コミュニティトップへ
高峰心霊学研究所トップへ 最新レポート クリエーター別で見る 商品別一覧 ゲームノベル・ゲームコミックを見る 前のページへ

<東京怪談ウェブゲーム 界鏡現象〜異界〜>


夢の中の王子様 第三話

 少年は夜の帳の中をひた走る。
「……守れなかった! くそっ!!」
 不甲斐無い自分に腹が立つ。
 唐突な敵の出現に驚くばかりで、何も出来やしなかった。
「こんなだから、俺はガキ扱いされる!!」
 力が無い事が、これほどやるせない事だとは。
「俺は、……俺は、絶対にユリを助けてみせる!!」
 だが諦めるには至らない。
 少年、小太郎の瞳には光が宿っている。

***********************************

「さぁ、着いたな」
 武彦は小太郎よりも早くにオオタ製薬会社にたどり着いていた。
 魅月姫と冥月の能力を使って道程をかなりショートカットした為だが、これもあの少年を危険な目にあわせないため、そしてユリを素早く奪還するため。
「悪く思うなよ。お前の恋路の邪魔をしたいわけじゃないんだ」
 武彦はそう言って道路の方へ目を向ける。
 小太郎の姿はまだ見えない。
「……まぁ、そんなに足が速かったらビックリだがな」
 そう呟いて、再びオオタ製薬を見る。
 広い敷地をぐるりと囲む塀。
 その奥に会社の建物がある。そのまた向こうに見えるのは研究室か何かだろうか。
「さて、どう入るか、な」
 腕時計を見て呟きながら、武彦は敷地へ侵入出来そうな入り口を探した。
「入り口はあるんだが……やっぱり門は閉じてるよなぁ」
 塀にある門は格子で硬く閉じられている。
 機械仕掛けのようで、取っ手のようなものは何も無い。
 その高さは武彦の身長の二倍ほどだろうか。
 よじ登ろうとしても、敷地の中にチラリチラリと見えている見張りに捕まってしまうだろう。
 ほとんど普通の人間である武彦に強行突破は無理だろう。
 だが、今は頼もしい助っ人が居る。
 黒・冥月(ヘイ・ミンユェ)と黒榊・魅月姫(くろさかき・みづき)。
 この二人が居れば、物理的な障害はある程度超えられるはずだ。
 だとすれば、後は目的地の設定か。
「冥月、魅月姫。ユリがどの辺りにいるか、大体で良いから検討つかないか?」
 武彦は冥月と魅月姫に向き直って尋ねる。
「そうだな……ハッキリとは言えないが、地下が怪しいだろう」
「そうですね。ユリさんが居なくても、何かがあります」
「……なんだそりゃ?」
 二人の謎掛けの様な答えに、武彦は首をかしげた。
「多分、ユリさんの力を使って魔力を隠蔽しているのでしょうが、その隠蔽に使っている魔力が膨大すぎて逆に怪しいんです」
「大切なものを隠す風呂敷が派手すぎて逆効果という事だ。これじゃあ見つけてくれと言っているようなものだな」
 地下から感じられる魔力は確かにその奥にある何かを隠そうとしている。
 それがユリかどうかはわからないが、とにかく、その奥には何かがある。
「ちょっと待てよ……。そんなデカイ魔力で隠蔽しなきゃならないものって事は、その奥にあるのはそれと同等、若しくは更に大きい魔力のものって事か?」
「物体一つでこの魔力、と言うのは考えにくい。つい先程までこれほどの魔力は感じられなかったからな」
「黒服たちが集まってこれほど大きな魔力になった、と考えるのが妥当かもしれませんが……それにしても大きすぎますね」
 黒服たちだけの力ではない……という事は、例のユリの力の転用だろうか。
「こりゃあ、悪魔召喚の話も馬鹿には出来なくなってきたな」
 苦笑交じりに武彦が呟いた。

***********************************

「さて、これからどうするか、だが……」
 武彦がパッと思いついた作戦を口に出す。
「これまでの小競り合いで、お前ら二人で、黒服数十人分に値するのはよくわかった。そこでだ。今回は二手に分かれようと思うんだ」
 小太郎がここに向かっている中、今は時間との勝負でもある。
「役割はユリを探す役とその他の二つ。ユリを探す役はそれだけに徹し、その他の役はユリ捜索役の人間の邪魔になりそうな物を全て取っ払う」
「つまり、その他には黒服との戦闘の役割も含まれているわけですね?」
「そうだ。口惜しいが俺はあの黒服連中をどうこうするような力はない。よって、俺はユリを探す役に回る。二人は黒服たちをどうにかしてくれ」
「……それは構わんが、良いのか、草間?」
 冥月の言葉に武彦は首をかしげる。
「何か問題でも?」
「黒服たちにとってユリは何としても渡したくないだろう。そうなるとユリの手前にはあの佐田が待っているんじゃないか?」
「……そういわれればそうだな」
 先程、突如現れ、嵐のように去っていった男、佐田 征夫。
 ユリを狙う黒服連中の親玉である事は安易に予想がつく。
 その男が守りの要である事も同時に。
「草間にあの男を倒せるとは思えんのだがな」
「……っぐ、悔しいが確かに」
 武彦もケンカが弱いわけではないが、これはケンカのレベルの問題ではない。
 単に腕力だけの力押しでは負けてしまうだろう。
「それなら心配要りません」
 汗を垂らす武彦の横で魅月姫が言う。
「私がついていきます」
 その顔に浮かべた冷徹な笑みは誰にも気取られる事はなかった。

***********************************

 オオタ製薬の敷地内に入っていった冥月が自分の戦闘フィールドを作り上げていく。
 警備員が一人、また一人と、冥月の影の術で消されていく。
 と言っても、別に殺しているわけではなく、影の落とし穴のようなもので隔離しているだけなのだが。
「……終わったみたいだな」
 武彦が冥月の合図を確認する。
「やられるんじゃないぞ、草間」
「そう簡単にゃくたばんねえよ」
 冥月の言葉に笑って返す武彦を横目に、魅月姫が影の門を作り出す。
「行きますよ、草間さん」
「おう。わかった」
 二人は影の門を潜り、オオタ製薬の地下へ侵入した。

***********************************

 ドタドタと黒服たちが駆けて行く。
 向かっている先はどうやら地上。
 影の中から様子を窺っている武彦が呟く。
「……冥月のヤツ、上手くやってるみたいだな」
「そうですね。黒服のほとんどは地上へ向かったみたいです」
 ここから感じられる地上の魔力がかなり膨大なものへと変わっている。
 冥月のモノを差し引いても、かなりの量だ。
 黒服一人当たりの魔力量を考えると、相当に大所帯のようだ。
「一人で大丈夫なんだろうな、アイツ」
「心配ないでしょう。あの程度の使い手が何人集まっても、冥月さんなら難なく倒してしまうでしょう」
 世辞や何かは全部抜きにした妥当な評価。
 冥月の影の能力は広範囲に及ぶため、寧ろ多人数戦の方が有利であるように思える。
「それよりも、まずは私達の仕事をしましょう。ここから先はアンチスペルのフィールドですから、影から抜けますよ」
「ああ、わかった」
 二人は揃って外に姿を現した。
 あたりに黒服は居らず、静まり返っていた。
「行きましょう。黒服たちが向かっていた逆側に向かえば、この施設の奥でしょうから」
「単純かつ解り易いな」
 何の標もないこの廊下で、頼りになるのは黒服たちの行動だ。
 黒服たちが来る方へ、来る方へ歩を進めれば、いつか最奥にたどり着くはずだ。

***********************************

 曲がり角を曲がってきた不運な黒服。
 魅月姫は出会い頭に、腹部に一撃、右手を打ち込む。
「ゴヴッ!?」
 黒服はそのまま悶絶してうずくまったまま動かなくなる。
「これで九人目ですか。大分歩いてきましたが……やはり防御は手薄になってるみたいですね」
「ああ、そうだな。出会う黒服の数がやけに少ない」
 今まで歩いてきた距離と出会った黒服の数を考えると、人口密度はかなり薄いようだ。
 それだけ地上の人数が多いという事になるのだが。
「ホント、大丈夫かよ、冥月」
「草間さんも意外と心配性ですね」
「……そりゃ、顔見知りが死んだりしたらイヤだからな」
「私の場合でも心配してくれますか?」
「当然だろ。零の茶飲み仲間が居なくなると寂しくなるからな」
「……ふふ、ありがとうございます」
 そんな事を話しながら、もう一人不幸な黒服を殴り倒す。
 顔には表れにくいが、言葉で笑っているのに、人を一人殴り倒す少女の姿はかなりシュールだった。
「そういえば、どう思います、草間さん?」
「何がだ?」
 やる事がなく、手持ち無沙汰だった武彦に魅月姫が尋ねかける。
「あの佐田という男がユリさんに固執する理由です」
「ユリを使って何かでかい事をやるってヤツか?」
「……それなんですが、もしかしたら彼女を手近においておくのは保険、とは考えられないでしょうか? つまり、彼女の存在は黒服たちにとって諸刃の剣なのではないでしょうか?」
「どういうことだ?」
 投げ飛ばした黒服が気絶したのを確認すると、二人は奥を目指しながら話す。
「ユリさんが逃げる時、車に乗っていた人間が全て眠ってしまった、と言ってましたでしょう?」
「ああ、確かに」
「それはもしかしたら、彼女の能力によって黒服たちに付加された能力吸収能力が揺らいだのではないでしょうか?」
「どういうことだよ?」
「付加された能力が単なるコピーでなく、彼女の能力の転写であり、オリジナルと酷似するゆえ、ユリさんの能力によって影響されやすいのではないでしょうか?」
「影響されやすいって事は、ユリの能力を直で喰らっちまう可能性がデカイってことか?」
「それどころか、能力だけでなく生気すらも吸収され、睡眠に陥ってしまったのではないでしょうか? 彼女が力を使いこなせてないために、今は彼女自身に黒服をどうにかする力はありませんが、それに気付いた時、黒服や佐田にとってユリさんは確実に脅威になります」
 そこまで話して、一つ角を曲がる。
 その時、一瞬アンチスペルが弱まり、魅月姫と武彦の周りに魔力が展開される。
 瞬時に罠だと判断し、その場を離れようとしたのだが、一瞬遅く、その罠が発動してしまう。
 防御体制をとり、衝撃に備えるが、攻撃らしい攻撃は訪れない。
 次に目を開けたときには、いきなり開けた場所が目の前に広がっていた。
 長方形に区切られた部屋。
 天井は高く、奥行きも広い。
 だだっ広い空間が、そこにあった。
 今まではただ廊下が続いているだけだったはず。簡易ではあるが、空間転移でもされたのだろう。
「……半分当たりだ、嬢ちゃん」
 聞き覚えのある声が、逆側の壁際から聞こえてくる。
「アレは……佐田 征夫!?」
 武彦が驚きの声を上げた。
 見紛うことなく、佐田 征夫がそこに居たのだ。
「親玉がそんな簡単に姿現して良いのかよ!?」
「それはそちらさんも同じ事だぜ。そこの嬢ちゃんと上で戦ってる姉ちゃんが戦闘の要と見た。お前ら二人をどうにかしちまえばこっちの勝ちってわけだ」
 佐田は立ち上がって上着を脱ぎ、両肩を大きくぐるりと回した。
「ウチの下っ端共じゃ相手にならないだろうから、こうして俺が自ら迎え撃たなきゃならんってわけだ」
 挙動や言動からはやる気の欠片すら窺えないが、放つ雰囲気からは隙がなく、殺気すらちりばめられている。
「すぐに片付けるぜ。地上にも出張らなきゃならんでな」
「すぐに片付ける、と言うのには同意します。ですが貴方は金輪際、地上の空気を吸う事はありませんわ」
 魅月姫の周りの空気が熱気を纏う。
 近くで火でも焚いているかのように熱い。
 熱気で魅月姫の黒髪がゆらゆらと動き始めるぐらいだ。
「おぅおぅ、怖い事言ってくれるじゃねえか、嬢ちゃん。だが、それは勘弁願いてぇな」
「無理です。残念でした」
 正直、魅月姫は面白くなかったのだ。
 この佐田という男に、良いようにされてしまったのが。
 この男がユリを連れ去るのを、何の妨害も出来ずに見送ってしまったのが悔しかったのだ。
「身の程をわきまえて下さい。貴方は人間、私はそれを超えるものです」
 魅月姫の目が金色に変わる。

***********************************

 圧倒的、と言う他ない。

 殺気が膨れ上がったと思ったら、そこに魅月姫は居なかった。
 無表情の中にほんの僅かに笑みを浮かべて、佐田の前に現れたのだ。
 ザッと目算しても数十メートルはあろうかと言う距離を一瞬で詰める程の脚力。
 それは確かに、人間を超えている。
 驚く佐田を他所に、魅月姫はそのしなやかな足を佐田の脇腹に打ち込む。
 もの凄い破壊音が響いたかと思うと、佐田は投げられた小石のように吹っ飛んでいった。
「アンチスペルが利いてますので、全力で戦えないのが残念です」
 佐田を蹴り飛ばしたままの位置で、魅月姫は残念そうに呟く。
「すぐに終われそうにありませんね」
「……がはっ、ぐっ……。終わらせねえさ。まだちょっと時間がかかるんだよ」
 驚いた事に佐田はあの攻撃を受けて立ち上がったではないか。
 普通に考えて、あの距離を吹き飛ばすほどの蹴りを喰らえば内臓破裂どころの問題ではない。
 だが、佐田は確かに、その二本の足で立ち上がっている。
「なるほど、嬢ちゃん。確かにアンタは俺の物差しじゃ計れそうにないな」
「わかったなら藁のようにやられてください」
 言うが早いか、魅月姫は再び間合いを詰める。
 そしてそのまま右拳を佐田にぶつける。
 人知を超えた勢いと腕力を合わせた右ストレート。
 だが、佐田はそれを受け止めて見せた。
「だがな、俺は俺以外の物差しも持ってるんだよ」
 強化術の一種だろう。能力付与能力者ならこれぐらい持っていても当然だろうか。
「アンチスペルフィールドが消えた……。まさかこのフィールド、貴方一人で展開しているのですか?」
「そうだぜ。これを張るも消すも、俺の意思一つで決まる。嬢ちゃんには手加減してられないみたいなんでな。ちっと危険だが、アンチスペルは切らせてもらう」
 これで佐田は本気全開パワーという事だ。
 だがしかし、彼は重大な見落としをしている事に気づかなかった。
「残念でした。これで一片も貴方に勝機はありません」
 彼女は絶大な力を持つ魔女である事を、彼は知らなかったのだ。

 爆炎が佐田の体を舐める。
 轟音と衝撃が身を貫く。
 一瞬、何が起こったのかわからなかった。
「どうやら、貴方の目的は時間稼ぎのようなので、あまり時間をかけずに倒させていただきます」
 吹き飛ばされた佐田は数瞬遅れて理解する。
 佐田の至近距離で、大きな爆発が起きたのだ。
 だが、あの位置に爆発するようなものはない。
 つまり、あの少女が今の爆発を起こしたのだろう。
「……っち。ちっとヤベエな」
「もう一度フィールドを張ろうとしても無駄ですよ。その能力、私が完全に邪魔してあげますから」
 少女はあまりにも圧倒的すぎる。
 佐田では絶対に敵わない。それは遠巻きに見ているだけの武彦にすらわかった。
「佐田 征夫さん。すみませんが死んでください」
 魅月姫の声が冷たく響く。
 その途端、立ち上がろうとしていた佐田の下半身が凍りつく。
「……っな!?」
「終わりです。さようなら」
 再び大爆音と爆炎。
 佐田の下半身を堅く凍らせていた氷すら爆砕し、長身で肉付きの良い佐田の体を軽々と吹き飛ばした。

***********************************

「お、おい魅月姫……。佐田のやつ、死んだのか?」
 事が全て終わった後、武彦が魅月姫に近付いて尋ねる。
「……いえ、辛うじて生きているみたいですね。でもこれから数週間は活動できないでしょう。その内にIO2が彼を捕らえるはずです」
「ああ、そうか。だが、コイツ何か企んでたみたいだが、聞き出さなくて良かったのか?」
「何を企んでいたにしろ、気絶していては何も出来ないでしょう。後はユリさんを助け出せば万事解決のはずです」
「そうか。……よし、じゃあユリを探そう。この施設の中に居るはずだ。魅月姫、何処にいるかわかるか?」
「ええ、一応」
 多少の違和感は感じたが、ユリの居る場所は特定できる。
 ただ、感じられるユリの存在が、酷く不安定で透ける様に弱いのには何かワケがあるのだろうか。
「門を開きます。ちょっと離れてください」
「お、おう」
 そうして二人は再び影の門を潜った。

 そして気付かない。
 二人が消えた後、佐田の指が僅かに動いた事に。

***********************************

 ユリの居る部屋に全員が集まったのはほぼ同時。
「お、お前、小太郎!? 何で居るんだ!?」
 現れた冥月は傍らに小太郎を連れていた。
「何でって、それはこっちが訊きたいよ! 何でアンタらが先に居るのか、俺の方が訊きたい!」
「そりゃお前、冥月と魅月姫の能力を使えばすぐだろ」
「……あ、ああ」
 武彦の言葉に妙に納得した小太郎。
「で、どうしてこいつがいるんだよ、冥月」
「多少手間取ってな。バッタリ入り口で会ってしまったので連れて来た。あそこに置いておくよりは安心だろう?」
「ま、まぁ、そりゃそうだが……」
 武彦も何も言えなくなった時点でこの話題は終了する。
「さぁ、お話はそこまでにして、ユリさんの所へ行きましょう。少し、気に掛かる事があります」
「……ん、ああ、そうだな」
 魅月姫に先導され、一行は奥の部屋に向かう。

 そこには全く飾り気の無いベッドに寝かされたユリがたった一人で居た。
「ゆ、ユリ!!」
 小太郎はユリの傍に駆け出し、その手を握る。
「ユリ、おい、ユリ!?」
 反応は無い、が息はあるようだ。
「……寝てるのか?」
「そうらしいな。こりゃ物理法則にしたがって運び出すにゃ骨が折れるぜ」
 寝ている人間とは重いものだ。冥月や魅月姫が居なかったら、武彦が背負ってここから出る事になっていただろう。
「と、とにかく、ユリをここから連れ出そう。何処か安全なところへ行かないと」
「ああ、そうだな。興信所が良いだろう。そこへ転移する」
「わかりました。門を開きます」
 こうして、ユリ奪還は成功した。
 後はIO2に通報して黒服連中と佐田 征夫を捕まえてもらえば万事解決。

 ……と、なるはずだったのだが。


□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
【2778 / 黒・冥月 (ヘイ・ミンユェ) / 女性 / 20歳 / 元暗殺者・現アルバイト探偵&用心棒】
【4682 / 黒榊・魅月姫 (くろさかき・みづき) / 女性 / 999歳 / 吸血鬼(真祖)/深淵の魔女】

□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

 黒榊 魅月姫様、シナリオに参加してくださってありがとうございます! 『こんな引き方は初めてで多少ドキドキ』ピコかめです。(何
 最終回に向けて、多少謎を残したまま第三話終了です。
 ラスト一話も気合入れてやるんで、よろしくお願いします。

 魔法のエフェクトはいつ書いても難しいなぁ。(ぉ
 でも、何となく圧倒的な感じが出ていれば良かったかな、とか。
 もの凄いパゥワーを持った少女とかギャップがあって良いですよねぇ……。ギャップ萌えって真理だと思うんです。(何
 では、次回もよろしくお願いします!!