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■恋する君へ。■

観空ハツキ
【1660】【八雲・純華】【高校生】
 暗く、何処にも繋がらない世界。
 唯一の明りである不可思議な光は、今にも消えてしまいそうなほどか細く弱く。
 忘れてしまいそうになる、何もかもを。
 生きている証であるように輝いていた全ての想いを――今がある理由を。


「恋の話を聞かせて貰えないかしら?」
 閑静な住宅街にひっそりと佇む児童公園。
 赤いビジネススーツに身を包んだ女性が、一人ブランコに揺られて空を見上げる。
「突然何をって思ったでしょ? そうね……人助け、だと思ってくれないかしら? 生きる力を求めてる、そんな少し虚ろになってしまった人間に気合充填して欲しいの」
 おいでおいで、と通りかかったあなたに、彼女は手招きを繰り返す。
 涼やかな印象を与える漆黒の瞳を縁取る目元が、人懐っこく笑い細められる。
「どんな話でもいいのよ。例えば失くしてしまった恋の話でも、現在進行形の片思いの話でも、熱愛中のラブラブな話しでも」
 ラブラブか、と自分で語った言葉がおかしかったのか、赤いスーツの女はくすくすと小さく笑う。
「ま、そんな所につっ立っているのも何でしょ? よかったら、ここにどうぞ」
 示されたのは彼女の隣のブランコ。
 つい先ほどまで誰かが座っていたのか、風もないのにゆらゆらと揺れている。
「私は火月(かつき)、あなたは?」
恋する君へ 〜Infinity Sweetness〜


 現役の女子高生のパワーは無限大に等しいのではないだろうか。
 そんなことをぼんやり考えながら、火月は隣でブランコに揺られる少女の顔を眺めた。
 時折、薄紅に染まる頬がなんとも愛らしい。
(「っていうかね」)
 キィキィと軋む鎖に腕を預け、頬杖に似た恰好。こそりと零れた言葉は、火月の胸の中にだけ響いたもの。
 いや、おそらく口に出しても、きっと『今』の純華の耳には届かなかっただろうけれど。
(「私の存在、忘れちゃってないかしら〜?」)
 今度は、くつくつと喉の奥を鳴らして小さく笑い。
 恋する乙女は無敵なのだ。
 例えば、誰かに話している、そんな現実をうっかり忘れて、自分の世界にはまり込んでしまうほど。
(「私にもこんな時代……あったかしら? あったかしら……? あら、私、ひょっとして寂しんぼ?」)
 ここにはいない彼氏のことを思い描く少女は、隣で苦悩する女性がいることに気づく由もなかった。


 季節は巡り、一年で最も暑いとされる頃合は過ぎ去ってしまった。
 もう今年も残り四分の一。
 眺め歩くショーウィンドウの中のマネキン達が着ている服装も、袖が長くなり、ともすればコートを羽織っている。
 が、しかし。
「今日もあっついなー」
 零れた言葉は独り言。
 無意識の呟きと共に八雲・純華は歩みを緩めた。
 見上げる空は確かに秋色に染まり始めているが、肌を刺す熱線の威力はいまだ衰えを知らない。
 うっかりすると風邪をひきそうになるような、朝晩の寒さなど嘘のような日中の暑さ。
 花柄のTシャツに、デニムのティアードミニスカート。軽く羽織っていたパーカーは先ほどから小脇に抱えられたまま。
 白のスニーカーで街を闊歩すれば、じんわりと額に汗が浮かぶ。
 Tシャツとお揃いっぽい花柄のショルダーバッグの中に詰め込んでおいたハンカチで、気持ちをじんめりさせるそれを拭う。それだけで、気分は少し軽くなる。
 そんな中、たまの一日ゆったり休日に外出を決行するのは、恋する乙女の心意気のなせる業――かもしれない。
 赤い瞳が、コンクリートジャングルに彩を添えるショーウィンドウを一巡り。
 いつだって流行に敏感で、いつだって誰よりも可愛く見える自分でありたい――それは乙女達の悠久の願い。特にそれが彼氏の前であるならば。
 日々の努力を惜しまぬ彼女の、本日の成果は。
「……秋は好きだけど、好きじゃないなぁ」
 食べ物は美味しくなるし、夜だって寝苦しくなくなる。学問に関して意見を求められると、少々困ってしまうが、学生生活におけるイベントが多くなるのもこの時期なわけで。
 つまり、友人や彼氏と公然と一緒にいられる時間が長くなるということ。
 けれど引っかかることもある。
「どうして秋って大人っぽい感じの服が多くなっちゃうんだろ」
 飾られたシックな色合いのワンピースを恨めしげに視界に納め、溜息をもう一つ。平均身長に足りない背丈が、こんなとき憎らしくなってしまう。
 軽く唇を尖らせて、くるりと踵を返す。
 おかしい、今日外出すればステキな出会いがあるって思ったのに。
 絶対無敵の『乙女の勘』が寝起きの純華に告げたこと、それは『お出かけしましょ』というお誘い。
 大好きな彼氏との約束が入っていれば、100%気付かなかったフリを決め込んでいただろうそれ。
 でも幸か不幸か――どちらかと言えば、絶対的に『不幸』のパーセンテージが高いに決まってる――今日はそれを信じるだけの余裕があったりしたわけで。
 すれ違う人波は、いつもと変わらず周囲に無関心な流れのまま。
 軽く爪先立ちして辺りの様子を伺ってみたけれど、誰かが自分に向かって駆けて来るような偶然が待ち受けている気配もない。
 がっくりと肩が落ち、Tシャツにプリントされた大きな花が、しゅんとしおれたように縮こまる。それはまるで、今の純華の気持ちをそのまま写し取ったかのよう。
 仕方ない。たまには外れる日だってあるのかもしれないから。
 スニーカーの底をアスファルトで高く鳴らして、諦めの一歩――の予定が、何かがぴくりと琴線に触れた。
 もう一度立ち止まり、ゆっくりと周囲に視線を馳せる。
 じりじりと照りつける太陽はそのまま、磨き上げられた大きなガラスに反射された光は、網膜を焼き尽くしてしまいそうなほど苛烈で。
 しかし、そんな中にぽっかりと開いた緑の空間。
「……あれ? こんなトコに公園ってあったっけ」
 ついっと誰かに手を引かれた気がした。


 大好きな人の名前。
 それを心に思い描くだけで、いつもと変わらないドキドキが胸を占めていくのがわかる。これは日常茶飯事、恋する乙女特有の不思議な病。
 雑踏をかきわけ辿り着いた先、小さなブランコが二つあるだけの公園で純華が出会ったのは、真紅のビジネススーツをピシャリと着こなした女性だった。
 火月(かつき)と名乗った彼女は、純華にブランコを指差し「どうぞ」と笑いかけ、自分もゆらゆらブランコに揺られている。
 ざわめきの中に唐突に形成された、静かで清涼な世界。
 加えておだやかな物腰のようで、押しの強さと自分のペースに人を巻き込むのを得意技としているような火月の言動に、純華はあっという間に連れ去られていた。
『恋のね、お話をして欲しいの』
 人懐っこい笑みは、どことなく自分と近いものを感じる。
 覗き込む様に合せられた視線は、大人の女性の余裕と、悪戯っ子のおどけたそれを足して2で割ったような感じ。初対面という警戒心を抱かせない、絶妙の匙加減。
『見たところ、ステキな恋をしてるみたいだし』
 20代半ばに見える年長者にそう微笑まれ、純華の体温は一気に急上昇。かぁっと火照った頬が、火月の推測が的中していることを喋る前から物語る。
『いえ、その……別に、私』
 軽く握った拳を唇に押し当てて、僅かに言いよどむ。
 恋なんてしてません――そんな嘘は、冗談でも言えない気がした。場を凌ぐためとは言え、音にしてしまうには現実と真逆すぎる言葉。
『彼氏、いるんだ?』
『あのそのっ! えーっと……んーっと…………はい』
 最後は掠れるほど小さな声。
 気心の知れた友人達との会話でならいざ知らず、『恋』の話を――彼氏の話をするのは、照れくさくて仕方がない。
 ますます紅潮していく頬は、既に赤信号と並んで見分けがつかないほど。
 けれど恋する乙女心に灯ったのは、開き直るための青信号。
 うずうずと、先ほどまでとは違うドキドキが胸いっぱいに広がっていくのを純華は感じていた。
 そして、口火は切って落とされたのだ。

 数ある思い出の中、真っ先に思い浮かぶのはやっぱり告白された時のことだと思う。
 夕焼け色に染まる観覧車、絶好すぎるシチュエーション。
 告白は純華にとっては驚きで、思わず返してしまった反応は『絶句』。
 視線を外す事も出来なくて、酸欠の金魚のように口をぱくぱくさせてしまった。
 後になって考えれば、もっと可愛い反応の仕方だってあったはず、と後悔の嵐。乙女にあるまじき失態。
 けれど、きっとそんな純華だから、彼は好きになってくれたのだ。
 好きになって――好きでいてくれるのだ。
 心臓が飛び出しそうなくらい、激しく脈打っているのに。くらりと眩暈がしそうな浮遊感に苛まれているのに。
 この苦しいような、切ないような、もどかしいような、とにかく色々な感情がごっちゃまぜになってしまった場所に、ずっといたい――なんて風に思ってしまったのだ。
 茜色に染まる街並を見下ろす余裕なんて、当然ながらありはしなかった。
 やっとの思いで、喉の辺りにひっかかっていた言葉を押し出す。
 何と答えたのか――実はあまりのドキドキで記憶は曖昧。
 今になって思えば、あの時握り締めていた手の平には、ものすごい汗をかいていたかもしれない。それくらい、緊張したのだ。

 それから、絶対に外すことのできない記憶はもう一つ。
 大事な大事な観覧車に纏わる思い出。
 告白された記念の場所。
 乗りに行くことになったのは、久し振りに一日二人っきりですごせるデート日和。もちろんそこは最終目的地。
 鉄の骨組みの階段は、そっと登っているつもりでも乾いた音を夜の帳が降りた世界に響き渡らせる。
 自然と緊張してくる足元は、純華をおごそかな気分へ誘い込む。
 バージンロードを歩く時はこんな気持ちなのかな?
 突飛ともいえる自分の思考に、思わず赤面。
 はたはたと自分の顔を手で仰ぎながら、必死に普段の落ち着きを取り戻す。係員ににっこり笑顔で見送られ、夜の観覧車に乗り込んだ。
 眼下に広がる街は、色とりどりの光に満たされ、さながら宝石箱のよう――言い古された表現ではあるけれど、恋する乙女には一番ぴったりくる表現。
 向かい合う形で腰を下ろす。
 ふ、と。
 胸を締め付けるような旋律が純華の鼓膜を振るわせた。
 聞き覚えのない曲。
 柔らかなメロディーライン。激しい起伏のない音符の流れが、耳にすんなりと心地よい。
 聞き始めて暫く、それが彼の自作の曲であることは自然と知れた。
 理由は簡単。
 『想い』が伝わってきたから、純華に対する彼の嘘偽りのないひたむきな心が。
 だからきっと、この曲を本当の意味で分かるのは後にも先にも純華だけ。
 頂上付近、うっとりと聞き入っていた純華に、ほんの少しだけ緊張の色を含んだ声が届く。
 優しい音色はそのままで。
 けれど、もし純華に音楽的経験が今よりたくさんあったなら。そのリズムがいつもより強張っているのを感じ取る事が出来ただろう。
 え?
 『驚き』は二度目。
 簡単な言葉だったけれど、そこにいつもと違う何かを感じた純華は、よく出来た人形のように全ての動きを止めてしまった。
 心臓だけが、不安と期待に脈打つ速度を上げていく。
 限界を超えそうなほどのドキドキに、告白された時と同じように意識が遠のきそうになるのを感じた。
 続いた言葉は、記憶の抽斗から引っ張り出すだけで心臓が破裂しそうになるから、こっそりとしまったままにしておこう。


「もしもし、もしもし純華ちゃーん」
 我に返ったのは、なんとなく申し訳無さそうな火月に肩を揺さぶられたから。
「え? あ、私ったら!」
 思い出にどっぷりと浸かっていた思考回路が、一気に現実世界に引き上げられる。長い潜水から水上に顔を出したように、未だ衰えぬ日差しが目に痛い。
 そして「しまった」と思っても後の祭。
 どうにも『彼』のことになると、箍が外れてしまうらしい。
『……あのさぁ、どーでもいーんだけど。恋愛なんてそんな綺麗なもんじゃないと思うのよネ。結局アンタって恋に恋して夢見がちなだけなんじゃないノ?』
「え?」
 不意に。
 陸に上がったばかりの人魚姫状態の純華は、まだ泳いでいるような浮遊感に引きずられていた。
 それを貫いたのは棘だらけの言葉。
『あのサ、恋愛ってオママゴトと違うじゃない? トキメキとかそーゆのって一時の幻想に決まってるじゃない』
 オコサマなんだから。
 わざと鼻にかけた笑い、細められた瞳に斜めに見られ、純華の中で何かが切れた。
「そういうのって、けっきょくそういう恋愛しか出来てないからよね。自分の中に『大好き』って気持ちがあれば、いつだってドキドキできるもの」
『はぁ? 何言ってるの? それがガキだって言ってるんじゃん』
「お言葉ですけど、私と同じくらいの年齢に見えるあなたがそんなこと言ってる方が、よっぽど寂しく感じられるけど」
 何が起こっているかは、さっぱり分からなかった。
 分かる暇さえ与えられなかった、というのが正解かもしれない。
 火月に肩を揺さぶられ、現実と向き合った直後には『彼女』がいたのだ。髪は茶髪、制服のスカートはぎりぎりまで短くつめられて、ばっちり決められた化粧が純華の目からはどこか滑稽にも見える。
 どう見ても、自分とそう変わらない年端の少女。
 でもこんな風にいきなり罵詈雑言を吐きつけられるような面識は皆無。彼へ片思いしてる少女が言いがかりでもつけてきたのだろうか? なんて一瞬頭を過ぎったが、それも刹那の出来事。
 自分の純粋な思いを、何も知らない人間に踏み躙られたのが悔しい――そう感じる心の方が一気に膨らんで胸が張り裂けそう。
 キレイごとなんかじゃない。
 彼を好きだと思う気持ちは。
 実感するたびに高鳴る胸は、どれほどの時間が経とうと変わらない『真実』。
 オママゴトなんて言わせない。
 それは実在するのだから。
 純粋な甘い甘いキモチ。
 いつだって湧き出てくる無限大の力。
「……そうじゃない、ね」
 ぽつり、零れた。
 彼に告げられた言葉が、頭の中でリフレイン。
 言葉の毒に中てられた心が凪いでくる。優しい気持ちで満たされていく。
 同じ言葉で、どうしてこんなにも違うのだろう。
 答えは簡単。
 それに込められた『気持ち』の違い。
 純華には、いつだって純華を守る『気持ち』が一緒なのだから。
「確かに、あなたみたいな恋愛感ってのもあるかもしれないけど。だけど、それは私の気持ちを否定することにならないの。私も、否定しない――だって、恋愛は十人十色だもの」
『……は?』
 先ほどまで切っ先を向け合うようなやりとりの応酬をしていた純華に、穏やかに微笑みながらそう言われ、名も知らない少女が怪訝気に眉を寄せた。
「私、幸せなの。大好きって気持ちでいっぱいで。すごくすごく、幸せで楽しくて嬉しいの。もちろん、不安になったり寂しく感じることもあるけれど」
『……何?』
 その時、おもわず一歩引き下がってしまった少女の目には、純華の背後にお花畑が見えた――かもしれない。
「やっぱり、恋する乙女って無敵よね」
 火月が明後日の方向を見遣って一言。
「でもね、不安になることも最後には幸せに繋がることだと思うの。だって彼が私のこと支えてくれてるんだし――あれ?」
 予告無しに現れた少女は、これまた再び予告なくその姿を消していた。
 火月の手に、小さな紅色のビー玉一つ残して。


「結局、よく分からない一日だったな」
 小首を傾げながら、見慣れた電車に乗り込む。
 さきほどまで紛れ込んでいた街並は、徐々に加速しながら景色の中に流れていく。
 やっぱり、恋する乙女は無敵ね。
 別れ際、そう笑いながら火月は手を振った。
 なんでも彼女は『恋の話』を聞くことで、そのエネルギーを『誰か』に送っているらしい。唐突に現れた少女は、純華の恋愛感の対極が形になったもの――ということらしい。
「……って、言われても」
 ベンチシートに幾つかの空き席を見つけたが、そのまま支柱によりかかってぼんやりと窓の外を眺める。
 小さな広告が貼り付けられたガラス窓に映る自分の顔には、幾つかの疑問符が浮いたまま。
 暫く続いた一人きりの睨めっこ、しかしそれはいつの間にか柔らかな笑顔に溶けた。
「難しく考えてもしょうがないっか」
 『ありがとう』――それが火月の最後の言葉。
 ならば、結果はオーライ。
 残る不安は、彼氏がどこまで今日の出来事を信じてくれるか。だけど、そんなのは杞憂に終わるのを純華は知っていた。
 純華の話す事なら、彼は真っ直ぐに聞いてくれるに決まってる。
 既にウキウキと走り始めた心に、自分でクスリと笑って。周囲に気を配りながら携帯電話をバッグから取り出し画面を開く。
「やっぱりタイトルは『不思議発見!』かな?」
 あれやこれやと悩みつつ、使用頻度が一番高いメールアドレスを呼び出す。
 ちょっと長いメールになりそうだが、電車に揺られる時間にはまだまだ余裕がある。
 楽しげにマナーモードで携帯を操る純華。
 ドキドキがたくさんつまった胸で、Tシャツの花柄が誇らしげに咲いていた。


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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名】
  ≫≫性別 / 年齢 / 職業
   ≫≫≫【関係者相関度 / 構成レベル】

【1660 / 八雲・純華 (やくも・すみか)】
  ≫≫女 / 17 / 高校生
   ≫≫≫【鉄太+2 緑子+1 アッシュ+1 GK+2/ C】


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■         ライター通信          ■
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 こんにちは。ライターの観空ハツキです。
 この度は『恋する君へ。』にご参加下さいましてありがとうございました。
 そして納期ぎりぎりのお届けになってしまい、申し訳ございません(毎度毎度のことですが・汗)。

 八雲・純華さま、お久し振りでございます。そしてご発注、ありがとうございました。
 久し振りの純華さん、ということで気合入れて――いたら、過剰に花が咲きすぎたような感じになってしまったような気もするのですが……うう、申し訳ありません。
 キーワードで「お任せ」との事だった部分は、ある程度の遊びを残して……という感じで書かせて頂きましたが、大丈夫だったでしょうか?
 ちょっぴりコメディ的になってしまいましたが、純華さんの『ドキドキ』を少しでも表現出来ていれば良いのですが……

 誤字脱字等には注意はしておりますが、お目汚しの部分残っておりましたら申し訳ございません。
 ご意見、ご要望などございましたらクリエーターズルームやテラコンからお気軽にお送り頂けますと幸いです。
 それでは今回は本当にありがとうございました。