<聖獣界ソーン・PCゲームノベル>


Tale 02 singing シルフェ

 聖獣界ソーン、ユニコーン地区、聖都エルザード。
 その街中の通りの一つで。
 典型的な水のエレメンタリスに見える容姿を持つ、青色を纏った――おっとりのほほんとした印象なティーンエイジャーの少女は一人でふと立ち止まっていた。

 その少女の名前は、シルフェ。
 性格の方も、容姿通り印象通り…と言えそうな少女である。

 ――――――?

 そのシルフェは足を止めると、そのまま、思案。

 さて、自分は何故ここに居るのか。
 いやそもそも、自分はこれまで街中を歩いていたのだろうか。…いや、今現在実際に足を止めた気がする以上は、きっとそうなのだろうが…何となく感覚の方でそんな気がしない。
 何となく、今いきなりこの場に現れた…ような気がする。

 ――――――何故でしょう?

 また、思案。
 結局、よくわからない。
 …なので、何となくそのまま歩き出してみる。
 が。
 やっぱり違和感は拭えない。
 なので、どうにも妙な気分が抜けないシルフェは、何となく小首を傾げてみる。…けれど勿論それでどうなるものでもない。
 …ともあれ、そんなこんなで気も漫ろだったのかもしれない。
 気が付いた時には、おい? と少々意外な方向から――上から――何か、そこはかとなく危急を知らせるような――けれどそれ程切羽詰まっているとも聞こえないような、何か意外さの方が大きいような、けれどやっぱり危急を知らせているような真剣さも確り込められた注意を促すような――声を掛けられた。
 その声に、何でしょう? と、シルフェは再び立ち止まる。
 掛けられたのが、聞き覚えがある声だった気がしたから――余計だったのかもしれない。

 直後。

 シルフェは何処からともなく吹いてきた凄い風に煽られていた。纏っている服と流したままの長い髪がちょっと有り得ない激しさではためく――どうやら何かが物凄い勢いで自分のすぐ前を駆け抜けて行った、らしい。恐らく今声を掛けられて立ち止まっていなかったら――その駆け抜けて行った何者かと激突、轢かれたりしていたのではと言う気がする。…駆け抜けて行った何かと自分の進行方向から考えて、そんな動線。
 もうかなり離れてしまってから、瞬きしつつその『駆け抜けて行った何者か』――結局何だかよくわからないがそれらしい土煙は起きている――を見送ってみるが、シルフェの表情の方は変わらない。…果たして自分がどんな状況に置かれていたのか――シルフェ自身理解しているのかしていないのか微妙なところである。
 で。
 シルフェはその段で、改めて声のした方を見遣って――見上げてみる。
 その視線と交差するようにして、声の主の方が飛び降りて来た。
 で、シルフェの視線の方が遅れて戻って来る。
 飛び降りて来て、そこに居たのは。

「…まぁ。慎十郎様じゃないですか」

 御無沙汰しております。
 と、何は無くともまず声の主――夜霧慎十郎にシルフェは深々と頭を下げている。
 そうしたら、がく、と慎十郎の方が項垂れていた。
「あんたな。…今どういう状況だったかわかってるか?」
「? え…と、どういう状況だったのでしょう?」
 今何かが凄い勢いで駆け抜けて行ったようですが…あ、ひょっとして気を付けろと言う事でお声を掛けて下さったのですか?
 ああ、とばかりに、ぱむ、と両手を合わせて思い付くシルフェ。と言うかやっと今そこに思い至ったらしい。
 全く危機感の無いその様子に、はぁ、と慎十郎は溜息を吐いている。
「…まぁ、姐さんだしな。気付かなかったってぇのもありか…取り敢えず無事で良かったが」
「はい。わたくしは無事ですわ。…お声を掛けて下さって有難う御座いました」
「どう致しまして。…で」
 ぼーっとしてたみてぇだが、今日もまた散歩かい?
「…それは…えぇと…わたくしもよくわからないのですよ」
「はぁ?」
「いえ、今日は…と言うか今は…何故かいきなりこの場所に居たような…そんな気がしてまして」
「…。…聞いてるこっちの方が何だかよくわからねぇが。どっちにしろこんな道端で寝惚けて突っ立ってると危ねぇぜ?」
「…。…ああ、わたくしは寝惚けている…と言う事なのでしょうか?」
 もしそうなら、このよくわからない感じにも納得が行くかもしれません。
 と、あっさりそう返されて、慎十郎はまた溜息。
「…なんかほっとけねぇな。…くそ。どうすっか…」
「…? …あの?」
「ん、ああ、ちぃと用があってな」
「でしたらどうぞそちらに。わたくしは全然構いませんので」
「…ってな。そうもいかねぇだろ」
 今のを見ちまったら。
 と。
 そこまで話したところで。
 おーい、とそれ程離れていない場所から声がした。誰かを呼ぶ声――思った時点で、おう、と当の慎十郎が受けた事で、その声はこちらに呼び掛けていたのだとシルフェも気付く。
 と、十五歳そこらに見える少女がそこに歩いて来ていた。華やかな和装の着物――小袖を着た姿。
 慎十郎は改めてそちらに向き直っている。
 で。
「ちょうど良かった」
「? 何が?」
「舞姫様こいつの事頼んだ。…危なっかしいから見ててやってくんねぇか」
「は? …て言うかこちらは?」
 誰。
「例のシルフェってエレメンタリスの姐さんだ。…じゃ確かに。頼んだぜ」
 言うなり。
 慎十郎は――じゃあまたな、とだけ残して、すぐさま身を翻して去ってしまった。…実はかなり忙しいところだったらしい。
 取り残された二人は思わず顔を見合わせてしまう。
 で、何となくお互い会釈。
「えーと。取り敢えず。あたし舞って言うんだけど…?」
「舞様ですか。わたくしはシルフェと申します」
「…あ、何かちょっと新鮮」
「?」
「名前に直接様付けされる事って無いから。姫の後に様付けられる事ならあるけど」
「? …舞様はお姫様なのですか?」
「ううん全然そんな身分でも柄でもないんだけどねーでもなんかあだ名っぽくそう言われる事がよくあるってだけ。気にしないで」
 あたしの事は好きなように呼んでくれれば良いから。
 様付けしてるのもシルフェさんにとっては普通の事みたいだし、だったら訂正するのもどうかって思うから。
「…で、そもそもなんで慎十郎さんに貴方の事を頼まれたのかがよくわからないんだけど?」
「…それは。…わたくしもよくわからないのですが…ただわたくしは、何故かよくわからないけれど気が付いたらここに居るような気がしたと言うだけで…そうしたら慎十郎様はわたくしは寝惚けているのではと指摘して下さって…だったら確かに自分でもよくわからない…と言うのはありかなと思ったところなんですけれど…」
「…。…はいわかった。…確かに危なっかしいわ。となると…取り敢えず慎十郎さんのうちにでも行こっか。ここはふらふらしてるのが一番拙いでしょ」
「…慎十郎様のうち…って、構わないんでしょうか?」
「あーそれは大丈夫」



 で、アルマ通りの裏通り、シェリルの店に近い場所。
 慎十郎の借りている家の前で、髪も瞳も纏う色素がどうにも薄い、小柄な僧行の――子供のような人物に遭遇した。…と言うか、その人物がそこから出て来た。
 ちょうどそこまで訪れたところのシルフェと舞の姿を見、きょとんと目を瞬かせている。
「おや。舞姫」
「…どしたんですか蓮聖様。慎十郎さんなら留守ですよ」
 さっき通りすがりに会ったところですから。
「そうでしたか。…まぁ後でも構わない事なんですが」
 で。
「そちらは」
「シルフェさんです。例の」
「…ああ、こないだ慎十郎が言っていた」
「はい。その慎十郎さんに通りすがりに託されまして。で、どうも危なっかしいので、取り敢えずふらふらさせとかない方がいいかなとここに来てみました」
「危なっかしいんですか」
「はい」
「…。…どうぞ」
 と、蓮聖様と呼ばれた僧行の人物――蓮聖は、当然のように家の扉を開けて二人を中へと促す。…何だかまるで家の者のような振る舞いでもある。
 まぁ、そのくらい近しい間柄と言う事なのかもしれないが。…先程の言い分からして、舞共々。



 家主さんの居ない家の中にお邪魔して。
 取り敢えず、とばかりにお茶など出てきた。が、何となく客人扱いはシルフェだけ。舞も蓮聖もやっぱり家の者…のような態度で色々勝手にやっている。そもそも茶器も彼らが何処からともなく普通に取り出して来て普通に湯を沸かして普通に茶を煎れていた。
 それで改めて、結局何があったのかをシルフェに聞いている。
 が。
 やっぱり要領を得ない。
「…えぇとつまり…気が付いたら街中に居た、ってだけな訳か」
「…貴殿の方でそう言った病をお持ち、と言う事は…なさそうですが」
 夢遊病的な。
「うぅん…そういうのではないと思うんですけれど…」
 言われてしまうと、シルフェとしてもあまり自信は無い。…事実、何だかよくわからなくて道端に突っ立っていた訳だから。
 が、そんな反応をするなり、蓮聖の方が苦笑した。
「まぁ、シルフェ殿の場合は主に性格面の問題とお見受けしますけれどね。…特に御用が無いのなら、慎十郎が戻って来るまでここで休んでいては如何です?」
 それから…それでも用らしい用を思い出せない…と言うか思い付かないようでしたら、ご自宅へお帰りになったら?
「…んー…。そうですね。そうさせて頂く事にします」
 少し考えてから、シルフェはこくり。
 頷いたところで。
 ご在宅でしょうか、と扉の外から声を掛けられた。途端、蓮聖と舞の様子が何となく様子が変わった気がする――何と言うか、一気にそちらに意識が向いたような。警戒と言うのでもないけれどそれに近いような何とも言い難い意識の向け方。…何事かとシルフェはきょとん。
 ただ、二人はそんな――あんまり常態で無い様子に見えたとは言え、実際の行動としては結構普通にその扉を開けている。
 実際に扉を開けたのは、蓮聖の方。
 そうしたら、扉の向こうに居たのも蓮聖そっくりの人物だった。ただ、細部は違う――そもそも蓮聖は男性のようだが外に居る方の人物は女性らしく見える。その上、髪や瞳に纏う色素も蓮聖より濃いめで普通に茶色、そして蓮聖より背も高かった。
 けれど、印象は蓮聖より何処となく幼い。…年下なのかなと言う気はシルフェにもした。
「朱夏」
「…父上様。やはりこちらでしたか」
「ああ。…まぁいい。それより」
 と。
 言って、外を示すように軽く顎をしゃくったかと思うと――蓮聖はそのまま表に出てしまう。出たところで家の中を振り返り、所用が出来ましたので失礼します、ごゆっくり、と家の中に残して来た。蓮聖のその後ろ、朱夏と呼ばれた蓮聖のそっくりさんも家の中に――二人に会釈してくる。
 で。
 あっさり扉が閉められた。
 程無く、扉の向こうから気配も消える――二人とも立ち去っている。
 シルフェは思わず舞を見た。
 舞の方は、のんびり茶を啜っている。
 訊いてみた。
「えっと…今のは」
「蓮聖様の娘さんの朱夏さん。…って事になってるひと。…でも本当にそうなのかよくわからなかったり何だりで色々面倒臭い事になってるんだけどね」
 その関係で今も何か用があって行ったんだと思うし。
 …ひょっとすると単に逃げたって事もあるかもしれないけど。
「逃げた、ですか?」
「どうもそういうところあるんだよね、あの二人。…まぁあの二人揃ったところで側に居られてもなんかその内見てて凄ーく痛くなって来るからこっちでもそれで良い気はしてるけど」
「? …よくはわかりませんが。色々おありなのですね」
「うん。…まーねー、あたしたちそもそもそれでソーンに来た訳だしね――…」

 と。

 そこまで言ったところで――舞は不意に息を呑む。それから、脇に茶の湯呑みを置きつつすぐさま立ち上がり――扉に駆け寄ると、すぐに開け放った。外に一歩出、周辺を見渡す。
 一拍置いて、シルフェも舞のいきなりの行動に気付き――目を瞬かせる。
「…舞様?」
「ごめんっ、あたしもちょっと用が出来たっ! シルフェさんはここに居てくれていいからっ!」
 そう残すなり――舞もまたそのまま外へ。
 今度こそ一人残されてしまうが――シルフェは相変わらず目を瞬かせているだけ。
「あらあら。…行ってしまわれましたね」
 ぽつりと呟きつつ、煎れて貰ったお茶に再び口を付けている。
 暫くそのまま味わって、まったり。

 したところで――少々困った事に気が付いた。
 ここは慎十郎の家である。
 そして、場の勝手がわかっているような舞や蓮聖は出て行ってしまった訳で――今はシルフェ一人な訳で。

 ………………居てくれていいとか、ごゆっくりとか言われはしましたが。
 本当に構わないんでしょうか?

 やっぱり少し気になって、シルフェは思案を巡らせる。
 思案の中でも、室内の様子を取り敢えず見渡しつつ、のんびり。
 暫しの後、湯呑みのお茶を干したところで――やっと座っていたところから腰を上げてみた。
 で。
 蓮聖と舞の去って行った扉へと向かい、その扉を開けて――取り敢えず外を眺めてみる。裏通りとは言え人通りが少ない訳でも無い場所。普通の街中。周辺は、何かしらのお店。
 …と言うか。

 これは――結構不用心な事になるのでは?

 思い、シルフェはそのまま更に考え込む。…普通、家の方が留守ならば…家に戸締りとかするような。ですがわたくしはこの家の方では無い訳で、この家の勝手がわかる者でもない訳で、となるとどなたか――舞様か蓮聖様か慎十郎様か――が帰ってくるまで、わたくしここに居た方がいいって事なのでは…ないでしょうか?

 と、思ったところで。
 何処からか、含み笑うような声がした。

「好きにしたら良いと思いますが」

 …これもまた、先程の慎十郎の時同様――シルフェにとっては何処かで聞いた事のあるような気がした声で。
 ただ、慎十郎の声とは違う。
 その上に――よくよく考えれば、今声が聞こえた源は、後ろ――室内。

 ――――――あら?
 まだ室内にどなたかいらっしゃいましたっけ?

 思いながらシルフェは振り返る。
 と。
 声の通りに、一人居た。
 長い黒髪を頭後上部で括って流している、袴姿の和装の男。
 シルフェにとっては見覚えのある――けれど今ここには絶対に居なかった筈の。
 けれど、『その人』であるならば、不意にそこに居てもおかしくない。

「…。…えっと…龍樹様、ですか?」

 取り敢えず聞いてみる。
 と、『その人』にあっさり頷かれた。
「はい。…佐々木龍樹と言う名も持ってはおりますよ」
 答えながら、『その人』――龍樹は家の中、上がりがまちの部分に腰掛けたままで茶を啜っている。…どうやら舞が飲んでいたもののようだが。当然のように勝手に飲んでいる。
 シルフェは、まぁ、と少し驚いた。
「よかった。御本人様に確認しておきたいと思っていたんです」
「名前を?」
「はい。…自己紹介は大切ですから。あ、わたくしはシルフェと申します。確か先日も龍樹様には名乗ったとは思いますが…――」
 と。
 そこまで言ったところで、不意にシルフェの視界が真っ白になる。あらら? と困惑。…何が起きたのかよくわからない――とは言えそもそも一番初めの時点で、自分が街中に居た理由がわからないのだけれど。
 目の前が見えない――慎十郎の家に居た筈なのに、龍樹が居た筈なのに。いや、慎十郎の話によれば龍樹は捜している相手で、話が出来る場所に居ないとか――手の届かない場所に居るのだとか。それが当の慎十郎の家に居ると言うのも何か変な気がする。
 と、言う事はこれは何かの幻覚か…夢であるのか。
 もしくは――はっきりはしないけれど水操師としての何らかの力が自分にこれを見せているとか。

 よくはわからないながらも、そんな可能性もシルフェは頭に置いてみる。



 ………………色々考えているところで、今度はまた誰かに声を掛けられた。子供の声。男の子か女の子かまではわからない――と言うか、自分の今置かれている状況がまたもよくわからない。
 シルフェは瞼を開いてみる――と言うかそれまで何故か瞼を閉じていたらしいとその時点で気付いた。で、声の主はと言うと真っ白な子供。…蓮聖より白い。派手な形に結い上げられた髪の色も淡い色どころかはっきり白。そしてやっぱり纏う服――狩衣もまた白だった。
 で。
 その子供は――シルフェの事を不思議そうに見上げている。
「大丈夫? …何かぼーっとしてたみたいだけど?」
「? ぼーっとですか? えと…わたくしがでしょうか?」
「他に誰が居るんだよ。そうじゃなきゃボクも特にあなたに話し掛けたりしないって」
「…」
 再びよくわからないままながらも、シルフェは自分が今置かれている状況を確かめる。見上げられている以上は自分は見下ろせる側の体勢でいる訳で。瞼を開いた時点で今は視界は開けていて――と言うか、今シルフェは一番初めに気付いた時と同様、街中に突っ立っていた。
 それで、真っ白な子供に心配そうに見上げられている。
「あら? …わたくし…?」
 また、繋がっていない。…自分は慎十郎の家に居て、龍樹と話していたのではなかったか。
「何か混乱してるみたいだね。…気を付けた方がいいよ? 特にこの世界では何が起きるかわからないからさ」
 獄炎の魔性に関わると、余計にね。
 と。
 言われた時点で、え、と思う。
 思った時には――もうその子供の姿は消えていて。
 シルフェは結局、元の通りに一人、そこで佇んでいる事になる。

 …今言われた『獄炎の魔性』。それは、龍樹の事を指すのだと前に慎十郎に教えてもらった事があった。
 思いもしなかったところでその事を言われて、少し驚く。
 関わると、余計に何が起きるかわからない。
 どういう事だろう。

 ――――――と、白い子供の残した言葉も絡めて、そのまま思案しているところで。

 おい? と少々意外な方向から――上から――何か、そこはかとなく危急を知らせるような――けれどそれ程切羽詰まっているとも聞こえないような、何か意外さの方が大きいような、けれどやっぱり危急を知らせているような真剣さも確り込められた注意を促すような――慎十郎の声が、また――――――。

【了?】


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    登場人物(この物語に登場した人物の一覧)
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 ■整理番号/PC名
 性別/年齢/職業

■PC
 ■2994/シルフェ
 女/17歳/水操師

■NPC
 ■夜霧・慎十郎
 ■舞
 ■風間・蓮聖
 ■朱夏
 ■佐々木・龍樹

 ■白い子供(秋白)

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          ライター通信
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 いつも御世話になっております。
 こちらの窓開け頻度が低い為にか、毎度のようにお久しぶりのような気がしますが(汗)
 今回は発注有難う御座いました。土日絡みでお渡しは納期過ぎ、とお待たせしてしまっております。

「炎舞ノ抄」のNPCたちとひたすら遭遇出来れば、との事でしたが…夢の中のようなそうでもないような微妙なループっぽい感じにしてみました。その代わり面識の可不可とか特に無く一通り行ってみましたが。
 なので、これで龍樹に会って直接名前が聞けた事になるのかどうかは…その時々で御自由に設定してみて下さい。…実際の「炎舞ノ抄」のシナリオの方では基本この「Extra Tale」での出来事は無視になりますが、「夢の中の出来事と混同しています」…的な引き摺り方ならあちらでして頂いても結構構いませんので。

 如何だったでしょうか?
 少なくとも対価分は満足して頂ければ幸いで御座います。
 では、また機会がありましたらその時は…。

 ※この「Extra Tale」内での人間関係や設定、出来事の類は、当方の他依頼系に参加される場合、基本的には引き摺らないでやって下さい(PC様の現実と「全く違う基本設定での描写」になった場合には混乱すると思われますので。なお、PC様の過去やら日常等「PC様の現実の中での一コマ的出来事設定」になった場合なら引き摺って頂いても構いませんが)。どうぞ宜しくお願いします。
 それと、タイトル内にある数字は、こちらで「Extra Tale」に発注頂いた順番で振っているだけの通し番号のようなものですので特にお気になさらず。02とあるからと言って続きものではありません。それぞれ単品は単品です。

 深海残月 拝