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●Happy Birthdayを君たちへ。〜フルーツゼリー大作戦〜
沙羅編。
「バーベキュー楽しい?」
「うん!お肉もお野菜もとってもおいしいよ・・」
好きな組み合わせの串を沙羅に作ってもらい、空は焼きあがるのをそわそわしながら待つ。子供らしい態度に沙羅は優しい笑顔を自然と零す。
「陸君は本当にお野菜が好きなのね・・」
「そういうわけじゃないけど・・」
恐らく、沙羅の質問の語尾には「「おいしいから」」と付くのだろう。
だんだん陸の感情を読み取る事ができるようになってきた沙羅はなんだか嬉しい気持ちになってくる。
「そうだ!銀君から教えてもらったんだけど、今日は二人の誕生日なんだよね・・」
食事を終えた後、銀から今日が二人の誕生日だと語っていた事を思い出し、沙羅は話を切り出す。
頬を少し赤らめて両手を合わせていう沙羅は、結珠と共に二人の為に素敵なプレゼントを用意していた。
「結珠ちゃんと一緒にお家でフルーツたっぷりのゼリーを作ってきたんだ・・」
「ええ、お口にあうと嬉しいです・・」
持ち運びのしやすい軽くて小さめのクーラーボックスを結珠と一緒に運び、陸と空の下へと帰ってくる。
結珠がゼリーを取り出すと、程よい冷たさは保っているようでほっとした笑顔を見せる結珠に沙羅は微笑み返す。
「クーラーボックスに入れてきたから、なんとかまだ冷たいと思うけど・・・喜んでくれたら嬉しいな」
沙羅は空の為にフルーツゼリーを皿へと綺麗に乗っける。
「空君、召し上がれ・・」
「ボク、ゼリー大好きだよ。えっと、いただきます〜♪」
姿勢を正してから幸せそうに口に運ぶ姿をドキドキしながら見つめ、対面する椅子へと座り沙羅は空からの感想を待つ。
「ど・・どうかな?」
「美味しい〜。頬っぺたが落ちそうになったよ・・」
頬っぺたに両手を当てて顔を赤らめて喜ぶ表情丸出しの顔に沙羅は作った甲斐があると嬉しくなる。
「全部食べていいからね」
「本当?嬉しいな〜」
沙羅は最後まで美味しそうに食べる空の姿を嬉しそうに見守った。
「改めて空君、陸君誕生日おめでとう・・」
「お誕生日おめでとうございます」
沙羅は二人が食べ終えるのを確認してから改めて二人に告げると結珠も沙羅の後に続いて告げた。
日記帳【空の日記より】
今日は皆が海キャンプに連れて行ってくれました。
イルカさんを見に行こうって誘ってくれた時はすごく嬉しかったです。
イルカさんがとても可愛くて、それから沙羅お姉ちゃんが一番イルカさんと仲良くなれていたから羨ましかったな♪
それから沙羅お姉ちゃんが誕生日プレゼントに結珠お姉ちゃんと一緒に美味しいフルーツゼリーをくれました。
とっても美味しかったよ。また、作ってもらえると嬉しいな。
沙羅お姉ちゃんとお話ができてとっても楽しかったです。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / クラス】
2489/橘・沙羅(たちばな・さら)/女/17/2年C組
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■ ライター通信 ■
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今回、担当をさせていただきました葵桜です。
ご参加いただいてありがとうございました。
今回、提出が遅れてしまいすみませんでした。
そろそろ、季節の変わり目・・・気温の変化が激しいですが、
お体にはお気をつけくださいね。
私はすでに風邪をひき、完治してぴんぴんしています。
今回は、銀はオープニングだけの参加でしたが、機会があれば
関連する作品で出会えと幸いです。
沙羅さんの可愛らしいプロフィールを拝見して、私も沙羅さんみたいな
女性になれると嬉しいです♪
葵桜。
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