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<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


永久秋温泉旅行記 1日目


 あやかし荘に一通の手紙が届く。
「あら、永久秋の猿渡さんから♪」
 と、因幡恵美はうきうきと手紙を開けてみる。

 手紙の内容というのは以下が過ごしていますか、とか他愛のない事が書かれているわけであるが、最後にまたお越し下さいという事が書かれている。ご丁寧に、招待券も付いていた。
「これは楽しそうね♪」
「どうしたのぢゃ?」
「なになに〜?」
 TVショッピングを見ていた嬉璃と、エヴァが顔を覗かせる。
「ほほう。また温泉か……」
「かなり良かったし、また行きません?」
「ふむそうぢゃな」
「温泉だ〜!」
 と、恵美は、電話で知り合いを誘う事に……。

 一方、草間興信所……
「近頃かわうそ?を見かけないが?」
 と、何か居たら迷惑だが、居ないと淋しく感じる謎生物を気にする草間。
 そんなときに、電話が鳴った。
「たけぴー ちゃー」
「ナマモノ……どうした? オマエが電話なんてめずらしい」
「今年、永久秋……くる?」
「……ああ、2年ぐらい前にいたあの温泉か……しかし手持ちが……」
 なにやら経費がかさんだのか旅行できるほどではないらしい。
「バイト」
「オマエじゃないんだから……」
 と、やりとりをしているときに……
「私入ってみたいです。温泉に。秋の景色も……みたいです」
 零が、上目遣いで頼み込んでいた。
 草間は妹のおねだりに弱い。とことん弱い。
「……うう……」
「決定」
 ナマモノが勝手に決めたようだ。
「やったぁ!」
「勝手に決めるな、おい! 未だ色々とだな……。くそ、切りやがった……」
 
 さて、永久秋という不思議な地域に足を踏み入れる?
 秋の風景をみて、世俗を忘れるのも良いだろう……。



〈回転の手法?〉
 牧鞘子は相変わらず、迷っていた。
「あーこんなことまえにあったよぅ」
 と、何ながら道を捜す。
 何故そんな状態になったのか?
 また拝み屋の仕事で山に向かったのは良い。仕事も終わらせたのも良い。しかし帰りをケチって歩いていく事自体が愚かな行為だった。因みに、今回の仕事とは2年前とは反対側。
「あ、何か魚の匂いが、あの香ばしい匂いは……」
 と、急いで走ると。
 足を滑らし、そのまま転がってしまう。
「きゃああ!」
 身体全体で崖を転がり、鈍い音を立てながら落ちていく。
 彼女が止まった先は河原だった。
「いたたた……あ」
「あ……牧鞘子……」
 小麦色が、かまどを作り、そこで川魚を焼いていたのだ。
 因みに鍋も用意している。隣には、かなり古めかしい服装をした少女がいるが、鞘子には全く見えてない感じだ。なぜなら、鞘子は小麦色を見て安堵感から、小麦色しか見えていないのだ。
「か、かわうそ?くーん」
 思いっきり泣きながら、鞘子は小麦色を抱きしめた。
「く、ぐるじー」
 ジタバタする小麦色。
 永久秋は今日も秋晴れの気持ちよい日である。



〈遭遇〉
「いらっしゃいませ。お久しぶりです」
「お世話になります♪」
「おせわになります〜」
 と、女将に案内されて各自部屋に移動。
「空気がオイシいし眺めも良いわね」
 シュラインが背伸びして窓を眺めている。
 草間は既に卓袱台の前に腰を落ちつけ、茶を淹れていた。
 梧と焔寿はすでに部屋に入って荷物を置いたら直ぐに、何処かに遊びに出かけているようだ。お互い別行動で散策か土産屋に向かったらしい。皇騎の方は部屋でゆっくりするとの事だ。
 
 人気のないこの永久秋なのだが、この時期になると観光バスが多い。
 ロビーの方が騒がしくなって、草間とシュラインが出かけようとしたとき、バッタリ恵美達に出会って
「あ」
 と、声を上げた。
「あら、草間さん、シュラインさん」
「恵美か!? ナマモノの誘いなのか?」
 草間が恵美に訊く。
「いいえ? 招待状が来ていまして、草間さん達は?」
「かわうそ?からよ。去年は恵美さんの紹介だったわね♪」
「そうですか」
 と、話し込むモードにはいるや否や、
「わーい」
「温泉だぁ!」
 SHIZUKUとエヴァがはしゃぐ事はしゃぐ事。
「はい、先生の言う事を聞いて下さい〜」
「エヴァ様SHIZUKU様! カスミ様の言う事を〜」
 カスミとデルフェスが彼女らを纏める事に四苦八苦している。
「どうされたので……きゃぁ」
「大丈夫ですか! みその様!」
 みそのが何にもない平坦なところで転ぶ寸前、義明が上手く抱き留めた。
「ありがとうございます。義明様」
 何かと騒がしいメンバーなのだ。
「ああら、皆さん温泉は逃げませんよ」
 亜真知サマは笑う。
「あやかし荘組は騒がしいか……」
 と、草間は苦笑した。
「元気があって良いじゃない?」
 シュラインが笑う。
「ご無沙汰してます。草間さん、シュラインさん」
 茜が草間とシュラインに挨拶する。
「はい、お久しぶり♪」
「また騒がしくなりますがよろしくおねがいしたします」
 天薙撫子と織田義明は秋葉に挨拶していたが。
「天薙さま、今回は恋人とご一緒ですか?」
 と、秋葉がニコニコ聞いてきた。
「え、そ、そんな……そんなこ……と……は……」
「いっしょ〜」
「いっしょです」
 と、いつの間にか足下にいる小麦色と同時に喋った義明であった。
「よ、義明君! それにかわうそ?さまも!」
「仲が良いから、そうでしたか。ごゆっくりしてくださいね♪」

 ロビーでこうも出会うと何かの偶然と言うより、陰謀を感じさせると思っている者が数名いるという事はさておき、あやかし荘組も各自女将に案内されて、落ち着きを取り戻しつつある。否、秋景色が見事なので、窓に釘付けなのだ。目があまり見えないみそのだけは風でその素晴らしさを感じている。しかし、子供達亜真知やエヴァやSHIZUKUは1時間もすれば定位置にいる事は飽きてしまい、散策と赴くのだ。草間組の零も誘ってである。
「ね、ね、デルフェスさん。散策しにいこう」
「温泉や夕食……どんなのか気になるけど先にたんけん〜」
「え、はいSHIZUKU様、エヴァ様」
 もちろん、SHIZUKUを誘ったデルフェスも、
「先生として……ではなくて、一緒に散策したいですね」
 響カスミも彼女たちに連れられていく事になるのだった。

 入り口手前で、かなりの人数に圧倒されている鞘子だが……。
「あ、恵美さん!」
 因幡恵美を見つけては手を振る。
「牧さん? どうしたの、そんな格好で?」
 かなりボロボロの格好である鞘子を見て驚く恵美。
「いえ、実は」
 と、事情を話し始める鞘子に対して、小麦色が割り込んで一言言った。
「また遭難」
「またですか? ヒョッとして極度の方向音痴?」
 恵美が首を傾げる。
「いえ、違います……」
「そうだ」
 ナマモノが突っ込んだ。

 因みに、部屋は4〜5人用部屋をいくつか借りる形になっている。
 1.草間、シュライン、零(※家族なので)
 2.皇騎、梧
 3.デルフェス、エヴァ、カスミ、SHIZUKU、亜真知
 4.撫子、茜、恵美、みその、焔寿
 5.義明(ある意味寝相が悪いので)
 6.鞘子(遭難者用の部屋でまったり?)

 では、各自の行動を覗いてみよう……。


〈温泉遭遇〉:皇騎、茜、鞘子、小麦色、恵美
「さっぱりしたあ」
 と、頭に小麦色を乗せて鞘子が温泉から上がった。
 秋葉がにこにこして案内をする。
「また、遭難するなんて得意技ですか?」
「違います。偶々です」
 むっすうとしている鞘子。
 気が付くとかわうそ? が居ないわけだが、
「かわうそ? くんは?」
「あら、どこに行ったのかしら?」
「たらいも」
「お帰りなさい。どこに行ってたの?」
「秘密。女将。もう休憩OK?」
「いいですよ。ゆっくりして下さい」
 と、かわうそ? と女将のやりとりを聞いて、首を傾げる。
 かわうそ? が姿を消した後、女将が鞘子にこう言った。
「そうそう。牧さん。少し外のお話しをして下さいませんか? 田舎では情報が入ってこないので……」
「はい、良いですよ」
 快諾する。鞘子。
 
 小麦色は、皇騎のところに向かう
「皇騎皇騎」
「な、何ですか?」
「温泉で湯治しない?」
「ああ、そうですね……入りましょうか」
 と、いそいそ支度する。
 皇騎を案内した後、かわうそ? はある事に気付く。
 ――茜呼ぶ。皇騎驚く
 と。

 その前に、温泉の「男湯」「女湯」、看板が落ちているのに気付く。此処では混浴はなく、男女二つに分けられている。それでも、露天風呂という事は同じである。
「おや。落ちている。困る」
 顰め面する小麦色。
 彼はそれを元に戻した。
「よし♪」
 と、意気揚々に去っていった。
 茜を誘導し、温泉から出た後、この入り口でバッタリ遭わせる。そんな計画を頭に浮かばせている小麦色。
 ――しかし、その看板が、本来あるべき場所とは反対になっていたのだ。
 小麦色最大のミス。
「茜、茜。暇なら温泉」
「そうだね〜」
 茜は1人ぼうっとしていたので、早速温泉を堪能する事にした。
「皇騎さんに一言言っておけば良かったかなぁ……誘うとか……うーん」
 ため息吐く茜。
「……」
 かわうそ? は何も言わなかった。

 皇騎は、1人湯に浸かり今までの疲れを取っている。
「本当に良い湯だなぁ」
 力が良い感じに抜けるので、気持ちがよい。
 結構色々と仕事が立て込み、くたくただったのだ。あの謎生物がこうしてサービスするというのも何か風の吹き回しらしいが、あれも何か思うところがあったので良いのだろう。すると、また客が入りに来た事に気が付く。しかし、何か違和感がした。
「女性の声?」
 マテ此処は男湯では? と。
 女性は鼻歌交じりで、入ってくる。
「ふんふん、ふ〜ん」
 湯煙が濃かったのか、姿は見えない。
 しかし、この声は……と……。
「? 誰かいるのですか?」
 女性は気が付いた。
 隠れる場所は、岩風呂なのだが無い。
 そして、湯煙が自然の風で薄れたとき……

 皇騎とその女性〜〜長谷茜〜〜はバッタリであった。

「きゃああ!」
「うわああああ」
 条件反射で叫んでしまう2人。
 急いで皇騎は後ろを振り向くのだが、どこから持ってきたかハリセンを投げようとする茜。幸いお互いタオルで身を覆っている分、甚大な被害にはならないのだが、
「ご、ごめんなさい! 茜さん」
「!? 皇騎さん?!」
 茜が湯船につかっている男性が恋人であると認識したのは、危うくハリセンが炸裂しそうなところだった。これを食らえば神だろうと何者であろうと只では済まされない最終兵器だ。
「「ど、どうして? ここに?」」
「「わ、私だって……」」
 何故かお互いはもる。

 騒ぎを聞きつけた女将と小麦色がやって来た。

 大事には至らずとも、これは信用問題になるのだが、
 状況を聞き出し、確認すると。
「看板、左右逆じゃないですか……?」
 と、女将が言う。
「ナマモのうぅ!」
「いやー!」
 浴衣姿の茜が小麦色の頭にチョップする。涙する小麦色。大きなたんこぶを作って、
「ごめん……茜、皇騎」
 素直に謝った。
「かわうそ? も悪気がなったので……いいじゃないですか?」
 皇騎も、素直に謝ったし許してあげようと思ったらしい。
「本当に申し訳ありません。お客様」
 女将は、心底申し訳ない顔をして謝っていた。
 暫く話したあと、女将とかわうそ? は、皇騎達と別れる。
 
 皇騎と茜は2人とも、暫く沈黙していたが、
「皇騎さん♪」
 と、茜から抱きついてきた。
「あ、茜さん!?」
「思いっきり、甘えても良い?」
 と、にっこり笑う。
「良いですよ。誘わなくて済みません」
「ううん、かわうそ?が“遭わせるよう”に仕向けたんだとおもうの。こういうハプニングは物語に良くあるんじゃないかな?」
 悪戯っぽく笑う、茜だった。

 そのあと、2人は一緒に周りを散策する事にしたようだ。
 


〈宴会と卓球〉
 謎に大きい温泉なので古いところもあり、今回恵美や草間は知っている者同士なので、30人程度が食事など出来る宴会場にて食事を取る事になった。
 必然的に酒を飲む大人とジュースでワイワイ話し合う子供側と自然に別れるわけだが。
「おいしぃ!」
 SHIZUKU、エヴァ、カスミ。
「涙が出てきましたわ。美味しいですわ」
 デルフェス。
「でしょう? とても美味しいので驚きました」
 零。
 焙った松茸と松茸ご飯、そして零が気に入っている土瓶蒸しで感動している永久秋初参加者の声。
「ホント美味しいわねぇ♪」
「酒が足りなくなったんじゃないか?」
「もう、武彦さんったら……はい、お酒」
 シュラインはしっかり、草間の世話をする。

「ホントあれだね……草間さん変わってないなぁ」
「其処が良いのではないでしょうか?」
 と、義明と撫子。2人も酔っているが、落ち着いているようだ。
「この味は昆布が良いのを使って居るみたいですね」
「家で再現するため?」
「はい♪ 義明君のために♪」
「皇騎さん、あーん」
 茜が酔っ払って皇騎に“おくちあーん”攻撃をしている。
「え? 皆が見ているまでそんな!」
「おーあついー! 其処が熱いー。ひゅーひゅー!」
「梧! いきなりなんて事! だ、だから茜さん」
「みそのさーん、あそこのバカップル(茜と皇騎)写真に収めましょう♪」
 梧、出来上がっている鞘子がはやし立てる。
「えっと、はい、かしこまりました。確か妹たちは問答無用に撮っていたようですし……。はいチーズ」
 と、しっかり、写真を撮る、みそのさん。
「“はいチーズ”は要らないぞ、みその。其処はこっそりと……此処はナマモノ……って俺を撮るなぁ!」
「油断。そっち、悪い」
 草間に対して勝ち誇るナマモノ。かなり酔っ払っている草間の間抜け面がカメラに収まったのだろう。
「茜様酔っていらっしゃりますわ……誰がお酒を飲ませたのでしょうね?」
「あ、これも美味しい。お酒って良いな」
「ほんとうね」
 今までジュースだったが、カスミとエヴァと亜真知、デルフェスはお酒も調達し、マッタリし食事をしている。
(誰か茜を止めて下さい……ううう)
 静香が泣いているのだが、カスミに聞こえたようだ。静香の存在を知っている亜真知とかわうそ?は青ざめた。
「きゃ! 今、何か声がしたような!」
「先生其れは気のせいです! かわうそ? さんと私で腹話術を!」
 亜真知が急いでかわうそ?を持って、そんな仕草をしてみる。
 口パクするかわうそ?
 ――実際亜真知も静香は見えないのだが……。カスミが気絶すると後々大変なのだ。ここで気絶すると、折角の土瓶蒸しの味を忘れてしまうのである。
「ああ、いいなー大人は。私もお酒飲みたいな」
 ジュースで我慢はSHIZUKU、焔寿、梧ぐらいである。
「あとで、とんでもない事になるから、学生は学生らしくジュースで我慢だよ。ま、俺も飲みたいけどさ」
「ですね」
 梧の言葉に焔寿はにっこりと笑って同意している。

 そして宴会も終わり、小休止ののち……。
「これから卓球大会しようぜ! 全員参加!」
 梧が言う。
「お前が仕切るな! 希望者だけで良いだろう!」
 草間が突っ込んだ。
 まあ、十数名もいれば、ギャラリーオンリーでもいいだろうという。怪我人や運動音痴も居るのだから。
「卓球なら任せて!」
 と鞘子が挑戦。
「俺の勘だがな 身体能力的に互角であろうとおもう」
 草間が言った。

 審判かわうそ?
「サーブ権 梧」
 と、数回白熱したラリーが続くも、梧が勝利する。
「よっし!」

 みそのさんが写真係、デルフェスは記録係で、卓球大会は盛り上がった。

 もう一度(湯当たりしない程度で)温泉に入る者もいたが、男性陣は全員、腰に手をあて牛乳瓶を一気に飲み干していた。
「やはり風呂上がりにコレが一番!」
「ビールも格別だけどな!」

 其の後、鞘子は猿渡に呼ばれる。遭難したので一応書類を書く方向になるのだとか。
「あまり人様に心配掛けないようにと、役場の方が怒って居られましたよ」
「済みませんでした」


〈夜は更けて〉
 皆が寝静まっていると思われる夜、屋根の上で静香が佇んでいた。
 静香は外世界をみて感動していた。
「こんなに素敵な景色を眺められるとは幸せです」
 と、着物姿の少女がヨジヨジ屋根を登って来た。秋の女神だ。
「これは、女神様。明日もお世話になります」
 静香がお辞儀をするとコクンと少女は頷いた。
 静香は彼女には見えるように設定するのは礼儀だろう。
 ただ、もう1人起きている。海原みそのだ。
 真下のバルコニーから、静香に声を掛けた。
「大丈夫なのですか? 静香様」
「ええ、茜という“契約者”が居れば、大丈夫でございます」
 みそのは目が良くないために、“見る”より“感じる”方が良く分かる。
「明日は、松茸狩りです」
 みそのがにっこり笑う。
「皆様が楽しんで過ごせますように」
 と、3人は各々が祈りを捧げるのであった。

 風が、心地良く吹いている。

■本日の旅行者
【0086 シュライン・エマ 26 女 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
【0328 天薙・撫子 18 女 大学生・巫女・天位覚醒者】
【0461 宮小路・皇騎 20 男 大学生・財閥御曹司】
【1305 白里・焔寿 17 女 神聖都学園高校生・天翼の神子】
【1388 海原・みその 14 女 深淵の巫女】
【1593 榊船・亜真知 999 女 超高位次元知的生命体・・・神さま!?】
【2005 牧・鞘子 18 女 人形師見習い兼拝み屋】
【2181 鹿沼・デルフェス 463 女 アンティークショップ・レンの店員】
【5698 梧・北斗 17 男 退魔師兼高校生】


■ライターに代わり女将から
 永久秋温泉女将の猿渡秋葉でございます。本日は永久秋温泉にお越し下さいましてありがとうございます。楽しんで頂けましたでしょうか? 色々とハプニングもあった事のようですが、何より皆さん無事で一日を過ごされた事は大変良かったと思います。憶えて下さった方々も居られて、嬉しい事と思っております。
 2日目は、皆さんおそろいで松茸狩りをする事になっております。詳しくは滝照直樹が2日目オープニングに記載されますが、大体のスケジュールは起床、松茸狩り、祭り参加と言う事になるでしょう。

 秋の心地良い風が、あなた達に良き思い出とならん事を祈っております。

 女将:猿渡秋葉