コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム 草間興信所>


blind summer fish


 この出会いは必然

 なら、この…別れは―――――……



 今日この日、草間興信所には一人の女性が訪れていた。
「助けてください」
 この興信所に来る人物の「助けてください」の大半が怪奇現象だ。だが、この目の前の女性の疲弊した姿を見るに、草間・武彦は無下に追い返せないでいた。
「数日前から彼が死ぬ夢ばかり見るんです」
 それは交通事故にあったり、心臓麻痺であり、時間をずらそうが、病院に行かせようが、彼は確実に命を落とすのだという。
 悪夢にうなされるように飛び起きると、時計はいつも同じ朝の2時を射している。冷たい汗に息を荒くしながらも、また床に就き、彼からの電話で目が覚めるのだそうだ。
 彼女は神様が自分に彼を守らせようとそんな夢を見せているのだと思い込み、今まで気にしてこなかったらしいが、流石に夢が1週間を越えたあたりで自分の夢が怖くなって来た。
 そしてこの夢をどうにかできないだろうかと、草間興信所へと訪れたというわけだ。
 今まで心霊・SF・エトセトラとこなしてきた草間だったが、夢の中の憂いを払ってくれなどという依頼が来るとは思いもせず、どうしたものかと妹の草間・零と顔を見合わせる。
 むしろそんな夢ならば、家なんかに来るよりは占いの館なりなんなりに行った方がいいような気がする。
「ここは、摩訶不思議な事件をいろいろと解決しているって聞きました…」
 俯いていた女性は、切羽詰った表情で勢いよく顔を上げ、
「だから、彼を助けて下さい!」
 と叫ぶと、大声で泣き出してしまった。
 流石の草間も目の前で大泣きされては、適当な理由をつけて断る事さえもできない。
「分かった…やれるだけの事はやるが、成功するとは限らないぞ?」
 なんせ、夢だしな。と、草間が付け加えると、女性はその瞳は微かな希望をともし、深く頭を下げた。


【today ×月10日】

「で、何でセレスティなんだ?」
 リンスター財閥お抱えのリムジンで、依頼人の彼・牧田智徳が勤めている会社へと赴く。
「最近の個人情報はとても重要視されています。草間さんがそのまま行っても門前払いを受けるだけだと思いますが」
 ニコニコと草間の隣で微笑を浮かべながらあまりのも酷で尤もな事を言ったのは、セレスティ・カーニンガムだった。
 財閥総帥が自ら出向くなどという異例の事態に、会社は混乱はすれど追い返される事は絶対に無いと予想できる。草間が何時ものように何時もの格好で受付に問い合わせても、アポを取ってからお越し下さい。と笑顔であしらわれてしまうのが目に見えていた。
 それならシュラインと一緒だっていいじゃないか。と、ブツブツと文句を言いつつも、車は確実に彼が勤めている会社へと近づいていく。
 リムジンから降りた草間は、あまりにも大きなビルにゴクっと生唾を飲み込む。このビルからしてみても、金持ちという気配が隙間から漂ってきそうだ。
「行きますよ?草間さん」
 首を傾げ問われた草間は、ふんっと息を吐き、自分の事務所とは全く違うビルへと足を踏み入れた。
 だから、自ら動くのは嫌なんだ。
 などと思ったかどうかは知らないが。セレスティの登場に、このビル、もといこの会社の重役らしき人間が、冷や汗らしきものを必死にハンカチで拭きながら急いで出迎えてきた。
 ビルに乗り付けた眼下のリムジンだけで、よく理解したものである。
「こんにちは」
 蛙が潰れたような表情のいかにもな重役達に、セレスティは笑いかけ、車椅子を先に進める。
「ほ、本日は、ど…どど、どの、ようなご用件で?」
 完全にどもっている上に、最後の方など声が裏返っている。
 セレスティの後ろから着いてきた草間にも、対応した重役が緊張しまくっている事が直ぐに理解できた。
(あーあ、かわいそうに)
 リンスター財閥と契約のある会社ならば、今此処でセレスティの接待に失敗しては一大事だとてんやわんやになっていそうだが、草間興信所のお手伝いとしてこの場に訪れているセレスティにとってみれば、そんな事はどうでもいい。
 まぁ権力は利用してこそ権力ではあるのだが。
「牧田智徳さんにお会いしたいのですが?」
 小首をかしげる仕草さえ優雅に見えるセレスティの問いかけに、重役はきょとんとした表情を浮かべ、
「この会社の社員の方ですが、もしかしてご存知ないのですか?」
「そ…そんな事はありません!牧田ですね!直ぐお呼びします!」
 一応此処までの大企業が、一般サラリーマンの下っ端だろうと思われる牧田を知っているとは思いがたい。
 案の定重役はお出迎えに一緒に出てきた部下に急いで『牧田智徳』を連れてくるよう指示を出していた。
「それでは、応接室の方へ……」
 セレスティと一緒に動き出した草間に、重役は怪訝そうに眉を顰め、
「そちらの方は?」
「私の、上司です」
 ニッコリとさらりと言ったこの台詞に、ぎょっとしたのは重役よりも草間だった。
 総帥の上司って何だ。
 家に来た依頼をお願いしているわけだから、上司というのは確実に御幣がある。むしろこちらがお願いしているのだから立場は完全に逆のはず。
 しかし、
「そ…そうですか!」
 何をどう解釈したのかまったく疑いもせず、重役の態度は完全に掌を返したように友好的になった。
 恐るべし、セレスティ・カーニンガム。





 通された応接室は、大企業よろしく装飾雅なソファセットだった。もしかしたらちょっと見栄を張ったのかもしれないが、そんな事はどうでもいい。
 セレスティと草間が応接室へ通されて数分、ガチャリと扉が開いた。
 先ほどの重役と一緒に現れる、人がよさそうで柔らかい面持ちの青年。
「彼が、総務部二科の牧田智徳です」
 話に完全に同席するつもりでいるのが目に見えて分かる上司の顔を見るだけで、この待たされた数分という時間に、きっと会社側ではいろいろな憶測を立てたに違いない。
 例えばヘッドハンティングとか、牧田が極秘で何かしらの契約を進めていた、とか。
「すいません。個人的なお話なので、席を外してもらえませんか?」
 一緒に居ても本当は差しさわりの無い話ではあるのだが、あまりにも個人的な事すぎて、今後の彼の会社内での扱いが変わってしまうかもしれないと配慮したつもりだった。
「はぁ…」
 怪訝そうな顔つきを隠せないまま、重役はすごすごと応接室を退散する。
 そこでやっと、草間は場を崩した。
「あの…なんでしょう?」
 一人くつろぎ状態に近い草間よりも、目の前の大財閥総帥の存在に緊張しきっている智徳は、部屋に入ってきたと同じ直立不動で立ち尽くしている。
「楽にしてください」
 セレスティはそんな智徳に苦笑を浮かべ、近くのソファに座ってくださいと促す。
 耐性の無い一般人にそんな事言われても……と、言った感じではあったが、
「俺たちは、あんたを守って欲しいと高坂小夜里さんの依頼でやってきた」
 この草間の言葉で、智徳の顔に浮かんでいた緊張が一気に緊迫したものになり、そして破顔した。
「夢の事ですか?」
 彼も彼女から夢の話は聞いていたのだろう。
「あなたは、探偵さんですか?」
「あぁ」
 草間は智徳の質問に肯定の意を示し、何か心当たりは無いかと問いかける。
 今目の前に居る彼を見る限りでは、なにかしらの病気でそんないきなり死んでしまうようには思えない。もし、なにかしらあるとしたら不慮の事故の線が強そうだ。
「あの……」
 智徳は、草間の隣で微笑を浮かべるセレスティをちらちらと視界に居れ、何故セレスティまでもがここに一緒に居るのかと問いかけてきた。
「気にしないで下さい。今の私は草間さんをお手伝いする一探偵です」
 財閥の方は関係ありません。と、はっきり言われ。半信半疑ながらも、智徳は語り始めた。
 一日中は家に閉じ込められただの、無理矢理病院に行かされただの、そんな話をつらつらと。
 だが、毎日一緒に居るわけではないらしいという事は、彼女の彼が死ぬ夢はいつも休日を指し、彼は仕事に行く平日では無いという事なのかもしれない。
「俺が死ぬなんて馬鹿げてますよね」
 さもそんな事夢物語とでも言わんばかりに苦笑して、彼は頭をかく。
「そんな事はありませんよ」
 彼女の夢は、本当に予知夢で『いつか起こりうる未来』かもしれない。
「不慮の事故。突然の心臓発作。全ての人が確実に死と隣り合わせに生きています。キミだけが安全という事は無いと思いますが?」
 セレスティの言う事は尤もで、智徳ははっとしたようにぐっと言葉を飲み込んだ。
「身体的要因は流石に手も足も出ませんが、不慮の事故からでもキミを守りたいと思います」
 彼女が言っていた夜中の2時に彼を守る事ができれば、彼女は夢から救われる。
 今はまだ、何時の夜中の2時なのかは、分からないが。
「小夜里は、私の前で死なないでっていつも言うんですけど、普通私を置いて死なないで、だと思いませんか?」
 智徳が彼女から夢の話を聞いて、ずっと疑問に思っていたことをやっと話を信じてくれる人の登場で口にした。

 私の前で死なないで―――

 その言葉は、彼がいつも彼女の前で死を迎えている事ではないか?
 ならば、彼女と彼が出会い夜中の2時に一緒居る事を阻止できれば、もしかして彼は死なない?
「今晩、智徳さんは私の屋敷で過ごしてくださいね」
 朝、小夜里はいつも彼から電話が来ると言っていた。とりあえず、今夜は一緒に居てみよう。


 翌朝、6:30ごろだっただろうか?
 セレスティの屋敷にある針時計以外の全ての時計が狂った。


【today? ×月10日】

 彼女が仕事へと行き、セレスティ達の方も彼が仕事へと赴いた事で、一旦一同は落ち合う事にした。
 クミノはシュラインを気遣ってか、モニターでの対応になる事申し訳ないと言いつつ、一度店の方へと戻っていった。
 一応、特殊な声帯能力を除けば、シュラインはただの人間。草間も一応ただの人間。
「彼の方はどうでした?」
 草間興信所にて、この一晩の収穫を整理するため開口一番シュラインが問いかける。
「いたって元気ではいました。ですが」
 ですが――…。
「屋敷の針時計以外の時計がすべて狂ってしまい、朝は一事騒然としましたよ。彼は凄いですね、正確な時間にぴたりと起きて彼女に電話をしていました」
「時計と言えば、彼女の家も針時計が一つも無かったのよね」
 しかし、もしかしたら時が狂う事もあるかもしれない針時計ではなく、電池や充電させあれば狂う事無く時を刻むディジタル時計になにかしらの力があるようには思えない。
「クミノと繋がったぞ」
 草間は机の上にクミノの姿が映るモニターを、シュラインとセレスティにも見えるように置き、話を伝える。
[ 時計ならば、私も疑問に思った事がある ]
 クミノは考えるように顎に手を置き、しばし瞳を泳がせる。
[ 私が触れた時計が一瞬障壁に反応した ]
 時を移していたモニターが軽くぶれ、その日時を一瞬無にしたのだ。
 それが何を意味しているのか、それは今はまだ分からない。だが、何かしらの意味はあるだろう。
「それと、彼女の彼が死ぬ夢というのは休日のようです」
 休日・土日の2時に彼が死ぬらしい。
 ならば、その2時に彼を守れば、この依頼は解決か。
「だったら休日に彼らと一緒に居る必要があるみたいね」
 平日の夜中までも一緒に居なければいけなかったら、昼間殆どの仕事ができない事になる。
 良かったのか、悪かったのか。
[ とりあえず、時計はこの依頼のポイントになるだろう ]
「それは、私も同意です」
 クミノの障壁に反応した時計。セレスティの屋敷の狂った時計。
 小夜里か智徳に、時を狂わす何かしらの力でも持っているのだろうか。だが本人も居ないのに、それを考えるのは詮無きことで、無意識だとしたら答えも望めない。
「とりあえずは、今夜よね。今日金曜日だもの」
[ 分かった。時間を空けておこう ]





今日の2時に対抗するため、最後にクミノと合流するために彼女の住処で見あるネットカフェへと訪れた一同は、店の前で待つクミノを見つけ軽く手を上げる。
 現在の彼女との距離は刻々と短くなる。
「彼女が久実乃ちゃんよ」
 智徳に遠目に見えるクミノを紹介しながら、これできっと夢を見る事もなくなるはずだと、期待を込めた笑顔の小夜里は歩く。
 クミノはこちらの姿を確認してか、ゆっくりと歩いてきた。
「……!?」
「智徳さん!?」

 彼の姿が消える。
 いや、薄くなる。

「な…何?何なの!?」
「え…?」
 小夜里が叫ぶ。
 智徳は空けた自分の手を見る。

 クミノの本能が彼の存在を危険と判断し、一つの拳銃をクミノの手に顕現させる。
「クミノちゃん!」
「久…久実乃ちゃん!?」
 シュラインと小夜里が叫ぶ。
 困惑し、膝を着く智徳に向けられたクミノの拳銃。だが、
「何だ?」

 何が敵なんだ?
 標的となる「何か」がなんなのか分からない。
 智徳と近づいた自分は、彼を危険だと判断した。だから召喚武装を行った。
 それなのに、「敵」は見当たらない。

 先ほどまで存在を失いかけていた彼だったが、今では実体を取り戻し、小夜里の腕の中に居る。
「彼を消すために頼んだんじゃない!私は彼を助けたかったの!!」







――――世界が、壊れた。



























【today ×月10日】

 彼女が叫び、はっと目を覚ましたのは自宅の屋敷だった。
 セレスティはゆっくりと辺りを見回し、今日の日付時間を確認する。この時間は、草間興信所へと赴く前の時間だ。
「車を!」
 セレスティは何かを思い出したように、急いで屋敷から、彼の−智徳の会社へと足を向けた。
「ほ、本日は、ど…どど、どの、ようなご用件で?」
 何か聞いたことのあるような台詞。そして、見た事のあるような顔。
「牧田智徳さんに会いたいのですが?」
 しかし、セレスティの予想が正しければ、彼はもう死んでいる。
 全ての怪異は彼女が引き起こし、何時もと違う行動を起こした彼女に、それを引き受けた自分達も巻き込まれてしまっただけの事も。
「牧田でしたら……」
 答えたのは、重役と共に出迎えに来た、中年の男性だった。
「今月の初めに交通事故で……」

 亡くなりました。

 ああ、やはり――……
 セレスティは顔を伏せ、この現実に気がついた彼女のことを考える。
 セレスティは、彼女の家を知らないため、その足で草間興信所へと赴くと、彼の屋敷の使用人が一人、セレスティを待っていた。
 使用人は、見知らぬ携帯電話があったので、ここならばセレスティに会えるだろうと持ってきたらしい。
「この携帯電話は……」
 彼が、使っていたものと同じ。
 何故これが今此処にあるのか?
 その疑問は誰も知らない。





 シュラインに肩を支えられるようにして草間興信所へと赴いた小夜里。そこには、セレスティとクミノが待っていた。
「これは、彼の携帯電話ではないですか?」
「そ…そうです!なぜ、これを?」
 理屈なんてよく分からない。だが、これが今ここにあることだけは真実。
 小夜里がセレスティから携帯電話を受け取った瞬間、小夜里の携帯と同じ着うたが高らかと鳴り響く。
「!?」
 誰もが面食らう中、小夜里は震える手で着信を押した。

[ 小夜里か? ]

 電話口から聞こえた声に、小夜里は口元を手で押さえる。
 そして、瞳からは今にも零れんばかりの涙。

[ やっと、起きたんだな ]
「うん…うん!」
 小夜里はその場にがくっと膝を着き、泣き崩れる。
[ 良かった…。もう、囚われるなよ ]
「ごめん…智徳!」
 彼女の叫びで、その場にいた全ての人が、事を理解した。
 彼女が着信を切った電話は、ピキっと液晶にひびが入り、砕ける。
 小夜里は砕けた携帯を、強く、抱きしめた。

「ご迷惑をおかけしました……」
 立ち上がり頭を下げた小夜里。
 しかし、働いたような気にはなっても現実の時間は少しも過ぎていない。
 彼女は彼女が作った夢の中で現実を見て、現実に草間興信所へと依頼をし、夢へと取り込みそれを現実だと思っていた。

 それを可能にしたのが、こなごなに砕けた携帯電話だったのかもしれない。

「すまなかった…」
 実質の解決にはなったが、少し荒療治になってしかったかもしれないと、クミノは瞳を伏せる。
「気にしないで……」
 クミノの言葉に苦笑した彼女は、そっとクミノの頭を撫でる。
 子ども扱いをして欲しくないと普段から思っているクミノだったが、今回ばかりはされるがままに従った。
「これからどちらへ?」
 興信所の扉に手を掛けた小夜里に、セレスティが問いかける。

 彼女はただ、微笑むだけだった。







□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□


【1883/セレスティ・カーニンガム/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】
【0086/シュライン・エマ/女性/26歳/翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【1166/ササキビ・クミノ/女性/13歳/殺し屋じゃない、殺し屋では断じてない。】


□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□


 blind summer fish にご参加ありがとうございます。ライターの紺碧です。本当はもっとドライな話になる予定でしたが、気がついたら書いてる本人がちょっと切なくなってしまいました。時間経過がよく分からなかったらごめんなさい、一重のそれは僕の力量不足です(汗)彼女の「現実」の中で、という言葉の意味が足りていなかった事、本当に申し訳ありませんでした。

セレスティ様?>
プレイングを殆ど活かせず申し訳ありません。もっと事前に情報を提供しておけばこんな事にはならなかったのかもしれないと、申し訳なさで一杯です。男は男同士と言うわけで彼専門に調査に出向いていただきました。

シュライン様>
セレスティ様同様、プレイングを活かせず申し訳ありませんでした。夢の内容の詳細を聞く事ができなかった代わりに、彼女の口から彼の死因を聞いてもらう形にしました。女性は女性同士ということで彼女専門に調査させていただきました。

クミノ様>
初のご参加ありがとうございます。今回は、クミノ様の一人勝ちのような形になってしまいました。クミノ様の障壁という力がこの話を作ったようなものです。


それでは、これにも懲りず今後ご参加下さると嬉しいです。