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■かわうそ?と愉快な仲間達1■

滝照直樹
【2821】【縞・りす】【学生(神の使徒)】
 貴方の机に程よい厚みのある新書のような本が置いている。
 内容はというと、織田義明や、長谷茜。かわうそ?……などの誰かと楽しく過ごしているもしくは喧嘩をしている物語。笑いあり涙あり、そう言った手合いだ。

 彼らと一緒に過ごした思い出を書き留めたいなら、思い出すがよい。
 その本は厚さに関係なく、白紙を埋めていく事だろう。
 そう、思い出はいつもあなたの心にあるのだから……。
|Д゚)ノ 縞りす生態観察日記

 かわうそ?のかわうそ?である。
 ある人の依頼、縞りすの一日を追う。
 恥ずかし〜場面も逐一観察。
 ノーリターン、ノークレーム。
 当然、突っ込み不許可。


 朝、りす起床。布団から半身だけ起きあがらせ、まだぼーっとしている。頭ぼさぼさ、ぼさのば、寝ぼけなまこでも可愛い♪りす、神に祈りを捧げている。
 分からない人に説明。りす、五穀豊穣の神の死徒……じゃなかった使徒。なので、使徒として責務を果たすべくここに来たらしい……。でも田舎でないから、神様、配属位置間違えている、と思われ。
 りす、着替える。15にして胸がないことでため息。
 ……悄気るな、りす。成長期が遅いだけ(ほろり)。かの、有名三重苦魔術師なら、萌えるかもしれないので期待高し。
 朝ご飯、ごはんに山の幸沢山のおみそ汁に浅漬け、焼き魚。美味しそう。其れをしっかり食べたあと、同じあやかし荘に住む友人2人と神聖都学園まで登校。見た目は普通の……じゃなかった。豊満でマイペースな娘はメイド服で、もう1人は昔ながらの袴。時代錯誤も良いところ。でも、妙に似合うので無問題。
 登校中、りす、何もないところで転ぶ、電柱にぶつかる、犬に追われる。しかも何回も。
 どじっ子萌えにはツボな場面。

 
 学校、かわうそ?背景に溶け込んで潜伏。途中天然剣客に見付かりだべる。侮りが足し、よっしー。
 ――あ、りすの観察、観察。
 りすの成績は、ある人の調べによると、中の上らしい。なので、なかなか優秀らしい。努力のたまもの偉い。小テストでも高得点や満点。抜き打ちさえも当然クリアする。
 でも、でも…体育だめ。今日がその体育で少しブルーなりすを発見。
 はい、そこの変態A、携帯カメラでブルマ姿りす、とるな(謎の攻撃)。
 ……
 ……
 ……ブルマ姿のりす、かわいい(ぽ)
 体育館での跳び箱(高校であるのか突っこむな)、皆は勢いよくクリアしていく。りすの番……。
 りすは……気合いを込めて走りだし……、
 ――跳ぶのを忘れて、豪快に跳び箱に激突。
 跳び箱崩れた。りす怪我一つ無し。心配で駆けつけた級友と教諭に向かってこういった。
「……いぢめる?」
 首を傾げて……。
 ――あとはお約束のパターン
「きゃあ!」(りす、誰かにけっ飛ばされた)。
 なので、りすはある意味人気者。
「……いぢめる?」
 と、言うと、ある者は萌え、またはけっ飛ばし星になる。それの繰り返し。
 響カスミ、彼女が大好き。いっつも抱きついてくる。ある意味セクハラ?いつものりすのおどおど仕草が可愛いからとおもわれる。
 りす、将来この音楽教諭みたいなスタイルを目指しているのか……。
 ……
 ……平和はよい(キッパリ)。

 
【閑話休題】
 雫にであったかわうそ?
「ねぇ、知ってる?縞りすちゃんのファンクラブあるって?」
「しらなかった……。何処で沸いて出来た?」
「ん〜最近よ。OSUが出来てからかな?」
「……」
「どうしたの?」
「りす、あぶない」
 去っていくナマモノを見て……雫は一言。
「変なの」

 数日後、良からぬ輩の私設サークルは謎の壊滅をしたという。その真実を探し出す、雫。
 ――犯人分かっているんだけどねぇ(雫談)。
【閑話休題終了】
 
 
 放課後。
 りす、帰宅部。
 いつもメイド喫茶〈OSU〉に遊びに行くらしい。なので、かわうそ?先回り。
 
「いらっしゃいませ〜」
 看板娘の挨拶。スタイル良しの美人。ただ天然でマイペース。私設ファンクラブある。
「かわうそ?くんいつも来てくれてありがとう」
 頭撫でられる。うれしい。
 丁度、りすが来た。
「こんにちはでぃす!」
「りす、やー」
「かわうそ?」
 りす、かわうそ?と仲良し、友達。
 一緒にケーキ食べたり、学校の話したりと盛り上がる。極普通の女の子。
 でも、やっぱりどこかミスって……、あの一言。
「……いぢめる?」
 でも、かわうそ?いぢめない。頭撫で撫で。
「かわうそ?いいこ〜」
 撫で合いっこ。幸せ♪


 看板娘と帰宅。看板娘は朝のメイド服で登校した女の子なのだ。
 2人とも友達。
 後各自夕食たべたようだ。
 そして、あやかし荘の女性専用大型露天風呂。……何故そうなのか。
 ここにメモあるので、読む。
 ――あやかし荘に住んでいる嬉璃は大の男嫌いであったため、当時の管理人は男をあやかし荘に住まわせなかった。しかし、因幡恵美が、あやかし荘管理人になってから、とたんに男に対して敵対心を抑えている。そこから察するに、あやかし荘に現存する露天風呂は女性専用アパートだったため、名残として残っていると思われる。因みに、男性風呂は豚小屋並みの狭さであり、単なる飾りに過ぎないとか。
 と、いうわけらしい。多分多少間違いがあるだろうが、しらない。
 りすが、一緒にメイドな高校生と風呂に入るそうだ。
 脱衣室で、りす、友達のスタイルをマジマジ見つめている。その目、羨望と嫉妬。そしてため息。
 まけるな、りす、成長期にきたいするのだ。
 袴の高校生もはいって来て、露天風呂は大騒ぎ。仲良し3人組は楽しく風呂で疲れを癒す。
 
 
 就寝前。
 りすは眠る前にしっかり学校の宿題、復習、予習する。此努力のたまもの。えらい。
 そのあと、日記を書いて、一日平和だったことを神に感謝。
 そして……
「おやすみなさいでぃす」
 りすの部屋の灯りは消えた。

 おやすみ、りす。




 ……
 ここまで読んでくれた人に、貴重なテープ。
 りすの寝言、録音。
「――いぢめる?――きゃあ!」
 夢でも同じ事起こっているらしい……。
 がんばれ、りす。

End


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2821 縞・りす 15 学生(神の使徒)】


【NPC かわうそ? 年齢性別不明 かわうそ(のような生物・通称ナマモノ)】

※ライター通信の代わりにかわうそ?がお届けします。
|Д゚)ノりす、おつかれ。レポート難しかった。