■怪盗★田中■
烏鷺山 |
【2130】【凍鶴・ふぶき】【予備校生陰陽師兼怪盗】 |
かなたは時間を気にしていた。
何度も時計を見ては視線を落とし、また見る、の繰り返し。
【グレゴリウスを頂きに参上します by光の戦士たなか】
そんなカードが床に突き刺さっているのを見たときはぎょっとした。
なんというかその内容に、というか田中のキスマークがついてる
方がぎょっとしたのだ。
「田中さんが…ついに動き出すっていうの…?」
そりゃ、前回田中はグレゴリウスに身体中の毛という毛を
むしりとられ、髪すらもなくし、つるっつるの姿にされてしまった。
グレゴリウスへの怨みは解る。(なんかフっきれてたようにも見えたけど)
「でもだからって誘拐宣言…?」
一度は戦友【とも】だと思ったのに。
やっぱり戦わなきゃいけないっていうの?
田中の参上予告の時間が刻々と近付きつつあった…。
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