔女達の構造を知らない私達には、どうすることもできない」
「なるほどね……だからこそ、全部って考えてるんだけれど」
「それは無理だろ。5年で把握できる知識量ではないだろう」
「それなら尚更、ファムルさんに来てほしい。意味のない取引にならないためにも」
「断る」
 ファムルは強く言い切った。
「なんで? あの人の下で働いてたこともあるんだよね? ダランのことは心配じゃないの?」
 軽く聞いた話では、ファムルは過去、長期に亘り魔女の下で働いていたらしい。またダランはファムルの元弟子だという。
「心配じゃない。むしろ、自分の身が心配だ」
「でも、ファムルさんは30歳越えてるんだよね? 情報を奪われる心配はないんじゃ……」
「ではなくて、だな……」
 ファムルは再びメモに指を置き、コツンと叩く。
「つまるところ、このメモは、私への出頭命令ではないかと思うわけだ。手薬煉引いて待ち構えているところに、のこのこ向っていこうものなら、策略に嵌められて、抜き差しならない状況にもっていかれるに決まっている。そういう人だ、あの人は!」
「は、ははははは……なんかとんでもない師匠だったみたいだね。でもわかる気がする」
 しかし、これまでの会話でウィノナの気持ちは固まった。
 なんとしてでも、ファムルを連れて行かねばならないと。

**********

「もしものことがあったら、ウィノナちゃんに一生面倒見てもらうんだー」
「あー、年寄りにこんな険しい道を歩かせるとは、近頃の若者ってヤツは」
「あ、急ぎの仕事があったんだ。やはり私はこれで!」
 ぐだぐだ言いクルッと向きを変えたファムルの襟首を、ウィノナはぐいっと掴んだ。
「諦めわるいぞ、行くって言ってくれたじゃないか。大体、ファムルさんは年寄りじゃないし」
 魔女クラリスは唯美主義だということで、普段不精なファムルも今回ばかりは身だしなみを整えての同行だ。
 その容姿は思いの他整っており、もう少し太ったらかなりの美男子なのではないかと密かにウィノナは思った。
 粘りに粘った結果、ファムルは一緒に来てはくれたが、魔女の住処が近付くにつれ、不平を漏らすようになった。
 ファムルの襟首を掴んだまま、ウィノナは集中して周囲を見回し、連なる木々の奥に塀を見つけたのだ。
「ほら、あの塀を辿れば正門に着くから。あともう少しだよ、ファイト!」
「はぁ……」
 観念したように、ファムルはとぼとぼ歩き出した。

 昨日と同じように、正門を叩く。
 現れたのは、2、30代の綺麗な女性であった。ウィノナの後ろに立つファムルを見ると、彼女は目を見開いた。知り合いのようだ。
 即座に屋敷に通された二人は、屋敷の雰囲気にそぐわない戦士風の少年と遭遇する。
「なんでおめーがこんなところにいるんだよ!」
 ファムルを見るなり少年はそう言った。こちらの少年もファムルと知り合いのようだ。
「来たくて来たわけじゃない」
 ファムルが深いため息をつく。
「ファムル、ホント久しぶりだね。今日は泊まっていってよねー」
 案内をしてくれた女性が、親しげにファムルに話し掛けている。
「いや、今日は早々に帰らせてもらうよ。夕食くらいご馳走してくれるかい?」
「もちろん! 楽しみにしててねっ」
 その美しい女性と、身だしなみを整えたファムルはなかなかお似合いだ。
「よう、お前誰? 魔女じゃねぇよな。こんなところに何の用だ?」
 戦士風の少年がウィノナに話かけてきた。
「ボクはウィノナ・ライプニッツ。郵便屋やってる」
「郵便屋? 手紙を届けにきたのか?」
「ううん、今日は手紙じゃなくて……。そういうキミこそ誰? ダランはここにいるの?」
「俺は虎王丸。ダランの知り合いか? ダランなら、奥の部屋で寝てるぜ」
「キミはダランの友達? あとでダランのところに案内してよ」
「と、もだちっていうか……ダランは、俺の子分だ」
 子分? ダランってば、まだ変な団と関わっているのだろうか。
 そういえばこの少年、どことなくチンピラ風だ。
 そんなことを考えていたウィノナに、ファムルが声をかけてきた。
「ウィノナちゃん、行くよ」
「うん」
 ウィノナはファムルと共に魔女のいる書斎へ入る。
 虎王丸も後に続き、入ってきた。

「久しぶりだな、ファムル・ディート」
「ええ、ご無沙汰しています。……えーと、クラリス様とお呼びすればよろしいですか?」
「ああ、それで構わない」
 外見的には年上に見えるファムルに対しても、魔女クラリスの態度は尊大であった。
「今日はこの子の付き添いできました」
 ファムルが言うと、ウィノナは臆することなく前に歩み出、魔女と対峙した。
「ダランのことで、交渉させてほしい……んです」
 威圧感を感じ、ウィノナは軽く言葉を詰まらせる。
 拳に力を入れ、話しを続ける。
「あなたの知識を全て教えてください。その授業料として、私の髪の情報を差し上げます」
「全てとはどの程度だ? 文字通り全てであるのなら、人間の一生如きで把握できる量ではないが。私がその髪の対価に提示した条件は、魔術のみだ」
「ダランを治すのが目的だから、ダランの寿命に関係する全ての知識と魔術です。魔術は理解していた方が良い情報を得られるって話だし」
 悪い条件ではないとウィノナは踏んで、強い視線で魔女に訴えかける。
「なるほど。しかし、両方というのは釣り合いが取れないんじゃないか」
 魔女が手を伸ばす。それに応じるかのように、ウィノナは更に魔女に近付いた。
 薄い笑みを浮かべながら、ウィノナの髪に触れた。
「価値のある髪ではある。お前が寿命に関しての知識を求めるのであれば、この髪の対価としてやってもいい。しかし魔術に関しては基礎知識と情報提供時の対処法だけだ」
 元々魔術に強い関心があったわけではなかったため、ウィノナは魔女のその言葉に頷いて了承した。
「だけど、髪を渡すのは5年後です。ダランを救える可能性も遅れてしまうけど、その期間に自分なりに色々学べば、対処法を見出せるかもしれないから」
「5年待てと?」
 ウィノナは再び頷いた。
 魔女クラリスはウィノナから手を離すと、椅子に深く腰掛け、両の腕を組んだ。
「待ってもいいが……そのために、お前の情報を受け継いで生まれてくる魔女の寿命が短くなる可能性がある。そのリスクを承知で5年後と言うのなら、それでも構わない」
 魔女の言葉にウィノナは戸惑う。
 それは考えもしなかったリスクだ。自分のリスクを少なくすれば、未来の命がリスクを背負うことになる。だけれどそれなら、自分ではなく、自分より若い娘から情報を取得すれば、その分リスクは減るわけであって……。
 考えると、答えのない迷路に迷い込みそうになる。
「とりあえず、5年後であれ、交渉成立と考えていいな?」
 魔女の有無を言わさない強い視線に、頷いてみせた。逃げるつもりはなかった。
「5年以内に、ダラン・ローデスがこの世を去ってもだ」
「そんなに悪いのか!?」
 思わず口を出したのは、虎王丸であった。
「さあ、どうだか」
「……相変わらず、意地が悪いですなあ」
 口を挟んだファムルに、『黙れ』と魔女クラリスは言い放つ。
「ウィノナ。それでいいな」
 魔女の言葉に、ウィノナは再び首を縦に振った。
 魔女は満足げに頷き、机の引き出しから繊細な装飾が施された銀の腕輪を取り出した。
「あっ……いや、なんでもねぇ」
 虎王丸が声を上げたが、魔女は気にせずウィノナに近付く。
 そしてウィノナの手を取るとその腕輪を嵌めた。
「盟約の腕輪だ。この腕輪は嵌めた者か、それ以上の魔術で対抗せねば外すことはできない。以後、お前は常に私の監視下にある。他国だろうが、異世界だろうがどこにいてもだ。決して逃げることはできない。そして、死ぬことも許されない」
 腕輪を見て身体に緊張を走らせるウィノナ。ファムルが腰を屈めて彼女の耳に顔を近づけた。
「言い換えれば、不治の病以外で命の危険にさらされた時には、クラリス様が助けてくれるってことだ。大事な素材だからね」
 その囁きは魔女と虎王丸の耳にも微かに入った。
「黙っていろファムル。貴様とは後程話したいことがある」
「いえ、私は夕食を頂いて、早々にお暇したいんですけどねぇ……」
 姿勢を正して愛想笑いを浮かべるファムル。
「ウィノナ、たった今から、お前は私の弟子だ。私の命令に従ってもらうぞ」
「師匠としての、真っ当な命令ならば」
「生意気な娘だ。まあいい。少しファムルと話がしたい。お前達は下がれ」
 ウィノナと虎王丸は顔をあわせ、ドアに向う。
 その前に、虎王丸がソファーに駆け寄る。ソファーには眠っている少年の姿がある。虎王丸がその少年を背負い上げた。
「誰? 何で眠ってるの?」
「こいつは、俺のダチの蒼柳凪。説明はダランの元に行ってからだ。俺もあんたに聞きたいことあるしな」

 ウィノナは虎王丸と共に、ダランの眠る角部屋へ向った。
 室内のベッドに、ダランは寝かされていた。
 虎王丸が凪をダランの隣のベッドに寝かせ、ウィノナと虎王丸はそれぞれ椅子に腰掛けた。
 ファムルを待ちながら、互いのこれまでの経緯を話す。
 虎王丸と凪は、ダランの父親から呼び出され、ダランの寿命について聞かされたことがきっかけだった。
 ウィノナは、ダランの父親から預かった魔女への手紙がきっかけで、この件に関わることとなった。
 ダランが眠っているのは魔女の仕業らしい。精神だけ別世界に転送されたということだ。彼を救い出すために、凪という少年が後を追った。
 この二人は悪友ではないようだ。
(いい友達もいるんだね)
 ウィノナは胸を撫で下ろした。凪に任せておけば、ダランは大丈夫と思えた。
「5年間生き延びれば、寿命に関係する知識はウィノナに入るってことか。けど、やっぱり引っかかるんだよな」
 虎王丸には疑問があった。なぜ、魔女の取引には、知識だけで処置が含まれていないのか。
「怪我だってさ、怪我した相手に魔法を教えるより、魔法で治した方が手っ取り早いだろ?」
「それは……魔女の策略みたいだよ、ファムルさんが言うには」
「策略? どういう?」
「さあ、ボクにもよくわからないけど」
 とにかく、ファムルを待つしかないようだ。
 会話が途切れ、二人はダランと凪を見た。
「あれ? この腕輪。ダランも魔女と何か契約したの?」
 ウィノナがダランの手をとった。腕に嵌められている腕輪は自分が魔女に嵌められた腕輪と同じものだ。
「あ、いやこれはだな」
 慌てて虎王丸はウィノナの手からダランの腕を奪い取る。少し乱暴だったせいか、ダランの体が傾き、虎王丸とダランの顔が合った。
 2人の目が合う。虎王丸と、ダランの……。
「え、えっと……おはよう」
 先ほどまで動かなかったダランが、小さく声を発した。
 手を離した虎王丸は、思わずダランの頬を両手でつねり横にひっぱる。
「い、いふぇふぇふぇふぇふぇふぇふぇ!」
「虎王丸、あまり手荒なことはするなよ」
 隣のベッドで、半身を起す凪の姿があった。
「お帰り、凪。ったく、こらダラン、なにがおはようだ。日はとっくに暮れてんだぞ」
 頬をつねり続ける虎王丸と暴れるダランの姿に、ウィノナは思わず笑い声をあげた。

**********

 食事の準備が整ったという連絡を受け、、ウィノナと虎王丸は一足先に、指示された部屋へと向った。
 ダランは魔女と話があるということで、話を済ませた後、合流するとのことだ。
 会場には女性達に囲まれるファムルの姿があった。白を基調とした優しい造りの部屋である。所々の装飾に、女性らしい繊細さ現れている。
 そんな会場に不思議と彼の姿は馴染んでいた。
「ウィノナちゃん、こっちにきて挨拶しなさい」
 ファムルがウィノナを呼んだ。
 ウィノナが魔女クラリスの弟子扱いならば、彼女達は全て先輩ということになる。それに気付き、ウィノナは女性達の元に駆け寄り、頭を下げた。
「今日からこちらで、勉強させていただくことになりました、ウィノナ・ライプニッツです」
「よろしくね、ウィノナ。でも、逃げ出すのなら今のうちよ?」
「あら、腕輪をしてるのね。それじゃもう逃げ出せないわ。可愛そうに」
 微笑ながら魔女達が言う。その言葉の抑揚に嫌味はなかった。
 一通り挨拶をすませた後、ウィノナはファムルの腕を引っ張り、テーブルの端に連れて来た。
「クラリス……ええと先生と何を話したの?」
「あー、研究への協力を依頼されたってところか。んー、魔女達の体質を改善するためとか、そんなカンジだ。でも、断った」
「え? それって、ダランの寿命を延ばすことにも繋がるんじゃない? 何で断ったの!?」
「だって、こちらにメリットがないだろ? さて、食事を終えたら帰るぞ」
 淡々とした口調だった。
 ひょっとしてこの男、結構冷たい人間なのではないか?
 ウィノナは一抹の不安を感じながら、ナイフとフォークを手にとった。

 ファムルの強い希望で、ウィノナとファムルはその晩のうちに、下山することになった。
 ウィノナは準備を整えて、改めて魔女の元で、魔術や人間生態学について学ぶことになる。
「ウィノナ、あのさ……」
 見送りに出てきたダランだが、言葉が続かないようだ。
 ダランは、魔女がダランの父に提示した条件を知らない。しかし、ウィノナが魔女となんらかの取引をしたということには、薄々勘付いているようだった。
「またね、ダラン」
「うん……」
 ダランの側には虎王丸と凪の姿がある。彼等はもう一晩ダランの側にいるようだ。
 ウィノナが示した5年という月日。
 その間、ダランは魔女の元で過ごすことになった。その間の命は保証されたらしい。
 それはダランが自分でした選択だった。
 5年後に、ウィノナが打開策を編み出せれば、ダランは自由を取り戻せる。
「5年、か……」
 クラリスが言っていたリスクの話も気がかりだ。
 先を照らすウィノナの目に、右手に嵌められた腕輪が映る。
 ランプの光に照らされた腕輪は、怪しく瞬いていた。


【現在の状況】
●ダラン・ローデス
軟禁状態。敷地内から出ることはできない。万が一脱走できたとしても、現状では遭難する可能性が高い。身体については近日中に検診してもらえるはず。
下僕扱いだが、魔術の訓練は受けさせてもらえるらしい。

●ウィノナ・ライプニッツ
盟約の腕輪により、常に監視状態にある。
5年間限定で、魔女の弟子となる(ダランより格上)。通いでも住み込みでも構わない(ただし、魔女の屋敷は街からかなりの距離がある)。魔女の屋敷へは出入り自由(数あるクラリスの部屋は立入り禁止)。
魔術は魔女クラリスが直接指導。それ以外は高度な知識をものにするまでは、館の魔女達から学びながら図書室での自主勉強が中心となる。
5年後には、どういう状況であっても、髪の情報を提供しなければならない。

●蒼柳・凪
軟禁解除(ダランを手元においている限り、いつでも呼び寄せられると判断された)。
硝子の迷宮にて、魔女クラリスにデータを採取される(クラリスは現在はまだ結果を見ていない)。

●虎王丸
ダランに盟約の腕輪を嵌めたが、コントロールする魔術を知らないため、ダランに対しての強制力はない。
強く念じれば、離れていても漠然とした想いくらいは伝えられるかもしれない。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

【3368 / ウィノナ・ライプニッツ / 女性 / 14歳 / 郵便屋】
【1070 / 虎王丸 / 男性 / 16歳 / 火炎剣士】
【2303 / 蒼柳・凪 / 男性 / 15歳 / 舞術師】
【NPC / ダラン・ローデス / 男性 / 14歳 / 魔術師の卵】
【NPC / 魔女 / 女性 / 345歳 / 魔術師】
【NPC / ファムル・ディート / 男性 / 38歳 / 錬金術師】

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■         ライター通信          ■
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ライターの川岸です。
『戻らない意識』にご参加ありがとうございます!
ウィノナさんの専攻ですが、別の分野に変更も可能です。また図書室で独自に別の知識を学ぶこともできます(かなり高度なので簡単には理解できないとは思いますが)。放棄して別の取引に変更することも交渉次第では可能かと思います。
一応今回軽く区切りがつきましたが、この後、この物語を進展させていただける場合は、ゲームノベル『生命の尊厳』からご参加お願いいたします。