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■かわうそ?と愉快な仲間達1■

滝照直樹
【2625】【トール・ウッド】【科学者】
 貴方の机に程よい厚みのある新書のような本が置いている。
 内容はというと、織田義明や、長谷茜。かわうそ?……などの誰かと楽しく過ごしているもしくは喧嘩をしている物語。笑いあり涙あり、そう言った手合いだ。

 彼らと一緒に過ごした思い出を書き留めたいなら、思い出すがよい。
 その本は厚さに関係なく、白紙を埋めていく事だろう。
 そう、思い出はいつもあなたの心にあるのだから……。
|Д゚)ノ かわうそ?追走劇 トール編2

|Д゚)……今日も平和が一番。
 かわうそ?は街角のお稲荷さんに祈っていた。平和で楽しい一日を望んでいるかわうそ?
 既に春。彼はのんびり草原で昼寝か、水遊びをしたいモノだと思っていた。

 双眼鏡を使って眺めている子供が居た。そう、金髪白衣少年トール・ウッド。
 前回、かわうそ?を捕獲しようとしてさんざんな目に遭ったというのに、懲りてないようだ。
「今度こそ、絶対に捕まえてみせる」
 と、意気込むトール。
 また、災難の日々が始まる。


「まずは罠にかけた方が良いな」
 トールは考えた。かわうそ?の「謎」さえ越える捕獲トラップはあるのだろうか?
 無い。
 ハッキリ言って無い。
 断言していう、無いのだ。
 「アレ」は「気まぐれ」か「ご都合」で罠にかかったり、何者かに拉致されたりという奴である。大抵の危機は「謎」という神秘で回避するのだ。突っ込みどころ満載の謎のナマモノを捕獲できるのか?トール?
「こう言うときは、深く考えず、シンプルにすればいいのさ」
 彼の答えはそうだった。
 捕獲用罠籠にトロの短冊を設置し、藪の中に隠す。当然CCDカメラを各所に配置している。
かわうそ?はその藪の近くの河原で遊んでいる。やはりかわうそなのか魚が好物のようだ。かわうそ?は何でも食する謎の生命体ではあるが、
「魚、頭に( ・∀・)イイ!」
 と、言って楽しく泳いで、魚を食っている。
 藪の中に何かあると思ったかわうそ?
「魚の匂い……」
 匂いを追ってその先には……トロの短冊だった
「と、トロ!」
 なんと、このナマモノ、トロという高級食材が大好物らしい。駆け足で其れに向かう。そのままトロをくわえると、檻が落ちる音がした。
|Д゚)!?
 驚くナマモノ。一生の不覚ではないか?
|Д゚#)きゅー!
 慌てている様だ。しかし、慌てながらトロを完食するところ慌てているのか謎だ。
|Д゚)……ぷー
 檻の中をうろうろする。
 藪の中から、トールが現れ、高笑いした。
「やったぞ!捕獲成功だ!早速、調査しないと」
 彼は、捕獲籠をメイドロボ零式に持たせ、一路自分の家に向かう。
「あう、捕まった……」
 たれかわうそ?になって悄気るナマモノだった。

 そして、トールの研究室で籠の檻が開かれた。
|Д゚#)ぷー!
 警戒の声。
「大丈夫痛くしないから……」
 トールは捕まえるため右手を出すが…、
 ガブリ。
 かわうそ?の噛みつきがトールの手を丸飲みするように噛みついた。
「ぎゃぁ!痛いー!」
 へたすると、指一本は軽く持って行かれるほどのカワウソの噛みつき。トールの手はもうボロボロになっていた。激痛のあまりのたうち回るトール。
 その隙に、忍者のような俊敏さで捕獲籠から脱出し、窓ガラスを破って逃げていった。
 トール全治2週間で暫く捕獲作戦断念。
 
 
 完治してからまだ懲りないトール。今度は特殊ワイヤーの投げ縄でかわうそ?を捕獲しようと考えたようだ。零式の腕を噛み切った威力を計算し、食い破れない強度のワイヤーを作り上げたのだ。
 既に目標が猫たちと遊んでいる所を発見
「ふふふ。今度こそ」
 カーボーイの様に縄を回す。当然その音が聞こえるので猫たちもかわうそ?も警戒して逃げる。
「まて〜」
 追いかけっこが始まった。
「いやー」
 かわうそ?はトテトテと逃げる。通常元々足が短いのでそんなに速く走れない。何か考えでもあるのだろうか?足が遅いので結局トールの投げ縄に捕まってしまった。
「やった!って?あれ?」
 引っ張ろうとするトール。しかしびくともしないナマモノ。
|Д゚#)ぷーっ!
 彼は四足になり、お前は馬かと言わんばかりの疾走を開始した。時速34km前後で突っ走る。
「ぎゃあああ!」
「いやー!いやー!ぷー!」
 地面を引きずられるトール。投げ縄を離せば……おそらく命がないので離せない、と言う考えまで出来ない。引きずられるし電柱にぶつかるし、ゴミの山にも突っこんだ。
 最後にはかわうそ?は、急カーブ。トールは遠心力で縄から手を……彼が飛ばされた先には大型4トントラックが時速60kmで……。
 ――あああああああっ!
 常識では、即死。幸いなのか、20m飛ばされてその先にあったゴミ捨て場がクッションになり助かったようだ。しかし重傷には変わりない。
 全治6ヶ月ぐらい。
 
 
 ある日のこと。
「姉さん、お風呂使わせてくれない?」
「エヴァ?どうしたのその格好?」
 泥でボロボロのエヴァをみてビックリする零。
「猫が溺れちゃって。助けたらこんな目に」
「う〜ん仕方ないシャワールームぐらいしかないけど?いい」
「OK、OK」
 ――興信所ってお風呂などあったのかしら?
 ふと考える零だが、深く考えるのは止めた。色々事件で改築増築されているのだから風呂の一つや二つあっても不思議ではないだろう。
「姉さんも入る?」
 と、エヴァの声
「え?どうして?」
 赤面する零。
「身体のスタイル……」
「あのねぇ」
 少し悲しくなった零ちゃんだった。
「いいじゃない。姉妹同士水入らずで」
 どんどんエヴァが妙な方向に変わることを恐れているが「妹」の言うことに従ってしまう自分に複雑な気分になる姉・零だった。
 
|Д゚#)ぷー
 もういい加減にしろと言わんばかりの、懲りないトールはナマモノを、今度はメイドロボで追いかけ回す。
「まてまてまて!」
「ぷー」
 零式はローラー走行でF1並(時速300〜350km)の速度でナマモノを追うが、ナマモノはそれ以上に速かった。
「貴様本当に生物か!」
 トールは叫ぶ。
 なんと、かわうそ?はF1の速度を越してリニアモーターの速度時速550kmを出しているのだ。ぶっちゃけ、ナマモノじたい突っ込み満載生物。これ以上突っこむのはよした方がいい。そんなこと、不毛なことなのだ。
 故に、追いかけっこの区域は突風巻き起こる世界。一部では鎌鼬現象が起こっているらしい。
 かわうそ?はその速度を出してもしっかり周りを把握し、人には迷惑をかけない走りを見せた。そして、見覚えのあるボロいビルを発見する。
|Д゚;)ぷ?!
 彼は、そこで急ブレーキ。
「観念したかぁ!」
 勝利の雄叫びを上げる300kmで突っこむトール。
 かわうそ?はそこからひらりと身をかわす。トールと零式の目の前は壁。
 そのまま壁を突き破った。
「げほげほげほ」
 同時に止まった零式。電池切れのようだ。
「ふー交換しないと」
 トールはポケットから乾電池を取り出そうとしたとき。
「きゃー」
 と叫び声がする。
 そこには、零とエヴァが一緒に風呂に入っていたのだ。
 もろにトールは彼女達の胸元をみて鼻血をだす。
「また、人様に迷惑かけているのね……お仕置きです」
 零が、しっかりバスタオルで身体をまく。
「あたしはもう勘弁ならないわ…」
 エヴァも姉に倣ってバスタオルで身体をまいた。
「や、やぁ。元気?」
 トールは鼻血を出しながらも話しかけるが、彼女らは聞いては居ない。
 2人同時に怨霊をバズーカーに具現させる。しかしそれは……戦車のキャノン砲にも似ていた。
「姉妹怒りのツープラトンファイヤー!」
「うわあああ!」
 トールは霊鬼兵姉妹の攻撃により星になった。

 |Д゚)ノシ……
 ナマモノはハンカチを振りながら、星になった彼を見送った。

 再起不能。

End

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2625 トール・ウッド 10 男 科学者】


【NPC かわうそ? 年齢性別不明 かわうそ?】

※かわうそ?通信。
|Д゚)ノシ 永久に星になる。迷惑かけすぎ。
|Д゚#)ぷー! ←怒っている