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<期間限定・東京怪談ダブルノベル>


高峰温泉名物?・謎の船盛り

<回想・お魚地獄>
「変な旅行だったなぁ・・・」

二見桐香(ふたみきりか)は自宅の部屋に着くなり、ため息と共にそう呟いた。
森の中の不思議な中華風の建物。
見渡す限りの青い森。
そして・・・。
「あのお魚はいったいなんだったんだろう・・・?」

写生を日暮れ前に終わらせるため、同室の観巫和(みかなぎ)あげはと丈峯楓香(たけみねふうか)の宴会への誘いを断った。
頑張った甲斐あって、日暮れ前に写生を終わらせた桐香は、先に汗を流すために室内温泉へと向かったのだ。
「まさか・・あんなのがいるなんて思わなかったんだもん」
思い出し、桐香は身震いをした。

2本足の生えた魚・・・。

それは桐香の目の前に現れ、桐香を震撼させた。
思わず悲鳴をあげ、駆けつけた郡司誠一郎(ぐんじせいいちろう)や柚品弧月(ゆしなこげつ)、碇麗香や功刀渉(くぬぎあゆむ)などに助けられながら桐香は気を失った。

次に桐香が気がつくと、布団の中だった。
どうやらあの場にいた誰かが運んでくれていたようだ。
闇の中に桐香とは別の寝息が2つ聞こえた。
おそらくあげはと楓香なのであろう。
(のど、渇いちゃった・・)
桐香が起き上がろうとした時、なにか、違和感を感じた。
桐香はその違和感に不快感を覚え、その違和感の元である自分の胸元を見た。

そこには、2本足のあの怪魚が桐香の胸の谷間にいた・・・。

「こ・・これ以上思い出すのやめよ・・・」
思い出せば思い出すほど気分が悪くなってきた。
まだ旅から帰ってきて何も片付けてはいない。
結局お土産も買えないまま帰ってきてしまったので、かばんの中には桐香の服やら旅支度に用意したものが入っているだけだが。
桐香は大きく深呼吸をした。
空気を吐き出すと、少し落ち着いた。

忘れてしまおう。
旅の恥は書き捨てって言うもんね。

桐香はバッグを開けた。
見覚えのない黒い影が、バッグの中から顔を出した。
それは・・・。

「いやああぁあ!! なんでいるのーーー!!?!」

桐香の悪夢は・・・まだ終わらない・・・・。


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■   登場人物                  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

2346 / 功刀・渉 / 男 / 29 / 建築家:交渉屋

1582 / 柚品・弧月 / 男 / 22 / 大学生

2152 / 丈峯・楓香 / 女 / 15 / 高校生

2129 / 観巫和・あげは / 女 / 19 / 甘味処【和(なごみ)】の店主

2412 / 郡司・誠一郎 / 男 / 43 / 喫茶店経営者

1657 / 二見・桐香 / 女 / 16 / 女子高校生(隠れ魔族)

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■         ライター通信          ■
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二見桐香様

初めまして、とーいと申します。
このたびは『高峰温泉名物?・謎の船盛』へのご参加ありがとうございました。
コメディ傾向・・・だったはずだったんですが、どこをどう間違ったのか・・・?(^^;
あまり、桐香様のセクシー(?)シーンが出せなくて申し訳ありません。
船盛を食べずに・・・というプレイングで、なかなか悩ませていただきました。
本当はダーク桐香様も書きたい衝動に駆られましたが・・・。(笑)
少しでも楽しんでいただければと思います。
それでは、またお会いできる日を楽しみにしております。