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■ENIGMA -FILE No.01-■

森山たすく
【0585】【ジュジュ・ミュージー】【デーモン使いの何でも屋(特に暗殺)】
 あたしは堂本葉月。フリーライター。
 地元紙みたいな小さな仕事から、大手の仕事までやってるけど、最近はオカルト関係の記事を書くことが多いかな。
 こずえ悠ってデザイナー知ってる?『KOZUE』っていうブランド立ち上げてる。主にウェディングドレスを作ってるんだよね。あの人、ずっと無名だったんだけど、去年から急に知名度が上がった。でも全くメディアには姿を見せないんだよ。自分のファッションショーにすら出てこない。誰もあの人の姿を知らない。男なのか女なのかも分からない。覆面デザイナーとでもいうのかな。
 今度、新作発表のショーがあって、そのチケットが手に入ったのね。それで、あたしは、こずえ悠にどうしても取材がしたいの。でも、どうやって近づいたらいいのか思いつかないんだ。
 ――あんた、手伝ってくれない?
 『ENIGMA -FILE No.01-』


 堂本葉月の個人事務所。
 決して広いとはいえないが、センスの良い調度品に囲まれ、綺麗に整頓されていた。
 窓からは、柔らかな日差しが差し込んでいる。
 そこに、二人の人物が訪れていた。
 胸元が大きく開いた紫色のインナーに、ダウンジャケットをだらしなく羽織り、下着が見えてしまうのではないかと思えるほどのミニスカートを穿いたジュジュ・ミュージーとは対照的に、セレスティ・カーニンガムは落ち着いたダークブラウンのスーツを紳士的に着こなしている。
 三人分のコーヒーを淹れ終えると、葉月は二人が居る応接セットに近づき、自らも腰を掛けた。
「どうぞ」
「頂きます」
「サンクス」
 葉月は二人を交互に見ると、くつくつと笑い声を漏らす。
「それにしても……ジュジュちゃんはともかく、リンスターの総帥まで来てくれるとはねぇ」
 自分が統括する財閥の名が挙がると、セレスティは穏やかに微笑んだ。
「私はオカルトに興味がありますので、堂本さんとお仕事がしたいと思ったんですよ」
「あたしも有名になったもんだ。セレスティさんにそこまで言ってもらえるなんて光栄ね。今度是非、取材させてよ」
「ストップ!ストップ!」
 そこで、ジュジュが口を尖らせながら声を上げる。
「『ともかく』ってナニ!?葉月サンって中々失礼YO!」
「ごめんごめん」
 両手を合わせて謝る葉月に、ジュジュは溜め息をつくと、「まァOK」と言って、コーヒーを啜った。
 暫く、和やかなムードに場が包まれる。
「じゃあ、そろそろ本題に入るね。こずえ悠に関してなんだけど……あたしなりに調べてはみたものの、正直サッパリなの。お手上げ状態」
 そう言って、葉月は実際に両手を上げる。
「本当に何も分からないのですか?」
「そう、何にも」
 顎を撫でながら、怪訝そうに問うセレスティに、葉月はコーヒーに口をつけながら頷く。
「で?パーティーはいつナンデスカ?」
 それまで黙っていたジュジュがゆっくりと口を開いた。
「明後日……急な話で悪いんだけど」
 申し訳なさそうな顔をする葉月に、二人は頷く。
「OK。任せといてクダサイ」
「私も何とか調べてみましょう」



 二人と別れてから、ジュジュは人通りの多い場所を抜けて、裏路地へと足を運ぶ。そして、愛用の携帯電話を取り出した。数回のコールの後、相手が出る。しかし、無言だった。
「ミーよ」
『……お前か』
 ジュジュが声を出すと、暫しの沈黙の後、ようやく声が聞こえる。聞き取りにくい、低い声だった。男とも女とも分からない。
 電話先は、ジュジュが懇意にしている、主に裏社会の情報を取り扱う情報屋だった。葉月の依頼を受けた際に、既にこずえ悠の調査を頼んでおいたのだ。
「こずえ悠の調査結果はドウ?」
『……申し訳ないが、さっぱり分からなかった。お手上げだ……ただ』
「ただ?」
『バックに『ZERO』が関わっている。この件はヤバい。手を引いたほうが賢明だ』
「『ZERO』?聞いたコトないネ」
 ジュジュは指先で髪の毛を巻き取りながら言う。情報屋が『手を引け』と言うくらいなのだから、かなり危険ということか、それとも、相手が出し渋りをしているだけなのか――
(とりあえず、利用させてもらうヨ)
 ジュジュは、デーモン『テレホン・セックス』を操り、電波に乗せる。音を介し情報屋の脳内に入り込んだことを確認すると、相手に問うた。
「その『ZERO』とかいうトコロの連絡先を教えナサイ」


(ふふん、イッツ・イージーね)
 電話を切った後、ジュジュは今知ったばかりの連絡先をプッシュする。二回コール音が鳴ったところで、柔和な女性の声が聞こえてきた。
『はい。ZEROでございます』
「モシモシ?ミーはフリーライターの堂本葉月という女性のアシスタントをしているモノなのデスガ、ちょっとお聞きしたいコトがありますネ」
『堂本葉月さまですね。お名前はお聞きしております。それで、何のご用件でしょう?』
「ソチラに、こずえ悠ってデザイナーサンはいますカ?」
『はい。こずえは当社の所属でございます』
 やけにあっさりと教えてくれる相手に、多少拍子抜けしながらも、ジュジュはさらに話を進める。
「彼女に、取材がしたいのデス」
『申し訳ありませんが、こずえへの取材はお断りしております』
「そうデスカ……それは残念デスネ」
 そう言いながら、ジュジュは既に準備を始めている。
(『テレホン・セックス』――GO!)
 デーモンは、電波に乗り、そして、電話回線を通り、受話器の向こうへと届く。
 その時。
 ジュジュの全身を、嫌な予感が走った。彼女は、慌ててデーモンを引き戻す。
 電話先の女が、笑ったような気がした。
『そういうことですので、今回はご遠慮下さい……それから、あまり深入りはなされませぬよう、ご忠告させて頂きます。それでは、失礼致します』
 そして、通話が途切れた。
 ツー、ツー、という無機質な音を聞きながら、ジュジュは悔しげに赤い爪を噛む。


 その後、念のため役所にも電話を掛け、住民基本台帳なども調べてみたが、全て虚偽のものだと判明しただけだった。
 ジュジュは爪を噛みながら、夕暮れの迫る都会の空を見上げた。
(こうなったら……パーティー当日に賭けてみるしかナイネ)



 二日後。
 自宅のベッドで四肢を投げ出し、寝ていたジュジュの元に一本の電話が入る。
 気だるげに寝返りを打ちながら、ジュジュは通話ボタンをプッシュし、電話を耳に当てた。途端、上ずった葉月の大声が飛び出してくる。
『ジュジュちゃん!ジュジュちゃん!』
「ああ、葉月サン……そんな大声出さなくても聞こえマスヨ」
『ああ、ごめん……ちょっと興奮しちゃって』
 ジュジュはその間に起き上がり、カーテンを開けて窓の外を見遣る。既に、日は高く昇っていた。
「で?何かあったのデスカ?」
『あのね、こずえ悠から連絡があったの!取材させてくれるって!それも、独占取材よ、独占取材!』
「え?」
『ありがとう!これもジュジュちゃんとセレスティさんのおかげ。パーティーは今夜だから、ジュジュちゃんも遅れないで来てね』
「うん……OK」
 通話を終えてから、ジュジュはひとつ溜め息をつくと呟いた。
「何か、気に喰わないネ……」



 夜の幄が降りる。
 ジュジュは、銀座の一角に新しく出来たというショーホールへと向かう。すると、クラクションの音が聞こえた。彼女がそちらを向くと、すぐ傍に停まったのはロールスロイスのシルバーセラフ。その扉が開いたかと思うと、葉月が笑顔で降りて来た。
 ワインレッドのイヴニングドレスを身に纏い、いつもは下ろしている長髪を結い上げている。後ろには、黒のタキシードを着たセレスティの姿があった。
「ああ、葉月サン。コンバンハ」
「ジュジュちゃ〜ん、『コンバンハ』じゃないでしょ?まさか、ショーホールにその格好で行くつもり?」
 笑みを浮かべたまま、猫撫で声を出す葉月に、ジュジュは自分の姿を見る。彼女の服装は、先日葉月の事務所を訪れた時と同じように、異常に露出度が高く、ラフだった。
「ちょっとこっち来なさい」
「な、何スルノ?離してクダサイ!」
 抵抗も虚しく、葉月によって路地裏に引っ張り込まれたジュジュは、その場で無理矢理着替えさせられる。
「やっぱ、ドレスを用意しといてよかった。さあ、早く着替えて!」
「ちょ!?ヤメテYO!葉月サンのスケベ!変なトコ触んナイデ!」
 暫しの格闘の末。
 ジュジュは、紫のイヴニングドレスに着替えさせられ、髪も綺麗に整えられた。
「メイクは派手すぎるけど……まあ、この際仕方ないか」
「ああ!こんな服、ミーのシュミじゃナイ!」
「文句言わないの!さぁ、さっさと車に乗りなさい!」
 葉月に促され、ジュジュは唇を尖らせながら、車へと近づく。セレスティは一旦外に出ると、女性陣を奥に乗せてから、自分は最後に乗った。運転手がドアを閉め、席へと戻ると、車は静かに発進する。


 やがて、ショーホールにたどり着く。
 車が駐車場へと停まり、運転手が一旦外へ出ると、後部座席のドアを恭しく開ける。
 セレスティは、ステッキを手に持ち、地面へと降り立つと、最初に葉月の手を取り、表へと導き、次にジュジュの手をとった。
 ショーホールは、シンプルで清潔感のあるデザインをしていた。葉月が受付でチケットを見せると、薔薇の花を象ったブローチを渡され、三人は中へと通される。
 そこには、機材を抱えたマスコミ関係者らしき者も居たが、元々招待制のためか、それほど多くは無かった。それよりも、明らかに上流階級に属すると思われる人々が目立つ。
 会場内も、外見と同様に、シンプルな造りではあったが、照明なども洒落ていて、中々センスのよい空間といえた。立食が出来るような設備も整えられ、高級な料理や、ワインなどが並ぶ。ファッションショーというよりは、パーティーといった雰囲気だった。
「もう……このドレス、動きづらいYO!」
「お似合いですよ」
 葉月の後ろを歩きながらぼやいたジュジュに、セレスティが微笑みかける。
「それより……どう思います?」
「ドウって?……料理が美味しそうデスネ」
「キミも調べたでしょう?……この会場も、『ZERO』の所有物です」
 それを聞き、ジュジュの目が鋭く光った。
「『ZERO』って、ソモソモなんなんデスカ?」
「私も詳しくは分かりませんが、ここ数年、急に勢力を伸ばし始めた企業です。実態は謎に包まれたまま……ただ」
「ただ?」
「殆どのスタッフは、異能者で形成されていると聞きます」
「みなさま、大変お待たせ致しました。これより、『KOZUE』新作発表を行います」
 そこに、女性のアナウンスが流れる。辺りから拍手が沸き起こった。
 場内が薄暗くなり、スポットライトが会場中央に位置するステージに当てられた。そこから、ウェディングドレスを身に着けたモデルたちがしなやかな足取りで出てくる。
 あちらこちらから漏れる感嘆の声と、焚かれるカメラのフラッシュ。
「素敵なデザインですね」
 セレスティが思わず呟くと、ジュジュは「ミーはあまり興味ナイデスネ」と答えた。
 そこへ、黒いタキシード姿の男がやって来た。そして、三人を会場の奥へと促す。
「ああ〜!ホントはショーも見たかったのに〜!」
 葉月は、前方で悔しそうな声を上げていたが、こずえ悠への独占取材、という千載一遇のチャンスを無下にするわけにも行かず、男に素直に従う。


 連れてこられた部屋は、小さなホテルの待合室のような雰囲気だった。質素な空間に、革張りのソファーが一対と、ガラス製のテーブルがひとつ。
 そこに、女性が腰掛けていた。
 銀髪に、落ち着いた和服姿。
「初めまして。貴女が堂本葉月さんね?わたくしが、こずえ悠です」
 そういって、彼女はにこやかに笑い、お辞儀をする。
 葉月は多少驚いた素振りを見せたものの、笑顔を作り、丁寧に礼をする。
「初めまして。堂本葉月です。この度は、取材を快くお受け下さり、本当にありがとうございます」
「驚いたでしょ?覆面デザイナーがこんなお婆さんで」
「いえ、そのようなことは……」
 こずえ悠自身が言った通り、彼女は、老婆だった。ただ、肌の艶はよく、背筋も伸びていて、若々しい。
「だから、お電話でも申し上げたけれど、写真はご遠慮したいの。あと、年齢も秘密でね」
「はい……ただ、こういう言い方は失礼かもしれませんが、ご年配の方があんなに素敵なドレスをお創りになると知れ渡れば、話題性があると思うのですが……」
 葉月の口調は、いつものようにフランクなものではなく、至極丁寧だった。
 二人の遣り取りを聞きながら、セレスティとジュジュは部屋の隅に置いてあったパイプ椅子に腰を掛け、囁き合う。
「どう思われますか?」
「明らかにダミーですネ」
 そこで、ジュジュの視線が『こずえ悠』の後方に控えている、タキシード姿の男と、部屋の上部に設置されている小さなスピーカーを行き来した。
『次の作品です』
 小さな音が、スピーカーから漏れる。
 その瞬間、ジュジュのデーモンが男に憑依した。ジュジュは、指先を動かし、男を招き寄せる。
「何かしたのですか?」
 セレスティの問いに、ジュジュは「チョットネ」と答えると、男に囁いた。
「ホンモノの、こずえ悠のところに案内シナサイ」
 男は軽く頷くと、部屋を出て行く。ジュジュとセレスティもそれに続いた。その際に、葉月がちらりとこちらを見たので、セレスティは咄嗟に口の形だけで「トイレ」と伝える。葉月も納得したのか、頷くと、また取材を再開する。


 先ほどいた部屋よりも、さらに会場の奥へと三人は歩みを進める。すると、その先は行き止まりだった。だが、男が壁を弄ると、タッチパネルのようなものが現れる。それを操作すると、壁が左右に開く。中には狭い空間があった。
 男がそれに乗り込んだので、二人も後に続く。
 壁が閉じると、身体に軽く重力が掛かる。どうやら、エレベーターになっているようだ。
 上がっているのか下がっているのか分からないまま、暫しの時間が過ぎる。
 やがて、動きが止まった。
 再び、扉が開くと、その先にあったのは、薄暗い部屋だった。地下室だろうか。コンクリートの打ちっぱなしで、空気がひんやりとしている。
 その中に、明かりがひとつだけ点っていた。
 そこから声が聞こえる。
『次の作品です』
 モニター。
「ふふふふふ。みんなあたしの作品に夢中ね」
 女の声。
 後ろの扉が閉じる。
 蹲っていた女が、こちらを振り向いた。
 純白のウェディングドレス。
「誰?」
 幽かな光の下でも分かる美貌。
 だが、その半分は、醜く焼け爛れていた。
「ユーが、こずえ悠ネ?」
 ジュジュの問いに、女――こずえ悠は小さく頷いた。


「何故……キミはこのようなところに?」
 セレスティの問いに、悠はヒステリックな笑い声を上げる。
「あたしが『ZERO』との契約時に売り渡したのは、この美貌と、そして日の光の下で生きることだからよ」
「どうして、そこまでする必要が?あんなに素晴らしい作品を創れるのにも関わらず」
「足りなかったの!足りなかったのよ!あたしは美しい作品を創りたかったのに、才能が足りなかった!だから、世の中に出ることは出来なかった……でも、『ZERO』と契約したおかげで、あたしの作品は世に出て、そして沢山の人たちから愛されるようになった!」
 違う。
 何かが、違う。
「ミーは、ユーのような甘えたオジョウサマは気に入らないネ……きっと、元々ユーの才能ヨ?『ZERO』とやらに利用されてるダケ」
「そんなことない!全ては『ZERO』のおかげよ!才能の無かったあたしに、一筋の光をくれたの!これからも、あたしの作品は、沢山の幸せな花嫁を着飾るわ!」
 そう言って、夢見るような表情をしたかと思うと、また高らかに笑い声を上げる。その様子は、明らかに常軌を逸していた。
「もう、十分ネ」
「帰りましょう」
 ジュジュとセレスティが、同時に声を上げた。



 再び葉月の事務所。
「もう、本当、二人には感謝してもしきれない!だってあたしの独占取材よ!これからも、あたしの取材だけは受けてくれるって」
 葉月が、興奮した様子で、室内を歩き回る。
「それは良かったですね」
「葉月サン、感謝してるナラ、ちゃんと形でも示してもらわないとネ」
 そう言って、ジュジュが葉月に一枚の紙切れを渡す。
「何コレ?……請求書?……ええっと、いち、じゅう、ひゃく……ジュジュちゃん、ちょっとボッタクり過ぎてない?」
「ちゃんと依頼を受けたんダカラ、適正価格デスヨ」
「もう……しょうがないなぁ。今回の記事は高く売れると思うし、後で振り込んどくから」
「マイド〜」


 帰りの車内。
 セレスティが家まで送ると申し出たので、ジュジュはその言葉に甘え、乗せていってもらうことになる。
「あの方は……幸せ、なんでしょうね」
「そうデショウネ……気に入らないデスケド」
 窓の外を、景色が流れていく。
 結局、二人は本物のこずえ悠の正体を明かさないことにした。もう、彼女は『ZERO』の手中を出て生きていくことは出来ない。これからも彼女は素晴らしい作品を世に送り出すだろうし、それで彼女自身も満足なのだろう。恐らく、今までこずえ悠のことを調べ、『ZERO』の存在にまでたどり着いた者はいたとしても、一般人では介入できなかった。異能者であるジュジュが内部に侵入しようとしたところで、急遽用意されたのが、ダミーの『こずえ悠』。葉月もそれで納得したことだし、彼女が余計なことさえしなければ、危害が及ぶこともないだろう。
 だが、何か釈然としなかった。
 しかし、一個人が釈然としようがしまいが、世界は常に動いている。

 夜空に浮かぶ月が、それを嘲笑うかのように悠然と佇んでいた。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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■PC
【0585/ジュジュ・ミュージー(ジュジュ・ミュージー)/女性/21歳/デーモン使いの何でも屋(特に暗殺)】
【1883/セレスティ・カーニンガム(せれすてぃ・かーにんがむ)/男性/725歳/財閥総帥・占い師・水霊使い】

※発注順

■NPC
【堂本・葉月(どうもと・はづき)/女性/25歳/フリーライター】

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■         ライター通信          ■
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■ジュジュ・ミュージーさま

初めまして。今回は発注ありがとうございます!鴇家楽士(ときうちがくし)です。
お楽しみ頂けたでしょうか?

ええ……ミステリ風でもホラーっぽくもなかった気もしますが、そこの辺りは、どうか突っ込まない方向でお願いします(汗)。
あと、少々後味の悪い結果となりました。

まず、今回悩んだのは口調と雰囲気でした。何とかジュジュさまのイメージに近づけていると良いのですが……
とても面白い能力をお持ちだったので、僕なりに精一杯使わせて頂きました。

あとは、少しでも楽しんで頂けていることを祈るばかりです。
これを機に、葉月とも仲良くしてやって下さい(笑)。

尚、今回ご一緒に参加頂いたセレスティ・カーニンガムさまのノベルでは、別視点で描かれているシーンなどもあるので、宜しければ併せてお読み頂けると話の全貌(?)が明らかになるかもしれません。

それでは、読んで下さってありがとうございました!
これからもボチボチやっていきますので、またご縁があれば嬉しいです。