■おそらくはそれさえも平凡な日々■
西東慶三 |
【1376】【加地・葉霧】【ステキ諜報員A氏(自称)】 |
個性豊かすぎる教員と学生、異様なほど多くの組織が存在するクラブ活動、
そして、「自由な校風」の一言でそれらをほぼ野放しにしている学長・東郷十三郎。
この状況で、何事も起きない日などあるはずがない。
多少のトラブルや心霊現象は、すでにここでは日常茶飯事と化していた。
それらの騒動に学外の人間が巻き込まれることも、実は決して珍しいことではない。
この物語も、東郷大学ではほんの些細な日常の一コマに過ぎないのである……。
−−−−−
ライターより
・シチュエーションノベルに近い形となりますので、以下のことにご注意下さい。
*シナリオ傾向はプレイングによって変動します。
*ノベルは基本的にPC別となります。
他のPCとご一緒に参加される場合は必ずその旨を明記して下さい。
*プレイングには結果まで書いて下さっても構いませんし、
結果はこちらに任せていただいても結構です。
*これはあくまでゲームノベルですので、プレイングの内容によっては
プレイングの一部がノベルに反映されない場合がございます。
あらかじめご了承下さい。
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The juggernaut keeps going on
〜 微かな希望 〜
歌姫は歌っていた。
あの時と同じ、慈愛の歌、希望の歌を。
その歌が、悪しき力によって歪められたものを再び正しい姿へと戻し、その根源である異常結界を消滅させていく。
やがて、結界がすっかり消えてしまうと、歌姫は歌をやめ、小さく息を吐いた。
IO2の戦闘員たちがのこのこ姿を現したのは、それから数分後のことだった。
おそらく、結界が消えたことを不審に思っているのだろう。
彼らは物陰に隠してあった装置を取り出すと、装置の不調の原因を探りはじめた。
しかし、彼らがその原因を知ることは、ついになかった。
彼らが装置を再起動するより早く、現場に急行した風野時音(かぜの・ときね)が、装置ごと彼らを斬り捨てたからである。
歌姫が結界を破り、現れた敵を時音が倒す。
この戦法で、二人はある程度の戦果をあげていた。
けれども、それも所詮は焼け石に水で、事態は刻一刻と悪化していた。
異常結界を用いたIO2の戦略により、「虚無の境界」の勢力は激減したが、それと反比例するように一般人の犠牲も急増していった。
ところが、IO2はその全てを「虚無の境界」及びそれに荷担する異能者の仕業として自らの責任を逃れるばかりか、さらなる異能者狩りを推し進める口実として利用したのである。
これによってIO2の権力はさらに増大し、逆らうものの多くが捕らえられ、あるいは処刑されていた。
IO2の計画は着々と進行し、もはやそれを食い止める術などないかのようにも思われた。
さらに、歌姫にはもう一つ心配なことがあった。
ある時は、敵を倒した後に。
またある時は、作戦を実行に移そうとした矢先に。
そして、時には敵と戦っている真っ最中に、時音はあの幻覚に襲われていた。
「鎮痛剤が切れた」
加地葉霧(かじ・はきり)は時音にそう告げ、時音はそれを事実だと信じている。
だが、歌姫はその一言の中に二つの嘘があることを知っていた。
まず、あの薬が鎮痛剤などではなく、記憶を操作するための暗示薬であるということ。
そしてもう一つは、薬は切れてなどいないということである。
前回の騒動の後、薬の使用をやめるように加地に要請したのは、他ならぬ歌姫自身だった。
加地は考えた末にそれを了承し、ひとつ気になることを口にした。
「あの惨劇の後、彼は『姉と仲間を殺したのは訃時だ』という記憶をねつ造し、本当の記憶を自ら封鎖した。
それ以前は君のことも覚えていたんだが、どうやらその時に君に関する記憶も巻き込んでしまったらしい」
歌姫と時音の出会いについては何も語ってくれない加地が、初めてのぞかせた答えの一端。
もしそれが本当なら、恐らく、そう遠くないうちに、全てが明らかになる日が来るだろう。
それは、時音にとっては辛いことかもしれないが、今の時音なら必ず乗り越えられる。
いや、乗り越えさせてみせる。自分が隣にいて、時音を支えることで。
どうか、その「最後の試練」を無事に乗り越えられますように。
そして、時間をも超えたこの想いが叶いますように。
歌姫は、そう祈らずにはいられなかった。
ほどなく、敵を殲滅し終えた時音が戻ってきた。
その様子を一目見ただけでも、彼が本調子でないことがわかる。
「とりあえず戻ろう。なんだか疲れた」
時音はそう言いながら、少し無理をして笑顔を作ったが、その足下は危なげにふらついている。
歌姫は慌てて時音に駆け寄り、力なく倒れ込んでくる彼を、優しく胸で抱き止めた。
すると、時音は少しの間そのままにしていたが、やがて自分の今の状況に気づいて、真っ赤になって歌姫から離れようとした。
「ご、ごめん」
そんな時音が無性に愛おしくて、歌姫は彼を逃がさないように片方の腕で抱きしめると、驚いたように自分を見つめる時音の真っ赤になった頬を、指で軽くつついた。
「歌姫さん」
時音の顔が、さらに赤みを増す。
歌姫は彼に軽く笑いかけると、今度は両腕で彼を強く抱きしめた。
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〜 最後の一手 〜
「そうか、ご苦労。後は手はず通りに頼む」
それだけ言って、 加地は通信を切った。
時音たちが持ち帰り、宵子が解読した結界式のデータは、歌姫から加地の手を経て研究班に渡され、異常結界排除装置の開発に役立てられていた。
先ほどの通信は、その開発が完了し、十分に実用に耐える携帯型の装置が完成したことを知らせるものだったのである。
これで、多少ではあるが、状況を改善させることができる。
それでも、IO2の企みを食い止めるためには、これだけではまだまだ不足だった。
かねてより、加地には一つの腹案があった。
IO2本部襲撃作戦、というのがそれである。
IO2の本会議が行われている時を見計らって、本部を時音に襲撃させる。
それと同時に、これまでに時空跳躍者たちが集めたIO2の非道、特に人体実験等に関する資料を、表メディアを通じて全世界に流す。
この作戦が実行されれば、IO2や異能者の存在がほぼ全ての人に知られることになり、世の中を混乱させることになるだろう。
とはいえ、異能者やIO2の存在が秘匿されていることが、彼らの行ったいかなる非道をも隠すことができるということを意味するのであれば、その状況を変えるためには、IO2そのものを白日の下にさらすより他に手段はない。
その結果として何が起こるのか、加地自身にもそこまでは予想できない。
だが、このまま手をこまぬいていれば、いずれ事態は戦争にまで発展し、加地や時音の知る、悲しい未来が繰り返されることだろう。
幸いにも、IO2の次の本会議はもう間近に迫っている。
作戦を実行に移すタイミングは、その時をおいて他にはなかった。
しかし、そのためには、一つだけ問題があった。
単なるテロ事件で終わらせないためには、確実に表メディアに情報を流す必要がある。
けれども、加地には、その役を果たすことが出来そうにない事情があった。
この作戦について知る人物は――その知識がきわめて断片的なものであるにしても――少ない方がいいのだが、今回ばかりはそんな贅沢も言っていられない。
できればこちらの組織の関係者ではない人間で、十分に信頼が置け、かつ口の堅い人物。
表のメディアにコネがあれば、なお適任だ。
そこまで考えて、加地はある人物に思い当たった。
それからしばらく後。
加地は、先ほど思い当たった人物――黒須宵子を訪ねていた。
「珍しいお客さんですね。時音さんたちなら来てませんよ?」
きょとんとした顔をする宵子に、軽く手を振りながらこう答える。
「いや、今日はキミに頼みたいことがあってきたんだ」
「私に? お仕事ですか?」
直ちに営業スマイルに切り替わるあたりは、流石といったところだろうか。
「それも少し違うな。できれば友達として、それがダメなら友達の友達として頼みたいことがあるんだが」
「時音さんたちに関係のあることですか?」
今度は再び不思議そうな顔に戻って、小さく首をかしげる。
「キミに隠してもしょうがないか。確かに、これは時音クンたちにも関係のあることだ」
加地がそう白状すると、宵子は満足そうに頷いた。
「それなら、遠慮なく言って下さい。大抵のことなら引き受けますよ」
この様子なら、どうやら大丈夫だろう。
加地は問題の資料を収めたディスクを取り出し、宵子に手渡した。
「このディスクの中身を、ある特定の日時にメディアで流したい。
信頼できる部署か、そういったものがなければ草間興信所にでも、匿名で託してきてくれないだろうか」
すると、宵子は少しの間ディスクを見つめ、それからこう聞いてきた。
「中身の詳細は聞きませんが、二つだけ確認させて下さい。
ヤバいものですか? そして、流す価値のあるものですか?」
そのくらいのことなら、今さら隠す必要もないだろう。
「答えはどちらもイエス。かなりヤバいものだけど、流す価値は十二分にある。大スクープだ。
ただし、さっきも言ったように、ある特定の日時に流さないと、危険なだけで意味のないシロモノと化すだろう」
加地がそう答えると、宵子はにっこりと微笑んだ。
「それなら大丈夫です。
こう見えても、テレビ局にはかなり顔が利くんですよ。
重役さんから記者さん、裏方さんまで、クライアントがいっぱいいますから」
彼女のクライアントということは、もちろん、呪術関連の事柄を依頼してきた人物、ということになる。
呪いをかける方か、それとも呪詛返しの方かはわからないが、いずれにせよ、あの業界も裏では相当ドロドロしたものが渦巻いているらしい。
ともあれ、そんなことはどうでもいい。
「ありがとう。助かるよ」
加地は宵子に礼を述べると、さらにこう続けた。
「それからもう一つ。
時音クンたちが帰ってきたら、『作戦決行が決まった』と伝えておいてくれないかな?
本当は自分で直接伝えるべきなんだろうが、あいにくこの後大事な用があるんだよ」
「わかりました。ちゃんと伝えておきますから安心して下さい」
その返事を聞いて、加地は改めて礼を述べ、宵子の家を後にした。
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〜 悲劇の果てに 〜
「待っていたわ」
あやかし荘の裏手に向かった加地を待っていたのは、訃時(ふ・どき)だった。
「嬉しいね」
自然とそんな強がりが口をついて出る。
それでも、訃時は表情一つ変えずに、じっとこちらを見つめていた。
思い返してみれば、この訃時の存在こそが全ての発端だった。
訃時が存在したが故に未来の平和は破られ、それを取り戻すために加地は過去、つまり加地が今いる現在へと旅立ち――そして、時音と出会った。
「消去力」と呼ばれる力がある。
それはいかなる相手をも殺害することのできる呪いの魔力。
故に、その力を持つ者たちは呪われし一族として恐れられ、そして憎まれた。
時音も、実はそんな一族の一員だった。
彼の血族は、その力を恐れた者たちによって惨殺され――なぜ彼らが反撃しなかったのか、あるいはできなかったのかは定かではないが――ただ一人、幼かった時音のみが生き残った。
加地がそんな時音と出会ったのは、はたして偶然だったのか、それとも宿命だったのか。
いずれにせよ、彼はそんな時音を拾い、未来へと連れ帰ったのだった。
だが、彼らを待っていたのは厳しい現実だった。
上層部は、時音の力のことを知ると、彼を訃時に対する「爆弾」として使用しようとしたのである。
確かに、その作戦が成功すれば、未来の平和は守られ、加地たちの目的は達成される。
しかし、そのような過酷な使命を時音に課すことに加地の心は痛み、使命を聞いた時音が笑顔で頷いたことが、その痛みをますます強くした。
平和を望む気持ちは、誰にも負けないつもりだった。
けれども、その平和が、罪もない少年の犠牲の上にしか成り立ち得ないものであるなど信じることは、加地にはとうてい出来なかったのだ。
その後、歌姫のことが――すなわち、異常結界に対抗しうる力を持つ者が存在することが明らかになり、事態は急変した。
時音を捨て石にせずとも、訃時に立ち向かえる可能性が出てくると、決して少なからぬ人々が時音を犠牲とすることに反対の意を表し、結果、この計画は凍結されることとなったのである。
さらに、予期せぬ幸運は続いた。
「計画はあくまで凍結であって中止ではない」として地下牢に幽閉されていた時音が、偶然――と、少なくともその時は思っていた――歌姫と出会い、二人はすぐに友人となったのである。
それらの出来事を、加地は誰よりも喜んだ。
そして、恐らく加地の次に喜んでくれたのが、後に時音が姉と慕うようになる弓原詩織だった。
その弓原詩織は、今はもういない。
それなのに、今加地の目の前にいる訃時は、間違いなく詩織の顔をしていた。
「貴方を殺せば、後は歌姫さんだけ」
その顔に、かつての詩織の笑顔とは似ても似つかぬような冷たい笑みが浮かぶ。
加地、時音、歌姫、そして詩織。
時間をも超えた大きな波に、四人は翻弄され続けてきた。
もしこれらが偶然なら、一体どれだけの幸運と不幸を背負って生まれてきたのだろう。
そして、もしこれらが宿命なら、宿命とは何と残酷なものなのだろう。
終わらせなければならない。この延々と続いてきた悲劇を。
終わらせなければならない。その波を起こした張本人である、訃時を倒すことで。
「終わらせよう」
自分に言い聞かせるようにそう口にして、加地は大きく後ろに跳んだ。
「消去力」を込めた弾を、訃時に向かって放つ。
彼自身も、実はこの「消去力」を持つ一族だったのだ。
一発でも当たれば致命傷になりうるそれを、訃時はまるで舞うようにかわしつつ、徐々に間合いを詰めてくる。
飛び道具の加地と、光刃を用いる訃時では、接近戦になれば加地の方が不利になる。
そう錯覚させておいて、訃時が飛び込んできたところを、ゼロ距離からの攻撃で倒す。
最悪、相討ちでも構わない。
それが、多少なりとこの悲劇の進行に手を貸してきたことに対して、加地ができる唯一の贖罪だった。
少しずつ、二人の距離が縮まってくる。
訃時は相変わらず詩織と同じ顔でこちらを見つめている。
その時、不意に詩織との記憶が次々と加地の脳裏に甦ってきた。
もともと、加地は詩織の教育係であり、そして誰よりも近しい友人だった――少なくとも、加地自身はそう思っていた。
思っていたのに、気づけなかった。わかれなかった。
卓越した退魔剣士となり、英雄ともてはやされながらも、彼女は常に孤独を感じていた。
そして、その孤独を癒していたのが、時音だったのだろう。
時音のおかげで、彼女はかろうじて精神の平衡を保ち――その時音を盾にとられると、あまりにもあっけなく、バランスを失って訃時の手中に落ちた。
もし、もっと早く自分が彼女の孤独に気づけていれば。
あるいは、このような悲劇は起こらなかったのではないだろうか?
目の前に、詩織の笑顔が浮かぶ。
それが訃時のものであるのに気づくまで、ほんのわずかだが時間がかかった。
いつの間にか間近に迫っていた訃時に、とっさに「消去力」を込めた弾を放つ。
もちろん、そんなものが当たるはずもなく――訃時は、加地の横をすり抜けていった。
後に残ったのは、心の痛みと……焼けつくような脇腹の痛み。
それから一瞬遅れて強い脱力感が襲い、加地はその場に膝を折った。
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〜 残された想い 〜
宵子から話を聞いた時点で、嫌な予感はしていた。
これだけの作戦を決行するという時に、それよりも優先しなければならない「大事な用事」など、そうそうあるはずがないのだ。
もしあるとすれば、それは、今回の作戦における最大の不安要素である訃時の討伐に他ならない。
そのことを悟った時音は、直感の命じるままにあやかし荘の裏手へと向かい……そこで、もっとも見たくなかった光景を目にすることになった。
訃時の光刃が、加地の胴を薙ぐ。
加地は一瞬何が起こったのかわからないような表情を浮かべ、それからゆっくりとその場に崩れ落ちた。
「加地さんっ!」
駆け寄って加地の名を呼ぶと、彼は悲しげな顔で時音たちを見つめた。
「……時音クンか……すまない、しくじってしまったよ」
傷は一目見ただけで致命傷とわかるほど深く、もはや助かる見込みはありそうもない。
「訃時っ!!」
時音は立ち上がって訃時のいた方を睨みつけたが、すでに彼女の姿はどこにも見あたらなかった。
と。
「話がある……歌姫クンもそこにいるのか?」
倒れたまま、加地が弱々しく口を開いた。
辺りを見回し、もう一度訃時がいないことを確認してから、後ろで待機していた歌姫を呼ぶ。
やがて、歌姫が到着し、二人が揃ったのを見届けると、加地はぽつりぽつりと話し始めた。
「時音クン……僕からの最後の忠告だ。
使命に縛られるな……誰かから与えられたような使命なんかに。
自分が本当に守りたいと思うものを守れ……君ならそれができるはずだ」
普段の加地なら、決して口にしなかったような言葉。
あるいは、これが加地の本音なのだろうか?
時音が驚いているのをよそに、加地は歌姫の方に視線を移した。
「歌姫クン……できれば、君にもわかってほしい……。
これでも、僕は時音クンのことを愛していた。
実の弟のように、あるいは実の息子のように……」
その言葉に、歌姫の目から涙が溢れた。
彼女が何度も首を縦に振るたび、こぼれた涙の雫が加地の胸元に落ちる。
そんな二人の様子に、加地はまるで「話したいことは全て話し終えた」とでもいうように大きく息をつき、それから寂しげな笑みを浮かべた。
「結局、最後まで、ダメな父親、ダメな兄だったな……。
時音クン……歌姫クン……すま……な……い……」
それだけ言うと、加地は全ての力を使い果たしたように目を閉じ、やがて、苦しげに喘いでいた喉が静かに動きを止めた。
にわかに辺りが暗くなり、雷の音が近づいてきた。
まるで、残されし者たちを急かすかのように。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
1219 / 風野・時音 / 男性 / 17 / 時空跳躍者
1376 / 加地・葉霧 / 男性 / 36 / ステキ諜報員A氏(自称)
1136 / 訃・時 / 女性 / 999 / 未来世界を崩壊させた魔
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■ ライター通信 ■
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撓場秀武です。
この度は私のゲームノベルにご参加下さいましてありがとうございました。
・このノベルの構成について
このノベルは全部で四つのパートで構成されております。
今回は一つの話を追う都合上、ほぼ全パートを全PCに納品させて頂きました。
そのため、少々文字数が多めとなっておりますがご容赦下さいませ。
・個別通信(加地葉霧様)
今回はご参加ありがとうございました。
加地さんの描写ですが、こんな感じでよろしかったでしょうか?
もし何かありましたら、ご遠慮なくお知らせいただけると幸いです。
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