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<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


混沌とした鍋の底から



 ――プロローグ

 草間・零は、兄からの電話を受けていた。
 探偵である兄は北海道へ出張している。予定では今晩には帰る予定だった。
「今日はカニ鍋だ、日頃世話になってる連中を集めてくれ」
 言われて、電話なのにも関わらず零はうなずいた。
「はい、ヤミ鍋ですね」
「そうだ、カニ鍋だ」
 零はコクリとまたうなずく。
 電話を置いた零は、ソファーでコーヒーを飲んでいる足立・道満を見て微笑んだ。
「今日はお鍋です。ドーマンさんも、是非食べて行って下さいね」
 コーヒーを慌てて飲み下している道満は、目を白黒させながら曖昧に笑顔を作る。
「いや、ちょっと、ヤミは、ね?」
「皆に材料を持ち寄ってもらいましょう」
「いや、だから、ヤミはどうかと……」

 ――エピソード
 
 パーティーなのですから、それらしくしなくては!
 という謎の零の意気込みに引きずられて、小学校以来やっていない、わっかの飾りや垂れ幕を作った。誰も書かなかったので、仕方なく道満が『祝!闇鍋〜おかえりなさい草間・武彦〜』と書いておいたが、入ってきたアイン・ダーウンと神宮寺・旭に爆笑された。
 足立・道満は不満だった。字がへたくそだから、こういう仕事は昔から断り続けているというのに、場違いな垂れ幕に皆が反応するのはどういうことか。
「小学校二年生でももっと巧く書けますね」
 爽やかな笑顔でアインが言う。道満は、小学二年以下に格下げされ、がっくりきていた。
「いえいえ、もしかすると達筆なのかもしれません」
 旭はそう言うと同時に、耐え切れなくなってぷっと吹き出した。
 笑うくらいならそんなフォローしなければいいのに。失意の道満は、邪気のない顔をしている腹黒い二人の人物を見比べた。
 そして二人は「とにかく飲みましょう」とまず、持参したビールを空け、部屋の飾り付けや鍋の準備を手伝っていた。
 旭の飾りつけはアフリカで伝わる密教の儀式で使う、人を呪い殺すものばかりだったので、道満は片端から無効化を図って気を祓わなければならなかった。道満は半分陰陽師なので、そういったことを生業としているところがある。……そう考えると、旭に依頼料を請求すべきかとも思ったが、確か旭は悪魔祓いをしていると聞いていたので、そういうわけにはいかないかと自分を諌めた。
 アインは持ってきた小豆アイスを取り出して、興信所の真ん中に置いたちゃぶ台越しに旭に片方を手渡した。いや、手渡そうとしたときボチャンと鍋の中に落ちた。
 鍋に落ちた小豆アイスは瞬く間に溶け、たしか煮干とカツオで取ったダシに見事に混ぜられた。
 わざとか、わざとなのか。
 眉根を寄せてアインを見ると、彼はおだやかな顔をニコニコとさせて、
「あれー? どーしましょ。まだ闇でもないのに」
 無邪気に笑っている。
 旭はそれに合わせて、まるで気にしない様子で言った。
「どうもこうも、なんでもありですよ、私なんかほら」
 ほら、と掲げられた袋は紙袋で中からはカサカサカサカサと不気味な音が響いている。
 道満は実家であった出来事を想像した。きっと、あの中はイナゴに違いない。……贔屓目に見て。
 旭ならば、もしかするとゴ……――なんてこともありえる。しかし、自分が食べるものに……ブ――を入れるだろうか。
 ああもう帰りたい。後ろを向いてシクシク泣いている道満の肩を、紙袋を受け取ったアインが叩いた。
「どうしました?」
「カサカサいってるし」
 こうなってくると、泣き言も言えない状況だった。
 仕方なくアインと旭へ向き直った道満は、自爆覚悟でアインの持ってきた日本酒に手を伸ばした。
 道満は、ひどく酒に弱いのである。
 そうこうしている間に鍋の準備は整い、ローソクも置かれた。
 
 数分後、ドア口には黒・冥月が立っていた。カーテンを閉め切った蒸し暑い部屋で、男三人が酒を食らっている。なんとなく引き返そうと思わず足を出した瞬間、零が駆けて来て冥月を引き止めた。
「闇鍋パーティーにようこそ!」
 ようこそもクソもあるか。闇鍋の真意はわからなかったが、冥月は確かにそう思った。
 しかし時既に遅し。冥月の持っている紙バックを受け取った零は、いそいそと鍋に向かっている。
 多少暗いが、人の目にも見えぬ明るさではない。これぐらいなら、闇に紛れてアホなものを入れる輩もいないだろうと、冥月は用意された座布団に座った。
「……異臭がしないか」
 鼻についた妙な甘さの匂いについ呟く。
「ああ、小豆アイスですよ」
 爽やかに微笑みながらアインが答える。冥月がたじろいだ。
 アホがいた、アホが。
 そして零が惜しげもなく、冥月の持参した伊勢海老とフカヒレを鍋の中へぶち込んでいる。調理など一つもしていない。ただ、鍋に突っ込んだだけであった。
「お前等、この鍋に変なものを入れたら……判っているな」
 冥月が凄みを利かせたが、半分が酔っ払い状態の彼等に通ずる筈がなかった。
 頭の中がクラクラするのを感じて途方に暮れていると、玄関口に草間が立っており、草間はおもむろに電気のスイッチを入れた。
「……お前等、暗がりで何やってんだ」
「なにって、カローラに試乗してるように見えますか」
「意味がわからない」
 旭が真面目な顔で問い返したのを、にべもなく切り捨てる。
 そして草間は垂れ幕に目をやった。祝! 闇鍋にも大きく突っ込みたかったが、意味もなくサブタイトルのように付け足された〜おかえりなさい! 草間・武彦〜の方が大いに気になった。
「これ書いたのドーマンだろ。小学生二年生並の字」
「あははは、格上げですねえ」
 道満は既に前後不覚である。
「しかも、なんだ、この……おかえりなさいって。俺は別に、うるるん滞在記の再会スペシャルに出てるわけじゃないんだぞ」
 すると草間の後ろからのっそりと小さな身体が顔を出した。
「俺はぶらり途中下車の方が好きだな」
 草間の後ろには荷物を下げた雪森・雛太が立っていた。
 アインが立ち上がって、雛太と草間の荷物を丁寧に取り上げる。それから荷物を思い切り引っくり返して、中身をザザザと鍋の中へ入れた。
「なんだかなあ」
 旭が阿藤海の物真似をする。似ていなかったので、誰も反応しなかった。
 雛太が慌ててアインの手を制する。
「バカか、これはヒヨコのエサとうちの猫のエサ……あーあ、もー、浸かっちゃった。つーか、異臭しねえ? この部屋」
 雛太が頭を押さえている間に、煙草らしき物をアインがバラバラにして鍋に突っ込み、ついでに現れた日本酒の蓋をクルクルと回して開けた。
「呑みますよー」
「一、二、三」
「ダー!」
 と意味もなく掛け声が決まったところで、雛太は零の指示で強引に旭の隣に座らされた。
 旭は嬉しそうに紙袋を雛太に見せた。
 カサカサカサカサ。
 雛太はむんずとそれを引っつかみ、あまり開くことのない興信所の窓を開けて外へポーンと投げ出した。
「ああ、私の良子、納、松枝!」
「名前付けるぐらいなら、なんで鍋に入れようと持ってくんだよ!」
 その正体は知りたくもないが、ともかく虫には違いなかろう。
 零によって明かりの消された部屋と鍋は混沌としている。
「……何が入ってるんだ? この……鍋」
 にこやかにアインが答える。
「蟹、伊勢海老、フカヒレ、他多種です」
「……その、多種の方が異常に気になるんだが」
 ニヤリとアインは笑った。
「聞きたいですか」
 雛太はさっと顔を背けて聞かないことにした。
 
 パタムとドアの開く音がして、異臭に顔をしかめている蒼王・翼がそこには立っていた。
「翼さん、いらっしゃいです」
 零は暗闇をすらすらと歩いて行って、翼の持っている紙袋を受け取った。翼は笑顔を張り付かせているが、疑問符でいっぱいのようだ。そして、翼の持ってきた紙袋の中身は否応なく鍋の中へぶちまけられ、翼の持ってきたおそらく高いだろうワインはその場にいる人間によってすぐにコルクが抜かれた。
「まあ、お前も食え」
 一応草間が言った。
 お前も、というより誰も食べていないので、お前がというのが正しい。

 闇鍋をしている人物の意識は交差していた。フカヒレは食べたい、伊勢海老は食べたい。蟹なんとかしてもっと食べたい。もしかして、小豆アイス程度平気なのではないか……少し異臭はするが、きっと平気だろう。
 一番初めに手を出したのは、アイン・ダーウンだった。
 何かでっかいものを捕まえようと、箸を大きく開いてゲット!
「蟹をいただきだね」
 笑ったが蝋燭のせいで恐ろしくしか見えない。そしてアインは、箸を取り戻せ……戻せなかった。
 カシャカシャと音が鳴っていた。アインはなんとなく怖くなって箸を話した。すると、カシャカシャ言っている生物は、鍋の中から逃亡した。
「捕まえろ!」
 短く冥月が叫んだ。全員が腰を上げる。電気がついた。
 それは重たい動作で、興信所の玄関を出ようとしていた。そのままこの鍋から逃げ切る気なのだろう。カブトガニである。そうはいくかと、旭、アインが追いかけた。
「捕まえました」
 旭が手早く言って戻ってくる。
「オオカブトムシ」
「アホ、カブト違いだ」
 冥月が冷静に突っ込んだ。それからアインもやってきた。
「オオサンショウオです」
「……オオ違いになってんじゃねえよ!」
 雛太が思いっきりアインの頭をどつく。しかし、アインはサイボーグでできていたので、痛いのは雛太の方だった。
「ところで、あれは生きた化石で食べちゃいけないんじゃねえのか」
 痛い手を振りながら雛太が言うと、冥月は素知らぬ顔で答えた。
「大陸の方じゃ普通だ」
 結局冥月の能力を使ってカブトガニは回収され、その間に旭が赤ちゃん用バスクリンを入れた鍋でカブトガニは煮えた。豪快に冥月が食しているのが暗がりでわかった。
「じゃあ、私も食べましょうか」
 と旭はオオカブトムシを食べようとしている。
「食うな食うな」
 慌てて皿で固まっていたカブトムシを逃がしてやると、向こうでアインがオオサンショウオを鍋に放り込もうとしていた。
「バカ! 特別天然記念物だろうが!」
 それを言ったら、カブトガニは生きた化石なのだが。

 暗闇の中でもわかる。鍋の上には何か載っている
 草間が静かな声で訊く。
「誰だ、こんなもの持ってきたのは」
 誰も声を発しない。
 鍋の上には覆い被さるように白い物体が載っている。しかも、ピチピチ跳ねているのだった。
 おそらく――。
「なんでマンボーが丸のまま生きて鍋の蓋をしてるんだ」
 蟹はいい迷惑である。
 そこに、おずおずと雛太が言った。
「拾ったんだ」
「……ちょっと待て、っということはだ、お前これは拾い食いってことか」
 草間が声を荒げる。
「そこじゃなくて、マンボーを拾ったところに突っ込め!」
 自ら突っ込みの指定をしている雛太は惨めである。
「うー、マンボ」
 ぽつりと、誰かが言う。
「だ、誰だ今言った奴」
 全員だんまりだった。
 雛太は色めきたって立ち上がった。
「ちくしょう、そんなベタなギャグやりやがって、ゆるさねえぞ」
 言っていることがいまいちピントが合っていないのは、おそらく酒とバスクリンのせいだろう。ワインの酔いはすっかり回り、冥月はカブトガニに未だがっついていた為、正常な頭なのは翼だけと言えた。
「マンボーを拾った経緯を聞いて欲しいんですね」
 まるで神父のような声で旭が言った。いや、もっとも彼は神父なのだが。
「うるさい! そんなことどうでもいい!」
 たまたま拾ったマンボーがいいオチになると思ったところを、こういう扱いだ。これは許せない。いくらボケ慣れていない雛太だって、これはあんまりだ。
「ともかく、ウーマンボ! って言った奴を俺は一発殴る」
 そこへ、急に「きゃあ」という声がした。女の声だった。
 一瞬の沈黙。
「……誰?」
 ここには翼と冥月しか女はいない筈だった。
「幽霊か?」
 雛太は言った矢先に思いっきり横っ面を殴られた。ついでに、草間が苦しそうに首を押さえている。草間はうわ言のように
「む、胸……」
 と小さく呟いた。
 現状は理解できた。冥月の胸をどさくさに紛れて揉んだというのが、ことの顛末なのかもしれない。
 ふと見ると、どうやらマンボーは力尽きたようだった。
 仕方がないのでマンボーは脇に避けておく。
 次に旭が何かを鍋に入れた。普通の頭ならば、バスクリンの湯に物を入れるなど思いも付かないだろうが、ここにいるメンバーにとっては些細なことらしい。
 雛太は構わず鍋をかき回し、なんとか蟹の足をゲットした。零を呼び、怪力で蟹の殻を割ってもらおうという作戦である。
 それは成功したのだが、いかんせん味が不味かった。バスクリンの味が染み込んでいたのだ。
 もう食うもんはねえな、と雛太がアインの顔を見ると、アインは取った白いシラタキのようなものを必死ですすっている。どうやら、かなり長いようだった。

 すすってもすすっても、マロニーちゃんは切れなかった。三分ほど酸欠になりながらがんばったが、終わる様子はない。それに気付いた旭はいきなり怒り出した。
「あー! 私のマロニーちゃん!」
 アインの方は食べるだけで精一杯である。どこまでマロニーちゃんが続いているのかも気になっていた。しかし、食べども食べどもマロニーちゃんなのだ。これではマロニーちゃん地獄ではないか、とアインは気が遠くなってきた。
「信じられない! どうして私のマロニーちゃんを!」
 信じられないのはこっちだ、とアインはかすかに思う。
 見てた翼が呆れた表情で訊いた。
「どのぐらいの長さがあるの、それ」
「長い長い、長ーいマロニーちゃんです」
「説明になってねえよ」
 ズビシと旭の頭を叩く。旭は頭をかいてから、宙に視線を向けた。
「そうですねえ、明後日ぐらいまで伸びてるかもしれません」
「明後日、か」
 言い得て妙と思ったのか、翼は言及しなかった。
 バスクリンの湯の中を、何かが泳いでいる。旭があっけらかんと言った。
「ドジョウですよ」
 食べられるものだったので、誰も何も言わなかった。
 草間はすっかり伸びていて、蟹はぐったりバスクリン漬けである。
 そしてアインは、マロニーちゃんと格闘中であった。酒はほとんど空けてしまった。残るはマロニーちゃんのみであった。
 闇鍋パーティーもそろそろフィナーレを迎えようとしている。
 フィナーレ、それは雑炊である。


 ――エピローグ

 草間興信所にトイレが一つしかないことを嘆くことになろうとは、誰も考えていなかった。
 途中から参加しなくなっていた道満は、どうやら酔いつぶれていたらしい。しばらくして目を覚ました彼は鼻を押さえ、窓を開け放ち排気ガスだらけの空気で深呼吸していた。
 ヒヨコの餌とバスクリンまみれになった雑炊に口をつける者はいなかった。もし口をつけたとしても、勇者ではなくただのバカだっただろう。
 そういうわけで、全員ゲンナリしている。口をつけなかった、翼もひどく疲れている様子だ。
 道満は零が鍋を洗うのを手伝いながら、鍋底から出てきた猫缶そのものを洗って雛太へ返した。雛太は悲痛な面持ちで
「まだ、猫缶ぐらいなら蟹も台無しにならなかったのに……」
 しかし最初から小豆アイスの入ったダシだったのだから、ロクな食べ物にはならなかっただろう。むしろ、闇鍋なんてものはやるもんじゃない。
 しかし今日ほど酒に弱くてよかったと感じたことはない。
 闇鍋大会の最後、雑炊へ行き着く前にアインと雛太が自棄を起こした。手当たり次第手にあたった物を中へ突っ込み出したのだ。
 目薬、アンメルシンヨコヨコ、古語辞典、エアコンのリモコン、メンタムなどである。
 だから草間は、電気をつけた興信所のなくなった物のリストを作っている。もちろん、弁償させる為だった。
 しかし――なくなったものはそれだけではなかった。
「おい、お前等」
 草間・武彦はいつになく真面目な声で訊いた。
「俺の秘蔵のエロ本持って行ったのは誰だ」
 言ってから、全員に後ろを向くように付け足す。全員が後ろを向いたところへ目を閉じるように指示をし、草間はまるで教師のような口調で言った。
「怒らないから名乗り出ろ」
 おずおずと、一本手が挙がる。旭だった。
 草間はそれまでの態度を一変させ、旭の肩を掴んで目を血走らせた。
「は、はんぶんだけ」
「はんぶんん?」
 旭が黒装束の懐から出したのは頭の部分の写っている写真ばかりの本だった。
 胸から下はどこへ?
「お前、他はどこへやったんだ」
「さあ? 暗闇でしたし……」
 残り半分の摘出へ向かおうとした草間の頭を耐えかねた冥月が腹を翼が殴った。


 ――end

 
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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2254/雪森・雛太(ゆきもり・ひなた)/男性/23/大学生】
【2525/アイン・ダーウン/男性/18/フリーター】
【2778/黒・冥月(ヘイ・ミンユェ)/女性/20/元暗殺者・現アルバイト探偵&用心棒】
【2863/蒼王・翼(そうおう・つばさ)/女性/16/F1レーサー兼闇の狩人】
【3383/神宮寺・旭(じんぐうじ・あさひ)/男性/23/悪魔祓い師】

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■         ライター通信          ■
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「混沌とした鍋の底から」にご参加ありがとうございます。
ライターの文ふやかです。
うまいオチがなくて申し訳ないです。プレイングは遂行できたと思っております。いつものキレのないギャグかもしれないです。本当にすいません。
今回は鍋ということで、二手に分かれていただきました。
少しでもお気に召していただければ、幸いです。

では、次にお会いできることを願っております。
ご意見、ご感想お気軽にお寄せ下さい。

 文ふやか