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■The Christmas Song in Escher■

雨宮玲
【1252】【海原・みなも】【女学生】
 クリスマス間近。
 彼氏彼女持ちには扇情的な文句を掲げ、独り者には喧嘩を売って、祭儀の意味とは無関係にとりあえず盛り上がっている下界、東京。
 都内のジャズバーEscherも、例外なくクリスマスの色に染まっている。
 蝋燭に赤と緑の飾りつけ、小さなツリー。BGMは、ジャズシンガーのクリスマス・ソング。ソプラノが、美しい声でメリー・クリスマス・トゥ・ユーと歌う。
 クリスマス本番に向けて一つずつ灯っていく蝋燭の明かりを見ながら、橘夏樹はほう、と溜息をついた。

「さて、ここに彼氏イナイ歴二十ウン年の寂しい女性が一人います」

 アップライトピアノの椅子に腰を降ろして、横からちゃちゃを入れてみるのは寺沢辰彦。

「彼女が溜息なんかついちゃってる理由として、
1.クリスマス商戦にのせられてつい無駄な買い物をしてしまった
2.課題曲がまだ暗譜きてない
3.今年もクリスマスは一人寂しくコンビニのケーキか――」
「毎度のことだけど、あんた喧嘩売ってんの!?」
 三番のところで、夏樹は振り返ってぎっと辰彦を睨んだ。
「夏樹さんが大人しいと調子狂うんですよね」
 辰彦はしれっと答える。
「彼氏イナイ歴二十ウン年ってのは何よ! 失敬ね!」
「あら、違いました?」
「彼氏イナイ歴一年と半年よ!」
「あー、そっか。その性格がバレるとフラれるんでしょ?」
「絞殺と撲殺どっちがいいか言ってみなさい……!」
「血の気多いんだからまったくー」

 ――クリスマスと言っても何ら特別なことはなく、Escherはいつも通り、この調子。ロマンもへったくれもあったものではない。

「彼氏彼女云々はどうでもいいんだけどさ。クリスマス特別ライヴとか、クリスマス特別メニューとか、やらないの?」
 古本屋で入手してきたらしいディケンズの『クリスマス・キャロル』からふと顔を上げ、水上彰人がそんな疑問を投げかける。辰彦を締め上げていた夏樹は、そういえばそうね、と彼の襟ぐりから手を離した。マジな顔で噎せ返っている辰彦は無視。
「ブッシュ・ド・ノエルくらい出しても良いかもね?」
「クリスマスライヴやれば?」
「誰が?」
「君が」
 水上は夏樹を指差す。
「……今から曲覚えろっての?」
「幸弘君にピアノ弾いてもらってさ。――辰彦君、大丈夫?」
「死線を彷徨いましたが、まぁなんとか無事です」辰彦はごほんと咳払いを一つ。「幸弘は呼べば来ると思いますよ。ま、ライヴじゃなくても何かしらクリスマスキャンペーンみたいなことをやるのはありじゃないですか? どーせ予定入ってないでしょ、夏樹さんも彰人さんも」
「そういう辰彦も暇なんでしょうが」
「まぁね。僕クリスチャンじゃありませんし」

 そもそも誰もクリスチャンではないのだが。
 まぁ、細かいことは気にしない。

「……ライヴは間に合うかどうか微妙だけど、何か考えてみましょうか?」
The Christmas Song in Escher


 師走といえども、温暖な関東では雪が降る気配もなく、今年も例年通りホワイト・クリスマスとはいかないようだ。
 それでも、灰色の街が束の間華々しく飾りつけられるその様子に、心を躍らせずにはいられない。楽しげなクリスマス・ソングが、自然と彼女の歩調を速めている。身に染みる寒さも、彼女が小走りになってしまう要因だ。店へつづく通りの街路樹も、葉を落としてすっかり寒々しい外観になっている。
 海原みなもは長い髪を揺らして、街外れのジャズバー、Escherを目指す。
 はじめてアルバイトで行ったのが夏頃だったから、とみなもは頭の中で勘定。なんだかんだと長く通っていることになる。
 特に凝った料理ができるわけでもないので、今日はチーズケーキとチョコレートケーキが差し入れだ。チョコレートのほうは少しビターに作ってある。みなものお菓子を茶請けにティータイムを持つのがお決まりの行事になっているのだ。キリスト教徒でなくとも、クリスマスを楽しく過ごして悪いことはないと思う。やっぱりお祝いは、皆が楽しい気分を共有してこそだ。
 店の扉を開けると、申し合わせたようにクラッカーが鳴り響き、「メリー・クリスマス!」の掛け声が飛んできた。みなもはびっくりして仰け反ってしまう。
「こ、こんにちは。びっくりしました」
 みなもは胸を撫で下ろした。アルバイトでは先輩に当たる橘夏樹と、常連客の寺沢辰彦、水上彰人に迎えられ、みなもは店の中へ歩みを進める。
「いらっしゃい、みなもちゃん。電話で来るって連絡してくれたから、待ち受けてたのよー」
 夏樹は悪戯っぽくウィンクした。
 店の床に紙くずが散乱し、クラッカーの火薬の匂いが残っている。扉の両脇でクラッカーを構えて待ち伏せしていたらしい。
「凄いですね、飾りつけしたんですか?」
 みなもは店内を見回した。さりげない飾りつけだが、蝋燭の間接照明で雰囲気満点だ。
「一応クリスマスキャンペーン中なのよ。たいしたことはしないけどね」
 夏樹に促されて椅子に腰かけると、テーブルの上にちょっとした料理が並んでいた。
「あ、これ。またケーキで申し訳ないんですけど、差し入れです」
「そうこなくっちゃ。実はみなもちゃんのケーキに期待してたのよ。さて、紅茶淹れるから、皆適当に料理でも食べてて」
 皆、というのはみなもに辰彦、水上のことだ。遠慮なく軽食を摘むことにする。
「みなもちゃん、もう学校休みでしょ?」
 辰彦に訊かれ、みなもは頷いた。既に冬休みに入っているので、珍しく私服での来店だ。
「今日は……イヴだっけ? こんなとこで油売ってていいの?」
「はい? どうしてですか?」
「イヴだからさ。彼氏と過ごさないのかなーって」
「そ、そんな」にやにや笑いで言う辰彦に向かって、みなもは大慌てで両手を振った。「あたし彼氏なんていません! そういうお二人は――」
 どうなんですか、と訊こうとすると、途端に男性陣二人は仏頂面になってしまった。みなもは台詞を途中で引っ込めた。もっとも水上彰人はもともと表情の変化に乏しいので、特に憮然としているわけでもないのかもしれない。恋人云々についてあれこれ気にする性質にも見えない。
「……ま、ある意味幸せだよね。イヴにみなもちゃんに会えるなんて」
「そ、そうですか?」
「クリスマスまでこの面子じゃかなわないって。ねぇ彰人さん?」
「別に恋人云々はどうでもいいんだけど、折角なんだから楽しいほうが良いよね」
「なーんてクールなこと言っちゃってー。海原君来るの? って楽しそうにしてた癖にー」
「夏樹君だけじゃ華がないしね」
「まったくもってその通り――あ痛っ」
 人数分の紅茶を持って現れた夏樹に後頭部をどつかれ、辰彦は呻き声を漏らした。恨めしげに夏樹を睨む。
「ちょっと夏樹さん、どつくなら彰人さんもどついて下さいよ。華がないって言ったの、彰人さんですよ」
 後頭部を擦りながら抗議する辰彦。夏樹は涼しい顔で、
「片手しか空いてなくて一人しかどつけなかったのよ」
 などとのたまった。相変わらずの光景だ。
 テーブルの上に、みなものケーキと紅茶のカップが新たに加わる。
「ケーキは重なるかもしれないので、二種類作ってきました。お好きなのを食べて下さい」
「チョコとチーズ? 両方食べていい?」
「ええ、もちろん。チョコレートのほうはブラックビターです」
「やったねー」
 辰彦だけでなく、三人ともちゃっかり二種類ずつ切り分けている。紅茶はダージリンだった。
 夏樹がみなもの隣りに腰を降ろして、小さなクリスマスパーティーが始まった。

    *

 店の中は適度に暖かい。お腹いっぱいにケーキやご馳走を食べ、BGMのクリスマス・ソングを聴いていると、ほんの少し眠くなってくる。
「ところでみなもちゃん」
 今日はパーティーだからという名目で、珍しく夏樹に代わって後片づけをしている辰彦と水上を横目に、不意に夏樹が口を開いた。
「はい、なんでしょう?」
「明日はどうするの?」
「明日、ですか? うちではクリスマスのお祝いもしませんし、普通に家で過ごすと思いますけど……」
「なーんだ、恋人とかいないのか」
 夏樹はつまらなそうに溜息をついた。
「そ、そんな。夏樹さんまで」
「そりゃそうよねー、みなもちゃん、まだ中学生だし。最近の中学生って早熟ってイメージあるけど」
「あの、でも、あたしの友達では男の子とお付き合いしてる子もいますけど……」
「みなもちゃんは好きな子とかいないのー?」
「ええっと、あたし、そういうのまだ……良く、わからないです」
 みなもは赤面して、もごもごと口ごもった。そんな彼女の頭を、夏樹は勢い余って撫でくり回す。
「やっぱりみなもちゃん可愛いー! そうでなくっちゃー! むしろ私が彼女にしたいわー」
あそこで働いている男どもを差し置いて、と夏樹。みなもは照れくさい気持ちではにかんだ。
「あたし、その、いまいち男の子との話し方がわからなくて……どうしたら良いんでしょう?」
「そうねぇ……私がみなもちゃんくらいのときは、どうだったかしら?」
 夏樹は思案顔になり、上目遣いで考え、次いで手際の悪い辰彦と水上に目を移す。再びみなもへ視線を戻した。
「……概ね、今と同じね。どつき回してたわよ、辰彦とか彰人を相手にするみたいに」
「どつき回す、ですか……」
 さすが夏樹さん、と思ったが、口には出さなかった。みなもにはとてもそんなことはできない。
「私は良く男の子に混じって遊んでたからなぁ。だからこんなガサツな性格になっちゃったのかしらね? あんまり性別意識したことって、ないわよ」
「……じゃあ、あたしと同い年くらいのとき、好きな男の子とか……いました? 初恋の人とか……」
 上目遣いで伺うと、夏樹はにやりと笑った。
「人並みに興味はあるのね?」
「え、その、まあ……」
「聞きたい?」
「はい」
「私の初恋はねー」
「初恋は?」
「……ぶっちゃけいつだか忘れたわ」
 みなもはずるっと滑りそうになった。辛うじて堪える。
 は、初恋とかファーストキスといったものは、女の子にとってはとても大事なことなんじゃあ? それをあっさり「忘れた」だなんて、本当に彼女らしいというか、なんというか……。
「まあ、ね? 中学のときは好きな人いたんだけどね、一応。これでも」
「どんな人だったんですか?」
 興味をそそられて、みなもはテーブルに軽く身を乗り出す。
 夏樹は肩を竦め、親指で背後を指差した。「あれ」
「はい?」
「辰彦みたいな奴だった」
「え、そうなんですか?」
「自信家で口数が多くて優等生なのよ。二個上の先輩で、やっぱり生徒会やってたわね」
 みなもは小さく噴き出した。自分の名前が出たことに気づいたらしい辰彦は、え、なんですか? とこちらを伺ってくる。ひらひらと軽く手を振って夏樹は辰彦をあしらった。
「当事の印象しか残ってないから、今でも『憧れの先輩』のイメージが強いんだけどね。辰彦と考え合わせると、はいはい生意気で可愛いわね、って感じ」
「夏樹さんのほうが年上ですもんね」
 みなもからすれば、やはり辰彦も水上も、ずっと年上の男性といった印象になる。自分が夏樹と同じ年齢になったときのことなんて、遠すぎてちっとも想像できなかった。
「今思えばその先輩に対しては下手な愛情表現をしてたなーって思うけど……、どうかしらね? あんまり身構えないで、普通に喋ればいいんじゃない?」
「その『普通』がわからないんです」
「じゃあ男どもに聞いてみましょうか」
 と、ちょうど二人が片づけを追えて戻ってくる。
「なになに? 何の話してんの?」
「ずばり『異性と上手く会話する方法』よ。自然に話すのってどうすればいいのかって、みなもちゃんが」
「自然に、ねぇ?」辰彦はテーブルの端に寄りかかる。「みなもちゃん、僕と普通に喋ってんじゃん」
「辰彦さんは、お仕事を通して知り合ったという前提がありますから……。クラスの男の子とか、何の接点もない人と話すのが難しいんです」
「ああ、なるほど?」辰彦は腕を組んだ。腕を組み、しばし思案。「……男の立場から言わせてもらうと、どっかの誰かさんみたいにやたらとどつき回してくるよりは、みなもちゃんみたいな女の子らしい子のほうがい――」
「あんたの好みを訊いてるんじゃないわよ」
 言った傍からどつかれ、辰彦は本日二度目になる呻き声を上げた。
「……ま、なんていうのかな。あんまり異性だって意識しなければいいんじゃない? ……しかし女の子は男を殴っても許されるけど、僕らが女の子を殴るわけにはいかないのが不公平だ……」何か文句ある? と辰彦を睨みつける夏樹。辰彦はお手上げのポーズを取った。「僕は昔からこういう性格してるからさ、特別に異性を意識して困ったこととか、ないんだけどね。普通は、クラスの女子相手なんかだと変に緊張するもんかもね。何をどう話したら良いのかわからなくて困ってるのは、僕ら男も同じだと思うよ、特にみなもちゃんくらいの年代は」
「はあ、そういうものですか……」
「彰人さんはー。ぶっちゃけあてにならなそうですね」
「異性との会話云々以前に、会話を成立させる努力を怠ってる節があるわよね」
「そんなことないよ」水上は説得力のない返答をした。「多分」
「習性を見抜けるまでは、『この人仏頂面で何考えてるかわからない』ってなるよね、彰人さんの場合。彰人さんみたいなのは『自然に喋れる』対象に入れなくていいと思うよ、みなもちゃん」
「失敬だなぁ」
 水上はそこはかとなく不本意そうな表情だ。少なからず傷ついているらしいことはわかって、みなもはちょっとおかしくなった。
「結局、あんた達の意見は役に立たない、と」簡潔に結論する夏樹。「辰彦は人間関係で苦労するタイプじゃないし、彰人は人間関係破綻してるタイプだし、中間がいないわね。いわゆる平均的なのが」
「ま、認めざるを得ないですね」辰彦は言って、笑顔でみなもに向き直る。「大丈夫だよ、どっちにしろみなもちゃんみたいに可愛い子は、男のほうがほっとかないから」
「もう、お世辞がお上手なんだから……」
 面と向かって誉められて、思わず赤面してしまう。そもそも異性と会話する機会もあまりない。
「そのうちみなもちゃんも、恋人とクリスマスを過ごしたりするようになるわよ」
「あっはっは。クリスマス・イヴもクリスマス当日もバイトの夏樹さん、説得力がありませーんねー」
「イヴも店に押しかけているあんたらが言っても説得力はないわよ、残念ながら」
 クリスマスだろうとまったく変わらない彼らのやり取りを見、みなもはこっそりと微笑を漏らした。来年のこの時期も、恋人がいるにせよいないにせよ、お店に遊びに来よう――なんて思いながら。

    *

「これ、クリスマスプレゼントです」
 店を出る直前に思い出し、みなもは三人に小さな珊瑚礁を手渡した。深海から採取したそれらは、宝石のような赤い輝きを放っている。
「へぇ、綺麗だね。珊瑚礁?」
「はい。珊瑚さんに許可をいただいて――」
「……直で了承を得たの?」
「え? あ、何でもないです。気にしないで下さい」
 みなもは誤魔化すように微笑んだ。危うく口を滑らせるところだった。
「それじゃ、私達からもプレゼントね」
 夏樹が代表して、みなもに手の平大のラッピングされた箱を手渡した。
「え、あたしにですか?」
 大きさからしてアクセサリか何かだろうか。みなもはしげしげと箱を眺め回す。水色の包装紙にピンク色のリボンがかけられていた。みなもの容姿に合わせたような色合いだ。
「そう。私達三人から。家に帰ったら開けてね」
 夏樹は何やら意味深な微笑を浮かべた。
「わかりました。ありがとうございます」
 みなもは小箱を受け取り、店を後にする。
 三人の「また来てね」という言葉と、クリスマス・ソングが温かに彼女を送り出していた。

    *

 帰りの道すがら、みなもはどうしても中身が気になって包装を解いてみた。小箱をぱかっと開け、
「……指輪?」
 みなもは首を傾げる。
 綺麗な桃色の石が嵌め込まれた、華奢なデザインだ。試しに左手の薬指に嵌めてみると、ぴったりだった。繊細なラインがみなもの白い指に良く似合っている。
 嬉しいけど、でも、なんで指輪なんだろう?
 思いつつ小箱を見ると、折り畳まれた紙片が一緒に入っていた。紙を開くと、夏樹の筆跡でこんな風に書かれている。

 『みなもちゃんが素敵な男性に出会うまで、みなもちゃんとのデート権は私達三人が保有します』

 一瞬後、その意味を理解して、みなもはくすぐったい気持ちになってしまった。いっぺんに三人から告白されたようなものだ。
「これであたしも、『恋人持ち』かな?」
 クリスマス・ソングを背中に、軽い足取りでみなもは華やかに彩られた街を歩く。
 夜風は肌を刺すように冷たかったが、左手の薬指だけは、ほんの少し温かかった。



fin.



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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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■海原・みなも
 整理番号:1252 性別:女 年齢:13歳 職業:中学生

【NPC】

■橘 夏樹
 性別:女 年齢:21歳 職業:音大生

■寺沢 辰彦
 性別:男 年齢:18歳 職業:高校生

■水上 彰人
性別:男 年齢:28歳 職業:予備校講師


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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、ライターの雨宮祐貴です。
 お届けがすっかり遅くなってしまい申し訳御座いません。気づけばクリスマスも先月の話。寒さは厳しくなるばかりですが、気分はもうお正月どころか新学期ですね……。
 さてさて、Escherの面々はみなもさんご贔屓ですので、今回も可愛がらせていただきました(笑)。プレゼントをアイテムとしてお渡ししたかったのですが、間に合わず。今回は見送りとなってしまいました。次回ご来店の際にでもこっそりお渡しするかもしれませんので、機会がありましたらまたご参加下さいませ。