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<東京怪談・PCゲームノベル>


聖夜に星降る丘で


 すがすがしい寒さ。
 息は白い。
 雲ひとつない晴天の夜空に星がきらめく。
 そして星が降る。
 この聖夜にそれをただ眺めて、お願い事を、しよう。



「なんだか遠足みたい」
 誰かがそう呟いて誰かがそうだと頷く。
「引率の先生は奈津なのじゃ」
「僕ですか」
 銀屋の奈津ノ介、藍ノ介、蝶子、要、そしてデリク・オーロフ、九竜・啓、桐生・暁。彼らはクリスマス・イブに星を眺めようと、蝶子がみつけたという丘へと今あがっている。
 暗い闇夜に奈津ノ介と藍ノ介が銀狐の焔を灯し、足下がわかるくらいには明るい。
「あの木の下なのじゃ」
 丘の頂上、そこに大樹が一本。どうやらあの下が絶好のポイントらしい。
 そしてその木の下には先客がいるようだ。それが誰なのか、わかった途端に藍ノ介が立ち止まる。
 夜にキラキラと金色の髪が、輝く者。
「……おい待て、あやつを呼んだのは誰だ」
「僕ですよ、何立ち止まってるんですか親父殿。暁さん親父殿引っ張ってきてください」
「オッケー。ほらほら、藍ノ介さん行こうよ」
 すぐ傍にいた暁に奈津ノ介はにこりと微笑んで藍ノ介の足が進まないのを引っ張らせる。
「嫌だ、行かぬ、暁よ勘弁してくれ」
「えー、藍ノ介さん来ないと楽しくないっしょー」
 そう言われると、仕方なく、渋々と歩を進め始める。だが表情は非常に気まずそうだ。
「苦手な人?」
「うん、まぁ、な……なんというか……いい性格しておってな」
「そうなんだー。あ、もう皆頂上だよ、急ご!」
 そして先頭の一行は丘の頂上へ。その気配に先客は振り向く。金の瞳、金の髪、その長めのサイドに紅い色が注してある。
「お、案外早かったじゃないか。しかもまた結構な人数で」
「遙姉…今日は兄か。お久し振りです、大人数の方が、楽しいから」
 そうだな、と先客は頷いて面々を見回す。知らない顔も知っている顔も、という雰囲気だ。
 と、一番後ろ。今やっと暁に引っ張られてあがってきた藍ノ介を見つけて彼は意地悪げな笑みを浮かべる。
「なんだ、そんなに我と会うのが嫌か、藍ノ介は」
「遙兄さんがいつも弄り倒すからでしょう。皆さんにそんなことしないでくださいね」
「大丈夫だ、しないしない。するのは藍ノ介だけだ」
 それならいいですよ、と奈津ノ介は笑う。
「今こっち見て笑ったね」
「ああ、ものっすごく嫌な予感がするぞ……」
「大丈夫、いざという時は俺が守ってあげるからさ!」
「暁は優しいなぁ……わしは嬉しいぞ」
 と、こちらに向かってくる彼に、藍ノ介は背を向ける。そして、その間には暁。
「我は遙貴という、そこの藍ノ介の友だ」
「俺は桐生・暁って言うんだ」
「そうか、では暁に我から願いがあるのだが」
 そう言って遙貴はにやりと笑う。暁は一瞬、何を言うのかと息をのんだ。
「そこの馬鹿は、今は丸いが昔は刺々しくてな、またそうならんように見張っといてくれ。そろそろ子離れもしないといけないしな」
「遙貴ッ! 何を言うか汝はっ」
「ほら、ムキになるってことは当たってるって事。んじゃ、ヨロシクな」
 照れているのだろう、藍ノ介は眉を顰めつつちょっと顔が赤い。
「いい人じゃん、遙貴さん」
「いや、本性まだ見せてない、見せてないから信用したら駄目だぞ」
 どうしてそこまで遙貴を恐れるのか、なんとなく過去に触れちゃいけないようなことがあったんだろうと暁は思う。だけれどもそれもちょっと、気になる。
「暁さん、親父殿、もうすぐ準備も終りますよ」
 まだ離れたところにいた二人に奈津ノ介は声をかける。大樹の下にシートを広げてそこに要が作ってきた料理や持ち寄ったものなんかを並べている最中だ。
「うわ、すっげー。俺も色々持ってきたんだ、ケーキとか、ジュースとか、あとブッシュ・ド・ノエルも、定番だけどね」
「暁さん上手ですね、豪華なパーティーになりそうで僕も嬉しいです」
「頑張ったもんね!」
 えっへん、と胸をはり暁は言う。色々作ってきたから量は少しずつだが出来はどれも上々だ。
「……すごい、ね……ええと……」
「なんだ、二人は初対面か」
 暁とあきらと、ふたりの間に藍ノ介は割ってはいる。二人ともうん、と頷くと仲良くしろよ、というように頭を撫でる。
「俺は桐生・暁」
「くりゅーあきらって言うんだ」
 仲良くしような、という雰囲気を漂わせる二人に藍ノ介は頷いて、満足そうだ。
「お、藍ノ介なーに偉そうにしてんだ。らしくないなー」
 と、大樹の上から遙貴がにやにや笑いながら身軽に降りてくる。
「遙貴は黙っていろ」
「そんな反抗的な態度とっていると、貴様のあれやそれな色々を少年達にバラすぞ」
「なっ……!」
「はいはい、少年達ももう座れ」
 ちょっとばかり手荒い動作で座れと促され二人は躊躇いながらも腰を下ろす。それをよしよし、と満足そうに遙貴は見下ろし、藍ノ介に向き直る。
「藍ノ介はちょっと顔貸せ。少年達ちょっとこれ借りるな」
「え、おいちょっと待て遙貴」
 問答無用、とずるずると遙貴は藍ノ介を離れたところへずるずると連れて行く。
「何話してるんだろうなー」
「ねー」
 そんな様子を奈津ノ介がみかけて声をかける。
「遙兄さんの話もすぐ終って帰ってきますよ、二人の間、開けといてあげてください」
「奈津ー、もうお腹も減ったのじゃー!」
 蝶子の声に確かにそろそろ始めるかな、と奈津ノ介は言う。藍ノ介と遙貴も話が終ったようでのろのろとこちらへと戻ってきているようだ。
「藍ノ介さんこっちこっち!」
「おう、二人の間はわしの特等席じゃな」
 暁が手招きするそこに藍ノ介は腰を下ろす。
「奈津クン、こっち」
「じゃあ僕はあきらさんの隣で」
 そんな奈津ノ介の隣にはデリクが座り、そして蝶子と要となる。
「おや、遙貴サンは座られないのでスカ?」
「遙兄さんは木の上ですよ。高いところが好きらしくて」
「馬鹿は高いところが好きというだろう」
「藍ノ介、普通に聞こえてるから。後で教育的指導」
「そ、そんなもの怖くもなんともないぞっ」
 大樹の上から本当におかしいと、腹を抱えて、それを抑えこむような笑い声が聞こえる。いきなりそんなものが聞こえてきたらなかなかの恐怖体験になるだろう。
「もう遙兄さん、親父殿いじめるのも今日は程々にしてあげてください。身内の恥をさらすようで恥ずかしいです」
「よしよし、奈津の頼みならばこの辺にしておいてやろう」
「良い性格してらっしゃいますネ、頭が上がらないようで」
「待て、奈津も何気なくわしを馬鹿にしてないか」
「気がつきましたか」
「……もう良い。今日は何を言われても遙貴がおるから勝ち目がない」
 大きく溜息をついて、藍ノ介は言う。そんな彼を下から覗き込むようにして暁は言う。
「俺が味方してあげるよー」
「俺もー」
 膝に寄りかかるようにして暁とあきらににへら、と笑まれて少し涙腺が緩んだらしい。嬉しいな、とそれを誤魔化すように笑う。年だな、と思うが言葉には一応しない。
「奈津ー、乾杯するのじゃー」
 待たせすぎだと少々不機嫌気味の蝶子の言葉に奈津ノ介はそうですね、と言う。なんだか乾杯の音頭は自分がとらなければいけない雰囲気だ。
「じゃあ乾杯しましょう。えっと、飲み物は」
「お酒! 俺お酒のみたい」
「未成年はあとで間違って飲め、とりあえずはジュース」
「ちぇー」
 藍ノ介は暁とあきらにオレンジジュースを渡し、自分はちゃっかり持参の酒を飲もうとする、がそれは奈津ノ介に阻まれる。
「親父殿、デリクさんがワイン持ってきてくれたのでそれを飲みましょう」
「ぬ、そうか」
「遙兄さんも、今だけ降りてきてくださいよ」
「おう、わかった」
 上から声が降ってきて軽やかに遙貴は降りてくる。そして暁と要の間に座って差し出されたワインを貰う。
 良い匂いがするな、と嬉しそうに笑った。
「オレンジの皮やシナモンで香り付けてありマス、おいしいですヨ」
「は、早く飲みたいのじゃ……」
 蝶子は注がれたワインを凝視しながら呟く。相当に味が気になっているらしい。
「では」
 一息置いて、一度全員を見回して、奈津ノ介は言葉を紡ぐ。

 メリークリスマス!



「藍ノ介さんハイあーん」
 暁は上機嫌に自分の作ってきたものを藍ノ介に差し出す。
 一瞬面食らったような表情をするが、まぁいいかと藍ノ介は苦笑してそれをそのまま口へ入れてもらう。食べているのは唐揚だ。
 それを咀嚼して、飲み込んで、そして最初に貰う言葉が気になる。
「うまいな、料理上手だぞ」
「美味しい……ですか? あ、ありがとう御座います! 何でも好きなの言って下さい、今度作って持って行きます!」
「それは楽しみだ、うん」
「うっわ、嬉しいなー!」
 嬉しそうに笑う暁に藍ノ介は目を細めて笑み返す。
「うん、要だったか、うまいな料理。我も奈津と一緒に暮らそうかなぁ……」
 そしてふと耳に入ってきた遙貴の言葉にすぐさま反応してそちらをきっと睨んだ。
「やめろ、絶対やめろ、やめてくれ」
 即効の拒絶に暁は本当にいやなんだな、と苦笑する。ちょっと、面白い。
「冗談だ、我がいてはアレだからな」
「アレだな」
 二人にしかわからない会話を藍ノ介と遙貴はして、納得する。
「えー何がアレなの?」
「それはなぁ……遙貴と奈津の問題だからなぁ」
「さて、我は木の上で星を見るかな。あまり貴様の顔を見ていると苛めたおしたくなる」
 遙貴は笑って立ち上がり軽く地を蹴ってまた木の上へと身軽に上がっていく。それを藍ノ介はちょっと距離をとったことで安心したように溜息を一つ。
「あっ、てかあれいいなアレ!」
 暁の瞳に、奈津ノ介があきらにしっぽを貸しているのが目に入る。ちょっとうらやましい、というかかなりうらやましい。じっと、藍ノ介を見た。
「尻尾か」
「うんうん、尻尾枕にして寝たいとか思ってたり」
 しょうがないと藍ノ介は笑い尻尾を具現化。相変わらずの触り心地の良さだ。
 今日はくすぐるの無し、と暁は約束をつけてその尻尾に飛びつく。
「幸せだー」
 そうかそうか、と藍ノ介も嬉しそうだ。
 と、藍ノ介に奈津ノ介の銀装飾の腕はどうなのかと、話が降られるのが聞こえてくる。
「ん、奈津の腕か……わしよりは器用だな。いつの間にか装飾作りを覚えて、店を開いておって驚いたものだ」
 藍ノ介は自慢の息子とばかりに嬉しそうに言う。それを奈津ノ介は少し照れて、受け止めているようだ。なんだか親子という感じがして少しうらやましい。
「装飾物は南々夜さんという方に教わったんです。いつか会うと思いますよ」
「あれは時々ウザイぞ」
「ちょっと人懐こいだけですよ。今度色々とアクセサリー出しておきますね、ひっそり隠してるのもあるので」
「あっ、デリクさんずるぅーい! 私も奈津さんのアクセ一緒に見るぅーうへへ」
 酔っ払い気味の声がした方をみると、要が顔を赤く染めて笑っている。
「あ、酔っ払っちゃってる」
「みたいだなぁ……」
「俺も酒飲んじゃおー!」
 暁は近くにあった酒瓶を引っ掴んで、そのまま飲む。
「あ、それ結構強い……」
「うまいー、藍ノ介さんも飲もうよー」
「……まぁ、良いか」
 互いに酒を注ぎあって暁と藍ノ介は色々話をする。
「暁、願い事は考えてきたのか?」
「お星様が欲しーでーすっ」
「そーかそーか、わしも欲しいぞ」
 ほろ酔いで気分がいい暁は尻尾にじゃれ付いたり、抱きついたりするが、全部それを藍ノ介は許容する。
「俺舞っちゃうー」
「おい、酔ってるんだから気をつけろ」
「大丈夫ー」
 ちょっとふらつきつつ立ち上がると綺麗に弧を描くような動作と鼻歌交じりに暁は踊る。
 綺麗だと思わずにいられない、けども酔いは確実に回っているようで。
「うっわ」
「ほれみろ、じっとしておれ」
 こけそうになったところを藍ノ介が支えてそして座らせる。しっぽで遊んでいろとばかりに目の前に出されると反応せずにいられない。
「あ、要が寝てしまっておるな……奈津」
「はいはい」
 星を眺めていた奈津ノ介に藍ノ介は促し一安心、暁に視線を向ける。
 これがきっといけなかった。もう少し要を見ていたら、と後々悔やまれる。
「要さん、風邪ひきま……」
「あははっ! 奈津さんも飲むんですー!」
「えっ……っ」
 要がその辺の酒瓶を掴み問答無用で奈津ノ介の口へ。
 それに気がついた瞬間、藍ノ介の表情が変わる。
「…………まずいな」
 要はそのまま上機嫌でまた眠りにつき、のこったのはほろ酔い暁と悪酔い奈津ノ介。
「暁、伏せておれよ」
「オーケェイ!」
 藍ノ介に言われて暁はグッと親指をたてて返す。いい返事だ、と藍ノ介は笑うが、目は笑っていない。それに気がついて、暁は奈津ノ介を見る。どうも様子がおかしい。
「あっれー奈津さんどうしたのーかな?」
「酒を飲んだ、そして悪酔いだ、最悪だ」
 そう言うか言うまいか、奈津ノ介は手近にあった要特製直径約30センチクリスマスケーキを持ち上げて藍ノ介の顔面へ思い切り投げる。そして見事に命中。
 その早業に呆然とするしかない。
「うっそ、マジで」
「遙貴、助けっ……!」
 少し離れたところにいた遙貴にむかって藍ノ介は顔面ケーキをはらいながら叫ぶ。ケーキがもったいない、と思いつつ、もう怒ってしまったことはしょうがない。生クリームも周りに飛び散っている。
 藍ノ介に呼ばれて戻ってきた遙貴は、その状況を見て全部理解する。
「……酒飲んだのか」
「要が飲ませた、ようだ」
 遙貴は苦笑しながらどこからともなくハリセンを出す。自分の妖力を固めて作ったものらしい。
「奈津、目を覚ませ」
 そう言うとスパーンといい音をたててそれを振り落とす。よほどは入りが良かったのか、奈津ノ介がその場に倒れる。それを見て、とっさにあきらがそれを支えた。
「ナイスフォローだ、あきら」
 奈津ノ介は遙貴たちにまかせて大丈夫そうだと藍ノ介は思い、顔を拭く。
「大丈夫?」
「ちょっと苺が痛かったな……我が子ながら恐ろしい……」
 暁もケーキの後始末を手伝いつつ、思う。
 親子って、やっぱりうらやましいなと。
「ん、どうした?」
「え、なんでもないでっす」
 じっと見てしまっていたのか、その視線に気がついて藍ノ介が不思議そうに問う。いきなりで少し焦ってしまう。
「うわ、尻尾もちょっと生クリームでべたべただ」
「何だと、おおお、奈津のやつめ……! へこむ、へこむぞ」
「あっはは! 尻尾が綺麗になるように星に願いをー」
 冗談交じりで言ったのに、藍ノ介はそうだな、と言う。
 星空を、星が流れる夜空をただただ、見上げている。丘に上がった頃にはまだ流星なんて一つもなかったのに今は星が落ちるばかりだ。
「……星に手って届かない、ね……」
「そうだな……」
 どれが父さんや母さんの星なのかな、とふとそんなことを思ってしまう。
「……何考えてる、暁よ」
「え、あ、なーんかまじめな顔しちゃってた?」
「してたな」
 隠し事できないなーと苦笑で誤魔化す。きっと何を考えていたか問い詰めはしないだろうけれども言ってもいいのかな、と思う。
「どれが父さんや母さんの星なのかな……なーんて、思ってたんだ」
「そうか……じゃああの星のどれかも、ヒサヤかもしれないな……」
「ヒサヤって……誰?」
 好奇心が勝って、言葉にした後になんとなく、気まずくなる。
「ああ……わしの妻だったやつだな、奈津の母だ」
「どれだろうね」
「どれだろうな」
 しんみりとした雰囲気。
 それに少し、浸る。
「じゃ、また騒ごっか!」
「そうだな、汝の酔いも冷めたようだし、また舞え」
「あ、そういえば。今度はこけないからしっかり見てて」
 うぬ、と藍ノ介は頷く。
 暁は、星の流れる夜空を一瞬見上げ、そしてリクエストに答えて舞う。
 次々と流れ落ちる星と同じ奇跡を描くように。
「お星様が欲しーでーすっ」
「それは歌か、暁」
「そそ、即興で作った歌。あたっ」
 と、頭の上にころ、と何かが落ちてきて足下に転がる。それは流星の欠片のようだ。
「星、貰えたじゃないか」
「うっわ、俺すごいっ! よーしもっとゲットするぞ! お星様ー」
 ふざけつつ、楽しみつつ、もう一度願おう。
 もしかしたら、流星のどれかひとつぐらいが願い事をかなえてくれるかもしれない。

 届かない、その、星が―――

 心の中で、願い事を。
 まだまだ、冬の、聖夜の夜は長い。


<END>



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号/PC名/性別/年齢/職業】

【3432/デリク・オーロフ/男性/31歳/魔術師】
【4782/桐生・暁/男性/17歳/学生アルバイト/トランスメンバー/劇団員】
【5201/九竜・啓/男性/17歳/高校生&陰陽師】
(整理番号順)


【NPC/奈津ノ介/男性/332歳/雑貨屋店主】
【NPC/藍ノ介/男性/897歳/雑貨屋居候】
【NPC/蝶子/女性/461歳/暇つぶしが本業の情報屋】
【NPC/遙貴/両性/888歳/観察者】
【NPC/音原要/女性/15歳/学生アルバイト】

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■         ライター通信          ■
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 此度もありがとうございます、ライターの志摩です。
 今回は突発思いつき、オチは顔面ケーキしかない!という思い込みのままに始まったクリスマスシナリオでした。クリスマスだからキャラも一人露出させようウフフ、と最初に出そうとしていたのは本文中藍ノ介からうざいと言われている南々夜だったのですが、色々と妄想…じゃない想像しているうちに他のところで出したほうがいいじゃないの、という結論に自分の中でいたり遙貴さんを引っ張ってきました。ひっそり今後の展開にも伏線張りつつ…張りつつ…!そして今回御参加の皆様にはアイテムをプレゼントさせていただきました。流星の欠片ですが、そのうちいいものに化けます。奈津に渡すときっといいことが…!
 このノベルで皆様が楽しんでいただければ、それが私にとって最高のクリスマスプレゼントです(あ、なんかうまいこと言った!


 桐生・暁さま
 ご依頼ありがとうございます!
 藍ノ介のしっぽと遊びつつ、ちょっとシリアスにもしつつ書かせていただきました。ハイ、あ〜んとかもうときめき以外の何者でもなく…!ちょっとこれ絵で描きたいよ!とかひそりと思っておりました。あと舞っていただかねばと以上に張り切りました…もう本当にテンションおかしなライターですみません…
 これからも天真爛漫な暁さまと会えるのを楽しみにしております!