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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


神の剣 異聞 Invisible Blade 2 秋築玲奈編

 環境など違った者。
 先日に織田義明と衣蒼未刀と出会った。
 あなたの目からすれば顔もなーんにも似てはいないようで、似ている。
 趣旨趣向などでなく、反応だ。
 其れがお互い可笑しいのか、意気投合している模様。

「遊びに行くか?」
「遊び? なにを?」 
 と、義明が未刀を誘う。
「まあ、お互い親睦を深めるために。」
「そうだな……」
 と、未刀は立ち上がる。
「義明」
「何?」
「服買いたいんだけど」
「じゃ、その関係に行くか」
 
 あなたも、彼らが心配で仕方なく、付いていくのであった。


〈東京見物〉
「ボク、東京見物したい!」
 と、秋築玲奈はハイハイ手をあげて主張する。
「む? ヒョッとして東京きたのは……」
「つい最近なの!」
 ニコリと笑う玲奈。
「どうする?」
 困った顔をする義明は未刀に意見を求めた。
「どうするたって、言いだしは義明だろ」
「其れはそうだな。で、何処に行きたい?」
 と、玲奈に訊く義明。
「あの、有名なテーマパーク! 米国のアニメ集大成のような」
 とても行きたがっている笑顔、期待感が痛い。
「ごめん、あそこ名前に“東京”と書いているけど実はある場所って“千葉”なんだよ。其れもかなり奥深かったはず……」
 と、義明は玲奈に真実を話した。
「え、ええ――――!?」
 それだけで、玲奈はかなりショックを受けている模様。
 つまらない事だが、駅名が地名でも、その区域に入っていないことは東京、否、全国に数多くあるそうだ。
「でも行きたい!」
「遠いし、あそこは一日でまわれない!」
 などと、なんとか説得しようとする義明。
 地図を見てじっくり考えている未刀は……。
「どうあがいても無理だよ。僕はその“てーまぱーく”のことは知らないけど、あまり人混みは嫌だな」
 と、バッサリ……。
「うう、わかったよう」
 何とか折れた模様。
 何分か、色々話し合った結果。
「考えてみれば……僕も東京全体を見たこと無いな」
 と、未刀が言う。
 其れを言うなら、義明も同じではなかろうか。
 と、バスを使ってのんびりと彼女の付き合いを優先することにしたのであった。

 東京タワーから全体を見下ろす3人
「すごーい!」
 玲奈はその風景に驚き、感動している。
 未刀も、此処まで登ったことがないため、驚きはしているが……高さ酔いなのか、足下がふらついているみたいだ。
|Д゚) 大丈夫かえ?
「で、何故そこで出て来る小麦色」
 と、義明が訊いた。
|Д゚) 今日、ここでバイト
「そうか、ご苦労。……未刀大丈夫か?」
 義明は、それだけ言って、未刀を支える。
「ん…だ、大丈夫だけど……」
 顔面真っ青で大丈夫といえない……。
 義明は別段変化はない。まあ、自分の疑似呪文でかなりの高さまで飛行できるのだから、高度酔いはしないだろうし。

 玲奈はすでに望遠鏡で自分の家はないか、探してみたり、キーホルダーなどおみやげ物を買っていたりと観光気分でありました。

 そして、そこから近いと言えば、新宿や原宿なので、そこに向かって人混み中を巧く避けて通る義明……。
「ちょ、ちょっと! こ、これはなんでも!」
 と、玲奈の反論も未刀の呆然とした顔も無視して、義明は2人の手を離さず、
 激流には静水とは言ったもの。義明は難なく玲奈も未刀も“遊んで問題ない”場所を案内していく。
「し、しかしつかれたー!」
「僕も、人混みは苦手だ」
 玲奈は圧倒されての感想。未刀はヤッパリ1人が好きな質から感想を述べる。
「でも楽しい♪」
「確かにそうだ」
 と、2人は笑う。
 義明はと言うと、その2人の笑顔を微笑ましく見ている。息一つ上がっていなかった。


〈服選び〉
 さて、原宿。新宿よりは落ち着いている場所で服選び。
「義明さんの趣味は全却下! ボクが全部選ぶ!」
 と、もの凄い剣幕で義明に言う玲奈。
 そう、未刀の服選びで、未刀がどういう物が良いのか聞いてきた時のことだった。
「いや、そうは言ってもだな」
「だめ!」
 と、引き下がらない。
 義明未刀は苦笑して、
「「お嬢様におまかせします」」
 と慇懃に返事する2人。

――女の子が選ぶのは結構時間かかるんだよ(義明)
――何となくわかる。義明と一緒に見たドラマかマンガで……だけど(未刀)

「何かいいました?」
「「何にもないです」」

 それから3時間ぐらい、未刀は玲奈の着せ替え人形になり、彼の希望通りの物と、彼が「?」と思われる様な代物を纏めてレジに持って行く玲奈。
|Д゚) お会計
「で、なぜかわうそ? さんが、いるのかな?」
|Д゚) ツッコミ無用。これですね
 手際よく、レジを打つかわうそ?
 と、遭遇率多くないかと首を傾げる玲奈。
「かわうそ?に気に入られたのかな? 僕達」
 と、未刀。
「そうだろうね」
 と、苦笑する義明。

 会計が終わると、夕方だった。


〈ナイター観戦〉
「じゃーん♪」
 玲奈はニコニコと3人分のチケットを出す。
「オープンのナイターチケット。ドームの内野席じゃないか!」
 驚くのは義明。
 オープン戦はデイゲームが多いと思うのだが、今回はスケジュール的にナイターになったのか。その辺は定かではない。
 未刀は、首を傾げる。
「どういうことだ? 驚くことなのか?」
「驚くもなにも、オープン戦でもなかなか内野席は応援団専用とも言える……って野球知らなかったんだよな、未刀は……」
「とっても面白いよー!」
 玲奈がこのチケットを何処で手に入れたより、未刀が楽しめるか心配になった義明。
 チケットを見ると、あのドームをホームグランドとする所と、玲奈の故郷の鯉との対戦。
「あんな金に物を言わせる所なんか、けちょんけちょんに!」
「其れを言ったら怖いからヤメロ。虎ファンでない分、ましだけど。ヒョッとしてアンチ?」
「そだよ!」
 無い胸はって、自信たっぷりに答える玲奈。
「??」
 何とか話に付いてこられるのは義明である。未刀はもう何がなんだかさっぱりの模様だ。
「ま、見たらわかるから♪」
 もう 上機嫌で義明と未刀を引っ張っていく玲奈。
 因みに義明は野球などに興味はなく、鯉だろうが燕だろうが、牛だろうが虎だろうが知ったことではない。
――良い試合であれば白熱するのだが。

 そして、開幕。
「いけー! そこだー!」
「かっとばせー!」
「あー! もー!」
 と、玲奈は1人で白熱しており、義明は苦笑している。
 未刀も、何となくだが、野球について、義明に色々訊いて、納得していた。 
 次第に、白熱した試合を見せる(勝敗は別として)、未刀も珍しく玲奈とともに応援している。
――憂さを晴らしている感じでもあるが、いいか。
 と、義明はジュースを人数分頼んでおいて、2人が楽しんでいるのをのんびり……
「義明さんも! 応援!」
 できなかった。


〈お隣かよ!〉
 玲奈は心地良く義明の背中で眠っており。
「やった〜 ほーむらんだ〜」
 と、夢の中でも野球を見ている。
「喉が痛い」
「全くだ」
 結局釣られて、大声を出していた義明、未刀。
「それにしても楽しかった」
 未刀は笑った。
「多分、その笑顔で女の子にモテる」
 と、義明が言う。
「どうしてだ?」
「何れわかるさ」
「何れってなぁ……」
 と、タクシーに乗るわけだが。
|Д゚) 何処まで?
「あんた、疲れないか?」
 未刀が即行突っ込んだ。
 しかも、裏拳。
|Д゚*) いやん、かわうそ? 照れる
「会話が続かない反応はいいから、この子が言っていたルートで頼む」
|Д゚) あいよーよっしー
 と、かわうそ?たくしー?が彼女が指定した場所に向かって走り出した。


 その先に、義明だけ驚く。
「こ、ここって、あの人の家じゃん」
|Д゚) うぃ
「知っているのか?」
「知っているもなにも、美人をみたら絶対メイド服を着せたがると言う、変態な……」
 と、憎悪とも言えないが、何とも表現し難い事を言う義明。
「義明の言ったことで僕も怖い」
 未刀君、妙な納得をしてくれました。
「ああ、確かに親戚か知り合いか。納得」
 と、強引に義明の知り合いを起こさせて、
「荷物お届けに来ました。事後処理よろしく」
 と、玲奈を渡した。
 そこの主の苦笑とか文句などを無視して、義明は未刀と共にかわうそ?たくしー? に乗り、帰っていった。


「面白かったよ」
 未刀は笑っていた
「ああ、かなり楽しめた」
 義明も笑う。
|Д゚) おきゃくさん、何処までいく?
「俺んち」
|Д゚) あいよー

 と、小麦色たくしーが闇夜を疾走するであった。


――よき夢と、また会えることを


■登場人物
【4766 秋築・玲奈 15 女 高校生(予定)】


【NPC 織田・義昭 18 男 神聖都学園高校生・天空剣士】
【NPC 衣蒼・未刀 17 男 妖怪退治屋(家離反)】
【NPC かわうそ? ? ? かわうそ?】

■ライター通信
 滝照直樹です。
 『神の剣 異聞 Invisible Blade 2』に参加して下さりありがとうございます。
 またまた、変なものがバイトなどで出ていましたが、如何でしたでしょうか?

 |Д゚) ←何となく都合良く出ているから満足らしい

 では、3話目でも機会があればよろしくお願いします。