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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


ゆめくじら、うつつのきみ

 待ち合わせ場所に着くと、彼女は既に人待ち顔できょろきょろと辺りを見回していた。どことなくあどけなさのようなものを漂わせた、だがしっとりと落ち着いた大人の女性。
「以前とは、随分と雰囲気が変わりましたね」
黒榊魅月姫(くろさかき・みづき)はほんの少しだけ微笑むと、すっと彼女に近付き、
「佐生深織(さしょう・みおり)さんですね?」
 と確認した。知らぬ顔ではなかったから、間違う筈はないのだが。
「あ…もしかして…あの時の…」
 目を丸くして言った彼女に、頷いてみせる。あまりよく覚えて無いのも仕方ないだろう。彼女と魅月姫が出会ったのはしばらく前の事だし、あの時の深織は鬼に憑かれて殆ど正気を失っていた。魅月姫の知っている彼女と雰囲気が全く違うのはそのせいで、多分今の彼女が、本来の佐生深織なのだろう。
「私、あまりよく覚えていないんですけど…」
 と言いながら、頭を下げる深織に、魅月姫は小さく首を振った。
「過ぎた事です」
「あの、話は…」
「大体は、鈴から聞いています。その生徒さんは、相変わらずですか?」
 途端に、深織の表情が曇った。画家である彼女は、そのかたわら絵画教室を開いている。二週間前、その教室に通う生徒の一人に異変が起きた。鈴が話してくれたところによれば、はじめの一週間は卵の姿でいたのだが、その後殻を破って出てきたのは何と、コアラだったという。ゆめくじら、と言うくじらのせいだと聞いて、興味が涌いた。ゆめくじらは、姿を変えたいと言う願いにひかれて現れて、まずはその相手を飲み込み、卵に変える。七日後に卵は割れ、望みの姿に変身して出てくるのだそうだ。昔、仙人が作った物だが、『うつつのきみ』と言う人形の姿をしたものと対になっていたのだと、鈴は言った。どちらも彼女が管理する、寿天苑から昔流出した品なのだそうだ。卵になって14日後、要するに変身した七日後に、うつつのきみが現れて、変身を解く手筈になっているのだと言う。だが、今回はそのうつつのきみが現れない。人形の姿をしている為に、どこかで間違って人間の元に居るのだろうが、それを見つけてやれば子供は元に戻る。深織一人では心配だから、手伝ってやってくれないかと言うのが、鈴からの頼みだった。彼女の事は気になっていたし、ゆめくじらとうつつのきみにも興味が涌いた魅月姫は、すぐに承諾した。
「やはり、ゆめくじらから探すのが、やりやすいでしょうね」
「…はい、私もそう思います」
 深織が頷いたその時、もう一人の待ち人が現れた。シュライン・エマだ。
「こんにちは、深織さん」
 深織に挨拶をしたシュラインは、魅月姫にも同じように声をかけた。シュラインとは、あの後も何度か顔を合わせている。快活でさばさばした女性で、身のこなしは軽い。見るからにおっとりした深織とは対照的だ。
「とりあえず、ここに来るのはこれで全員よね?」
 シュラインが言うと、深織が慌てて頷いた。
「後から男の方がお一人、いらっしゃるそうですけれど。別の方向から調べを進めて下さっているそうです」
 待ち合わせ場所を後にした三人が、まず向かったのは、コアラになったという生徒の家だった。鈴からは名前を聞いていなかったが、柳郁美(やなぎ・いくみ)と言うそうだ。年齢は10歳。

「あのまま…なんです、ずっと」
 疲れ果てた顔でそう言うと、郁美の母は細い溜息を吐いた。深織からの連絡で、既に魅月姫たちの事は聞いていたのだろう。母は二人に、どうかお願いしますと頭を下げて、郁美の部屋に案内してくれた。ドアを開けた瞬間には、流石の魅月姫も少し驚いた。確かに、コアラだ。コアラがベッドの上でうつらうつらしている。
「話は聞いていたけど…」
 シュラインが呟く。
「ほんとに、コアラだわね」
「ええ…」
 と頷く魅月姫の表情は殆ど変らない。郁美の母は、ふうっとまた息を吐いた。
「あれは、やっぱりあの子なんでしょうか…いえ、でもやはりあの子なんですよね。名前を呼べば顔を上げますし、食べ物も郁美の好物をちゃんと食べるんです。良い子なんですよ、本当に。学校も塾も、ピアノだって一度もサボった事なんか無いんです」
 コアラの背後に貼ってあるカレンダーには、所狭しと色々なシールが貼られている。
「忙しそうですね、とても」
 魅月姫が言うと、郁美の母ははっと我に返ったように頷いて、
「でも、今時の小学生は、皆こんなものですよ。でもまあ、全部、ここ二週間はお休みしてしまいましたけれど」
 と決まり悪そうに笑った。憔悴しきった母親に比べて、コアラはとても楽しそうだ。のんびりとして、伸び伸びとして見える。楽しそうな郁美の様子を見ながら、魅月姫はさっきの母親の言葉を、思い出していた。時間はあまり、無い。三人は手分けして、まずはゆめくじらを探す事にした。ゆめくじらがどこで郁美を見つけたのかが気になると言うシュラインは、彼女の前日の行動から当たってみると言い、深織もそちらに同行することになった。魅月姫は雲の影から、直接ゆめくじらを探す方法を取ると決めて、三人は二手に分かれた。

「良い天気ですね…」
 窓から外を見上げて、呟く。この家の真上にはゆめくじらはもう居ないと確認できたので、影の捜索は、部屋の中から行う事にした。郁美の母親は、娘の部屋に残った。探し出すより先にうつつのきみが現れる可能性も、無い訳ではないからだ。何かあったらすぐに連絡を、と言って出かけて行くシュラインと深織を見送った彼女の、心細げな表情は憐れだった。それにしても、一体何だってコアラになりたい、などと願ったのだろう。変身を解いた後にも、しなければいけない事があるようだと思いつつ、魅月姫は部屋の真中に立った。目を閉じて、意識を集中する。風が吹いた訳ではないが、力の余波で、自身の髪と同じ漆黒のアンティークドレスがさわさわと揺れて広がる。周囲の影が一旦収縮し、次の瞬間魅月姫を中心とした円を描いた。魅月姫の指先がかすかに動くと、それは池に落ちた波紋のように伝播し、ゆっくりと広がっていく。その間にも、金色に輝き始めた魅月姫の瞳は、この地に落ちた様々の影を見ていた。ビルの影、木々の影、そして、空に浮かぶ雲の影。変った形の影を見つけた時には、しばらくその動きを追った。風に乗って動かされているのなら、すぐに分かる。違う、これも違う…もっと遠くに居るのだろうか。魅月姫は更に検索域を広げて影を探した。そして…
「これ…でしょうか」
 丸みを帯びた奇妙な影を見つけたのは、探索を初めて10分くらい経った頃だろうか。その影は他の雲とは違い、風に流れる事無く留まっていた。ゆめくじらではない可能性もあるが、確かめるには行ってみるしかない。魅月姫はとりあえず、飛んでみる事にした。

「…ここからでは、ちゃんとは見えませんが…」
 魅月姫は空を見上げて、首を傾げた。ぽっかりと浮かぶ大きな雲は、地表に大きな影を落としていた。注意深く見ていると、周りの雲のように風に流される事なく、上空にしっかと留まっているのがわかる。真下からではくじらの形は見えないが、どうやらこれが、ゆめくじらと考えて良さそうだった。だが、問題はここからだ。ゆめくじらの傍に、とは言うものの、大きな雲の下にある町はそこそこに大きく、マンションも数棟建っている。一軒一軒聞いて歩くのはかなりの重労働だ。何とかめぼしをつける方法はないものかと思案していると、携帯が鳴った。魅月姫のものではなく、シュラインから連絡用にと渡されたものだ。シュライン・エマからの連絡だった。
「わかりました」
 シュラインの話を聞いた魅月姫は、静かにそう言うと、周囲を見回して、言った。
「私も今、近くに居ると思います」
 
 待ち合わせ場所に現れた黒塗りの車から、シュライン、玲一郎に続いて現れたのはセレスティ・カーニンガムだった。魅月姫とも面識がある。もう一人男性が来ると聞いてはいたが、彼だったとは、と少し驚いた魅月姫だったが、車椅子をスムーズに操って車から降りた彼の、膝の上を見た時はさすがに小さな声を上げた。
「郁美さん…連れていらしたのですか」
「時間が無いと思って。うつつのきみの今の持ち主が、すんなり彼を貸してくれるとは思えないし」
 と説明したのは、シュライン・エマだ。見ると、郁美の母親もその後ろから現れた。シュラインが調べた所によれば、ゆめくじらが郁美を見つけたのは、彼女の通学路だったようだ。その時、うつつのきみは、郁美が毎日通り抜けていた商店街の中にある古道具屋に居たらしい。店主はその人形を買い取った訳ではなく、何時の間にか蔵に居たのだと話したという。可愛らしいので店頭に飾っていたのだが、郁美が卵になったすぐ後に、売れてしまった。買ったのは老人で、住んでいる町の話まではしたものの、住所は分からなかった。
「で、とにかく魅月姫さんに連絡しようと思った所で、この人から電話があったの」
 と、シュラインがセレスティを見る。
「この陽射しはちょっと苦手なもので、別の方面からアプローチしていたんです。幾つかそういう話を聞き込みましてね、そうしたら聞いた中に、シュラインさんの話と一致したものがあったんですよ」
 セレスティは微笑んで、膝の上のコアラを撫でた。意外と気に入っているのかも知れない。郁美のほうも嬉しそうで、彼の膝でごろごろしている。
「まあ、ちょっと時間はかかってしまったんですが、これで正解だと思いますよ」
 と言ってセレスティが案内してくれたのは、マンションの間にぽつんと取り残されたような小さな家だった。住人である老夫婦は6人を快く迎えてくれた。情報をくれたのは、ここに住む老夫婦の所に遊びに来ていた孫娘だ。ネットの掲示板を使って情報を募っていたセレスティの下に寄せられた多くの情報のうちの、一つだった。古道具屋で見つけたお祖父さんが、お祖母さんの為に童子の人形を買って来た後、その近辺に大きな雲がどっかと居座っていると思う、と言うのだ。
「全くねえ、子供と言うのは奇妙な事を言い出すもので」
 と、老人は言った。孫の話は全く信じていないらしい。当の孫娘は、祖父の言葉など気にもかけず、セレスティの膝の上で丸くなっているコアラに視線は釘付けだ。こちらも孫たちの話は信じていないらしい祖母が、茶を出しながら苦笑する。
「それで、あのお人形は…」
 ときょろきょろする深織に、妻の方がはいはい、と頷いて奥に消え、小さな日本人形を持って戻ってきた。童子の姿に、何故か杖を持っている。見た所確かに、人形だ。これが本当にうつつのきみなのだろうか。それにしても、愛らしい。魅月姫の隣に居たシュラインが、うわあ、と嬉しそうな声を上げるや否や、それは、飛んだ。老夫婦はひゃあ、と仰け反り、孫娘たちもきゃっと悲鳴を上げて飛びのいた。老婦人の腕から飛び降りた童子は、周囲の様子などには目もくれず、セレスティの前に立つと、持っていた杖をびしりとコアラに突きつけて、甲高い声で叫んだ。
「戻るか、戻らぬか!」
 コアラが僅かに身じろぎする。迷っているのだろうか。傍に居た玲一郎に、魅月姫は素早く尋ねた。
「もし、戻らぬといったら、彼女はずっと…?」
 玲一郎が頷く。魅月姫は少し考えてから、つと前に進み出て、コアラの瞳を覗き込んだ。
「郁美さん。貴女の気持ちを、一度お母様にお話しなさい。このままではお母様はずっと、貴女の心が見えないままです」
 魅月姫の言葉に、コアラが顔を上げる。
「嫌な事は、嫌。それだけの事でしょう?」
じいっと見詰めるコアラに、魅月姫は頷いて見せた。しばらくの沈黙の後、コアラはうつつのきみに向き直り、微かに頷いたように見えた。
「聞き届けたり!!」
 うつつのきみが叫び、杖が振り下ろされた次の瞬間、コアラはみるみるうちに一人の少女に変ったのだ。一方、童子は再びぴょんと高く飛び上がり、そこへ開け放った窓から真白な雲がするすると入り込み、童子を乗せた。
「ゆめくじら!!」
 シュラインが叫ぶ。うつつのきみを乗せたゆめくじらは、再びゆうらりと窓へ向かって漂い始める。
「どうしましょう、逃げてしまいます」
 深織がおろおろとしている間に、魅月姫はとりあえず家の周囲に結界を張った。だがそれだけでは彼らを捕らえられはしない。その時、皆の背後から鋭い声が飛んだ。
「待てい!ゆめくじら!」
 がらりと襖が開き、大きな金魚鉢と風呂敷包みを抱えた鈴を見て、玲一郎が小さく安堵の息を吐く。家の主である老夫婦と孫は既に呆然として驚く気力も無いようだ。彼らににっこりと微笑んで見せると、鈴は手にした金魚鉢を前に置き、叫んだ。
「天は地となり地は天となり。汝ら護りし虚空の器。…戻れ!ゆめくじら、うつつのきみ!」
 うつつのきみとゆめくじらが一瞬、びくり、と動きを止めた。次の瞬間、しゅん、と言う小さな風音と共にその姿は消え、気づいた時には、彼らはすっぽりと金魚鉢の中に収まっていた。

 ゆめくじら、うつつのきみの回収を済ませた魅月姫たちが、再び寿天苑で顔を合わせたのは、それから一週間後の事だった。中庭に面した和室に集まった皆は、ちゃぶ台の上に置かれた金魚鉢を囲んでいた。鈴があの時持っていた、鉢である。あべこべの鉢、と呼ばれていると聞いたのは、ついさっきだ。
「…面白いですね。確かに、あべこべです」
 セレスティは楽しそうに、鉢の上部に張られた水の膜を突付いた。中にはゆめくじらとうつつのきみが、ぷかりぷかりと漂っている。よく見なければ気づかないかも知れないが、彼らの上下は明らかに逆になっており、ゆめくじらは腹を上に、うつつのきみはその背に逆さづりになっているように見えなくもない。このあべこべの鉢の中では、天地は逆になり、中にいる彼らは、海の上を飛んでいるように思っているだろうと、鈴は言った。空ならばどこまでも漂っていくゆめくじらだが、水には弱く、雨雲には近寄らぬ程なのだと言う。そういえば、ここ数日晴天が続いていた事を、魅月姫も思い出した。だからあのくじらは、ふわりふわりと気ままに漂う事が出来たのだ。
「郁美ちゃん、塾とピアノはやめたんだそうです」
 玲一郎の淹れて来た茶を飲みながら、深織が言った。
「お母さんは驚いてましたし、塾をやめるのには反対したらしいんですけど。本人がどうしてもって。魅月姫さんの仰る通りでした。まさか、お稽古や塾が嫌であんな事を考えるなんて…」
 私は全然気づかなかったのに、と悔いる深織に、魅月姫は首を振って見せた。いくら子供であったとて、いきなりコアラになりたいなどと本気で思うのには、何か理由があるのではないかと思った魅月姫は、ずっと郁美の部屋のカレンダーが気になっていたのだ。この二週間、変身している事で、郁美が得た物を考えていくと、他には無いように思った。だから人間に戻るのを渋った郁美に、ああ言ったのだ。
「でも、これでコアラのお休みはおしまいって事ね」
シュラインがぽつりと言い、セレスティも頷いて、
「本当は、これからが大変なのかも知れませんけど」
 と言った。そうじゃのう、と鈴が笑い、玲一郎は何も言わず、ガラスの器に盛った桃を皆の前に置いた。2週間の休みを経て、郁美は自分の道を歩く力を、ほんの少しだが得たのだろう。彼女はもう、大丈夫だ。前よりもずっとのびのびと描くようになったと深織も言っていたから、もしかすると将来、彼女のような絵描きになるのかも知れない。
「ところで、この子達って、また蔵にしまうの?」
 ふいにシュラインに聞かれて、鈴はにっと笑って、魅月姫と顔を見合わせた。
「それも良いのじゃがの。こやつらに関しては、引き取り手があってのぅ」
「それって、まさか…」
 シュラインが魅月姫を見、また鈴に視線を戻す。そうじゃ、と鈴が頷いて、
「魅月姫どのにお預けする事にした。巷に流れては混乱を招く品ではあれど、確かな場所にあるのなら、それはそれで良い。寿天苑も永遠ではない故。魅月姫どのの下にあるならば、安心じゃ」
 なあ、魅月姫どの。と鈴が言い、魅月姫も小さく頷いた。もしかすると、鈴は魅月姫の時が、彼らのそれよりもずっとずっと永遠に近いものである事に、気付いているのかも知れない。まだ、聞いてみた事は無いけれど。少しばかりかかっていた雲が切れて、夏の日差しが、再び寿天苑の庭を照らし出す。薄紅の花びらが一枚、あべこべの鉢の水面に落ちて小さな波紋を描いた。

終わり。



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【4682 / 黒榊 魅月姫(くろさかき・みづき) / 女性 / 999歳 / 吸血鬼(真祖)・深淵の魔女】
【1883 / セレスティ・カーニンガム / 男性 / 725歳 / 財閥総帥・占い師・水霊使い】
【0086/ シュライン・エマ / 女性 / 26歳 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】



【NPC 天 玲一郎 /男性】
【NPC 天 鈴   /女性】
【NPC 佐生 深織 /女性】


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■         ライター通信          ■
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黒榊 魅月姫様
ご参加、ありがとうございました。ライターのむささびです。
今回はお三方それぞれの探索方法を組み合わせる形になりました。魅月姫さんには、シュライン嬢、セレスティ氏の調査結果に確証を与えるという役回りになりました。また、コアラになりたかった柳郁美の心の問題の解決を進言、との事でしたが、相談するより早く行動していただいてしまいました。お楽しみいただけたなら、良いのですが…。
『ゆめくじら、うつつのきみ』については、魅月姫さんにお渡ししたようです。七日間経たないと元に戻れないのが難点ですが、お手軽(?)な変身アイテム、もしくは涼を誘う金魚鉢代わりにでもお使い下さいませ。それでは、またお会い出来る事を願いつつ。
むささび。