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<東京怪談・PCゲームノベル>


[ 雪月花2 星の降る街 ]


 数度交わしたメールでのやり取り。
 同じ旅を共にするようになった後交わしたメール。そこで彼は言った。
『んなさ…寂しがってないで直接話しにおいで。タイミングさえ悪くなければ歓迎するよ。』
 そしてそれからも、当たり前のように旅は進んでいた。ただ、日々洸から開始される会話は必要最低限のもの。友達同士、とまでは望まないが、知り合い同士のちょっとした会話のようなものさえ、滅多に彼の口からは出てこなかった。
 数日後、洸と柾葵、そして弓月が辿り着き立ち寄った小さな街。今までも何度か町と言えるような場所には訪れたが、これほどまで静かにも、明るい賑わいを見せる街は久々だ。そして、小高き丘に囲まれたその場所は『星の降る街』と呼ばれていた。
 その由来はその名の通り、太古此処は多くの流星着地場所となっていたこと。今でこそそんなことは起こらないが、その街の丘から見る夜空は格別に綺麗だという。
 街に着いてからまず検討されたのは宿だった。今まで男二人の旅は野宿など当たり前。寧ろ寝ずに歩くことも多かった。弓月は確かに体力もある――というよりも忍耐力で保っている部分も時折ある――が、彼女を引っ張りまわすような強引な旅は少しばかり控えていた。あくまでも控え、と言うだけで、「いい加減もう動けない!」と足を止める弓月を何度も動かしてきたのも洸である。柾葵の体力も弓月より少し上なだけで、隣で彼女を応援しつつ一息吐いている場面もよくあった。そうしてなんとか辿り着いた今回の街。
「……今回ばかりはしょうがないから宿をとるよ。ただボロくても屋根の下、ベッドで寝れるだけマシだと思いな」
 疲労しきった二人と比べ、未だぴんぴんしている洸は雑踏の中へと消えて行き。戻ってくると同時に宿の場所と部屋番号を知らされる。部屋は二部屋。必然的に弓月に一部屋、洸と柾葵に一部屋だ。洸と柾葵は部屋などあってもなくてもと思うのだが、もし弓月だけ部屋が取られたことを知れば、彼女が何か言い出すかもしれないという……その予防のためだ。その後は各自自由行動となった。
 既に夕暮れも近いこの時間、今更自由行動もなんだと思うが、二人は無言のまま既にこの場を立ち去り。残された弓月もふらりと近くの店でウィンドウショッピングを始めることにした。その頭上、やがてオレンジから藍色や紺色に染まっていく空。その空に一番星が輝くまで、然程時間は掛からなかった。


    ★☆☆


 暫くし、街で聞いた謂れを確かめるため弓月は小高い丘、その一つにやってきた。謂れというのは勿論、流星について語られる丘のことだ。
「……」
 そして今、弓月の目の前には流れ逝く星に願いをかけるようそっと瞳を閉じるその姿。洸が居た。弓月は暫しその背を見守るが、洸は彼女の気配には気づいていないようで。弓月には背を向けたまま、夕暮れ時よりは多くなってきた星を仰ぎ見ている。
 しかし、弓月はその光景に正直困っていた。以前洸に歓迎されたは良い、肝心なタイミングもそれほど悪くないと、多分そう思う。ただ……彼と何を話せばいいのかが解らなかった。
 まるで課題のように洸から出されたメール。無理に理解しようと思わなくて良いと書かれていたし、答えがいるとは書かれていなかった。あのメールの意味を弓月は考える。彼の全部が解かる訳じゃない、それは当たり前のこと。
「だとしたら……」
 すっかり陽の落ちきった空を仰ぎ、弓月は微かに恐怖を感じていた。噂通り、頭上には無数の星たちが輝いている。そしてこんなにも星空が綺麗なのに、何故かこの光景が怖くも見える。ただそれは、自分自身の問題だと、ゆっくり迷いを振り切る様にかぶりを振ると、弓月は一歩を踏み出した。

「――――ね、洸くん」

 洸とはまだ少しの距離をとり、弓月はその背に声をかける。普段は元気の良い彼女からは少し離れた、落ち着いた声色、表情だった。
「……」
 その声に、洸は返事をするでもなく、振り返るでもなく。ただ視線を夜空から前へと戻したようで、微かに俯いたように見えた。その背に弓月は迷うことなく声をかけた。
「私色々と考えてみたんだけど、やっぱり……洸くんの言ってた事ってよく解らなかった」
 弓月の言葉に洸は振り返ることもなく。ただ、弓月には聞こえる声で返答した。
「言ったよね? 無理に理解しようとか思わなくていいって、さ。あれは単に俺の答えだったんだから。まぁ、考えてくれたならくれたでそれはキミの勝手だけど、その労力は本当に無駄なものだよ」
 返ってきたそのままの答えに、見えるわけもないが弓月は頷き、そのまま俯く。ただ、その声だけは小さくならぬようと思いながら。自分の思いを告げるため、心の中でもう一歩を踏み出す。
「うん……確かにそうかもしれないんだけどね、でも多分私の中では無駄じゃないよ。だって私、洸くんに言われて色々思ったの」
 そして一歩、今度は前へと足を進めた。それでも二人の距離はまだ遠い。この広い丘の上に二人きり。少しずつ近づいても、なかなか距離は縮まりそうにない、そんな錯覚に囚われながらも。もう手を伸ばせば洸に届くのではないだろうかと言う距離まで、弓月はゆっくりと歩み寄っていた。半ば、無意識に。
「私は産まれてからずっと健康だけが取り柄のようなものだったから、そればかりは同じ状況になってみないときっとわかんない。でも、それはなり得ない事、なんだけどね」
 彼は言った。『もし、人間の構造として当たり前のモノが生まれ持って欠落していたら』と。それは生まれつき五体満足の人間には決して分からないものだ。それに結局、彼は自身の話だと直接的には言わなかったが、最後に纏められていた言葉はどう考えても洸自身の事だとも弓月は考えていた。
「想像は出来るけど、痛みは共有出来ないから、同じにはなれない」
 それに想像、と言っても限度もある。やはり実際体験してみなければ分からないこと、実際体験して想像以上の感情を抱くことだって有り得る。
 やがて背を向けたまま然程口を開かなかった洸が、ゆっくりと弓月の方を振り返る。相変わらずの薄着姿に、今日は濃いブルーのサングラスをかけていた。その奥の眼が僅かに見える。それは少し呆れたようなものでもなく、つい最近の、出会ったばかりのものに近かった。
 メール内容が少し柔らかい印象を受けていた反面、会えばこんなものなんだと……それでも弓月は怯むことなく洸を見返す。彼はすぐ口を開いた。
「そんなの分かってるよ」
 それは感情の篭らない声。
「別にそんな答えをキミから聞きたかったわけじゃない。同じ痛みだとか、気持ちを味わってもらいたいなんて思ってたわけでもない。だから散々――」
「でも、さ?」
 耐え切れず弓月は口を挟んだ。また洸に怒られるのは承知の上。ただ、冷たい表情のまま、感情の篭らない声で喋る彼が見るに耐えられなかった。彼の言葉を遮った理由はそれだけだ。
 一方の洸は弓月の行動に反論するでもなく。詰まらせた言葉は最早言う事を諦めたのかそのままに、ただ「で、何?」とでも言いたげに弓月を見た。
「悲しい事も楽しい事も、全部知ってるのは洸くんだけなんだからさ。洸くんは自分の事、ちゃんと見てあげて」
「……どういうこと?」
 静かに返る相槌。ただ、厳しかった表情が僅かに和らいだように見える。否、多分困惑の表情に変化しただけなのかもしれない。
「だって、洸くんは一人しかいないんだから。まずは洸くんが洸くん自身と向き合わないと」
「えっと、何が言いたいのか……いや、何を言われてるのか、か。今一よくわかんなくなってきたんだけど?」
 ますます困惑の色を深めていく洸の表情に、弓月は「うっ」と言葉を詰まらせ苦笑すると、そのままそれを半ば強引に笑みへと変えた。
「えへへ、私変な事言ってるね。実際、自分でもよくわかんないんだけど。頭の整理がついてないというか」
 そう、笑っていないと。この後の言葉が何一つ出てこない気がした。
「でもね、一つだけ確かな事もあるんだよ?」
 洸はただ続きを待つ。
「私は、洸くんの事が好きだから、笑ってる顔が見たいだけなんだ。ほんと……それだけ、なんだよ。だから、ね……」
 二人の頭上で次々と星が流れ逝く。今この光景を二人で見上げられればどんなに良いものか。しかし二人の間で時は止まったように。互いに目は合わせたまま。ただ沈黙が続く。
 ふわりと弓月の長い髪が揺れ、少し遅れて風が吹いた。ざわり、辺りはざわめき。
「……あっそ」
 ゆっくり洸は弓月から視線を外した。続いてサクサクと、草を踏みしめる音。洸は弓月の横をすり抜け離れ、思わず彼女は振り返る。しかしその背に向けるべく言葉は喉に突っ掛かり、声として発せられることはない。
「まだ会って間もない…何も知らない人間によくべらべらとそんなことが言えるね。正直感服するよ」
「ううっ、でも私――」
「俺は柾葵もキミも別に好きじゃないし自分だって、好きじゃない。ただ……」
 辛うじて出た反論もすぐに遮られ、しかし遮った本人は途中で言葉を止めた。
「…あ、きらくん?」
 今度は多分自分の番だと、弓月は一歩洸に近づく――が。
「ねえ、顔を見て話すってどんな気分?」
「……え?」
 不意に話を逸らされ拍子抜けた。中途半端に語られた話はもう続く気配などなく、弓月が答えを返せずにいれば洸は苦笑し。
「……悪い。冷えてきたし星も見飽きたし、俺はもう帰るよ。キミも戻った方がいい。明日からまた長距離進むだろうし、弱音吐かないで済むようゆっくり休みなよ」
 そのまま、街の方向へと歩いていく。
「弱音って……あれはもう歩いてる距離が異常だった気がするんだけど!?」
 その背に文句の一つでも呟けば「忍耐力はあったんじゃないの?」と、言葉が返る。
「忍耐力と体力は違うの!」
 すぐさま反論すれば、もう随分先まで進んでしまった洸だが、ゆっくり弓月を振り返った。
「な、に? それに初めて会った時は洸くんが倒れてたでしょ? 私は倒れて迷惑はかけないし! 結構頑張ってる……と思う、よ……?」
「――――」
「何? 聞こえないよ」
 弓月はゆっくりと歩み寄る。ただ、二人の距離はいつも一定に保たれていた。手を伸せば届きそうなのに……決して触れはしない距離。
「此処に来たときより、いや……前回のメールの最後よりは少し、元気出たみたいだね?って言ったんだよ。まぁ、大方この星空のお陰かな」
 言われ、弓月の視線は天へと向けられた。此処に来た時も多いと思っていた星達。その数は、時間が経つごとに増している気がした。一面が星だらけで、今この瞬間が現実であるのかすら失いかけてしまいそうで。
 ただ、洸に言われて仰いだ空は不思議ともう怖くなかった。
「俺が笑っていようがいまいが、それは俺自身どうでもいいと思ってるよ」
「でも――」
「ただ、キミがさ…藤郷さんが落ち込んでるのはどうにも『らしくない』と思うから。俺達の調子狂うから、いつも通り少し煩いくらいでいてほしいと思うよ。その方が柾葵の相手にもなるから、俺も楽できるし、多少煩い方が何処に居てもよくわかる」
 本音が何処にあるのかはよくわからない。ただ弓月には、全部本音のような気もしたし、もしかしたら全部嘘なのかもしれない。
 そして二人の距離は又、一歩。洸から離れていく。
「じゃ、もうホント行くから。明日、二人で迎えに行くからちゃんと起きて、準備して待ってなよ。遅れたら置いてくからね」
「うそっ!?」
「ホント」
 ざっ。また一歩、また一歩と。明日になれば、きっとまたちゃんと会えるのも、実は待っていてくれるのも、なんとなく弓月の中では確かなのに。真っ黒な空で煩いくらいに輝く星と辺りの静けさ。洸が遠ざかっていく、草を踏みしめる音、過ぎ去りゆく風の流れに不安になってしまう。
「ぁ、言い忘れてたよ」
 そこで洸は三度足を止める。感傷に浸りかけてしまった弓月は、思わず少し裏返った声で返答していた。
「へ、なに?」
 自身もそれに気づき、咳払いをすると、洸は顔だけ振り返り言う。
「キミの言動ってやっぱりかなり滅茶苦茶だと思う。でも、俺のあの質問に馬鹿みたいに真剣に返答くれたのはキミで確か三人目、だったかな。それだけは、有難うって言っておくよ」
 最後、声だけは少し嬉しそうに洸は言った。それに表情は確かに相変わらずのものだったが、弓月にはなんとなく、彼が笑みを浮かべてるように思えた。言葉と表情のバラつき、本人に自覚はないのかもしれないが素直じゃないところ。そんな一面に思わず弓月は苦笑いを浮かべた。
「それだけって……」
「……じゃ、おやすみ」
「うん、おやすみ。」
 その言葉を最後に、洸の姿は本当に遠のいていく。もう立ち止まることも、振り返ることもなく。そして、やがてその姿は見えなくなった。
「――……多分洸くんのお陰、なんだろうけどなぁ」
 もう彼は居ないのに。否、居なくなったからこそポツリ。呟いてしまっていたのか。
 本当は星空のお陰などではない。こんなにも、あのメールを書いている時よりも少し気が晴れているのは。
 それは顔を見れたお陰か、彼の言葉お陰か。此処に足を運んだ時よりは、確かに気持ちは落ち着いている。
「でも……分かんない事が増えちゃった、かな」
 そっと眼を伏せ俯いた。
 確かに向かい合って、顔を見て話して。自分の寂しさは紛れたし、洸も嫌な反応は示さなかった――もっとも、やはり呆れられてる部分は多々あったと思うのだが。
「もう、なるようにしかならないよね?」
 大きく溜息を吐くと、吐いた分だけ大きく顔を上げる。下を向いてるのはらしくない。確かに、その通りだと思うから。
 空を仰ぐ形のまま。弓月は最後、洸に見せることの出来なかった笑顔を浮かべ。

「洸くん…………また、あした」

 空へと言葉を吐き出した。



 少し白く見える息が空高く上りだす。気づけばそんな冷え込む夜だった。
 そして弓月も、少し遅れて丘を去る。空の星達はまだ、その数を増やしていくばかり。実際目に見えている景色と、起こっている出来事に誤差は在るだろうが、流れては生まれ、そして又流れ消え逝く。それはまるで、空の上の旅のようだった。


    ☆★☆


 翌朝。叩かれたドアの音は大きく、なのに声はない。てっきり洸が来ると思っていた迎えは、ドアを開け違うと判明した。
 「洸くんはどうしたの?」と、朝の挨拶がてら問えば、彼は『まだ寝てる』と返してくる。
 あれから何があったのかは判らない。彼も特別何を言うでもなく、ただ『出発は昼過ぎだろうな』と、メモを渡すと自分の部屋へと帰っていった。
「……うぅ、折角早起きしたのにっ」
 結局昨晩ようやく部屋へと入ったのは大分遅い時間。それでも言われたとおり早く起きればこの有様だ。
 すっかり身支度を整えていた弓月だが、暫くドアと睨めっこを続け、やがて踵を返す。目の前には窓。カーテンは開かれている。その前まで歩み寄ると、勢いよく窓を開けた。
「んんーーっ、いい天気!」
 開放と同時、大きく伸びをする。外は絶好の行楽日和と言ったところだろうか。この天気ならば、本当に朝から出かけてもいいと思える天気だった。しかし開けた窓から入り込む風はやはり秋のもので、少し肌寒い。もう少しすれば気温も幾分上がるかもしれないが。ただ今は、陽射しがあればこの冷たい風すらも丁度良いと思えるもので。
「勿体無いなぁ」
 本人には届かぬ場所で文句を垂れては隣のベッドに寝転がる。
 眠るつもりはなかった。服も、ちゃんと出かけるつもりで着込んでいるし、髪だって梳かして乱れていない。それをうっかり寝てグチャグチャにするのは、又整えるのが面倒で避けたい出来事だ。
 ただ、陽射しと心地良い程の風が、弓月をゆっくりと夢の世界へと誘っていた。


「ホラ、やっぱり」
 俺の言ったとおりだと言わんばかりに洸は言う。
「なっ!? 元はと言えば洸くんが眠りこけてたんでしょ! 私、柾葵さんが来た時には準備も全部終わって起きてたんだからねっ」
「……ホントに?」
 そう、見上げた先。柾葵はベッドの前に立ったまま、ただ頷いて見せた。
 今度はほら見なさいと言わんばかりに弓月がベッド横の椅子に座る洸を見れば、彼はやはり呆れたように溜息を吐き「馬鹿馬鹿しい」と椅子から立ち上がる。
「もう行くよ」
「あ、うん」
 最初に部屋を出るは洸。続いて柾葵。最後に弓月が後に続く。
 結局二人は弓月が目覚めるまで、彼女の部屋でずっと待ち続けていたらしい。優に数時間。それは後に、柾葵から小耳に挟んだ事。


    ☆☆★


 弓月が加わり始まったばかりの三人の旅。今はまだ、特別大きな障害もなく続く。
 季節は深い秋の色から、やがて冬の訪れを予感させる、無彩色の季節へと向かい。毎晩見上げる星空も、秋の星座からやがて冬の星座へと移り変わっていく。


「――――そろそろ、かな。……藤郷さん、確かにキミの言葉通り……でも」



 薄い青い空に広がる雲を眺め。
「あーきらくーん、どーしたのー?」
 呼ばれる声に思考を停止させた。
「…なんでもない。少し、道を考えていたんだよ」
 平気で嘘を積み重ね。
「そうなの? 珍しい……まぁいいや、早く行こう? 柾葵さんがどんどん先行っちゃうから」
 なのに、その自然と向けられる笑顔にどうしてか心は痛まない。
「……っ、考えなしが」
 この嘘の数々に罪悪感など無いのか。基より、そんな感情は欠落しているのか。それとも忘れてしまったのか。
「ダッシュダッシュ! 洸くんっ!」
 ただ、走り出す彼女の背を見て――何故か無性に泣きたくなった。


  ―― 初めて   って意味を多分、理解してしまって ――




 旅は続く。何処までも。当てなく、果てなく。
 ただ隣には、行く先には、時に背中には。いつだって笑う彼女の顔がある。
 それが彼にとってきっと、せめてもの救いだった。
 そのことを彼女は多分、知る由もない――…‥


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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→PC
 [5649/藤郷・弓月/女性/17歳/高校生]

→NPC
 [  洸・男性・16歳・放浪者 ]←main!
 [ 柾葵・男性・21歳・大学生 ]

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、亀ライターの李月です。いつも有難うございます。今回2話のお届けでしたが、如何だったでしょうか……?相変わらず謎部分や、メールでは仲良いような微妙な関係ですが実際はどんなところでしょう…なお話です。とても弓月さんらしかったなぁと思いつつ、それを上手く表現しきれたのか、不安なところですが。今回の弓月さんの考えが今後洸を大きく突き動かす可能性が出てきました。それが吉と出るか凶と出るか……。
 今回頂きましたプレイングの形より、敢えて表現しなかった場面や部分が多々有りました。その辺りはご了承ください。
 果たして洸が何を知ったのか。明かされる日が来ればいいなと、思っています。また、少しずつおかしな洸の変化をお楽しみいただけてれば又嬉しいです。
 何か問題ありましたら遠慮なくお申し付けください!

 それでは又のご縁が有りましたら…‥
 李月蒼