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<幻影学園奇譚・ダブルノベル>


それゆけやれゆけコスプレ喫茶!
〜好みとセクハラと〜

郡司沙月。ただいまお仕事に精を出してます。

「ウェイターさん」
「…はい?」

注文を取りにきたテーブルで、唐突になんだか軽い感じで声をかけられる。
もう注文は終わった筈なのに、と訝しく思いながらも返事をすると、客…もとい青年は、にこりと微笑んで沙月の手を取った。

「……よかったら、仕事が終わった後、僕と一緒に遊びませんか?」

ちょっと照れくさそうに微笑む青年。
元々顔が整っている青年がそういう表情をすると中々悪くないものである。

その青年の言葉に少し驚きつつも、沙月はにやりと笑った。
何をするのかと思えば、沙月は注文票をテーブルに置き、青年に近づく。
そしてするりと手を伸ばして首に絡ませると、すとんとその膝の上に腰を下ろした。

「…どうして欲しい?」

青年に顔を寄せると、艶やかな笑みを浮かべてまるで子供のように笑う。
青年は一瞬驚いたような顔をするが、すぐに微笑むと、自分の足の上に座る沙月の腰に腕を回す。


「…出来れば、誘いを受けていただきたいのですが…」


そういいながら、青年はゆっくりと沙月の顔に自分の顔を近づけていき…。

すっ。べちっ。


「――――――残念だけど、店内でのナンパは厳禁になっておりまーす☆」


……あと少しと言うところで、現れた崎が笑顔で2人の顔の間に差し出した注文票に見事に遮られた。
ぶつかった注文表の硬い方から、ちょっと痛そうな音がしたけど深くは気にしてはいけない

「ゴメンねー?
 この店、お触りとからかいは店員の許容範囲内でならオッケーだけど、ナンパと度を越えるイチャつきは厳禁にしてあるんだー」

だから悪いけどこれ以上は副店長として見逃せないわけよ、と笑う崎に、青年は不満そうな顔をする。
しかし沙月はと言うと、「あっそ」とだけ呟くとあっさりと青年の足の上から退いて注文票を手に取り歩き出す。


「そんじゃ俺別のトコ行ってくるわ。
 副テンチョー、あとヨロシクー」

「あいよー☆」

「あ、ちょ、僕のお誘いは結局どうなったんですか…!?」

さくさく移動し始める沙月の背に慌てて青年が声をかけるが、沙月はにやりと笑って一言。


「俺受けるなんてひとっことも言ってないから。
 お相手ありがとーございましたー♪」

「…そ、そんなぁ…」


ついでにいっぱい注文してってねvなどと笑いながら手をひらひら振って去っていく沙月に、青年は情けなく声を上げるのだった。


「…悪女だねー」
「セクハラ親父にだけは言われたかないねぇ」
「それには触れるなよ…」


……などと言う沙月と影踏による会話があの後ひっそり行われたいたことは…知ってる人は知ってるかもしんない。


終。

●●登場人物(この物語に登場した人物の一覧)●●

<2日目>
【2364/郡司・沙月/男/2−C/ウェイター(裏方(茶)?)】

○○ライター通信○○
本当に、ほんっと――――――に!!大変お待たせいたしまして、申し訳御座いませんでした…!!(汗)
学園ダブルノベル(学園祭編)をお届けします。 …いかがだったでしょうか?
ちなみに今回もまた、残念ながら葉華と絡んで下さる方はいらっしゃいませんでした…何ででしょう?(知るか)
他のNPCには最低一人は絡んでくださっていらっしゃったので、全員出来るだけ均等に振り分けてみました。
振り分けてみると、全日よりも三日に分けたほうが人数の割合的に丁度よさげなので、三日間分担です。
また、NPC達は色々考えた結果、全員三日間全部に登場する事にしました。…そうじゃないと葉華の出番減りすぎますから…(遠い目)
文章量が予想以上に多くなったので、プレイングを見て共通で書きたかったなーと思っている部分も個別に回してしまいました。…うーん、残念(何)
特に共通では3日目が予想以上にすっきりしたので、3日目参加のお客様は量的に少々物足りないかもしれません。申し訳ない…(汗)
それでも書きたいところは全部書いたつもりなので、個人的には結構満足ですv(待て自己満足馬鹿)
なにはともあれ、どうぞ、これからもNPC達のことをよろしくお願い致します(ぺこり)

【沙月様】
ご参加どうも有難う御座いました。
プレイングは出来るだけ反映できるよう頑張ってみましたが…いかがでしょう?
以前ゲームノベルでお世話になった事があるからでしょうか、お茶淹れスパルタ指導開始のシーンは楽しく書いてました(爆)
個別は共通で書ききれなかった『見目麗しい人が来たら』で行ってみました。
腐女子としては沙月様の行動は楽しくて仕方がな…げふごふ!どうも見苦しいところをお見せしてしまいましてすみません…(ホントにな)
個人的な心残りはイヅナの夏目ちゃんの出番が少なくなってしまったことです。…個人的に結構好きなんです…(をい)
影踏様と絡ませるのもやりたかったのですが…時間の関係で残念ながら割愛です。申し訳ないです…(とほ)
結局ほぼずっとウェイターとして働いていただきました。その分きっと色んなお客様との絡みもあったと思われます(何)
また奇妙な飲み物に関しては、青様とちょっと一致したので2人で共謀して行っていただきました。楽しかったですv(笑)

色々と至らないところもあると思いますが、楽しんでいただけたなら幸いです。
それでは、またお会いできることを願って。