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<東京怪談ウェブゲーム 神聖都学園>


神聖都学園 プールに潜む怪

◆夏休みの職員室で◆

 夏休み。人気の失せた校舎の職員室で、
「はぁ……」
 机に突っ伏して溜息をつく女性の姿。
「どうしたんですか? 溜息なんかついて」
 学園で音楽教師をしている響カスミは、同僚のそんな姿を見かねて声を掛ける。
「あ、カスミ先生……」
 体育と音楽。教える教科は違ったが互いに歳近いせいもあり、2人はプライベートでも仲の良い友人だった。
「どうしたの? 今日は確か水泳部の練習があるんじゃなかった?」
「いいんです、どうせ部活動は当分お休みですから……」
 学生時代に競泳で国体候補に選ばれたことがあり、部活動の指導にも熱心だった彼女とは思えぬその台詞。
「カスミ先生だから教えるけど……」
 眉を顰め訝しがるカスミの様子に周囲を見回して人気が無いのを確認すると、ふう、と溜息をついてこう告げた。
「部員の子達がね……倒れちゃったのよ。しかも全員」

 はじめは1人。熱心に練習していた生徒がプールから上がると同時に気を失った。
 そして次の日から1人、また1人……中にはプールの中で気を失いあわや、という生徒もいた。
 学園側はやむなく原因が解明されるまでプールを閉鎖するとの決定を下した。

 顔面蒼白のまま同僚の話に耳を傾けるカスミを尻目に彼女は最後にこう告げた。
「ねぇ、原因調べるの……手伝ってくれないかしら?」

◆閉鎖されたプールの謎◆

「どーよみんな、なんかわかった?」
 人気の失せた放課後の教室。暁は集まった全員の顔を見比べながらそう尋ねた。
「いえ〜、あたしの方は何もわかりませんでした〜。水鏡さんはどうでしたか〜?」
「ゆ〜なも? コッチも全然ダメ、目新しい情報はなーんにも無いわ」
 プールが閉鎖される原因にもなった事件の真相を調べるのを手伝って!
 顔面蒼白のカスミに頼み込まれて、やむなく助っ人を買って出たまでは良かったのだが、事件の捜査は思った以上に難航しているようだった。
「俺も…そう言う学園内の噂に詳しそうな知り合いの女の子達とかに訊いて回ってみたけど、特に変わった情報は得られなかったよ…」
「俺の方も収穫ゼロ。自分から手伝いを名乗り出ておいてコレじゃあ先生に合わせる顔がないぜ、ったく…」
 互いに顔を見合わせ溜息まじりにそう呟く2人の少年。不城・鋼とラビウス・テッドリーフ。
「なんだよみんな情けね〜な、結局な〜んも分からずじまいってコトじゃねぇかよ〜」
 各々の報告を聞いた暁が、そう言ってややオーバーアクション気味に天井を仰ぐ。
 このままでは『さっさと事件を解決して閉鎖されていたプールで思いっきり遊んじゃおう計画』が水の泡だ。
「なんだよ、そう言う暁は何か分かったのかよ」
 そんな暁の様子に、少しムッとした表情で鋼が食ってかかる。
 皆それぞれの出来る限りの方法で情報の収集に当たりはしたが、しかしコレといって被害と言えるほどの大きな被害が出ているわけでもない現状では、生徒や教師などの校内関係者から幾ら事情を訊いたところで今以上の情報など分かるはずもなかった。
「う……それは……」
 鋼の質問に思わずたじろぐ暁。
 無論、彼とてただ暢気にしていた訳ではない。
 学校のすぐ近くで行われている護岸拡張工事と今回の事件との関連性を調べるため工事現場へ赴き、聞き込み調査や工事の中断してくれるよう工事責任者を説得するなど色々やってはみたのだが、これも大した成果を得るには至らなかった。
「えっと〜、これってもしかして〜、おてあげ〜ってことですかぁ〜?」
 その様子を眺めていた優名が発した何気ない一言に鋼と暁の動きがピタリと止まる。
 これだけ情報収集に奔走したにも拘らず全く新しいものが見えてこないのでは、確かに優名の言うとおりお手上げと言えるだろう。だが……
「結局のところ、実際にプールを調べてみるしかないってコトだよな」
「ま、そう言うことよね。虎穴に入らずば虎児を得ず……ってね」
 優名の疑問に答えるようにラビウスが呟くと、それに同意するように千剣破が続く。
 捜査の基本は現場百遍、行き詰まったら現場へ戻れ。つまりはそう言うことだ。
「え、プールに入れるんですか〜? やった〜」
 若干1名、なにか勘違いしている者もいるようだが……

◆夜のプールにて◆

「ねぇ、泳いだりしてホントに大丈夫? もし水泳部の子達みたいに倒れたりしたら……」
 夏の長い陽もようやく山の端へとその姿を隠し、徐々に街路灯が灯り始める時刻。下校時刻もとうに過ぎ、本来ならば人っ子1人いないはずの神聖都学園のプール。
 だが今日は些か様子が違った。生徒と思しき水着姿が……全部で6人。
「大丈夫ですよ、カスミ先生。もし何かあっても俺が助けてあげますから」
 学校側の代表・引率として泣く泣く同道させられプールサイドにうずくまるカスミを、鋼は苦笑を浮かべながら慰める。
「ヒャッホー、プールだプール! おりゃぁぁぁッ」
「はぁ〜、水風呂も良いけどヤッパリ夏はプールですよねぇ〜、これで太陽サンサンのお昼なら言うことナシですよ〜」
 プールサイドに出るざま勢いよく飛び込む暁と、久しぶりのプールにご満悦の優名。
「ちょ、チョッとあなた達! 遊びに来たんじゃないんだから、もっとシャンとしなさいよ」
 はしゃぐ2人を嗜めながらも、千剣破は持参した水着を身に纏いプール脇のはしごを恐る恐る降りてゆく。
「なんだ千剣破、もしかして泳げないのか?」
 そんな千剣破の様子を目敏く見つけ核心を衝くツッコミを入れるラビウス。
「う、うるさいわね! 泳げないんじゃなくてチョッと苦手なだけよ!」
 それに対して顔を真っ赤にして反論する千剣破。
 一見すると遊んでいるようにしか見えない6人であったが、これにはれっきとした理由があった。
 ……彼らがソレを覚えているかどうかはまた別の問題だが。

 事件に関する情報の収集に行き詰まり、事件の現場であるプールを調べることとなったまではよかったが、学校が閉鎖しているそのプールに如何に捜査のためとは言え生徒だけでは入れる訳もなく……
「いや、いやよぉぉぉッ! オバケの出るプールなんかに行きたくないぃぃぃッ!」
 と、職員室の机にしがみつき泣き叫ぶカスミを半ば強引に説得し夜のプールへと入り込んだのだ。

「……で、結局こうなるワケね」
「ツベコベ言わない! チョッとやそっと吸精されも平気なあなたと、水の得意なあたし。オトリになるにはちょうど良いのよ」
 久しぶりのプールをひとしきり楽しんだ一同は、合議の結果、暁と千剣破がオトリとなり事件を引き起こしている『何か』を調査することとなった。
「ま、何かあっても治療くらいはしてやるし、万が一のときも骨くらいは拾ってやるから安心しろ」
「ラビウスさん〜、ダメですよ〜、そんなコト言っちゃ〜。ふたりとも〜、頑張ってくださいね〜」
 得意の召喚術で2人のバックアップを担当するラビウスがそう言って二人を煽ると、すかさず優名がそれを嗜める。優名はさしずめ応援係といったところだろうか。
「あの…カスミ先生、そろそろ放してくれません…?」
「あぅあぅあぅ……」
 6人のなかで最も肉弾戦闘に長けていると思しき鋼。当初は暁と一緒に彼がオトリ兼フォワードとしてプールに入る予定だったのだが、涙を流して怯えるカスミが彼の腰元にしがみつき放れようとしないため、急遽カスミ先生の護衛という役を任されることとなった。
「さて、それじゃ……いっちょやりますか!」
 皆の準備が整ったことを確認した暁と千剣破は、そう言ってプールへと勢いよく飛び込んだ。

◆プールに潜みしモノ◆

 情報に拠れば、一番最初に気を失った生徒は下校時間ギリギリまで1人っきりでプールで練習していた生徒だと言う。
『どう、何か見つかりそう?』
 オトリとして被害が最も多かったと言う第4レーンを泳ぐ暁に、どうやっているのか水中にもかかわらず空気中と同じように声を掛けてくる千剣破。それに小さく首を振って応える暁。
 驚いたことに泳ぎが苦手なはずの千剣破は、水中をまるで魚雷のように縦横無尽に駆け回り事件の原因となった『何か』を探している。水を得た魚……とは厳密に言えば違うのだが、そう表現するのが的を射ているように思えた。

 そして、暁たちがプールの捜査を始めて2時間ほどが経過した。
『クソッ、一体いつまで泳いでりゃいーんだよ。いくら体力には自信あるって言ったって、そろそろ限界だぜ〜』
 いくら超常的な体力を持ち合わせていようと、周囲を捜索し気を巡らせながら泳ぐというのは至難の業。かく言う暁の体力も限界が近づいていた。
『チョッと暁……あなた大丈夫? なんだったらオトリ役、あたしが代わろうか?』
 その様子を見かねた千剣破が言葉をかけるが、暁は千剣破に視線を向け首を大きく振ってソレを断る。
『そんなキケンな役、女の子にはやらせらんねーよ』
 そう暁が考えを巡らせた……その時だった!
―― ガシッ!!!
 泳いでいた暁の左の足首を何者かが掴み水の中へと引きずり込んだ!
『暁ッ!』
 水底へと引き込まれてゆく暁の様子に思わず叫び声を上げる千剣破。とっさにその正体を確かめようと暁を追いかけるが……その足首には何の異常も見られない。
『どういうこと!? このままじゃ暁が……』
 理解を超えた出来事に狼狽を露にする千剣破。だが……
『へへッ、ようやく掛かりやがったな、このヤロォ……』
 当の暁は落ち着いていた。まるで全て予想済みであるかのように、引き込む力に逆らわずジッと力を溜めている……。
『コソコソ隠れてんじゃねぇよ、このまま釣り上げてひとつ説教してやろうじゃん!』
 溜め込んだ力でプールの底面を蹴り、その反動を利用して暁は一気に水面へと躍り出た。

◆妖の正体◆

「……きゅうぅぅ」
「か、カスミ先生ッ!? 大丈夫ですか、カスミ先生!」
 暁によって遂に水上へと引き上げられた、神聖都学園のプールに潜む怪奇の正体。その姿を見るなりカスミは、いつものように呆気なく気を失った。
「ちょ、マジかよ……」
「わ〜、おおきな蛇さんですね〜」
 ラビウスと優名がほぼ同時に驚嘆の声を漏らす。
「おいおい、ど〜やってウチのプールにこんなデカブツが入ってたワケ?」
 掴まれた足を振りほどき、自分が引き上げたソレを見上げる暁。
「そんな……コイツは……」
 プールから顔を出した千剣破が、その姿をみて呟く。
「……みずち」

 みずち。或いは蛟。
 古代より水中に棲まう妖として人々に恐れられ、毒気を吐き氾濫を起こし荒ぶるその姿から、ときに竜の眷属として、または水神として奉られる事もある。現代では稀に見る大妖である。

 暁が水中に引き込まれたとき千剣破に判別がつかなかったのも無理はない。なぜならみずちは『水そのもの』であり、今回の場合はプールの水それ自体がみずちの身体だったからである。
「ゾッとしないね。俺たちはコイツの腹の中ではしゃぎ回ってたって訳だ」
 体力の消耗した暁に駆け寄り、召喚術による回復を施しながらラビウスがそう呟く。
「……だな。それにどうやらコイツが今回の事件の犯人と見て間違いないみたいだ」
 地面に片膝をつきラビウスの治療を受ける暁。どうやら引き上げてから左足を振りほどくまでの一瞬で、どっさり精気を持っていかれたらしい。
「どうします〜? お話、聞いてくれるような雰囲気じゃないですよ〜」
「確かに……。どうも怒りで我を失ってるっぽいし、説得は……無理そうね」
 プールから上がり戦闘力に乏しい優名を護るように立つ千剣破。
 如何に彼女が水妖の長たる竜王の巫女とは言え、この状況では説得するだけ無駄と言うもの。
「じゃあ…千剣破、どうやったらコイツを倒せるんだ?」
 カスミをプールに併設された更衣室へと運び戻ってきた鋼が千剣破そう尋ねる。
「プールの水を依代にしてるから……いま水面に出てる部分を散らしてもすぐに元に戻っちゃう。こうなると依代になっている水を全部ヤツから引き離さないと……」
 しかしプールに溜められた、およそ2000立方メートルにも達する大量の水を消すことなど、いかに超常の力を以ってしても不可能なこと……
 千剣破にはそれ以外にも『最後の手段』があった。だが、それを使えば千剣破は……
「わかった…要は水を全部ブッ飛ばせば良いんだな?」
 しかし、そんな千剣破の懊悩を余所に、鋼はいつものぶっきらぼうな口調でそう言うと、ゆっくりとした足取りでプールへと近づいて行き、
「鋼ッ!」
 皆の制止の声を振りきり、悠然とプールの中に飛び込むと……

「蛟竜雷閃脚ッ!!!」

 空気も水もすべてを引き裂くような掛け声とともに、プールが……正確にはプール内の大量の水が、轟音とともに爆裂した!
「わ〜、どしゃぶりですね〜」
 驚愕すべきことに、鋼はその身に修めた必殺の蹴りの一撃を以って、みずちを依代とするプールの水ごと宙へと撒き散らしたのだ。そして……
「おい…みんな、こりゃ一体どういうことだ…?」
 もうもうと立ち込める水煙が晴れたあとのプールに立つ鋼と、鋼に襟首を掴まれ気を失っていると思しき年端もゆかぬような小さな子供の姿があった。

◆迷子の水神さま◆

「おい、ガキ。おまえ、どーしてあんなコトしたワケ?」
「チョッとやめなさいよ。この子、怯えてるじゃない!」
 気を取り戻した少年に事件について尋ねようと詰め寄る暁を千剣破が静止する。
 年の頃なら6歳前後。白地に青の菊綴じがついた古めかしい水干を着たその少年が、今回の騒動の重要参考人であることは状況からして間違いなかった。
「しっかし、このチッコイのがあのデカブツだったなんて、未だに信じられないな」
 その様子を見ていたラビウスがボソリと呟く。デカブツとは、もちろん鋼がプールの水ごと吹き飛ばしたあのみずちのことである。
「でも…あの場に倒れてたってことは…そういうことだろ?」
 少年の第一発見者である鋼の言葉に「まぁね」と相槌を打つラビウス。
 再び少年の方に目をやると、そこには優名の影に隠れて暁や千剣破の様子を震える瞳で見つめる姿があった。
「えっと〜、この子の言うところよると〜、この子は学園近くの河に新しく任じられた水神さまだそうです〜」
「って、優名。あなた、この子が言ってる事がわかるの!?」
 突然、優名が発したその言葉に、千剣破をはじめ皆が目を丸くする。
 詳しく尋ねると、どうも『話す』と言うわけではなく、優名に少年の心の声が何故か『聞こえる』らしい。
 しかし、そうなれば話は早い。怯えるばかりで一向に事情を訊けなかった少年への質問は優名を介して再開され、事件は一気に解決へと歩みだした。

「ん〜、なんでも先任の水神様がいなくなってしまって〜、この子がその代役として遣わされたそうなんですが〜、あるはずのお社が無いらしくて〜、それで楽しげな楽しげな気に満ちていた学園のプールに〜、やってきたそうです〜」
 その言葉に、優名の腕にしがみついた自称『水神さま』がコクコクと大きく首を縦に振る。
「神サマがいなくなったって……千剣破、そんなコトあるのかよ?」
「うん、永く生きて霊力と徳を重ねた神さまが、次の位階に登るために代替わりをしたり土地を移ったりするって言うのは結構頻繁にあるみたい」
 お稲荷さんなんて言うのはその最たるもので、この国にある数万もの社を眷属の狐が一定の年毎に各地の社を移ると言われている。暁の質問に千剣破が巫女らしくスラスラと答える。
「で、この子はその社替えの最中に…俺たち人間の都合で…社が取り壊されちまって行くところない……と」
「ふ〜ん、神様でも迷子になるんだな」
 聞けば聞くほど可哀相な話である。
 暁が交渉に当たった工事関係者は「社はちゃんとお払いをして別の場所に移した」と言っていたが、その場所は河からは随分と離れた場所であった。
 そんな見ず知らずの場所に社を移されたとしても、彼らは『その土地』の神であり、その土地を長く離れることは出来ない。それが土地神の掟なのだ。
「それで、結局この子、ど〜するワケ?」
 事件の原因はわかった。だが、解決するためにはもうしばらく時が掛かりそうだった。

◆エピローグ◆

「ん〜、いったいどうしたらいいんでしょうね〜?」
 プールから学園の寮へと向かう帰り道。優名は自分の右手をギュッと掴んで放さないその少年に向かってそう問いかける。
 結局、このままプールにいても解決策は見つからない……と言うことで、あの場は解散となり、当の少年は学園内の寮に住んでいる優名の預かりとなった。
 少年が優名に懐いたのか何なのか、彼女の手を握ったまま放そうとしなかったことも、少年が優名の預かりとなった大きな理由であった。
「?」
 少年の……いや、少年の姿形をした水神さまの今後の処遇に考えを巡らす優名の思いを知ってか知らずか、少年は実に暢気な顔で優名を見上げている。
「水神さま〜、って呼んで良いのかな〜? あなたはどうしたいんですか〜?」
 優名は立ち止まり、自分よりも随分小さなその子に視線を合わせるように腰を屈め、静かにそう問いかける。
「…………」
 しかし少年は答えない。ただ握り締めた優名の手を……ほんの少しだけ、強く握り返す。
 月明かりの下、互いに手を握りジッと見詰め合う優名と少年。そして、しばしの沈黙……
「ま、いっか〜。そのうちなんとかなりますよね〜」
 沈黙を破ったのは、そんな優名の言葉だった。その顔は満面の笑顔。
『うんッ!』
 そんな優名の笑顔に、少年もまた笑顔で応えた。

 数日後、皆で相談した結果、少年はとある生徒のツテで『あやかし荘』と言う名のアパートの一室に住むこととなった。
 だが、その後も頻繁に学園を訪れては、優名と仲良く手をつないでいる少年の姿が多くの生徒や教師に目撃されていた。


■□■ 登場人物 ■□■

整理番号:2803
 PC名 :月夢 優名
 性別 :女性
 年齢 :17歳
 職業 :神聖都学園高等部2年生

整理番号:2239
 PC名 :不城 鋼
 性別 :男性
 年齢 :17歳
 職業 :元総番(現在普通の高校生)

整理番号:3446
 PC名 :水鏡 千剣破
 性別 :女性
 年齢 :17歳
 職業 :女子高生(巫女)

整理番号:4782
 PC名 :桐生 暁
 性別 :男性
 年齢 :17歳
 職業 :高校生アルバイター、トランスのギター担当

整理番号:5578
 PC名 :ラビウス デッドリーフ
 性別 :男性
 年齢 :14歳
 職業 :召喚士/留学生


■□■ ライターあとがき ■□■

 月夢様、はじめまして。この度は『神聖都学園 プールに潜む怪』へのご参加、誠に難う御座います。担当ライターのウメと申します。

 まずは納品時期が著しく遅れましたこと、この場をお借りしてお詫び申し上げます。
 体調不良に拠るものとは言え、ライターとして締め切りを破りお客様にご迷惑をお掛けしたことは謝って済むものではないと理解しているつもりです。
 今後は、皆様に楽しんでいただける物語を作るのはもちろんのこと、自身の体調管理にも力を入れて頑張っていきたいと思っております。
 至らないところばかりでは御座いますが、今後とも宜しくお願い致します。

 さて、神聖都学園のプールで起こったチョッと不思議な事件とその顛末、如何でしたでしょうか?
 迷子の水神さまに懐かれて(?)しまった優名さんですが、この少年に関するシナリオは、もしかすると今後も何らかの形で続くかもしれませんので是非ご期待ください。
 途中のバトルなシーンでは、あまり見せ場を作ることが出来きませんでしたが、今回のお話を気に入っていただければ幸いです。

 それでは、また何時の日かお会いできることを願って、有難う御座いました。