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■RUMOR of TX2043■ |
高原恵 |
【0284】【森杜・彩】【一般人】 |
●オープニング【0】
TX2043という試作型オールサイバーボディがある。けれども有名なのはこちらの名前かもしれない――タイプフェアリィと。
タイプフェアリィとは、審判の日直前に作られたという噂の超強力ボディだ。何でも銃弾をも回避する能力があるとかないとか。
だがタイプフェアリィは伝説のサイバーボディと言われている。その理由の1つに、絶対数の少なさがある。多くの噂では2機、一説では4機しかないと言われているが、正確な数は今も曖昧なままだ。
何はともあれ、サイバーに携わる者であれば目にしてみたいボディであるのは確かだろう。
その1人が今、マリアの営むバーに居た。
「TX2043が地下に眠っているという噂なんじゃ」
こう言うのは、ドクと名乗る初老の闇サイバー医師だった。白衣に白い顎髭、そして丸い眼鏡のサングラスという出で立ちはいかにもという感じではある。
が、特筆すべきは頭髪だった。何とモヒカン、しかも青く染めている。これだけで、ドクがどれほど変わり者であるか想像がつくことだろう。
「ま、あくまで噂じゃが。それでも何がしかのパーツが眠っておるのは確かじゃろうて」
ニヤッと笑うドク。どうやら噂を鵜呑みにするほど、愚かではないようだ。
ドクの話はこうだった。ここから2日ほど行った所に、崩壊したサイバー研究所の建物があるという。そこからパーツやら何やらを引き上げるのを手伝ってほしいということだった。
「野盗も出るじゃろうし、老いぼれ1人ではなかなか困難での。そこでお前さんたちに手伝ってほしいという訳じゃ。金はちゃんとあるでの。なんなら現物支給でも構わんぞい。かっかっか」
高らかに笑うドク。ともあれ、ちゃんと金を払ってもらえるのなら悪くはない話だろう。万一、いや億に一つでもタイプフェアリィが眠っているというのなら……見てみたい気はする。
ここは引き受けてみようか……?
〈ライター主観による依頼傾向(5段階評価)〉
戦闘:3/推理:1/危険度:3
ほのぼの:1/コメディ:2/恋愛:1
*プレイング内容により、傾向が変動する可能性は否定しません
【募集予定人数:1〜7人】
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RUMOR of TX2043
●トラックは進むよ【1A】
360度見渡す限り荒野の真ん中に、砂漠の中のオアシスがごとくぽつんとその建物があった。そこへ向け、1台の幌付きトラックが走ってゆく。
「ほれ、あれじゃ。ついにオアシスに着いたぞい」
トラックのハンドルを握っていたドクは、ニッと笑ってまだ小さく見える前方の建物を指差した。建物は周囲を緑の木々に囲まれていた。
「緑に囲まれて……本当にオアシスみたいですわ」
と感想を口にしたのは、助手席に座っていた銀髪の少女、森杜彩だった。しかしその姿は何故かメイド服。
「そうじゃろ、そうじゃろ」
ちらちらと隣の彩を見るドクの口元はゆるんでいた。
「……あーあ、見てられねえな」
後ろの荷台から小窓越しに運転席を覗いていた銀髪の青年、アッシュ・ハーミットは呆れ顔で小窓から離れた。
「始終顔ゆるみっぱなしだよ」
アッシュは羽織っていた黒のライダージャケットの乱れを直しながら、同じく荷台に居た男たちに言った。
「まあいつものことだから、ドクの場合」
切れ長のアイスブルーの瞳を持つ青年、ケーナズ・シュミットは笑みを浮かべながら、そうアッシュに返す。色々と世話になっているケーナズは、ドクのそういう様子を何度か目にしていた。ゆえに、珍しいことではない。
「……『そういう性格』なのか」
アッシュの隣に居た左目下に傷のある青年、アーシエル・エクストは溜息混じりにつぶやくと、すっと一房だけを白く染めている前髪を掻き揚げた。
「『そういう性格』だ」
言い切るケーナズ。これをもし世間で適切な言葉に置き換えるならこうなるだろう――『助平爺さん』と。
「いかにもって感じの佇まいだなあ……」
と言ったのは、アッシュと入れ替わりに小窓を覗き込んだ黒くさらっとした綺麗な肌の青年、キウィ・シラト。
きらきら輝く瞳は運転席……を通り過ぎ、だんだんと大きくなってゆく建物に向けられていた。確かに何か隠されていても不思議ではない雰囲気はある。
近付くにつれ、建物の外観ははっきりとしてゆく。最初2階建ての建物としか見えなかったその後ろには、崩壊した何階建てかのビルがあるらしいことが分かったのである。瓦礫の山が見えたのだ。
「野盗が居ても不思議はない……か?」
うっすらと顎や唇の上下に髭を生やした男、シオン・レ・ハイは武器の手入れをしながらつぶやいた。背丈ほどあるその剣は、鮫のえらのような溝とのこぎりのような刃を持ち、鮫をイメージしたのであろう禍々しい雰囲気を持っていた。
荒野にぽつんと放置された建物。全体の半分以上は崩壊しているが、使用出来ないことのない建物。件の噂でもなければ、近付く物好きも少なそうな建物。野盗が隠れるにはもってこいな場所である。
その時、不意にトラックが止まった。建物の敷地まで、まだ若干の距離が残っていた。
「何だ、どうした?」
シオンは剣から顔を上げ、小窓の方を向いた。
「おーい、ここで降りるぞい。ここからそこまで歩きじゃ」
運転席からドクの呑気な声が返ってきた。なるほど、と察する一同。下手にそばまで行って、万一待ち伏せされていては洒落にならない。その辺は、ちゃんと考えているようである。
必要な荷物を手に、トラックより降りる一同。そして建物まで徒歩で近付いてゆくことになった。
●緑のトンネル【2】
建物に近付くには、緑の間を抜けることになる。通り道には落ち葉がまるで絨毯のように敷き詰められていた。
「何が居るのかは結局分からないのですよね?」
ドクの前を歩いていた彩が口を開いた。
「そうじゃなあ……野盗が住み着いとっても不思議ではないし、何らかのガードシステムが生きとる可能性もゼロではないからのお。ひょっとしたら何も居らんかもしれん。それが一番いいんじゃがな、かっかっか」
高らかに笑うドク。街からここまで来るのに2日、その間野盗に出会うこともなかった。平穏な時間がこのまま続くのであれば、それに越したことはなかった。
「……コホン」
アーシエルが大きく咳払いをした。びくっとなるドクの身体。ドクの右手が彩のお尻に伸びようとしていたのである。
「あっ、またですかっ!?」
くるっと振り返り、お尻を押さえる彩。ぼりぼりと顎を掻くドク。
「孫娘みたいな年の娘に……」
ふうっと溜息を吐き。つぶやくアッシュ。この2日間、何度こんな光景を見たことか。
「馬鹿者! 男たるもの、こういう気持ちを忘れたら若さがなくなるんじゃ! ぴっちぴちの若い女子が目の前に居るのに、それを無視してどうする! のう、そうじゃろうケーナズ!」
「あ?」
急に話を振られ、きょとんとなるケーナズ。が、そこはそれ。自らの経験を踏まえ、少し思案してから真面目に答えを返す。
「あー……俺は口が達者でお堅い女性の方が……」
「好みを聞いてる訳じゃないと思うが」
ケーナズの言葉に苦笑いを浮かべるシオン。その時、ドクが足を止めてキウィに話しかけた。
「そりゃ何じゃ?」
「これですか? 金属探知機です、形状や位置もちゃんと表示されるタイプの」
そう、キウィは金属探知機を持ってきていたのだ。
「ほう。しかし、ちゃんと作動するんじゃろな?」
「ええ、しますよ」
「なら、あの辺りで使ってくれるかのお」
ドクは数メートル先の、特に落ち葉の積もった辺りを指差した。このまま進めば、必然的にそこを通ることになる。
「そのくらい」
言うが早いか、キウィは金属探知機を稼動させドクが示した辺りにかざしてみせた。すると、だ。
ピピッ、ピピッ、ピピッ!
「えっ?」
金属探知機が反応し、すぐさま形状などを確かめるキウィ。
「この形は……」
「どうしたんだ?」
シオンが眉をひそめているキウィのそばにやってきた。
「シオン。この下に……地雷が」
「何?」
じっと落ち葉の山を見るシオン。そう言われてみると、不自然に見えてくる。落ち葉で何かを隠しているというか……。
キウィは金属探知機をシオンに預けると、慎重に落ち葉を1枚ずつ払っていった。その間、他の者たちは離れて様子を見守っていた。
そして半分ほど落ち葉を払った時、ようやく地面が露出した。土を掘り何かを埋めた跡が、はっきりと残っていた。シオンが退避していた者たちを呼んだ。
「……まだ真新しくないか?」
ケーナズが地雷の埋められている辺りをぱっと見て言った。頷くキウィ。
「まだ他にも埋められているんでしょうか」
彩が不安げに言った。1つ見付かった以上、まだ他にもあるかもしれない。可能性は否定出来ない。
「けどさ。真新しい地雷が埋められてるってことは、つい最近に誰かが埋めたってことだよな」
建物の方を見つめ、アッシュが言った。即座にドクが答える。
「当たり前じゃ。ひとりでに埋まる訳なかろう」
「なら、埋めた奴が近くに居る……のも当たり前だよな。例えばあそこなんかに」
クイと親指で建物を示すアッシュ。その場の空気が張り詰めた。もっともな言葉である。
「侵入を阻んでるって訳か」
建物に目を向けるケーナズ。サイバーアイを駆使して調べてみるが、ここから見る限りでは怪しい人影などはまだ見当たらなかった。
一同はキウィの金属探知機を使い、地雷の有無を確かめながら建物に近付いていった。
「聞きたいことがある」
ドクの隣を歩いていたアーシエルが、小声でドクに話しかけてきた。
「うん、何じゃ?」
「……まるでそこにあることを知っていたような素振りに見えたのは気のせいか?」
先程、ドクが地雷のあった辺りを指し示したことについての疑問だった。偶然にしては、ちと出来過ぎの感もある。
「気にするな、若いの」
ドクはニヤッと笑って、アーシエルの質問をはぐらかした。
結局、通り道には地雷がもう1つ埋められていただけで、一同はそれを避けて建物の敷地内にやっと足を踏み入れたのだった。
しかしもし万一、トラックに乗ったままだったら、地雷を踏んでいたかもしれなかった。
●手荒い出迎え【3】
建物の前に来た時、シオンがすっと身を屈めて地面を見つめた。
「2人……いや、3人分の足跡だな」
正面玄関の前に、3種類の足跡が交錯していたのである。
「野盗様……にしては、数が少なくはないでしょうか?」
彩が素朴な疑問を口にした。普通野盗といえば、もう少し人数が居るのが一般的である。もっとも、はぐれたか逃げ出したかした野盗がここに居ると考えることも出来るが。
「裏はダメだ。瓦礫の山で、どこからも入ることが出来ない」
「怪しい者の姿も見当たらなかった」
建物の周囲を調べていたケーナズとアーシエルが、正面玄関に戻ってきて報告をした。となると、正面玄関より入ってみるしか仕方がない。
一同はゆっくりと正面玄関の扉を開いた。刹那、銃声が響き渡った。建物の中より、銃弾が1発放たれたのである。けれども一同は扉の正面に立たず、左右に分かれていたために銃弾の餌食となることはなかった。
「正面か!」
アッシュは素早く飛び出すと、愛用の銃を構えて真正面に銃弾を発射した。跳弾でもない限り、銃弾の飛んできた方向に相手が居ることは間違いない訳だから。
「ぐあっ!!」
手応えあり。建物の中から男の呻き声が聞こえてきた。間髪入れず、一気に中へ雪崩れ込む一同。そこは広いエントランスホールとなっていた。
一同が中に足を踏み入れてすぐ、斜め左右前方より銃弾の雨が降ってきた。銃声からすると、恐らくサブマシンガンだと思われる。
一同は咄嗟に柱の陰に隠れ、銃弾から逃れた。2つの銃声はしばし続き、途切れたかと思うと足音が2つ遠ざかっていった。
「行くぞ、アッシャー!」
「ああ!」
アーシエルが右方面に逃げていった敵を追うべく柱の陰から飛び出した。その後をアッシュが続く。
「こっちも行かないとな」
「左だな」
アーシエルたちの動きに呼応するように、ケーナズとシオンが左方面に逃げていった敵を追ってゆく。
エントランスホールに残されたのは、ドクと彩とキウィ。そして、呻いている敵の男1人だけだった。
●ちょっとだけサディスティック【4C】
「とりあえず、あそこで呻いている輩を縛り上げるべきじゃろうな」
ドクはそう言って、前方で手首を押さえて呻いている男に目を向けた。アッシュの銃弾は、男の手首を見事に撃ち抜いていたのである。男の持っていた銃は手前に転がっていた。
3人はゆっくりと男に近付いていった。すると、彩がはっとしたように駆け出した。それと男が銃に飛びつこうとしたのはほぼ同時であった。
けれども、男は銃を手にすることは出来なかった。何故ならその寸前に、彩がスカートを少しつまんで勢いよく銃を蹴ってしまったからだ。銃は床を滑り、決して男の手に届かない場所で止まった。
「おお、なかなかやるのう。たいしたもんじゃ、えらいえらい」
「そんな……」
ドクに褒められ、彩は少し照れたようだった。
「褒美にあちこち撫でてやるぞい。うひひひひ」
「結構です」
にっこり微笑んで、彩はきっぱりと断った。
「何じゃ、つまらん。おお、キウィ。すまんが、これで彼奴の親指を縛ってくれんか。後ろ手にな」
「あ、はいっ」
キウィが受け取ったのは、プラスチックの紐のような物だった。ケーブルをまとめたりする時に使う物と言えば、想像は付くだろうか。
言われた通りに男の親指を縛り上げるキウィ。こうなってはにっちもさっちもいかない。手首からは血が流れ続けていた。
「さて、と」
男に向き直るドク。男は憮然とした表情を浮かべていた。
「いい顔じゃなあ。しかし、その顔もどこまで続くものか」
「…………?」
不敵な笑みを浮かべたドクに対し、疑問の表情を浮かべる男。彩もキウィも、ドクが何をするつもりなのか見守っていた。
「お前さん、手首を怪我しておったな? そこをぐりぐりとしたら、さぞかし痛いことじゃろうなあ……」
男の顔色が変わった。というか、当事者でなくとも聞いてるだけで痛い。
「どうじゃ、その身で試してみるか?」
満面の、楽しそうな笑顔を見せるドク。手にはいつの間に取り出したのか、小さな木の棒が握られていた。彩とキウィは慌てて、ドクの行動を止めようとする。
「ダメですわ、それは……ドク様」
「人としてそれはちょっと……どうかと」
「こういう輩は、身体で分からせんといかんのじゃ!」
「わーっ、分かった! 分かったから止めてくれ!! 全部話す!!」
耐え切れなくなったのか、男がぶんぶんと頭を振って叫んだ。案外根性なしな男であった……。
●噂の真相【5】
アーシエルとアッシュ、それにケーナズとシオンもエントランスホールに戻ってきて、敵3人全員が無事に捕獲された。
そこで尋問した結果、とんでもないことが分かった。タイプフェアリィが眠っているなんて真っ赤な嘘。実はドクにこの話を知らせた奴が、ドクを罠にかけようとしてでっち上げた話だったのだ。
「どうりで噂が他で聞けなかった訳だ」
アッシュがぼそっとつぶやいた。
「ですが、ドク様を罠にかけてどうされようと思ったんでしょう」
「そうじゃなあ……。わしの所にあるパーツやら何やらを、着服しようとでも考えたんじゃろ。愚か者めが」
彩の疑問に、ドクはやれやれといった様子で答えた。
「もし護衛を連れてきたとしても、3人でどうにかなると思われていた訳か。……見くびられたものだ」
やや憮然としてつぶやくアーシエル。まあ、だからといってグロス単位で敵に居てほしいというつもりもないが。
「じゃあドク、ここには何もないってことかい?」
ぐるり辺りを見回して、ケーナズが尋ねた。
「いや、そうとも限らんじゃろ。ここがサイバー研究所であることは間違いないんじゃからな。裏付けはとっておる」
きっぱり言い切るドク。そこで手分けして、一同は建物内を散策した。
するととある場所の床下に地下への階段があることが判明し、降りてみるとそこにパーツ類やサイバーボディなどが保管されていたのである。一応ガードシステムはあったようだが、建物崩壊の影響を免れることは出来ず、全く機能していなかった。
パーツ類やサイバーボディは、質がいいことを除いてはごく普通の物であった。しかし、同じ場所にあった金庫――鍵はシオンの剣でこじ開けた――の中からは面白い物が見付かった。それは書類の束だ。
「ほほう、どうもこの研究所ではサイバーボディの軽量化と、それに伴う諸問題を研究していたようじゃの。新たな合金を作ることが出来ぬかとか、色々と書かれておるわい」
書類の束に目を通しながら、ドクが言った。
「軽量化?」
キウィの目が輝いた。
「なんじゃ、興味あるのか? だったら帰ってからいつでも見せてやるから、わしんとこにくるといい」
ドクの言葉に一も二もなく頷くキウィ。シオンが穏やかな瞳を浮かべ、キウィの肩をぽんと叩いた。
「よかったな」
「うん」
キウィは本当に嬉しそうな表情をしていた。
瓢箪から駒――タイプフェアリィこそなかったものの、質のいいパーツ類やボディと、興味深い研究内容が手に入り、ドクとしては満足ゆく結果となっていた。
【RUMOR of TX2043 END】
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【 整理番号 / PC名
/ 性別 / 年齢 / クラス 】
【 0077 / アッシュ・ハーミット
/ 男 / 25 / オールサイバー 】
【 0084 / ケーナズ・シュミット
/ 男 / 52 / オールサイバー 】
【 0146 / アーシエル・エクスト
/ 男 / 26 / エスパー 】
【 0284 / 森杜・彩
/ 女 / 18 / 一般人 】
【 0347 / キウィ・シラト
/ 男 / 24 / エキスパート】
【 0375 / シオン・レ・ハイ
/ 男 / 46 / オールサイバー 】
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■ ライター通信 ■
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・『サイコマスターズ アナザーレポート』へのご参加ありがとうございます。本依頼の担当ライター、高原恵です。
・高原は原則としてPCを名で表記するようにしています。
・各タイトルの後ろには英数字がついていますが、数字は時間軸の流れを、英字が同時間帯別場面を意味します。ですので、1から始まっていなかったり、途中の数字が飛んでいる場合もあります。
・なお、本依頼の文章は(オープニングを除き)全8場面で構成されています。他の参加者の方の文章に目を通す機会がありましたら、本依頼の全体像がより見えてくるかもしれません。
・今回の参加者一覧は整理番号順で固定しています。
・タイプフェアリィは、MTの『サイコマスターズ』に参加されていた方ならご存知ではかと思います。まあ、なかなかお目見えしないから伝説と言われる訳ですが……。
・本文の後、街に戻ってから罠にはめた張本人を捕まえて当局に引き渡したことになっています。もちろん襲ってきた3人を証拠としまして。
・それで各人には、報酬としてドクからお金なり現物支給なりなされていることになります。
・ドクは……謎の人ですね。その片鱗は、本文中でちらほらと。
・森杜彩さん、初めましてですね。何だかドクに気に入られた(目をつけられた?)感もありますが……足手まといになることはありませんでした。対象については、ドクもきちんと把握出来ていなかったので本文のような答えに。それから、OMCイラストをイメージの参考にさせていただきました。
・感想等ありましたら、お気軽にテラコン等よりお送りください。
・それでは、また別の依頼でお会いできることを願って。
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