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■その者の名、“凶々しき渇望”【第2話】■

鳴神
【1428】【紅蓮の鬼姫・雷歌】【朱天転生者】
東京都内某所。住宅街にある大きな公園で起きた主婦の殺害事件。
現場には儀式魔術のような跡が残されていた為、何らかの「儀式殺人」ではないかと推察される。だが、その目的や犯人の正体は謎に包まれている。
地面には、被害者の血で犯人の名前“凶々しき渇望”と、次のターゲットが『あなた』であると書かれていた。
事件翌日、不安は的中し、犯人は『あなた』を狙って来た。
幸い一命は取り留めたが、いつまた犯人が襲って来るか解らない。
その翌日、休日という事もあり朝から自宅に居た『あなた』の所に一人の刑事が訪ねて来た。
刑事の名は佐々木晃。捜査一課の警部補だと言う。
彼は自らの警察手帳と、何らかの書類を見せると表情を崩さず言った。
「警視庁の佐々木だ。念の為、本日から君の警護を担当する事になった。ついては、事件の重要参考人として我々(警察)が用意したホテルまで任意同行願いたい」
そして『あなた』はセキュリティ完備のホテルの一室に案内される。部屋の外には警察が巡回していて、ホテルの敷地にも私服警官が張り込んでいる。
だが、そんな警備が犯人に通用するのだろうか…。
晃は問う。
「…さて。君は犯人“凶々しき渇望”に狙われているそうだが…どういった形で奴に接触した?状況は?…それと、住民管理局のデータでは、君は“能力者”らしいな。巷で起きているという数々の事件に関わっていたらしいが…第一、その能力の科学的根拠は何だ?そして何故奴は君を狙う?…どうも今回の事件、腑に落ちん。俺には信じられない…」
…頭の堅い刑事だな…ιそう心の中で思いながらも『あなた』は事件の状況を説明する。
その時、部屋の空気が淀んできた(異界化現象)。
どうやら、犯人が何か仕掛けて来たようだ。警察が居る中、警戒しての間接攻撃だろうか…。
淀みは明確な形を帯び始めた。魔法円から、複数の怨霊が姿を現す。やはり犯人が送り込んで来たものだろう。
『あなた』は、ふと同室に居る晃を見た。彼は何の能力も持たない一般職員のようだ。
…彼を守らなくてはいけないな……。
『あなた』は身構えた。

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鳴神です。今回、“凶々しき渇望”は直接登場しませんが、やはり間接的に何か仕掛けて来ました。
佐々木晃を守りながら、PCの能力を駆使して怨霊の群れと戦って下さい。
このシナリオは「全4話構成」の“第2話”に当たります(起承転結の「承」)。
なお、このゲームコミックは話の性質上、他のPCとの描写はありません(出来ませんι)。シングルノベル…のようなものだと思って下されば結構です(^^;
それと、前回「第1話」を発注してコミックが完成済みのお客様しか参加する事は出来ませんιご容赦下さい(__)
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募集:1人
ページ数:2ページ半〜3ページ半