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■不思議人形絵草紙(病院の近くの花屋)■

ふくやまちなつ
【1657】【二見・桐香】【女子高校生(隠れ魔族)】
東京郊外にある古びた洋館・・。そこは不思議事件研究所。
自作の心霊人形を操る人形師、桜崎空人が住んでいる。
「お茶が入りました。」
空人の仕事部屋に入ってきたのはまだ16・7の少女だ。
この少女は樹齢千年の樫の神木から作られた心霊人形。名を樹鈴という。
非常に霊感が強いが、まだ人間社会に馴染めていない。
「ありがとう」
そういって空人が湯飲みを取ると、そこにはふやけたお茶の葉っぱがぎっしりと・・。ため息をついて空人は言った。
「お茶は、浸した湯の方を飲むんだと言ったでしょう。」
「はい、分かりました。」
素直なのはいい。でもこれでは先が思いやられる。
苦労して作った人形なのだ。どうしても助手として活躍させたい。
頭を悩ませる空人だった。
そこへ依頼人がやってきた。25・6の若い女性だが、とても疲れた様子で、元気がない。
話を聞いてみると・・。

彼女は近くの街で花屋を営んでいる。交差点を挟んで大きな病院があり、見舞いの花などがよく売れていた。ところが、半年ほど前から仕入れた花が次々と枯れてしまい、営業しようにも商品がない状態だという。
花が枯れる原因がさっぱり思い当たらない。
生活も苦しくなり、思いあまってこの研究所を訪ねてきたのだ。

「これは、いい機会だな」
空人は思った。樹鈴を現場で訓練したい。
しかし、空人一人では手に余るかもしれない。
「誰か、樹鈴と一緒に私を手伝ってくれる人はいませんか?」

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こんにちは。志和ちなつと申します。
ゲームコミック初挑戦で、ワクワク、ドキドキしております。
人形師の仕事に関して補足説明をさせていただきます。

人形師の作った人形は、人形師と、彼の選んだ人物の命令に従います。人形の役割は主に口寄せ、過去の不思議事件の情報バンク、人間の入りにくい場所(心霊スポットなども入る)に入って行動することなどです。
ただし、この樹鈴という人形は、希少な価値のある神木で作られたので、それ以外にも潜在能力がかなり隠されているようです。それは、話の展開によって明らかになってくるでしょう。
人形師は不思議事件を、祈祷、除霊などの方法で解決します。
この方法も話の展開によって変わります。

人形師が無事事件を解決できるかどうかは分かりませんので、お客様はご自分の判断で行動なさって下さい。その際、人形に命令権が与えられます。キーワードは「病院の近くの花屋」です。

受注人数:1〜3人
ページ数:3〜4p予定していますが、話の展開によって変動します。
ご注意:話の展開によって、お客様のご要望全てを反映させることはできないかもしれません。申し訳ありませんが、ご了承下さい。

では、ご参加ぜひお待ちしております。