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■巨人の眠る丘(後編)■

高津 ケイタ
【0086】【シュライン・エマ】【翻訳家&幽霊作家+草間興信所事務員】
元九爪のバロールです。

今、全てが終わりこれを書いています。
机の横では、送リ犬が寝そべってウトウトと舟をこいでいます。
おそらくは皆、様々な想いを胸に疲れ眠っていることでしょう。
・・・・でもたった一人、もう目を覚まさぬ友人が居ます。

私達の望んだことはこれだったのか・・・そうではなかったのか
誰にもわかりません。
でも私達は今回の事を決して忘れないでしょう。


あの夜・・・・起きた事の顛末を、全てお話します。