コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


渦中の鳥


●序

 見上げた時に眼に入る全てのものは、羨望の対象となる。


 静寂を破る鐘の音が、涙帰界に鳴り響いた。その音を聞いた穴吹・狭霧(あなぶき さぎり)は、手の甲に咲く青い花を胸に抱く。
「また、始まるのね」
 狭霧とヤクトの散っていった力が具現化する、涙帰界。具現化した力を回収しなければ、再び自分のものとはならない。逆を言えば、具現化した力を回収すればそれは自分のものとなる。
 狭霧のものであろうが、ヤクトのものであろうが。
「力を回収しなければ」
 再開を告げる鐘の音に、狭霧は呟く。そっと空を見上げて。
 同じ頃、ヤクトもまた鐘の音を聞いていた。
「今度こそ、力を回収する!」
 自らの本能を生かす為には、力が必要不可欠だった。そうでなければ、狭霧によってまた封じられてしまう。否、今度は消滅させられるかもしれない。それだけは避けねばならぬ事態だった。
「俺の力とするんだ!」
 うおおお、とヤクトは空に向かって吠えた。


 掲示板に、張り紙がされた。力が具現化したことを、そしてまたその具現化した力が引き起こされる出来事を知らせる張り紙だ。
「私をここから出して欲しい。ここからは小さな空しか見えぬ。針の穴のような、小さな空しか……」
 そう書かれた張り紙の端に、名が記されていた。チョウと。
 指し示された場所は、Fブロックだった。砂嵐が常時吹き荒れているというFブロックには、幻を見せるという噂もある。
 ありえぬ現実を見せるという、幻を。


●蝶

 求めるものが多すぎて、更なる絶望が生まれていく。


 櫻・紫桜(さくら しおう)は、突如自分がいる場所に違和感を抱きながら、辺りを見回した。
「ここは……」
 ぽつりと呟いた瞬間、ここが涙帰界という場所なのだという情報が流れ込んできた。まるで、最初から知っていた知識のように。
「なるほど」
 特に驚く事もせず、紫桜は再び周りの景色を見る。公園のような場所だ。真ん中に時計台があり、その下に掲示板があった。
 流れ込んできた情報によると、この世界には世界を滅ぼそうとするヤクトと、ヤクトを今まで封じていた狭霧の力が散らばっているのだという。その力は異界の力で具現化し、何かしらの行動を起こす。それを解決等すれば、再び力に戻る。そして力はヤクトか狭霧に渡す、または自分のものにするといった選択ができるのである。
 そういった情報が、掲示板に載っているという事だった。まずは、そこにいくのが良いと。
 不思議な感覚にも関わらず、素直に受け入れる自分がいた。そういう世界なのだ、と納得する自分が。これが涙帰界なのだと、苦笑交じりに紫桜は肩をすくめた。
(不思議な事は、世界に溢れていますからね)
 紫桜はそう思いながら、掲示板に近付く。掲示板には情報通り、張り紙がしてあった。誰がいつ、張り出したのかは分からない。だが、確かに具現化した力についての張り紙がしてあった。
「Fブロック、ですね」
 紫桜はそう呟き、辺りを見回す。当たり前の情報のように、Fブロックへの道が頭の中に浮かんでくる。その場所がある方向まで、情報として与えられるのだ。
(ともかく、行ってみましょうか)
 紫桜は小さく頷き、歩き始めた。足は与えられた情報の通り、Fブロックへと向かっている。
 砂嵐が吹き荒れているという、その場所へと。


 Fブロックの入り口とも思える場所に、5人の男女が集結していた。皆、涙帰界に呼ばれて足を踏み入れた者達である。
「この砂嵐が、問題な気がするわね」
 シュライン・エマ(しゅらいん えま)はそう言って、肩をすくめた。皆の目の前にあるのは、ごうごうという音をさせながら渦巻いている、砂嵐である。
「この中に突撃したら、コンタクトの奴とか痛いんだろうなー」
 守崎・北斗(もりさき ほくと)はそう言ってにやりと笑った。周りにコンタクトを着用している人間を探したようだが、どうやらいなかったらしい。少し、残念そうだ。
「砂嵐だけならば、気力と体力でなんとかできそうですが」
 モーリス・ラジアル(もーりす らじある)はそう言って砂嵐を見つめた。不思議な事に、砂嵐はごうごうと音を立ててFブロックを回っていたが、広がったり狭まったりする事は無かった。
「巨大な綿飴のようですね」
 紫桜はそう言って砂嵐に手を触れようとしたが、途中で止めた。何があるか分からないうちに、不用意に手出しをする事は良い方法とはいえなかった。
「本当に綿飴なら、喜ぶ人間が一人いるんだがな。……勿論、食べさせないが」
 守崎・啓斗(もりさき けいと)はそう言って、ちらりと北斗を見た。北斗は「えー」と不満そうな声を出したが、啓斗はあえて何も言わなかった。
「ああ、でも待って。確か、チョウさんは『小さな空』があるといってなかったかしら?」
 シュラインの言葉に、皆は張り出されていた紙の内容を思い返す。
「確か、ありましたね。針の穴のような小さな空、と」
 紫桜の言葉に、皆が頷く。確かに書いてあったと、思い出したのだろう。
「チョウさんが見ている空というのは、台風の目のように……つまり、渦の中心部の事じゃないかしら?」
「そうだよな。ぐるぐる渦巻いているんだから、中心くらいあるよなぁ」
 北斗はそう言い、空を見上げる。何処までも続いていそうな砂の壁は、上空部分にいくにつれてだんだん尖っていっている。
「イメージ的には、天頂部分だけ空気穴があいた、側面が見えない鳥篭……とはいえないかしら?」
 シュラインの言葉に、啓斗は「そうだな」と頷く。
「だったら、その空気穴を大きくすればチョウとやらも突破できるかもしれないな」
「問題は、大きくする事をこの砂嵐が受け付けてくれるかどうかですね」
 モーリスはそう言い、じっと砂嵐を見つめた。ぐるぐると回りつづける砂は、猛スピードだ。手を不用意に入れれば、穴が空きそうなほど。
「俺は、地下かと思ってました。小さな空、という事ですから。針の穴くらいの空しか見えないのならば、窓とか出口とかが小さいのか……それとも、チョウさんが余程深いところにいるのかと」
 紫桜の言葉に、シュラインは頷く。
「そうね、一口に『小さな空』といっても、様々な可能性があるのだから」
「どちらにしても、この砂嵐を突破できる道を見つけなければ、どうにもできないでしょうね」
 モーリスはそう言い、じっと砂嵐を見つめる。
「シュラ姐、俺ちょっと思ったんだけどさ……」
 北斗はシュラインにそう言い、砂嵐を指差す。
「入り口って、どこかにないかな?砂嵐がこれだけ凄いから見えないだけでさ、どっかにありそうな気が」
 北斗の言葉に、皆が頷いた。
「どこかに、あるだろうな。どうにかして外に出す道があるからこそ、張り紙がしてあったんだ」
 啓斗はそう言い、考え込む。今まで具現化した力のことを、思い返しているのかもしれない。
「そもそも、この砂嵐を作り出しているのは、誰なんでしょうか?」
 モーリスはそう言い、ぐるりと皆を見回す。皆、はっと息を飲む。
「チョウさん、ですか?」
 紫桜が尋ねると、モーリスはこっくりと頷く。
「その可能性は、高いと思います。この涙帰界においては、具現化した力こそが要となっているのですから」
「いっつも思うんだけどさ、自分の力で何とかすればいいんだよな。そういうの」
 北斗がいうと、シュラインが「仕方ないわ」と言って苦笑する。
「具現化した力は、あくまでも狭霧さんかヤクトの力よ。思い込み、という部分が多大にあるんだから」
「思い込みというと……自分はここから出られないんだとか、そういう類のものですか?」
 紫桜の問いに、シュラインは「多分ね」と言って頷いた。
「それでも、本人は出たがっているんだ。だからこそ、どこかに道はある」
 啓斗はそう言い、空を見上げる。相変わらず、ごうごうと砂嵐が吹き荒れている。
「手分けしませんか?道を見つけるも良し、あの穴を大きくするも良し……ていう感じに」
 モーリスが提案すると、皆がこっくりと頷いた。そうして、各々が思う道を探す為に一旦分かれるのだった。


●鳥

 苦しい、哀しいといった負の感情は、ぐるぐると渦巻き束となる。


 紫桜は、どこか入れる道が無いかと思いながらFブロックの周りを歩いていた。先ほど、皆で話していた事が確かならば、必ずどこかに道はあるはずだ。
 思い込みで砂嵐を作り出しているのならば、出して欲しいという思いから道が出来ている筈なのだから。
「……櫻・紫桜さんですね?」
 突如声をかけられて振り向くと、そこには狭霧の姿があった。紫桜を見、深々と頭を下げる。
「狭霧さん、ですね?そんな、頭を下げないでください」
「いいえ。私がこうして頭を下げるのには理由がありますから」
 狭霧はそう言い、ゆっくりと顔を上げた。目はじっと、紫桜を見ている。
「理由、というのは……ここにいるという、チョウさんの力のことですか?」
 紫桜の問いに、狭霧は「ええ」と言って頷く。
「力の争奪戦は、過去に五回行われています。その内、私が手に出来たのは三つです」
「ならば、優勢じゃないですか」
「優勢かどうかは、まだ分かりません。現時点でそうだというだけであり、いつこれが覆されるかは分からない状態です。それに……」
 狭霧はそう言い、唇を噛み締めた。紫桜が「どうしましたか?」と尋ねると、ようやく口を開く。
「ヤクトは、生粋の魔です。それに引き換え、私は虚封師ではありますが、それもこの虚ろとなっている花に力を注がなければ、無力なのです」
「だから、出きる限り力が欲しいのですね」
「そうです。ですが、一刻も早く力を手に入れたいのに、具現化を待たねば手に入りません。加え、具現化しても私が直接関わる事は中々難しいのです」
「それは具現化した力が、狭霧さんかヤクトの力だからですか?だから、介入を拒んでいるのでしょうか?」
「分かりません。ただ分かるのは、今回の件に関しても私は砂嵐に拒まれつづけているという事だけです」
 狭霧はそう言うと、ぐっと拳を握り締めた。悔しいのだ、と紫桜は納得する。狭霧は早く力を手に入れ、ヤクトをなんとかしたいのだ。だが、具現化するというこの世界のルールに阻まれ、中々思い通りにならないのだろう。
「お願いします。もし、力を手に入れたら私に……私に力を……」
 叫びのような言葉だった。紫桜はふっと微笑み、頷く。狭霧はほっとしたような表情をし、再び頭を下げた。
「私も、この砂嵐に拒まれても何とか進むように頑張ってみます。おこがましいお願い、聞いてくださって有難うございます」
「いえ。お気をつけて」
「櫻さんも」
 狭霧は今一度頭を下げ、どこかに去って行った。紫桜は、奥歯を噛み締める狭霧の表情を思い返しつつ、じっと砂嵐を見つめた。
「狭霧さんを、拒んでいる……?」
 ごうごうと音を立てる砂嵐に向かい、紫桜は呟く。すると、向こうの方で大きな音が響き渡り、砂嵐がぶるりと震えた。すると砂嵐が規則的に回っていたのを止め、紫桜に襲い掛かってきた。
 紫桜がそれに抗おうとする暇を与える事も無く、あっという間に紫桜を飲み込んでしまうのだった。


●超

 いつしか全てが重石となり、潰されてしまう。地の奥底へと。


 空、青空、境界の無い広がった世界。
 紫桜は、自分の体が宙に浮いているのに気付いた。ただ、浮いているだけではない。青い海の中で泳いでいるかのような感覚だ。
(俺は、空を飛んでいるのですね)
 妙な納得感が、一杯に広がっていく。普通ならば、空を飛んでいるという事が驚くべき事、またはありえない事だと思うだろう。
 だが、今の紫桜にとっては空を飛んでいる事は驚く事でもありえない事でもなかった。至極自然の事として、捕らえることができるのである。
(ああ、俺は空を飛んでいる)
 自由に、好きなところに、自分の意志で。紫桜は空を飛んでいた。
『それが、お前の望みなのか……?』
 突如、声が聞こえた。紫桜はそっと微笑む。
「ええ。あなたは、チョウさんですか?」
『……そうだとしたら、どうする?』
 空を飛んだまま、紫桜は手を差し出した。
『何の真似だ?』
「チョウさんも、一緒に飛びませんか?」
『一緒に?』
 紫桜は頷く。差し出した手は、そのまま揺るぐ事ない。
「そうしたら、一緒にいろんな景色を見られるじゃないですか。針の穴のような空しか、見ていないんでしょう?」
 紫桜の言葉に、突如声はくつくつと笑い始めた。おかしそうに、だが同時に哀しそうに。
『そうできたら、どれだけ幸せだろうか』
「できますよ。外に出て、一緒に針の穴ではない空を見ましょう」
『しかし……それは私が望んだ答えではないのだ。憧れ、羨ましいという感情は、既に私の中で全て変化してしまっているのだから』
「チョウさん……」
『憐れみなどいらぬ』
「でも……」
『いらぬ!』
 声が叫ぶと共に、空は一転して闇となった。さらに、ぶわ、という強風が吹いてきて紫桜の視界を奪った。
 そうして、気付けば砂嵐の中に立っていたのだった。


 砂嵐の中に立っていたのは、四人だった。
「いつの間に、中に入ってきたのかしら?」
 シュラインがぽつりと呟く。
「それだけじゃねーよ。なんか、見なかったか?」
 北斗がそう言い、後頭部をぼりぼりと掻いた。
「見ましたね。あれが、噂の幻なのでしょう」
 モーリスはそう言い、内側から砂嵐を見た。ぐるぐると回る砂嵐の中心は意外と広かったが、上空はだんだん狭まっていっており、まるで円錐のように尖っていた。
「ああ、あれが針の穴のような空なのですね」
 紫桜が空を見上げながら呟くようにそう言った。確かに、上に見える空は針で開けたように小さかった。
「なら、あの穴の丁度真下がチョウさんのいる場所よね」
 シュラインはそう言い、辺りと上を見比べながら中心部に進んだ。そして丁度真ん中になるだろう所でしゃがみ込んだ。
 そこには、小さな羽が一枚、落ちていた。
「これが、チョウさん……ですか?」
 紫桜がしゃがみ込み、羽を見つめる。
「羽なら、納得しますね。チョウさんは、砂嵐から抜け出したいのに抜け出せられなかったんです。本来ならば飛べるはずの、羽を持ちつつも」
 モーリスはそう言い、じっと羽を見つめた。
「ここからずっと、空を見つめていたのね。……もっと早く、外に出してあげたかったわ」
 シュラインはそう言うと、羽に触ろうと手を伸ばす。その時、北斗が呟くように「いない」と言った。
「兄貴が、いない」
 北斗の言葉に、皆がはっとしたように顔を見合わせた。
 次の瞬間、羽が強く光ったかと思うと一瞬にして消えてしまった。そしてそれを機に砂嵐が消えてしまった。
「あれは……ヤクト?」
 シュラインの言葉に、皆がそちらを見た。そこには、ヤクトが何処かへと飛び去っていく様があった。一瞬ではあったが。
「兄貴……?」
 北斗は呟き、向こうの方にいる啓斗の姿を確認した。
 ちょうど、ヤクトがいたらしい場所にぽつりと啓斗は立っていた。その様子に、誰もその場から動くことすら出来なかったのだった。


●結

 抱いた微かな希望は、簡単に暗い感情へと動かせられる。どろり、と泥沼のように。


 ヤクトは吠えた。自らのうちに還ってきた力の塊に、喜びを隠せないかのように。
 だが、同時に異変も感じていた。何かが可笑しい、と。
(俺の力が還ってきたというのに、どうして俺はこんなにも苦しい?)
 どこか怪我をしたりした訳ではない。ただ、もっと奥底が……息をする事すら困難になるほど苦しくなるのだ。
(気のせいだ)
 ヤクトはそう思い込もうとした。
「俺の力が還ったんだ!俺の、破壊する為の力が!」
 おおおお、とヤクトは再び吠えた。全てのものを押し殺してしまうかのように。


 狭霧はヤクトの吠える声を聞き、悔しそうに唇を噛んだ。
(あれはヤクトの力だったとしても。私には必要な力だったのに)
 掌の花は、まだ青い。狭霧本来の力とヤクトの力を入れれば、赤く咲くはずなのに。
「青い……」
 まるで空の色のようだ、と狭霧は呟いた。


 紫桜はふと、自分の立っているのが街だと気付いた。先ほどまでいた筈の異界とは、全く違っている。
(力は、狭霧さんに渡せませんでしたね)
 紫桜は小さく溜息をつく。残念に思う気持ちが、紫桜の中にあった。
(そして、チョウさんにも……)
 後で皆に聞いた時、声が聞こえた時には幻が見えなくなったといっていた。だが、紫桜だけは最後まで空を飛んでいた。
 針の穴ではない、空を。
「本当の空は、こんなにも美しく広がっているんですけどね」
 紫桜はそう言い、空を見上げた。綺麗な青空は、紫桜が抱いているぐるぐるとした思いを吹き飛ばすかのようだった。
 まるで吹き荒れる砂嵐のような、思いをも。

<それは砂の鳥篭の如く・了>

□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
【 0086 / シュライン・エマ / 女 / 26 / 翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員 】
【 0554 / 守崎・啓斗 / 男 / 17  / 高校生(忍) 】
【 0568 / 守崎・北斗 / 男 / 17 / 高校生(忍) 】
【 02318 / モーリス・ラジアル / 男 / 527 / ガードナー・医師・調和者 】
【 5433 / 櫻・紫桜 / 男 / 15 / 高校生 】

□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
 お待たせしました、コニチハ。霜月玲守です。この度は「渦中の鳥」にご参加いただきまして、有難うございます。如何だったでしょうか
 涙帰界の力争奪戦も、既に第六回目となります。そして分かりにくさもどんどん上がっているような気が。……すいません。因みに、今回の「チョウ」は「羽を持つもの」としての名前という事でつけました。
 櫻・紫桜さん、力争奪戦では初めてのご参加有難うございます。空を飛びたい、という願いが妙に新鮮でした。チョウも一緒に、と仰っていただけて嬉しかったです。
 今回、個別文章となっております。お暇な時にでも他の方の文章と比較してくださると嬉しいです。
 ご意見・ご感想等、心よりお待ちしております。それではまたお会いできるその時迄。