<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


記憶の欠片、奇跡の雫

 ディーザ・カプリオーレは久しぶりにその倉庫の前に立っていた。
 口にくわえている煙草がわずかに揺れる。
「入っても大丈夫、かな……」
 少しだけ迷ったのは、中にいるはずの少年を思っていたから。
 ――大丈夫だ。
 あの少年は自分の足で立っていた。もう大丈夫だ。
 ズボンのポケットのふくらみを撫でる。そこの中に、目的のものが確かに入っていることを確かめて。
 ディーザはさらりとした金髪の前髪をかきあげた。
「……行こうか」
 そして、倉庫のドアをノックする――

「あっれ〜、ディーザさん!」
 倉庫を開けたのは、茶髪にそばかすの残る明るい表情の少年だった。名はルガート。ディーザは軽く笑って、
「また来たよ」
 と言った。
「いる?」
「いますよ」
 ルガートは倉庫の奥の壁にかかっている巨大タペストリを指差す。
 そのタペストリが、地下に続くドアを隠すものだということを、ディーザはよく知っていた。
「会わせてもらえる?」
「はい!」
 ルガートは元気よく答えた。
「あいつも喜ぶと思います!」

    ***** *****

 久しぶりの地下は、前より少しだけ埃っぽさがなくなっているような……
「掃除するようになった?」
 この部屋では煙草厳禁と言われているので、携帯用灰皿に煙草を押し込みながらディーザはルガートに尋ねる。
「そうですねえ、まあ一ヶ月に一回は……」
「……やっぱり掃除してないなあ」
 呆れてディーザは嘆息した。
 思った通り、部屋の真ん中はがらくたの山。何度掃除してもすぐこうなるのだから、部屋の主は一体どんな生活をしているのやら。
「おいフィグ!」
 ルガートががらくたの山に向かって歩く。
「フィグ、ディーザさんが来てくれたぞ!」
 この部屋の主は寝ぼすけでもある。呼んでもなかなか起きない。
 かと思えば――
「ん……」
 眠たそうな声が、すぐに聞こえてきた。「ディーザさん……?」
「そうだよ、ディーザさんだ」
 がちゃ、がたり、とがらくたが動く音がする。そして、
 1人の少年が、がらくたの山の中からひょっこり顔を出した。
 短い黒髪、黒水晶のように光る黒い瞳――
「ディーザさん?」
 驚いたディーザは、返事をするのにワンテンポ遅れた。
「――あ、うん」
 黒髪の少年、フィグが立ち上がる。
 ようやくディーザはほっと力を抜いて、手をひらひらさせた。
「や、その後どう?」
 ――以前、フィグが苦しみに取り付かれた事件。
 その後、ディーザはここを訪れていなかった。
「あのときは大変だったけどね」
 少しだけ目を伏せて思い出す。泣きわめいていた目の前の少年の姿を。
 フィグは微笑んだ。
「息災ですよ。おかげさまで……」
 声が優しい。
 ふふっとディーザは笑って、
「今日はね、こんなもの持ってきたんだ」
 ズボンのポケットの中から、小瓶を取り出した。
 中に、透明な――清涼な水が入っている。
「水……ですか?」
「そう、あの妖精が絡んでいるのがまぁ、アレではあるけど、奇跡の川の水」
 ――あの妖精。
 フィグを苦しみに落とした原因の妖精。
 彼女は彼女なりに、フィグを救おうとした結果ではあったけれど。
「これ飲むと願いが一つだけ叶うっていう話」
「奇跡の川……」
「そんなのあるんスか!」
 ルガートが食いついてきた。あははとディーザは軽く笑って、
「これはフィグの分。ルガートにはないよ」
「え〜、ひいきっスよひいき!」
「……俺ですか?」
 フィグが小首をかしげる。
 ディーザは歩み寄った。がらくたをよっと避けながら、
「君にあげるよ。好きに使って」
 差し出すと、フィグは大人しく受け取って、小瓶の中をじっと見つめた。
「他人の記憶の流入を制御できるようにとか、それ以外とか。その辺は任せるよ」
 腰に両手を当てて、フィグを見る。
 久しぶりに見るフィグは、元から大人びていたがますます落ち着きを増したように見えた。
「願い……ですか」
 フィグがつぶやく。
「……あー、因みに、本当に叶うのかどうかはわかんない。今の所、使ったことによるペナルティとかはないみたいだけど……」
 ディーザは困ったように頬をかき、視線を揺らした。
 けれどそれも少しの間。すぐにフィグの黒水晶の瞳を見つめて、
「……もし、叶わなくても落ち込んじゃ駄目だよ? 今回のこの手が駄目だっただけで、また別の手探せばいいだけだから」
 手を伸ばす。
 少年は手の届くところにいる。
 さらっと少年の髪を乱して。
「どんなことでもそうだけどね、『手段』に固執する必要はない」
 ディーザは語りかける。「今回の水も、『手段』にすぎないんだから」
「………」
 何も言わず、少年はディーザを見上げる。
 ディーザは苦笑した。
「……まぁ、そんな風に予防線張る辺り、私も弱気なのかな」
 ――水を飲んだだけで、生まれつきの体質が直るだなんて、そんな都合のいい話はない――
 心の中でそう思っている自分が確かにいるから。
 弱気。少年を助けようと思いながらも弱気。
 ……こんなじゃ駄目だなあ、と思いながらも、少年に見せる笑顔は変わらない。
「まぁ、とりあえずやってみ? 私はとことんまで付き合うからさ」
 それだけは本当のことだから。
 フィグはディーザからまた視線を落として、小瓶の中を見下ろした。
「願い……」
「ん?」
「どんな願いでも、いいんですよね?」
 問われて、ディーザは驚いた。
 どんな願いでも。
 ――少年の願いは、ただひとつだと思っていたのだけど。
「あ、ああ。うん。願いたいことがあるなら、好きなようにね? それ一回分しかないんだけど」
「ありがとうございます」
 フィグが微笑んだ。
 それは予想していた反応と少しだけ違っていた。落ち着きすぎている、ような――
「今すぐ試してみます。ディーザさん、終わるまで付き合ってくれますか?」
「え? あ、うん」
 終わる……まで?
 何が終わるまでだというんだろう。
「ディーザさんも巻き込まれると思います。けど、終わっても何も言わないでください」
「う……ん?」
 ルガートが、何かを察したのか2人から離れていく。
 フィグはそれを確かめてから、小瓶のコルクを抜いた。

 水が、
 少年の口の中へ――

 刹那、ディーザの視界が暗転した。

     ***** *****

 ――にぎやかな人々の声がする。
 たくさんの人が通る、ここは商店街か――
 エルザードではない。どこの町か分からない。
 けれどとにかく、エルザード並みににぎわっているのは確かだ。

 右へ左へ、行き交う人々はみな忙しそうで、あるいはのんびりとしていて、それは普通の風景で、おかしなところなどひとつもない。
 けれどその中に、『何かを見出す』ことの出来る存在がいたら?
「よく見ているのか」
 表情は柔和そうな笑顔を浮かべた細身の男が、傍らにいる子供に小さく囁いた。
 まだ五歳ほどの子供。黒い髪に黒い瞳をした、表情のない、子供。
「よく見ろ。見えるだろう。視えるはずだ、お前なら」
「………」
 子供は目を伏せていた。
 それでも男は囁いた。
「……視えているのか?」
 それは押し殺された期待に満ちた声で。
「………」
 子供は一言も答えずに。
「視えているなら、教えろ。カモになりそうな奴はどれだ」
「……いない」
 初めて子供が声を発した。
 小さな小さな声だった。
「そんなはずはないだろう、よく視ろ。いや――お前には視たくなくても視えているはずだ。言え、俺たちのカモになりそうな人間を指せ」
「いない」
 子供は小さな声で、しかしはっきりと拒絶する。
 その表情が、初めて歪んだ。
 人ごみの中、男に足を踏みにじられて。
「――このままアジトに戻ってたっぷり仕置きされたいか? ん?」
「いない」
 それでも子供は言い張った。
「――いいだろう」
 男の我慢は限界に来たようだった。
 表情はにこにことしたまま、子供の襟首をつかんで。
「今日はどれだけ仕置きしてやろうか。棍棒で何回叩かれたい? それとも鞭がいいか。ん?」
 そんなことを言いながら、子供を引きずっていく……

 そしてまた景色がぐるりと変わって。

 暗い、地下の牢屋らしき場所で、右腕を上から鎖につながれた上半身裸の子供がぐったりとしていた。
 上半身が血まみれ。そして、傷痕だらけだ。よく見ると左腕が変な方向に曲がっている。骨折……している。
 それなのに治療は一切されず放置されて。
 子供は、目をぼんやり開けていた。
 その黒い瞳は、にごっていた。

「まったく、使えん小僧だ」
 地下に降りてきた男が、吐き捨てるように言った。
「拾ってやった恩も忘れて、俺たちにたてつくとはいい度胸……」
「他人の記憶が視えるんだ、いくらでも稼ぎにつながるってのに」
 ――タニンノ キオクガ ミエルナラ
 ――タニンノ カクレタ「アク」ヲ ミツケラレル
 そこにつけいって――
 この男は仲間とともに、その人物をいたぶるつもりなのだ――

 元から悪人の「悪」なら簡単に見つかる。だが、そういう人物を探しているのではない。
 彼らはあくまで一般市民の中からそういう弱点を持つ人々を探していた。

 ――ソノホウガ イタブリガイガ アル

 ある日子供が、毎日続く仕置きに耐えられずついに1人の一般庶民を指差してしまったことがあった。
 優しそうな老人だった。だが過去に、雇われていた店の金を横領したことがあった。
 子供にはそれが見えて、視えてしまっていた。
 そして子供が指差した瞬間、男は歓喜の表情をするのだ。

 その後その老人とその家族は散々男の仲間たちに狼藉を働かれた。金をせびられ、暴力を振るわれ――かわいい孫娘の貞操を奪われ。
 黒い瞳の子供は、一度その現場に連れて行かれたことがあった。
 そして自分が指を指しただけで何が起こるかを知った。
 子供の黒い瞳がさらににごりを帯びていく。
 まるで壊れた人形のように光がなくなっていく。
 決して指を指すこともない。仕置きに悲鳴を上げることもない。
 人形の、ように。

「次はエルザードだ」
 男は言った。
「あそこならもっといいカモがいるだろう」
 ほとんど役に立たない子供を、それでも男たちは連れて行った。
 その頃、子供はもう十歳になっていた。
 エルザード城下町に着き、彼らが新しいアジトに相応しい場所を探している間、少年の瞳にわずかに光が灯った。
 ――もう、これ以上は――
 逃げ出した。夢中で逃げ出した。顔以外の体中すべてに傷痕を残した少年は、必死で街の外に逃げようとした。
 そして街郊外の倉庫群に出て――

「えー、倉庫の世話俺がやんの!?」
 根明そうな声が聞こえる。「親父! 俺が何歳か分かってる!? まだ12だよ12! 倉庫任せて大丈夫だと思ってんの!? てかさっさと帰るな親父ー!」
 倉庫群に取り残された若干12歳の、茶髪にそばかすを残した少年に、黒髪の少年が真っ向からぶつかっていく。
「ぐほっ」
 腹に思い切り体当たりされて、茶髪の少年は地面に座り込んだ。
 黒髪の少年は何も言わずさらに逃げようとした。
「ちょっと待てよ!」
 怒りで顔を真っ赤にして、そばかすの少年は立ち上がり、黒髪の少年の手を引いた。「謝れっての、このガキ――」
 振り向いた黒髪の少年の――顔。
 壊れた人形のように表情がないそこに、ただただ涙が流れていた。
 ぎょっとしたそばかすの少年を見て、足を止めた壊れた人形――
「……視え、ない……」
「え、ちょっと、何が」
「視えない……弱点が……」
「いや俺弱点だらけだけどって、おい!」
 生まれた時から明るくて、家では悪さをするけれど外では立派な正義漢。
 つけいる弱点など、持ち合わせていないヒト。
「あ、あああ……」
 黒髪の少年の瞳に、確かな光が灯った。彼はそばかすの少年の腕につかみかかり、盛大に泣き出した。
「おい――なあ、おい」
 呼びかけに応えない泣き続ける少年を前に、困り果てていたそばかすの少年は、ふと不穏な空気を感じた。
「――何か来る」
 びく、と腕の中の黒髪の少年が震える。
「に、逃げないと、逃げないと……」
 しっかりとそばかすの少年の腕をつかんだまま、震えた声が矛盾した言葉を紡ぐ。
 つかまえられたままの少年は悩んだあげく、今さっき父親から預けられた自分の家の倉庫に、黒髪の少年とともに入った。
「……泣き声上げるなよ」
 困ったようにつぶやく。「ここの倉庫、意外と音がつつぬけなんだ」
「………」
 泣くのをやめた少年は、それでもひたすら倉庫番の少年にしがみついたまま。
 ふう、と息をついたそばかすの少年は、そのまま一晩黒髪の少年とともに倉庫にこもっていた。
 次の日、「一晩も何しとったんだ!」「倉庫の中を観察してたんだよ!」と親子喧嘩があったりもしたが――

 それが、名さえもなかった黒髪の少年と、ルガート・アーバンスタインの出会いだった。

 黒髪の少年の名は、ルガートに果物の差し入れをもらった時についたものだ。
「これ、なに?」
「ん? フィグ(いちじく)」
「………」
 花が内側を向いて咲く不思議な花。
「俺の名前、フィグでいい」
 少年はぽつりとそう言った。
 自分の中だけでいい。他人の記憶なんて見たくない。そんな、内にこもった自分を皮肉ってつけた名前だったけれど……
 ルガートは父にだけ、フィグを紹介していた。
 フィグはルガートの父に出会った時、初めての経験をした。
 ――クオレ――
 クオレが、彼の手に生み出されるようになって。

 アーバンスタイン家に礼をするためにクオレ細工師を始めた。
 あまり気が進まなかったけれど、一回行えば相当な額は手に入ったので、気ままにやった。
 そんな中、噂を聞きつけたくさんの人が集まってくるようになって。

 ――金髪の女性が振り向き、くわえ煙草でにっと笑う。
 元気?
 そして手を差し伸べる。
 私はとことんつきあうからさ。

 太陽を思い出させてくれた人。
 内にしか咲かない花を、一瞬でも外側に咲かせてくれた。
 そして今も、フィグを救おうとしてくれる――

     ***** *****

 ――終わった、かな
 少年の囁きで、ディーザは我に返った。
 頬に冷たい感触がする。――涙?
 サイボーグの自分が?
「ありがとうございます」
 手を伸ばして、フィグの手がありえないディーザの涙を拭ってくれた。
「今のは……」
「俺の記憶、です」
 フィグの声は穏やかだった。
「俺の能力では俺自身の記憶は絶対見られない。――今まで思い出すたび逃げ出してばかりでしたが、一度違う方向から向き直ってみたかった」
 よかった、とフィグは微笑む。
「今の俺なら、負けない」
「フィグ……」
 少年の手に、拳に握られた両手にひとつずつ、光がこぼれる何かが握られていた。
「――フィグの記憶のクオレ?」
 ディーザは聞いた。
「はい」
「2つも?」
「そうです」
 ちょっと待っててくださいね――とフィグは背を向け、後ろでごそごそやりだした。
「よし、と」
 そしてこちらへ再度向き直る。
「しっかり形を持っていたので。鎖をつけるだけですみました」
 フィグはまず、自分の首にひとつの鎖をかける。
 そのトップには――間違いない、光輝くいちじくの花だ。
「これは、俺の過去の記憶の象徴――」
 それから。
 ディーザさん、と呼ばれ、
 うん? と返すと、
「ちょっとかがんでください」
 ディーザは訝しく思いながらもかがんだ。
 フィグはディーザの首の後ろにまで腕を回した。
 しゃらん……
 金色の鎖が、ディーザの首にかかる。
 ディーザは信じられない思いでそのネックレスのトップを見た。
 これは――美しい翼を持つ天使?
「それが俺の未来の展望です」
 いたずらっぽく、フィグは笑った。
「――他人の記憶の流入を制限する。確かに魅力的な願いなんですけど、他にも方法があるかもしれないから」
「ちょっと待って、これ私に!?」
「はい」
 ――光をくれたあなたに
 ――付き合ってくれると言ってくれたあなたに
「『手段』に固執する必要はないとおっしゃったから。他人の記憶云々に関してはそちらに賭けます」
「よかったの……?」
「そのネックレスがすべてですよ」
 ディーザは持ち上げたネックレスのトップを見下ろす。
 そして、笑った。
「これ、ルガートも含まれてるんじゃないのかな」
「え、俺がなに?」
 地下室の壁際でずっと待っていたルガートが不思議そうな声を出してきた。
 フィグは唇に人差し指を立てて、
「そうだとしてもやつにはあげませんよ。似合いませんから」
「何か失礼なこと言ってないかー!?」
 ルガートがわめいているが、ディーザはフィグと一緒に噴き出していて返事どころじゃなかった。

 そう、付き合うよ。とことん付き合うよ。
 君のその服の下にあるのだろう傷痕に誓うから。

「そうそう、もちろん部屋の掃除もね」
 途端、ぶるぶるとフィグは首を激しく横に振った。
「掃除はいい! いらない!」
「だーめーだ。何度言ったら分かるー?」
「俺はここが居心地いいんです……!」
「病気の元! 掃除しなさい!」
 逃げ出そうとするフィグの襟首をつかんでふふふと不敵な笑みを見せ。
「今日も徹底掃除ターイム」
「はーい」
 ルガートが元気よく手をあげた。
 がっくりとフィグが首を落とした。
 あははは、とディーザは明るく笑った。

 笑おう。皆で笑おう。
 太陽の下にまだ出られないというのなら。
 笑顔をこの子に贈ろう。
 そしてまた皆で、太陽の下で笑えるのなら……


 ―FIN―


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【3482/ディーザ・カプリオーレ/女/20歳/銃士】

【NPC/フィグ/男/15歳/クオレ細工師】
【NPC/ルガート・アーバンスタイン/男/17歳/倉庫番】

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■         ライター通信          ■
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ディーザ・カプリオーレ様
こんにちは、笠城夢斗です。
このたびはゲームノベルへのご参加ありがとうございました。
お届けが大変遅くなって申し訳ございません……。
いつもフィグのことを考えて下さるディーザさんに、おそらく意外だろう展開を繰り広げてみました。いかがだったでしょうか。
この子の面倒を看てくれて本当にありがとうございます。
よろしければまたお会いできますよう……