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<東京怪談・PCゲームノベル>


廻歪日〜同漆の空〜

●歪

 騒がしい音楽が流れる音が聞こえ、向坂・嵐(さきさか あらし)は足を止めた。音の方を見ると、ゲームセンターがある。
「覗いてみっか」
 嵐はぽつりと呟き、自動ドアをくぐる。更に音は大きくなり、じりじりと耳の奥を震わせる。
 ゲームセンター内をぐるりと歩きつつ、ゲームを何気なく見る。本物の映像と見間違わんばかりのリアルなカーレースゲームや、熱い戦いを繰り広げる格闘ゲーム、定番のパズルゲームなどが立ち並んでいる。
 特にやりたいゲームもなく、違う方向へと進む。そちらには、プリクラやユーフォーキャッチャーなどの手軽に遊べるものが並んでいた。
 ユーフォーキャッチャーの景品を見ていくと、様々なものがあって面白い。昔からあるぬいぐるみやキーホルダーは勿論、お菓子や玩具といった昔では見られない景品も数多くある。
 ぬいぐるみも、流行っているアニメやキャラクタを使ったものから、動物を可愛らしくしたものまで様々だ。大きさも、指人形のように小さなものから、両手で抱えきれないくらいの大きなものまである。
「お」
 嵐はその中で、小さな熊のぬいぐるみがたくさんあるユーフォーキャッチャーの前で足を止めた。可愛らしいつぶらな瞳が、じっと嵐を見つめていた。
「目線、あっちまったな」
 苦笑交じりに嵐はそういうと、百円玉を投入する。明るい音楽と共にアームが動き、うまい具合に熊のぬいぐるみをを掴んだ。
 後は、景品受け取り口に転がってきた熊を手に取ればいいだけだ。手にすると、想像以上にふわふわな触り心地で愛らしさを増した。
 嵐はじっと熊のぬいぐるみを見つめる。
「こういうの、好きかな」
 ぽつりと呟き、ポケットの中に押し込む。
 また会えるか、会えるとしていつなのか、何も分からない。
 それでも予感がしていた。またいつしか、必ず会えると。だからこそ、こうしてポケットの中に熊のぬいぐるみを入れて持ち歩く。
 いつあの世界に、再び訪れる事になってもいいように。


 嵐は辺りを見回し、思わず笑う。
「俺の予感、中々当てになるじゃん」
 目の前に広がっているのは、見覚えのある廃墟だ。元は病院だったのだろう事を思わせる。
「あ、あれ」
 西の扉近くに、缶ビールの空き缶が置いてある。前回訪れた時、アカコに向けて「必殺、振った缶のプルトップを人様に向けて空ける」で用いたものだ。
 だが、あれはアカコから逃げる際、西のエリアで使ったのだ。つまり、空き缶があるのならば西のエリアに転がっているはずなのに。
「まさか、アカコが?」
 使った後そのまま放り投げてきたのだから、嵐が動かしたのではない。とすると、動かしたのはアカコしかいない。
「こんにちは」
 声がし、嵐は振り返る。そこに立っているのは、アカコ。前に来た時と同じ、だがどことなく雰囲気が違う。
「よっ、アカコ」
 嵐は片手を挙げ、挨拶をする。アカコはじっと嵐を見つめている。
「俺の事、憶えてねぇかな?」
 そう尋ねるが、アカコは答えない。ただ、じっと嵐を見つめているだけ。
 嵐は苦笑混じりに「いいや」と言う。
「別に、憶えてなくても良いや。俺が、アカコを憶えているから」
「……嵐」
 ぽつり、とアカコが呟く。大きく目を見開き、嵐をじっと見つめながら。
「なんだ、アカコ。俺の事憶えてるのか?」
「嵐。前遊んだ、嵐」
 アカコの言葉に、嵐は笑う。自分のことを覚えているのが、なんだか嬉しい。
「何でかな、何となくまた会える気がしてた」
 微笑みながら言うと、アカコはこっくりと頷く。自分も、と言うように。
 嵐はポケットに手を突っ込み、熊のぬいぐるみを取り出してアカコに手渡す。
「この前、ゲーセン行った時に目に入ってさ。つい取っちゃったんだ」
「ゲーセン?」
「ゲームが一杯あるところだよ。ほら、やる」
 アカコは熊のぬいぐるみを受け取り、ぎゅっと抱きしめる。無表情のままだが、何処となく嬉しそうだ。
「いつ会えるか分かんないから、持ち歩いちゃってた俺って、ちょっと痛いかもなー」
「痛い?」
 アカコはぬいぐるみから目線をはずし、じっと嵐を見つめる。「痛いの?」
 嵐はアカコの問いに暫く考えてから「いや」と首を横に振る。
「アカコが嬉しいなら、別に良いや」
 嵐がそういうと、アカコは頷く。
 そうして、不意にぽとり、と音がした。
 アカコが抱きしめていたぬいぐるみが、床に落ちたのだ。突然、アカコの体の力が抜けてしまったように。
「アカコ?」
 ぬいぐるみを拾ってやろうと近づくと、アカコは「鬼ごっこ」と呟いた。
「鬼ごっこを、するの。ここはアカコの世界だから、アカコと一緒に遊ぶの」
 ふふふ、とアカコは笑った。床に落ちているぬいぐるみの事など、忘れてしまったかのように。
「そうだな。やるか、鬼ごっこ」
 嵐はそう言い、ぬいぐるみを拾ってからぽんぽんと埃を叩いて落とす。ぬいぐるみが眼中にないアカコのために、そっとアカコの傍に置いてやった。
「楽しい遊びの始まりだもんな」
 嵐の言葉に、アカコは笑った。ふふふ、と。手にはいつの間にか、ぎらりと冷たく光る包丁が握り締められていた。
 いち、に、と数え始めたアカコの頭をぽんとなでてやり、嵐は走り出した。
 南の扉へと向かって。


●南

 南の扉を抜けた途端、他の扉が閉まる音がした。
「スタート地点限定も、前と同じか」
 前と同じ展開とはいえ、前回とは明らかに違う。アカコの持つ雰囲気が、違っている。
「途中から、前と同じになったけど」
 ぬいぐるみを突然落とした辺りから、前と同じアカコの様子になった。それまでは、明らかにアカコは違っていた。
「ぬいぐるみ自体は、喜んでるみたいだったんだけどな」
 ぽつりと呟き、嵐は目の前の風景を確認する。思わず、嵐は「うわ」と口にしてしまう。
 広がっているのは、夏を思わせる草原だった。太陽がじりじりと照りつけ、時折吹いてくる風が草を揺らす。
「今回は隠れられるようなトコ何もないな」
 嵐は呟き、空を見上げる。
 相変わらず太陽は照っているが、かといって暑い訳ではない。前にいった西のエリアと同じく、季節感は感じられない。太陽はまぶしいが、暑くはない。まぶしさも光が強いというだけで、熱は感じない。
 とにかく、どこかに逃げなければと歩き始める。そろそろアカコが数を数え終わっただろうかと耳を澄ますと、アカコの足音よりも先に遠くの方から水の流れる音がした。
「川が流れているのか?」
 草原が広がっているのだから、川があってもおかしくない。嵐は「とりあえず」と言って水の音がする方へと歩き始める。
「とりあえず、川の方まで行ってみるか」
 いざとなれば泳げば良いし、と考えつつ、ふと思う。
「アカコの奴、泳げんのかな」
 包丁を手に、川を泳ぐのは困難だろうと思えた。深さがどれくらいあるのかは分からないが、足がつかなければ泳ぐしかない。
 次第に大きくなる水の音に、嵐は「もうすぐか」と呟く。暫く走ると、川のほとりに到着した。
 嵐は「どっちにしようかなー」といいながら、左右を見回す。左に行けば川下、右に行けば川上。
「よし、じゃあ上流」
 嵐はそういうと、右に向かって歩き始める。
(やっぱり、冒険心を刺激されるっちゅーか、気になるじゃん?)
 誰に言うわけでもなく、嵐は心内に呟く。
「この川、どこから流れてきてるのかな」
 川上の方を見る限り、延々と続いているようにも見える。空は太陽が照り付けているとはいえ、既に傾いている。制限時間が前回と同じならば、日没までという事になる。とすると、制限時間内に源流まではたどり着けるとは思えない。
「とにかく、進むだけ進むか」
 嵐がそう言っていると、後ろから「見ぃつけた」という声が聞こえた。振り返ると、くすくす笑いながら、アカコが立っている。
「よっ、アカコ。もうここまで来ちゃったのか」
「声、聞こえた」
「そか。俺の声を聞いて、来たんだな」
 嵐が言うと、アカコは「ふふ」と笑った。やはり、最初とはどこか雰囲気が違う。前回のアカコと同じと言うのならば、今のアカコが近い。しかし、ぬいぐるみを渡した時のアカコとは違う。
「アカコは鬼だもの。だから、アカコは追いかける」
(どっちが本当のアカコなんだろうな)
 包丁を振りかざし、しきりに自らを鬼と言うアカコ。
 熊のぬいぐるみをもらい、ぎゅうっと抱きしめるアカコ。
「どっちでもいいや」
 嵐は呟く。どちらにしても、アカコはアカコだ。どちらが本当だとか、嘘だとか、そんな事はどうだっていい。
「なあ、アカコ」
 嵐はにっと笑い、アカコに話しかける。アカコは不思議そうに小首を傾げ、じっと嵐を見つめている。
「前はさ、かくれんぼもしたけど。今回は、ガチで鬼ごっこだ!」
 アカコは何も答えない。嵐のいう事を聞き、包丁を握り締めているだけだ。口元には笑みが浮かんでいるが、それが嵐の言葉を聞いて生まれたものなのか、鬼として捕まえるべき相手を見つけたからなのか、分からない。
 嵐は「じゃあ、行くぜ」と言うと、上流に向かって走り出す。アカコは「あ」と声を出し、嵐についていこうと追いかける。
「アカコ、泳げるか?」
 走りながら、嵐は尋ねる。アカコは首をかしげ、きょとんとしながら嵐を見つめる。
「そか、分かんないか。んじゃ、泳ぎは無しにしてやるよ」
 嵐の言葉に、アカコは答えない。今のアカコにとって、嵐が何処に行こうが構わないのだ。
 アカコは追いかけるだけ。鬼ごっこの、鬼をしているから。
 嵐は、上流に向かって走っていく。左手に川が流れ、右手には草原が広がっている。川の向こう岸がうっすらと見え、そちらにも草原が広がっているようだ。
 走っていると、徐々に息が上がってくる。後ろをちらりと振り向くと、離れた所で嵐めがけて走っているアカコの姿が見えた。
 アカコの息は上がっていない。呼吸一つ乱れる事もなく、走るスピードが崩れる事もなく、淡々と嵐の後ろを走っている。
 手にしている包丁も、未だに握り締められたまま。ずっと走っていれば、次第に邪魔になるだろうと思うのに、アカコはそれをしない。
 空を見上げると、太陽は大分沈みかけていた。このまま行けば、あと十分もしないうちに沈みきってしまうだろう。
(たかが十分、されど十分、か)
 このまま十分間走り続けたとして、結局源流にはたどり着けないだろう事は分かっていた。川幅が狭まっているような感じはあるが、それでも源流に辿り着けるとは到底思えない。先はまだまだ遠く、本当に源流が存在するのかと疑問に思うくらいだ。
(案外、なかったりしてな)
 嵐は思い、行く先を見つめる。
 ただでさえ、季節感がない。景色や雰囲気は季節感があふれているのに、気温や触感としては曖昧だ。
 ぬるま湯にずっとつかっているような。
「アカコ、ずっとこんなトコにいるのか」
 季節感のない、ぬるま湯の中にいる世界。違和感にあふれていて、事実が分からない。そんな中に、アカコはぽつんと一人きりでいる。
 嵐のように迷い込んだ人と一緒に、日が沈むまでの一時を「鬼ごっこ」するだけで。
(他に、何かすればいいのにな)
 鬼ごっこなんてせずに。いや、鬼ごっこは別にいい。遊ぶという意味の鬼ごっこならば。
「アカコが楽しんでやってるなら、それはそれで仕方ない事なのかもしれないけどな」
 嵐は呟き、再びアカコの方を振り返る。アカコは相変わらず嵐を追いかけている。沈む夕日がタイムリミットだというのに、空を仰ぐ様子もない。
 アカコにとって、タイムリミットはどうだっていいのかもしれないと思わせられる。彼女にとって大事な事は、今はただ一つしかない。
 すなわち、嵐を追いかけて、捕まえる事。
 嵐は足を止め、再び空を見上げる。あと少しで、完全に日は沈みきってしまう。
 アカコは足を止めた嵐に向かって、まっすぐに走ってくる。そうして、嵐が足を止めたところよりも少し離れた場所でアカコも足を止めた。
「なぁ、アカコ」
 嵐は話しかける。もし包丁が振り下ろされそうになったら、また逃げられるように、間合いを計りつつ。
「缶ビールの空き缶さ、アカコがあそこに持ってたのか?」
「空き缶」
「そうそう。前の時、俺が必殺技をした空き缶」
 アカコは小首をかしげる。包丁は未だに強く握り締められている。
「振ったビールをかけちゃっただろ? あの空き缶、最初のトコにあったからさ」
 嵐がそういうと、アカコは「ああ」と小さく呟く。
「あれは、アカコの」
 アカコはそこまで言い、口を噤んだ。包丁を握り締める手が、かすかに震えている。
「アカコ、の。空き缶。がらがら。嵐の」
 ぶつぶつとアカコは呟く。何度も「あれは」だとか「嵐」だとか「アカコは」だとか、繰り返して。
「お、おい。アカコ?」
「分からない。あれ、アカコ……鬼ごっこ……分からない……空き缶」
 アカコは言葉の端々に「分からない」を付け加える。そのうちに、するり、とアカコの手から包丁が落ちる。
「アカコは、どうして。空き缶、嵐の」
 アカコは困ったような表情をし、嵐を見つめる。沈みきろうとする太陽の赤い光が、困惑した表情のアカコを照らす。
 泣きそうだと思った。
 ぐしゃぐしゃに泣いてしまいそうだと、嵐は思った。
 アカコが、今まで無表情に笑みを浮かべていたアカコが、泣きそうだと。
「悪い」
 嵐はそう言い、アカコに近づく。
 もう包丁はない。アカコ自身、今鬼ごっこの最中だという事を忘れているような気がする。
 嵐は今一度「悪い」といい、アカコの頭をなでる。
「困らせちゃったな。俺はただ、あの空き缶をアカコが持って行ってくれたなら、なんか嬉しかっただけなんだ」
「嬉しい?」
「ああ。だってさ、俺の事を憶えていてくれてるって事だし」
 にっと笑いながら、嵐は言う。アカコはゆっくりと嵐を見つめる。
 大きなアカコの目が、嵐の姿を映す。
 嵐はアカコの頭をもう一度なで、しゃがみこむ。アカコと同じ目線になるように。
「熊のぬいぐるみさ、大事にしてくれな」
「熊」
「そう、熊。なんなら名前だってつけて良いんだぜ」
「名前。アカコが?」
「ああ。アカコが。太郎でも花子でも、好きにつけたら良いさ」
 嵐が言うと、アカコはじっと嵐を見つめた。見つめながら、ゆっくりと顔を上げ、空を見上げる。
 赤い空。もう少しで、日が完全に落ちる。
「ふふ……ふふふ……あはははははは!」
 アカコは笑う。空を見上げて、高らかに。
「アカコ、鬼よ! 鬼なのに、どうして話を。アカコは、アカコは!」
 叫ぶように言うアカコから、嵐はすっと離れる。アカコの手には再び包丁が握り締められていた。
 落としたはずの包丁。拾ったようには見えなかったのに、今はしっかりとアカコの手に握られている。
「鬼ごっこしてたの、思い出しちゃったんだな」
 嵐は苦笑しつつ言うと、再び走り出した。アカコは走り出した嵐を見て、何度も「アカコが鬼よ!」と叫び、追いかけてくる。
「今回はちゃんと鬼ごっこだったな。楽しかったぜ、アカコ!」
 嵐は追いかけてくるアカコに叫び、更に速度を増して走った。
 アカコはそんな嵐を追いかけ、追いかけて走って、走って……足を止めた。
 目の前に、嵐の背中はない。すぐ前を走っていたはずなのに、何処にも姿がない。
「嵐」
 ぽつりとアカコは呟き、空を見上げる。空は光を失い、暗くなってきている。
 ぽとり、と包丁が手から滑り落ちる。落ちた包丁は、ずぶずぶと地面の中へと入っていった。
「熊の、名前」
 アカコは呟き、とぼとぼと歩き始めた。最初は何度も「名前」と呟いていたのだが、次第にそれは「ら、らら」という歌声に代わった。
 アカコの歌声は、暗い空へと吸い込まれていくかのようであった。


●廻

 気付けば、嵐は道を走っていた。
 アカコの世界で走っていたのと同じように、道を走り抜けようとしていた。
「帰ってきたのか」
 嵐は呟き、足を止めた。空は赤く、あちらの世界ではすっかり沈んだ太陽が未だに顔を見せている。
「アカコ、名前付けたかな」
 次にまた行ったら、名前を聞いてもいいかもしれない。アカコの事だから、名前なんてつけていないかもしれない。
 だけど、それでもいいと嵐は思う。最初に渡した時、どことなく嬉しそうに抱きしめていたから。
「ずっと持ち歩いていたかいがあったってもんだよな」
 ユーフォーキャッチャーで得た時から、ポケットに入れていた事を思い出す。
「やっぱさ、俺痛いかもな」
 アカコは良くわかっていなかったが。
 嵐は呟き、くつくつと笑った。周りにいる人たちに、気付かれないように。
「またな」
 嵐は笑みを抑え、空を見上げる。
 先ほどまでいたアカコの世界と同じ、赤い空を。


<違えども同じ空の色を見つめ・終>

変化事象
中央:熊のぬいぐるみが置いてある。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【 2380 / 向坂・嵐 / 男 / 19 / バイク便ライダー 】

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■         ライター通信          ■
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 お待たせしました、こんにちは。ライターの霜月玲守です。この度は「廻歪日」にご参加いただきまして、有難うございます。
 向坂・嵐様、再びの発注、有難うございます。アカコへあげようと持ち歩くのが、素敵です。痛いなんてとんでもない、と勝手にきゅんきゅんしてました。個人的に。
 この「廻歪日」は、参加者様によって小さな変化事象をつけていただき、それを元に大きな変化事象としていただくゲームノベルです。今回起こしていただきました変化事象は、ゲームノベル「廻歪日」の設定に付け加えさせていただきます。
 ご意見・ご感想など、心よりお待ちしております。それでは、またお会いできるその時迄。