■おそらくはそれさえも平凡な日々■
西東慶三 |
【1376】【加地・葉霧】【ステキ諜報員A氏(自称)】 |
個性豊かすぎる教員と学生、異様なほど多くの組織が存在するクラブ活動、
そして、「自由な校風」の一言でそれらをほぼ野放しにしている学長・東郷十三郎。
この状況で、何事も起きない日などあるはずがない。
多少のトラブルや心霊現象は、すでにここでは日常茶飯事と化していた。
それらの騒動に学外の人間が巻き込まれることも、実は決して珍しいことではない。
この物語も、東郷大学ではほんの些細な日常の一コマに過ぎないのである……。
−−−−−
ライターより
・シチュエーションノベルに近い形となりますので、以下のことにご注意下さい。
*シナリオ傾向はプレイングによって変動します。
*ノベルは基本的にPC別となります。
他のPCとご一緒に参加される場合は必ずその旨を明記して下さい。
*プレイングには結果まで書いて下さっても構いませんし、
結果はこちらに任せていただいても結構です。
*これはあくまでゲームノベルですので、プレイングの内容によっては
プレイングの一部がノベルに反映されない場合がございます。
あらかじめご了承下さい。
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過去と未来を繋ぐ想い
〜 別れの運命に抗って 〜
吹きすさぶ風の中で、風野時音(かぜの・ときね)は静かに立ちつくしていた。
手には、血に染まった加地葉霧(かじ・はきり)のコートを握りしめ。
頬には、ひとすじの血涙を流し。
凍る瞳で、にわかに暗くなり出した空を見つめていた。
つい先日幼馴染みを失い、今また加地まで失ってしまった時音の心痛は、察するにあまりある。
今こそ、自分が時音の支えにならねば。
そう考えて、歌姫は時音に声をかけようとした。
と、その時。
不意に、大勢の人々が辺りに姿を現した。
それも、尋常の手段ではなく、空間転移によって。
時空跳躍者たちである。
「作戦実行ということで来てみたが……加地はやられたらしいな」
この場の状況を見て、彼らは何があったかをすぐに悟ったらしい。
けれども、時音の心の痛みには気づかないのか、彼らは無遠慮に時音に声をかけ始めた。
「時音、今の状況を報告してくれ。ただちに作戦会議に入る必要がありそうだ」
そんな彼らに、時音も我に返って何事もなかったかのように対応する。
心はまだ痛んでいるのに、それを必死に覆い隠して。
歌姫はそんな彼に何とか声をかけようとしたが、その前に別の時空跳躍者が立ちふさがった。
「歌姫さんだね。申し訳ないが、時音はしばらく借りていくよ」
彼は一方的にそう言うと、時音を連れて他の時空跳躍者達とともにどこかへ行ってしまった。
それから数十分後。
歌姫は、「椿の間」に戻ってきていた。
このまま作戦会議が終わり、作戦が実行されることになれば。
ひょっとしたら、時音にはもう会えないかもしれない。
ふと、以前夢に見た「未来の光景」が甦る。
なんとかして時音を守ろうとしていた加地とは違い、あの時空跳躍者たちの多くは、最後には時音を切り捨てようと考えているのだ。
やはり、何とかして時音に会わなければ。
歌姫が部屋を出ようとしたちょうどその時、彼女の目の前でドアがノックされた。
ドアの外に立っていたのは、なんと黒須宵子だった。
「えーと……時空跳躍者? の方から、歌姫さんを護衛するように頼まれました。
というわけで、作戦が終了するまで、こちらでお世話になりますね〜」
後ろを見ると、大荷物を背負った金山武満の姿も見える。
どうやら、護衛の名目で本気でこちらに住み着く気らしい。
普通に考えれば、歌姫が宵子の家に行った方がいろいろ便利な気もするのだが、そういうことには思い至らなかったのだろうか?
なんにせよ、こちらの事情をある程度理解してくれている宵子が来たのは、歌姫にとってはチャンスである。
武満が帰るのを待って、歌姫は宵子に「なんとかして時音の居場所を探し出して会いに行きたい」ということを、懸命に歌と身振り手振りで伝えようとした。
「ん〜……歌姫さんも私に会いたかったんですか? 違います?」
もっとも、例によって例のごとく、正確に伝わるまでには、結構な時間がかかってしまったが……。
ともあれ。
どうにかこうにか歌姫が意志を伝えると、宵子はあっさりとそれを承諾した。
「いいですよ〜。護衛しろとは言われましたけど、ここにいろとは言われてませんし」
だったらこっちに住み着こうとしないで、歌姫を迎えに来ればよかったんじゃないか……というツッコミはさておいて、まずは、時音の居場所を探る手だてを考えなければならない。
二人は相変わらずの調子でしばらく話し合った(?)末、ある一つの結論に達した。
「とりあえず、加地さんの部屋にでも行ってみましょう」
確かに、何らかの手がかりがあるとしたら、加地の部屋以外にない。
かくして、二人は早速加地の部屋へと向かったのであった。
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〜 悲しい手記 〜
加地の書斎は、ほぼ完璧なまでに整頓されていた。
恐らく、彼がこうなることを予期して、身辺を整理していったのだろう。
その加地も、もういない。
そう思うと、歌姫は何とも言えない悲しい気持ちになった。
とはいえ、いつまでもそのことを悲しんでばかりもいられない。
「やっぱり、こういう時は机の引き出しから調べてみるものですよね?」
宵子の言葉に、歌姫はさっそく一番上の引き出しを開けてみた。
出てきたのは、革製の表紙のついたノートのようなものだった。
加地が何かを書き留めるために使っていたもののようだが、それほど古いものではなさそうだ。
「これは、さっそく大当たりかもしれませんね」
宵子に促されるままに、歌姫はその表紙をめくってみた。
ノートの正体は、加地が訃時(ふ・どき)との決戦に出かける直前に書いたと思われる手記だった。
最初に書かれていたのは、訃時のこと。
なんと、彼女の正体は異常結界の化身であり、彼女が異常結界を発生させていたのではなく、彼女こそが異常結界そのものだったのである。
彼女は影響範囲にいる者を皆殺しにするまで止まらず、どこまでも追い続ける。例え時空を越えてでも。
不幸にして、加地たちはそのことを知らず、問題を解決するために過去、つまりこの時代へと飛び――結果として、この世界にまで訃時を持ち込むこととなった。
手記によれば、加地がそのことに気づいたのは、歌姫と彼女の家族が訃時に誘惑されていたことを知った時だったという。
自分たちの手で問題をますます大きくしてしまったことへの絶望が、そのページには色濃くつづられていた。
次に書かれていたのは、時音のことだった。
時音の一族が持っているという力「消去力」。
それは、任意の対象を完全に抹消する代わりに、自らもひどく衰弱するほどのエネルギーを消費する諸刃の剣であるらしい。
その危険すぎる力を持つ彼の一族は、その力故に幽閉され、神話級の威力を持つ霊威抹殺の爆薬よって個体数までが管理されていたという。
その中の一人であった時音の母親は、時音の父親によってそこから救い出され、管理下を逃れて時音を産み落とした。
だが、幼い時音の能力が突発的に目覚めたことによって、彼らの存在は追っ手の知るところとなり、結果、時音の両親は殺され、時音自身も拉致されかけた。
そこを加地が救ったのが、加地と時音の最初の出会いであったという。
そして、最後に書かれていたのが、歌姫と時音のことだった。
異常結界無効化装置の開発と歌の訓練のため、未来へと呼ばれた幼い日の歌姫。
そんなさなか、彼女は心ない兵士の言葉によって傷つき、あてもなく飛び出して、たまたま牢屋へと迷い込んだ。
その時、そこに閉じこめられていた時音と出会ったのが、二人の最初の出会いだったのだそうだ。
さらに、後の訃時襲撃の時に二人がかろうじて逃げおおせたのは、「時音を訃時に対する爆弾として使う」という計画があることを知った歌姫が、時音を連れて逃げようとしたからであることも、その手記には書かれていた。
『この手記が読まれる頃には、僕はすでにこの世にいないだろう。
この手記がふさわしい人物によって見つけられることを。
そして、歌姫クンや時音クンが幸せになってくれることを、僕は切に願う』
最後のページを読み終えて、歌姫は静かに手記を閉じた。
時音に初めて出会った日のこと。
時音と一緒に逃げた日のこと。
そして、初めて加地と出会った日のこと。
忘れていた記憶が、次々と甦ってくる。
歌姫は泣いた。
加地の遺した手記を抱きしめて、歌姫はただ泣き続けた。
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〜 あの日の想い 〜
歌姫は走っていた。
どこか行くあてがあるわけでもない。
けれども、これ以上ここにはいたくなかった。
来る日も来る日も辛い訓練をさせられて、友達も出来ずに一人ぼっち。
ただでさえそんな日々に耐えかねていたところに、浴びせられたトゲのある言葉。
もう、これ以上こんなところにはいたくない。
そう思って、歌姫は走った。
どこかへ。
ここでない、どこかへ。
目についた道を曲がり、下りの階段を下りる。
辿り着いたのは、薄暗い牢獄。
結局、どこに逃げても逃げ場などないということか。
そう思うと、ここを出てまた走り続ける気力も失せていく。
歌姫はその場に膝をつき、冷たい床に突っ伏した。
どうしようもない辛さと寂しさに、涙がこぼれそうになったその時。
何か、彼女の手に触れたものがあった。
それは誰かの手。
小さな、しかし温かい手。
歌姫は顔を上げて、その手の主を見つめた。
歌姫の手を握ったのは、彼女より少し年上の少年だった。
心配そうな、それでいて少し照れたような表情で、こちらを見つめている。
そんな彼の視線に気づいて、歌姫は慌ててこぼれかけた涙をぬぐって、もう大丈夫だよと笑ってみせた。
もう、一人ぼっちじゃない。
そう思えば、もう寂しくもないし、訓練の辛さにも耐えられる気がした。
それからというもの、時々彼に会いに来るのが、歌姫の密かな楽しみとなった。
時音と名乗ったその少年は、とても優しくて、照れ屋で、少し泣き虫だったが、弱虫ではなかった。
彼が牢獄に閉じこめられている理由は知らない。彼自身も話してくれたことはない。
それでも、彼がいるから、歌姫は頑張れた。
時音は、歌姫の心の支えだった。
そして、歌姫は、時音のことが大好きだった。
そんなある日のこと。
全くの偶然から、歌姫は時音が牢獄に閉じこめられている理由を知った。
時音は、訃時に対する「爆弾」だったのである。
もちろん、「爆弾」というものは、爆発すれば自身も無事では済まない。
そのことを知った歌姫は、時音を連れて逃げることを決めた。
ろくに警備もされていない牢獄から時音を連れ出すのは、さして難しいことではなかった。
訃時の手が迫る中、二人は手に手をとって逃げた。
だが、二人はついに逃げ延びることはできなかった。
訃時の襲撃によって街は壊滅し、歌姫の両親も命を落とした。
そして、歌姫と時音も、亡者たちによって追いつめられていた。
時音は、歌姫を守るために懸命に戦った。
歌姫も、時音を守るために、訓練の成果を最大限に発揮した。
それでも、亡者たちを食い止めるには至らず、時音はひどい傷を負った。
幸い、歌姫の両親が持たせてくれていた時計のおかげでとりあえずの窮地は脱することはできたが、傷ついた時音を大人たちに渡すことも、亡者たちに渡すこともできず、かといって、連れて逃げることも、置いて逃げることもできはしない。
傷ついた時音を隠し、歌姫は必死に歌い続けた。
けれども、それも限界が近づいていた。
そこに現れたのが、加地だった。
彼も、歌姫の目から見れば「大人」の一人であり、敵であることにかわりはない。
「時音は絶対に渡さない」
歌姫はそう言い放つと、歌の効かない相手に対して、落ちていた石を投げることで精一杯の抵抗を試みた。
その投石を、加地は避けようとはしなかった。
石の一つが額に当たり、ひとすじの血が流れる。
それでも、加地は歌姫を安心させるように微笑みながら、きっぱりとこう誓ったのだった。
「大丈夫、彼も、君も、絶対に殺させたりしない。
それが、僕にできるたった一つの償いなんだ」
彼を追い返したところで、いずれ力尽きるのは目に見えている。
それなら、少しでも信頼できそうなこの人に賭けてみよう。
そう考えて、歌姫は彼に時音の隠れている場所を教えた。
「心身ともに邪気に汚染されすぎていて、このままでは危ない」という彼の忠告に従い、「いつか自分で自然浄化できるようになるまで」という条件での記憶封鎖も受け入れた。
かくして、記憶を封鎖された歌姫は、加地によってこの時代に戻され、あやかし荘に住むこととなり――今に至るのだった。
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〜 萌える手がかり 〜
加地の手記を読み終えてから、どれくらい経っただろうか。
とにかく、いつまでもここで泣いていても始まらない。
何としてでも、時音にもう一度会わなくては。
ようやく歌姫が泣くのをやめた時、どこからかオルゴールのような音が聞こえてきた。
「あ、私の携帯です」
音の正体は、宵子の携帯の呼び出し音だったらしい。
彼女は鞄の中から携帯電話を取り出すと、相手を確認して、嬉しそうな様子で電話に出た。
「あ、しのぶちゃん? どうしたの〜?」
どうやら、電話の相手は森里しのぶのようだ。
宵子はそのまま数分間ほどしのぶと話していたが、やがて電話を切ると、歌姫の方に向き直ってこう言った。
「いいニュースです。時音さんの居場所の手がかりがありましたよ!」
それは、一体どういうことだろう?
歌姫が首をかしげてみせると、宵子は満面の笑みを浮かべてこう続けた。
「カギは想司くんです。
今、想司くんはとある理由で時音さんを探しているようですから、想司くんを見つけられれば必ず時音さんも見つけられます」
なるほど、確かに水野想司(みずの・そうじ)なら、時音を見つけられるかもしれない。
けれども、この方法にもひとつだけ問題があった。
そもそも、その想司をどうやって見つけたらいいのだろう?
「で、問題はどうやって想司くんを見つけるか、なんですよねぇ〜」
宵子もそこに気づいたらしく、腕組みをして考え込んでしまう。
そういえば、最初に手記を見つけたきりで、この部屋の中はまだほとんど捜索していない。
何か、役に立ちそうなものはないだろうか?
歌姫があちこちを見回してみると、隅の戸棚の上に「萌えレーダー」と書かれた箱があるのが目に入った。
ひょっとしたら、これなら想司を見つけ出せるかもしれない。
そう考えて、歌姫はせいいっぱい背伸びをして箱を下ろした。
中に入っていたのは、ノートパソコンの上にアンテナが付いたようなものだった。
電源を入れると、画面に色とりどりの点がいくつも浮かび上がる。
その中でも、やや大きめの点が画面中央に一つ。
そして、それよりもさらに大きな点が、画面の左上に見えた。
「多分、これが想司くんですね」
そう言いながら、宵子が左上の点を指さす。
想司は十中八九それで間違いないだろうし、画面中央の点は、おそらく宵子だろう。
歌姫はそう思ったが、それはあまり関係ないと思い、あえて指摘しないことにした。
と。
宵子が、こんなことを口にした。
「ところで、加地さん、これを何に使っていたんでしょうねぇ?」
言われてみれば、加地が普段から想司を追っていたとも思えないし、これがここにある理由がさっぱりわからない。
――ひょっとしたら、加地はこれで「お姉さん萌え」の時音の居場所を探っていたのだろうか?
歌姫は一瞬そんなことを考えて、すぐにその想像を否定した。
ふと見ると、画面中央のやや大きめの点は、いつの間にか二つになっていた。
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〜 全ての道が通じるところ 〜
途中でしのぶと合流した歌姫たちは、「萌えレーダー」の大きな点のある方へと向かい……辿り着いたのは、なんとあやかし荘の裏手の、ちょうど時空跳躍者たちが現れた辺りだった。
はたして、本当にここに想司はいるのだろうか?
そして、本当に時音の居場所がわかるのだろうか?
そんな歌姫の心配をよそに、しのぶと宵子はぴったりとくっついたまま――もちろん、宵子がしのぶにくっついているのだが――想司を捜し回っていた。
「想司くん、いるんでしょ?」
ところが、二人がいくら呼んでもいっこうに想司が出てくる気配はない。
やはり、ここではないのではないだろうか?
歌姫が不安に思っていると、突然、宵子がとんでもないことを言い出した。
「三下さんが決着をつけたいって言ってましたよ〜」
その効果は抜群で、たちまち想司が頭上から降ってくる。
「それホント? だったらこうしちゃいられないっ♪」
今日も見事な魔法少女ルックではあるが、でっかいハート型の矢とそれに合わせた弓以外は、見事に緑と茶色の迷彩色で統一している。
一言で言うならミリタリー系魔法少女。何とも微妙な格好であった。
ともあれ、宵子はそんな想司にいきなり抱きつくと、耳もとで囁くようにこう言った。
「ウ・ソ。ごめんね、どうしても想司君に会いたかったの」
「そっかぁ」
ちょっと残念そうな顔をしながらも、おとなしく抱きしめられている想司。
しのぶはややむっとした様子でそれを見ていたが、やがてバッグの中からハリセンを取り出すと、さっそく想司の後頭部に一発お見舞いした。
「想司くんっ! なんで一回で出てこないのよっ!」
「ごめんごめん♪ 狙撃のために木の上に隠れてた所だったからさっ☆」
狙撃?
そう言えば、想司が時音を捜していた理由については、歌姫は何も聞いていなかったが……ひょっとすると、想司は時音を狙っていたのだろうか?
だが、もしそうだとしたら、一体何のために?
と、歌姫がそんなことを考えていた時。
「歌姫さん」
誰かが、背後で歌姫の名を呼んだ。
この声は。
間違いない。
振り向くと、そこに時音がいた。
いつものように。
想いが溢れて、歌姫は時音の胸に飛び込んだ。
少しの間の後、時音の手が、優しく歌姫の背中に触れた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
〜 切なる願い 〜
時音に優しく抱かれながら、歌姫は全てを話した。
加地の手記のこと。
ようやっと思い出せた、過去の記憶のこと。
泣きながら、歌姫は時音にその全てを話した。
「……全部……知ってる」
ぽつりとそう言って、時音は少し悲しげに微笑んだ。
彼もまた、忘れていた記憶を全て取り戻していたのだろう。
封じられていた、悲しい記憶を。
もう一度時音を抱きしめながら、歌姫は強く願った。
この瞬間が一秒でも長く続くことを。
そして――全てが終わった後も、二人、こうして一緒にいられることを。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
0424 / 水野・想司 / 男性 / 14 / 吸血鬼ハンター(埋葬騎士)
1219 / 風野・時音 / 男性 / 17 / 時空跳躍者
1376 / 加地・葉霧 / 男性 / 36 / ステキ諜報員A氏(自称)
1136 / 訃・時 / 女性 / 999 / 未来世界を崩壊させた魔
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■ ライター通信 ■
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撓場秀武です。
この度は私のゲームノベルにご参加下さいましてありがとうございました。
・このノベルの構成について
今回のノベルは、基本的に六つのパートで構成されています。
ただし、話の都合上、想司さんのみ、個別パート二つを含む全四パートとさせていただきました。
(その他の方々に納品されているノベルは全て同一のものです。ご了承下さい)
・個別通信(加地葉霧様)
今回はご参加ありがとうございました。
加地さんの手記についてですが、「自らの死を悟った加地さんが時音さんや歌姫さんに宛てて書き残したもの」という解釈でよろしかったのでしょうか?
もし何かありましたら、ご遠慮なくお知らせいただけると幸いです。
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