■なんでも屋・本舗「幽霊屋敷のお掃除だ★」■ 早真さとる 【0134】【草壁・さくら】【骨董屋『櫻月堂』店員】 そこは都内でも有名な幽霊屋敷。 誰も依頼する人がいないから屋敷はそのまま放置され、いつの間に浮遊霊も住み着きとんでもない事になっているらしかった。 「何情けない顔しとるんや？」 　振り返った古屋真衣はニヤリと笑う。 　今回の仕事はこの幽霊屋敷の掃除、だと言う。 「うちまだ他の仕事あるから、ここは頼むわ」 　言って歩き出しかけた真衣は振り返る。 「普通の掃除も勿論やけど、霊の掃除も頼んだで？」 　見上げた窓からは、メイドや鎧騎士などが覗き込んでいた。 募集人員１〜３名