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神の剣 異聞 Invisible Blade ３
あれから友情を深め、退魔行も２人で行う事が多くなる織田義明と衣蒼未刀。
義明は未刀に剣と神秘を教えていた。
彼は知識を徐々に物にしていく。
あなたも未刀の変わる姿が楽しく思えた（半分嫉妬の場合あるが）。
ある日、２人は大きな仕事に出掛ける。まずは下見だ。
どうも、おかしなマンションがあるらしい。死人の山を見つけたと通報が入ったのにも、駆けつければ、そんなことは全くなかった。
警察では全くわからないようになったため、長谷家に“仕事”が来る。其れを通じて、義明達が仕事を受け持つ形になった。
故に、建築家でもないが、下調べで一度訪れる。義明。
「異様な気分になる」
未刀が呟く。
「固有異界か？ 超越するための儀式なのだろうな」
「超越……こんな能力をもって何を得たいのだろう？」
「何、霊長の魂の高みを目指すなど、魔術師を筆頭に神秘使いにとって基本的なことだ」
「そうか……」
お互い、まずは間取りを調べた後、本業準備の為に一度戻る。
“気配”がする。
「魔術師か……三滝を思い出す」
義明はごちた。
「三滝？」
「ああ、前にかなり戦った死者の魔法使いさ」
――あの神の子に封門の剣士か……。
――嬉しいぞ……織田義明、衣蒼未刀……そして……
“気配”は喜んでいた。
〈蒲公英〉
彼女が、“仕事”に一緒に行けるはずもなく、未刀も彼女に仕事の詳細は教えないが、その事をしっかり告げて出かけるので、
「行ってらっしゃい 未刀さま」
と、にっこり微笑んで送り出すのだ。
未刀は剣の稽古や日々の鍛錬で、良く出かけるのだが、可能な限り未刀は彼女を連れ出していた。
一緒に出かけることが嬉しい反面、厳しい稽古をしている未刀を見て、怖かった蒲公英も、徐々になれていく。相変わらず例のアレは無理なのだが。
親がなんと言おうと、娘に“あの目”をされてしまうと何も言えないし、日中に出るのだから何だかんだ言われることもあるまい。
学校の帰り道、蒲公英は一匹の子犬がキャンキャン鳴いているのを見つけた。
「どうか……しましたか？」
と、尋ねる蒲公英。
地面に届く長い髪が、地面に拡がる。
子犬は、蒲公英の服の袖を引っ張る。
「？ そっちに？ なにか？」
犬は何か真剣そうだ。
「わかりました。付いていきます」
と、道案内を頼む彼女。
子犬は鳴きながら、蒲公英を“こっち”と言わんばかり、数メートル走っては止まって蒲公英を見る。
「待って下さい」
この数メートルの“間隔”と犬の“目”に蒲公英は気が付かなかった。
向かった先は、円形のマンション。
犬はまだこっちだよと伝えたいばかりに、マンションに入る。
「？ マンションに……何があるのでしょうか？ ああ、まって」
首を傾げながら蒲公英は中に入る……。
すると、異様なほどの……
圧迫感と閉塞感に……
彼女はめまいを起こしかけた……
「な？ ……うう」
と、元から意志の強い少女なので、意識を保つが、子犬の存在も鳴き声も見失ったようだ。
「いぬさん？ いぬさん？」
探す蒲公英。
ロビーからエレベーターホールに向かったとたんに
大きな闇に……
視界を遮られ、
同時に意識を刈り取られた……
「ああ……っう！」
その時に彼女は、あらゆる“秘術”、“神秘”、“多次元世界”、“神への道”“神秘の様々な使用”の『知識』に頭を侵蝕される感覚を覚えた。もちろん……その時に、自分の隠された力も……。
〈２人が見たもの〉
義明と未刀がロビーに入り、その時感じ取ったモノが、
「蒲公英？！」
そう、あの蒲公英の気配だった。
閉塞感や、義明が危惧している“気配”以上にした。
「くそ、気配は……げ……１４階……」
「何でそんなところに！」
彼らは急いで、下見どころではなく、エレベーターを使い、階段を上り……
１４階の重苦しい扉を開けた。
大きな広間、そこには全く“何もない”所だ。
そこには、蒲公英が血まみれになって、彼女の躰では両手で扱うような大きな短剣を持っており、あの艶やかな黒い髪と、服が血に染まっていた。
その、近くに……
男が脳漿を流し死んでいる。
「あ、ああ……いやああ！」
短剣を落とす。
乾いた金属音が１４階
「た、蒲公英！」
未刀がかけより、揺さぶる。
「蒲公英しっかり！」
「ああ！ いやあ！」
あまりのことで恐怖と混乱をしている蒲公英を未刀が必死に落ち着かせようとしている。
「……未刀、お前も落ちつけ！」
「しかし、しかし！」
そう、未刀はあの場面で蒲公英が人を殺したという様にしか見えていない。
「わ、わたくし、なにも なにも！ でも、ころし……ああ！」
錯乱する蒲公英。
未刀が、何とか宥めている間、義明は“？”と考える。
その思考速度は１秒以内。
剣の重さ、動作、死体の頭の割れ方に傷……全てを算出。
そして、蒲公英の言葉。
未だ残っているあの厭な“気配”。
「蒲公英ちゃん、大丈夫。君は殺していない」
義明は、未刀の焦りより、ゆっくり落ち着いて、血まみれの躰の蒲公英を抱きしめてあげた。
言葉ではなく、彼が持つ“光”。
影斬は影を斬る事であるが、斬る以外に見定めることができる。
「あ……」
蒲公英は、ゆっくり、ゆっくりとだが落ち着きを取り戻した。
エルハンド・ダークライツの弟子である義明。
エルハンド自体“陽”で在るが故、彼もその力を得ている。
治癒、意志、そして殆どの技。
天空剣から離れている“世界を斬り裂く”は会得していないし、する必要もない。
しかし、あの包み込む優しさ、暖かさかは、必ず手に入れようと努力した。
――自分が孤独だったからだろうか、ずっと求めていたものだから。
蒲公英は、
「エルハンドさま？」
と、呟いて意識をハッキリさせる
「せんせーではないけど、その弟子だよ」
「あ、う……すみません」
と、蒲公英は赤面している。
なんというか、エルハンドと同じ感じがする人で“お兄さん”と言えそうな気もしないわけではない。
落ち着きはしたものの、頭はガンガンする。
「頭が痛いです……それと……あの」
「その格好じゃいやだよね……しかし着替えってあったかな？」
と、相変わらずの様子の義明。
「大丈夫か？ 蒲公英」
かたや、今の状態で役に立たないのは未刀。
オロオロしっぱなしだ。
「はい、大丈夫です」
ハッキリ言う蒲公英。
「あの、たしか……きょうは……学校で……体操服もってきています」
「此処では着替えるのは無理っぽいなぁ……」
何しろ１４階は何もない。本当に壁以外何もない。
女の子だから着替える場所は大問題だ。
しかし１４階自体儀式の間であれば、そんなところに１人、というわけにも行かず、
「未刀 ……を」
「え？」
「見取り図だ！ 俺の地図はもう血で染み込んでしまった。それに初級秘術・乾燥と清掃・布洗浄は使えない」
「あ、ああ！」
と、未刀は急いで地図を義明に渡す。
「……よかった中１３階の機械室が開いている」
と、義明は蒲公英を横抱きにして、サクサク進む。
「蒲公英は、僕が……」
「お前も血まみれになったら着替えるのに大変だ。それに」
「む、なんだ……」
「いまは、お前は深呼吸して落ちつけ。まだ“気配”が残っている」
「あ、ああ。わかった……」
そして何とか部屋を確保し、蒲公英を体操服に着替えさせたものの、
蒲公英が恥ずかしがって出てこない。
ブルマ姿なのだ。
寒いし、何となく恥ずかしい。
「蒲公英、コレぶかぶかだけど」
と、未刀が外套を渡してくれた。
「ありがとうございます」
〈現象化〉
あの魔技は浮かれていた。
神の子と封門の子が２人下見に来ている。
今持っている囮で２人の無力な“友人”を誘い、怒らせれば、手に届く。
“世界の叡智”が教えてくれた、魂の昇華、神への道を。
魔技の力量は単なる二流か定かではない。
ただ、囮を使うことは成功した。
本来この“叡智”は本来意志を持たない。
憑依した相手の意志にあまり反する事はないし、完全憑依など望んではなかった。いや、無いのだから望むというのに語弊がある。
ただ、“叡智”の出所が悪かった。
かつて、三滝尚恭という屍術師がいた。
それは、執念に重ね囚われた先の幻想世界に有った魔法を身につけ、この世界に戻る、既に忌屍者になってもなお、神となり超越することを望んだ大魔技。
其れの“現象化”とも知らずに、魔技は蒲公英を呼び寄せた。
弓槻蒲公英は素晴らしいほど陰陽の力を持っている。
元が退魔の出である蒲公英ほど、此の自己犠牲的な性格と奥に隠されたる暗部の欲望。
コレを使うことが、“三滝現象化”に有利なのだ。
「さあ、おいで」
影に支配された蒲公英は生け贄にされる。もちろんこの影というのは既に“現象化”のものだ。
目は虚ろ、人形の様に歩いていく。
“現象化”はこのまま、次元剣を蒲公英に作らせて、この愚かな魔技を殺そうと思っていた。
しかし、同調する毎に、“自身の意志”が無くなる。
――まあ仕方ないか。後はなるようになる
と、知性を取り戻した瞬間に、“三滝”の意志は消えた。
「……ほれ綺麗だろ？」
魔技は大きな短剣を蒲公英に見せる。
「これは、おじさんからのプレゼントだよ？」
と、魔技は今の異変に全く気が付いていない。
既に、叡智は自分を見捨てたことも、蒲公英にもその叡智が在ることも。
――なぜ？ ここにいるの？
蒲公英は混乱している。
世界の循環や摂理、またおぞましい秘術、神秘、その使用法が７歳の知能・常識では堪えられない。
一瞬、何かが弾ける。
アンチギフトこと“アンチ・スペシャル・アビリティ・フィールド”限定起動。
其れにより現象化剥離。
――いぬさん……
魔技が彼女に短剣を渡したとたん……
「これでね……」
魔技の頭が後ろから割れ、蒲公英に崩れ落ちた。
蒲公英は血をそのまま浴びると同時に目覚めた。
――これが、義明が“あの時”の惨劇を“視た”ものである。
瞬間に、三滝は“何か”に取り憑いたのだと義明は考えた。
〈現実〉
厄介だなと、義明は思った。
今の三滝現象化は、全体に取り憑いている。
「いぬさん……は大丈夫でしょうか？」
「残念ながら、犬さんは……」
義明は首を振った。
「そんな……」
理屈では既にわかっている蒲公英。
一時でも、現象化に取り憑かれたのだ。大体を理解出来てしまった。
神秘の家系である・月家の生まれ故、神秘との愛称は良い。今の頭痛程度は眠れば治ると確信している。
しかし、自分に隠されたいや、無くなった力が残っている事もわかったし、あの犬が自分をつり上げる“寄せ餌”と言うことも。
義明達の魔術理論で説明出来る以上、犬は犬ではなかったのだ。
「……可哀想」
蒲公英が俯く。
「蒲公英」
未刀が頭を撫でた。
「……」
「仇をとろう」
「はい……」
義明は、蒲公英に此処が何であるか、全て教えた。本来なら隠すつもりだが、“視えて”しまったのだから、正直に話す。
「いぬさんは、すでに死んでしまって、悪い奴らに使われた」
「許せないです。でも、ここに“生きている”人って全部……」
「そう、既に死んでいる。生と死を繰り返している。もう現象化で大体のことを把握している蒲公英ちゃんだから言うんだ」
「……」
蒲公英に怒りが宿っていた。
滅多に見せない怒り。
おとなしい娘であるが、意志の強さは折り紙付きだ。
「在るべき所に……安らかに眠れる場所に」
蒲公英が口にした。
此処で弱音を吐いてはいけない、と。
怯えていてはいけない、と。
〈生きている塔〉
――無機物ニ憑依トハ……
僅かに知能を持ったソレは思った。
三滝尚恭の現象化。
マンションに取り憑いたのだ。
いや、正確には、その心臓部。
植物にたとえるならば、根っ子、魂の牢獄が隠されている場所だ。
そこで魂は、１日の偽りの生活と死を迎える。
ソレが仮初めであっても、憑依できるとすれば、生き物だろう。
されど時間はない。
元から此処には、意志はなく、知識と魔力を蓄えられたのみ。
現象化前は忌屍者で魔技だった彼にとって、僅かに得たこの知能が、どれだけ歓喜を呼び起こせるものだろう。
――それに、仇敵、織田義明がいる。なんと面白いことだ。
今のままでは自分は半日も持つまい。夜になれば、一度この中にいる生命らしきものは死んでしまうのだ。
かといって、今義明に取り憑いても意味はない。簡単に影斬化され、己は無駄に知識を敵に送ってしまう。
「此処は何とか、人形に頼むか」
と、塔は喋った。
エレベーターで降りようとおもったが、何か気味が悪いため、階段で降りた。
「気をつけて」
全体に三滝の気配が在る以上、あの密閉空間の箱を使うのは賢明ではない。
今の３人の内、義明だけが、神格能力として疑似魔術がつかえる。
治癒、飛行、浮遊等だ。
蒲公英の生命変換治癒は危険なため、未刀と義明に止められている。いざというときに蒲公英は使う気なのだろうが……。
未刀は剣術に秀でている。過去の閉塞した生活が此処で活かされることは皮肉であるが、本来の衣蒼家として誇りを持つことは大事だと未刀は考えているし、何より隣には守るべき人がいる。
それぞれの思いを胸に１３階にたどり着いたとき……
「「「危ない！」」」
３人が叫んで同時に何かの攻撃を躱す。
――人形だった。
――人の形をした。
「成る程ね……三滝の気配は心臓部に取り憑いたか」
蒲公英を抱っこしている義明が言う。
――ソレは僕の役目……って言っている場合じゃない！
と、心の中で１人ボケ１人ツッコミしている未刀。
位置的や身体能力から義明の方が早かったのだろう。
「義明！ 此処は僕に任せて、蒲公英を」
「未刀さま！ 人形さんは……倒しても……」
「道を開く役目を務めるだけだ！ 走れ！」
「任せた！ 未刀」
義明は蒲公英を抱きしめながら、階段を“落ちて”いく。
転がり落ちるのではない。
未刀が、咄嗟に天空剣・斬の技と衣蒼の剣術を使い、階段を、階段としての機能を無くしているのだ。
つまり、１３階から１階までのショートカットの穴を、未刀は“Invisible Blade”で作り上げたのだ。
地面に巨大で堅い物体が落ちた時と似たような鈍い音が１階に木霊する。
「着地！ あとは！」
踏ん張って着地する義明。流石に神格発動と浮遊を使わないと、高さ云十メートルを飛び降りる事など出来ない。
未刀もそのまま、階段を滑り落ちて上手く着地する。“刀”を滑り止めと衝撃対策で使用したのだ。
「岩は泥に泥は岩に還れ！」
蒲公英が、いきなり何かを唱えた。
後ろから襲ってきた、コンクリートの拳に向かって唱えたのだ！
コンクリートの拳は義明の３寸手前で泥に変わってしまう。
その言葉を唱えただけで、蒲公英は息を切らしている。
「だから能力をつかうなって！」
未刀が怒鳴った。
「あぶなかったですから……」
と、ひとまずロビーまで走り抜けようと思った義明は、
目の前の犬に止まってしまった。
「三滝……！」
「いぬさん？」
「この躰も悪くないが、元が土塊になるものだからな……久しぶりだな、織田義明」
「く……」
最悪の敵が、犬の姿であれ、存在している。
しかも義明は蒲公英を抱きかかえたままだ。
「変成は可能だからな……魂がなくとも……」
と、犬・三滝はあの高等の“完全変身”を使おうとしている。
「義明さま、おろしてください。戦いは嫌いですけど……義明さまは戦わないといけない人」
「あ、ああ……でも下がって……。未刀……」
蒲公英をおろす義明
「ああ、わかっている……」
蒲公英を庇う未刀。
「人の姿ではなく、幻想種の龍も良いか……の……」
と、“アレ”は念じ始めたが
しかし、ソレは“完全変身”を成されなかった。
「む？ おかしい……？ あ……しまった！」
「一度、わたしの……頭に、……入った事……忘れて……いますね？」
――私が残していたこの能力。
蒲公英が、睨んでいた。
あの、中和能力を自分で起動したのだ。
「あ、久々の知性が……我が……意志が……」
基本存在である現象化に戻るしかなかった、三滝。
「逃げたというか、霧散したか……三滝……」
その時に、上で蠢いていた人形は停止し、戦いは終わりを告げた。
後は、魂の牢獄に囚われた、魂を解放するだけになる。
中地階に隠された、魂の牢獄に足を踏み入れる３人。
ソレを、義明が影斬として生み出した奥義・光明滅影にて破壊する。
「安らかに眠って下さい……」
そこに、あの犬の魂も蒲公英はみた……。
“ありがとう”と、全部の魂の声が聞こえたような気がする蒲公英だった。
長谷家の事後処理班が建てたテントの中で３人は簡単な治療を終えた。
茜が急いで子供用の服を持ってきてくれたので、今は普通の服だ（と言っても茜のチョイスなので問題があるかも知れない）。
「蒲公英ちゃんのおかげだ。あのままだと、悪い魔法使いが完全復活するところだった」
と、蒲公英の頭を撫でる義明。
その手がとても温かかったので、とても照れている。
「そ、そんなこと、な、無いです」
あの時のような、凛々しさはない。
未刀は蒲公英が心配でずっと手を握っている。
ヤキモチを妬いているのは、丸分かりである。
しかし、自分で出来なかったこととできること等を彼は思い知った。
今の義明は、骨折でもしたのか、足を不自然に動かしている。
「みせろ、義明。我慢していただろ？ 隠していたな？」
「な、何すんだ！ やめろよ！」
「２人とも……あばれちゃダメです……。義明さまもがまんは……いけません」
じゃれ合っている（？）この２人を見ている蒲公英は、笑っていた。
まるで、あの
――滅多に見せない、明るい笑顔で。
■登場人物
【1992 弓槻・蒲公英 7 女 小学生】
【NPC 織田・義明 18 男 神聖都学園高等部・天空剣剣士】
【NPC 衣蒼・未刀 17 男 妖怪退治屋（家離反）】
■ライター通信
滝照直樹です。
『神の剣 異聞 Invisible Blade ３』に参加して下さりありがとうございます。
なんか、私的には滅茶苦茶活躍しておりますが、如何でしたでしょうか？
魔術・魔法知識も手に入れ（特に死霊術）、裏返ったときが怖いです。
中和能力はやたらと長い名前ですが。
効果としては以下の通り
・特殊ドラッグ能力、呪文、サイオニクス、ソレに類するもの相殺、解呪、中和
・生物や物体に自然に備わっている能力（再生能力や飛行能力、絶対音感、存在自体人造生物）は中和不可能
・神魔関係でも、力の増大で中和可能。ただしかなり疲労する
・抑止存在の能力は中和不可能
・蛇足だが、かわうそ？筆頭にしたナマモノの謎能力も中和不可能
特殊能力にも色々あるために、私の異界ではこんな感じです。
４話目はフリープレイングです。２人に対しての気持ちを書いて下さると、更に関係結果に影響します。
では、４話にてお待ちしております。
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