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■東郷大学奇譚・嵐を呼ぶ学園祭 〜朝・昼の部〜■

西東慶三
【2239】【不城・鋼】【元総番(現在普通の高校生)】
「悪事千里を走る」というが、情報伝達の手段が発達した昨今では、千里を走るのは何も悪事に限らない。
 多少なりと面白そうな話であれば千里や二千里は簡単に走り抜け、世界中を駆けめぐるような世の中である。
 故に、私立東郷大学で行われる学園祭の話を全く無関係な人間が知っていたとしても、特に驚くにはあたらない。

 なにしろ、「あの」東郷大学である。
 当然、そこで行われる学園祭も尋常なものではなく、毎年「イリュージョンと称して『消され』、出てきたらいつの間にか二時間が経過していた」だの、「怪生物やロボットが暴走して大騒ぎになった」だの、「大名行列に三回も遭遇した」だのといった奇怪な報告が後を絶たない。

 そして今年も、不思議と混乱に満ちた学園祭の日が、ついにやってきた――。

−−−−−

ライターより

・学園祭を訪れた理由は何でも構いません。
 詳細について知らなかったり、学園祭が行われていること自体知らずに来たというのもアリです。
・とりあえず、あちこち回っているだけでも「何か」は起こります。
 また、「何か」が起こるのを待っていられない人は、自分から「何か」を起こすことも可能です。
 あなたはどこに行って何を見ますか? あるいは、どこで何をしたいですか?
・下の設定にあげたものはあくまで施設の一部です。
 他にもグラウンドやアリーナ、学生食堂など、だいたい一般的な大学にある設備はあると思っていただいて結構です。
 当然、そういったところでもいろいろなことが行われています。
・この依頼の〆切は10月11日午前0時を予定しています。
東郷大学奇譚・嵐を呼ぶ学園祭 〜朝・昼の部〜

〜 変わっているもの、変わっていないもの 〜

「悪事千里を走る」というが、情報伝達の手段が発達した昨今では、千里を走るのは何も悪事に限らない。
 多少なりと面白そうな話であれば千里や二千里は簡単に走り抜け、世界中を駆けめぐるような世の中である。
 故に、私立東郷大学で行われる学園祭の話を全く無関係な人間が知っていたとしても、特に驚くにはあたらない。

 なにしろ、「あの」東郷大学である。
 当然、そこで行われる学園祭も尋常なものではなく、毎年「イリュージョンと称して『消され』、出てきたらいつの間にか二時間が経過していた」だの、「怪生物やロボットが暴走して大騒ぎになった」だの、「大名行列に三回も遭遇した」だのといった奇怪な報告が後を絶たない。

 そして今年も、不思議と混乱に満ちた学園祭の日が、ついにやってきた――。





「へえ……これが大学の学園祭ねえ」

 構内の主要な通路沿いを埋め尽くすようにして並んでいる出店。
 そして、行き交う無数の人々。
 どこのテーマパークかと錯覚しそうになるほどのにぎわいに、不城鋼(ふじょう・はがね)は感嘆の息をついた。

 もっとも、東郷大学はいわゆる「平均的な大学」像からはとんでもなく――距離に例えれば数光年という単位で離れており、東郷大学の学園祭を見て「大学の学園祭」というものの一般像を類推することは限りなく不可能に近いのだが、ここ以外に「大学の学園祭」を知らない鋼には、そんなことは知るよしもない。

 とはいえ、東郷大学であれ、他の大学であれ、さほど変わらないこともある。
 学園祭を学外の異性との出会いの場にしようと考えている輩の存在などは、その最たるものであろう。
 そういった連中が、いかにも「初めて来ました」という雰囲気を漂わせている鋼に近づいてきたにしても、そのこと自体は特に驚くにはあたらない。

 ただ、問題なのは。
 鋼の場合、その男性にしてはあまりにも可愛らしすぎる――もっとはっきり言ってしまえば、どこからみてもボーイッシュな美少女にしか見えない――容姿のせいで、「異性」ではなく「同性」が近寄ってきてしまうことであった。

「キミ、高校生? ここの学生じゃないよね?」
 また一人、この大学の学生とおぼしき男が声をかけてくる。
「そうだけど?」
 内心げんなりしながら答える鋼に、男は嬉しそうにこう続けた。
「噂くらいは聞いてると思うけど、ここはいろいろと危ないからさ。
 よかったら、俺が学内案内しようか?」

 ――お前についていった方が危ないんじゃないのか?

 そのくらいのことは言ってやりたくもなるが、本当にそんなことを言ってわざわざ波風を立てるほど鋼もバカではない。
「いらないよ。せっかくだけど、先輩が待ってるんでね」
 正直にそう答えると、男は残念そうな表情を浮かべたが、意外なほどあっさりとあきらめてくれた。
「あ、そうなの? 悪いね、呼び止めちゃって」
 これだけの来客があるのだから、脈のない相手に食い下がるより、次の相手を待った方が早い、ということなのだろう。

「やれやれ」
 男が早速次に声をかける相手を物色し始めたのを見て、鋼は小さくため息をついた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 奇々怪々なる学舎 〜

「こんなん、誰がわかるんだよ……」
 講義棟内で公開されている数々の「研究成果」を斜め読みして、鋼はぽつりとそう呟いた。

 とにかく、内容が難しいとかどうとか以前の問題として、研究テーマ自体がぶっ飛んでいるのである。

「心霊エネルギーを利用した疑似永久機関についての研究」
「ひよこセラピーの方法と効能」
「アトランティス文明の食文化」

 一事が万事こんな調子であるから、なんの予備知識もない鋼が見たところで何がなにやらさっぱりわからない。
 それは他のほとんどの人にとっても同じらしく、たいていの人が一旦は足を止めるものの、数ページほど読んだところで手を止め、首をかしげながら、あるいは苦笑しながら次の部屋へと向かってしまっている。
 もっとも、わかる人にはそれなりに価値のある研究らしく、部屋の片隅に熱心にメモをとっている外国人の姿があったりもしたが――。





 次に鋼が向かった部屋には、数多くの絵や彫刻が飾られていた。

 こちらも「古代ギリシア風彫刻」から「ステレオグラム」までとんでもなくバラエティーに富んではいるが、ものがものだけに、なんとなくは理解できる。

 だが、そんな中に、一つだけ鋼の理解を完全に拒絶するようなものがあった。

 なにやらおどろおどろしい模様のようなものが描かれた絵のようなもののど真ん中から、呆けたような表情を浮かべた、痩せた男の首が突きだしている。
「なんだ、こりゃ……?」
 制作者名は「前衛芸術部 笠原和之」となっている。
 一体どんな人間がこんな絵とも彫刻ともつかない怪しさ満点の代物を作るのだろうと思いながら、鋼はしばしその作品を観察した。

 と。
 不意に、男の目が動いた。
 最初は気のせいだろうと思ったが、明らかに男の視線は鋼の方を向いている。
「なんなんだ、一体」
 気になって立ち位置を変えてみたが、やはり男は鋼の方を見つめ返してきた。

 それがなんとなくしゃくに障って、鋼は額縁から生えている男の顔をにらみつけた。
 しばしの間、鋼の視線と、男の力ない視線が交錯し――やがて、男の方が先に視線をそらした。

 けれども、それで鋼の気持ちが晴れることはなかった。
「勝った……けど、あれに勝ったからなんだってんだよ……」
 何とも言えない空しさと徒労感を抱えて、鋼は講義棟を後にしたのであった。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 人のふり見て自分は見えず 〜

 鋼が研究棟の側を通りかかった時、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「あ、鋼くん! こっちこっち!」
 声のした方に目をやると、見覚えのある女性が窓から手を振っている。
 鋼に招待状を送ってくれた、中学時代の先輩の一人に間違いなかった。

「先輩、今日は呼んで下さってありがとうございました」
 鋼が窓際に駆け寄ってお礼を言うと、先輩はちょっと照れたように笑いながらこう答えた。
「ううん、私たちも久しぶりに鋼くんに会いたかったから。
 それに、鋼くんくらい強い人じゃないと、とても呼べないもの」

 と、そんなことを話していると、彼女の友人が数人こちらに近づいてきた。
「その子が鋼くん? 本当に男の子なの?」
「かっわい〜」
 嬉しそうに集まってくる女子学生たちの後ろで、一人の男子学生がにやりと笑ってこんなことを口にする。
「確かに。お前よりかわいいかもな」
 すると、女子学生のうちの一人がすぐにその言葉に反応して、問題の男子生徒にくってかかる。
「なによそれ!?」
「ん〜? 俺は客観的な事実を述べたまでだが?」
 鋼がその様子を呆然と眺めていると、先輩が困ったように笑った。
「ごめんね、あの二人はいつもああなのよ」
 喧嘩するほど仲がいいと言うが、恐らくあの二人もそういう関係なのだろう。
 それを聞いて、鋼は少しほっとした。
「こうしてみると、わりと普通なんですね」
 ここに来るまでに奇妙なものを見すぎたせいで、この大学全体がおかしな場所なのではないか、という印象を受けていたのだが、どうやらそれは誤りだったらしい。
 多少変わってはいても、大学は大学、大学生はやはり大学生であり、そこには世間で語られるのとそう変わらない「キャンパスライフ」なるものが存在するのであろう。
「まあ、ね。変わってるのはごく一部よ」
「そうですよね」

 そうこうしているうちに、あっという間に十数分が過ぎた。
「あ、そろそろ私たちの番だよ」
 その声に、先輩は残念そうな表情を浮かべた。
「え、もう?
 ごめんね鋼くん、私たちこれから公開実験の準備があるから」
 せっかくだし、何か面白そうな実験なら見学していこう。
 そう考えて、鋼はこう尋ねてみた。
「わかりました。
 それで、先輩たちはなんの実験をやるんですか?」

 ところが、その何気ない問いに対する返事は……フリーエネルギーがどうのハチソン効果がどうのという、鋼にはとても理解不能なものだった。

 彼が質問したことを後悔したことは言うまでもない。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

〜 力の理由 〜

「ただいまより、新型パワードスーツの公開性能試験を行います」
 メインステージの方から聞こえてきたその言葉に、鋼はふと足を止めた。

 一言でパワードスーツといっても、その内容にはピンからキリまである。
 具体的に言えば、SF小説に出てくるような戦闘用の兵器から、運搬や介護の支援を目的としたものまで様々であり、特に後者についてはかなり研究が進んでいる。
 そういったことも考慮して、鋼は当然後者のパワードスーツが出てくるものと信じて疑っていなかった。

 しかし。
 実際に実験が行われていたのは、どちらかといえば前者に近いものだったのである。

「一回り大きな宇宙服を、真っ黒に塗りつぶした」ような外見のパワードスーツが、厚さ数十センチはあろうかという鉄板をパンチ一発でぶち抜き、キック一発でドラム缶ほどもあるコンクリートの塊を粉砕する。
 その様子に呆気にとられる観衆を前に、司会者は誇らしげに言葉を続けた。
「従来型よりさらに出力を強化したこの『TG-236T』にかかれば、分厚い壁もこの通り!
 障害物をものともせず、最短距離で現場に急行することができます!」

 続いて、パワードスーツは一旦ステージを降り、ステージ横に待機していたトラックの右脇に立つと、いともやすやすとトラックの右半分を持ち上げ、身体をトラックの下に潜り込ませて、今度こそ完全に持ち上げた。
「もちろん破壊するばかりが能ではありません!
 破壊することが望ましくない障害物については、このように普通に撤去することも十分可能です!」
 この説明だけ聞いていれば「災害救助用」に思えなくもないが、それにしてはあまりにも外見が威圧的すぎる。

 一体、なんのためにこんなものを?
 そう疑問に感じた鋼は、ステージの脇で実験の様子を見守っていた関係者らしき人々の所へ向かった。





「あんた、あれの関係者か?」
 パワードスーツが投げつけられた砲丸を片手で受け止め、握りつぶすのを横目で見ながら、関係者の一人とおぼしき眼鏡をかけた学生に問いかける。
 すると、彼は一瞬きょとんとした顔で鋼の方を見た後、曖昧な答えを返してきた。
「まあ、関係者と言えば、関係者かな」
 それから、鋼がその言葉の意味を計りかねていることに気づいたのか、あらためてこう説明する。
「僕はAI研の所属でね。少しは開発に関わってるけど、中心人物じゃない。
 なにせ、二十を越える研究会や部活動が協力して開発したんだから」
 この大学に一体いくつの研究会や部活動があるのかはわからないが、二十以上もの組織が関与しているとなると、結構なプロジェクトであることは間違いない。
「見たところずいぶん物騒な代物のようだが、なぜあんなものを?」
 鋼がなおもそう尋ねてみると、学生は軽く苦笑した。
「風紀委員会が使うんだ。
 君はこの大学の学生じゃないみたいだから、多分わからないと思うけど、ここではしょっちゅういろんな騒動が起こる。それを収めるためには、あれくらいの力が必要なんだよ」
 なるほど、それなら仕方がない……ような気もするが、それはそれで新たな疑問を生む。
「参考までに、あれだけの力が必要になる事態がどんな事態なのか、聞かせてもらっていいか?」
 もちろん、その答えが想像できなかったわけではない。
 ただ、それが自分の杞憂に過ぎないことを証明してほしかった。だから口に出してみた。

 けれども、返ってきたのは、まさに「期待は裏切り、予想は裏切らない」答えだった。
「ロボットの暴走。実験生物の脱走。怪生物の発生。武闘派の部活動同士の抗争。
 それに、『悪の美学研究会』などの非公認組織が騒動を巻き起こすことも少なくない」

 一体、ここはどういう大学なんだ?
 それ以前に、こんな「怪しい人材養成所」のようなところが、当たり前のように大学の看板を掲げていていいのだろうか?

 ぼんやりとそんなことを考えながら、鋼はその場を離れた。
 ステージの上では、パワードスーツがネットランチャーを発射し、暴徒役の学生を見事に捕獲していた。

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〜 顧みるものなき才 〜

 多くの観衆を集めるメインステージとは対照的に、中庭に設けられたサブステージの周辺には、お世辞にも多くの人が集まっているとは言い難かった。

 度重なる「ステージジャック」対策として設けられたというサブステージだが、もともとステージジャックを行う理由が「多くの人の前で何かをしたいから」である以上、なんの予定もなく、従って人が集まることもないサブステージなど作ったところで、対策になどなるはずがない。

 が、需要が全くなかったかというと、実はそうでもない。

 本来ならば、ステージジャックになど及ばなかったような連中が、地味に何かをやっていたりするのである。
 そんな中には、地味ではあるがものすごい出し物もいくつか見受けられた。

 鋼が目にしたのも、そんな「地味に凄い」ものの一つだった。
「十八個目入りま〜す」
 合図とともに、ステージの上の男に向かってボールが投げられる。
 そのボールを、ステージの上の男はジャグリングをしながら受け取り、もともとそうしていたかのようにジャグリングの輪の中に取り入れた。

 もちろん、十八個ものボールを落とさずにジャグリングし続けようと思えば、ボールをかなりの高さまで、それも正確に投げ上げることが要求される。
 そして実際、目の前の男はそれを力強く、かつきわめて繊細に行っていた。
 その演技に危なっかしさのようなものは微塵も感じられず、結果としてそれがこのパフォーマンスの難易度を実際よりだいぶ低いもののように見せていたが、普通のジャグラーがせいぜい七個くらいまでしかボールを扱わないことを考えれば、彼の演技はまさしく驚嘆に値する。

「十九個目入りま〜す」
 また、ボールが新たに加えられる。
 ボールが一つ増えた分、ボールの投げ上げられる高さが少しだけ高くなる。
 けれども、その違いに気づくことすら、素人目ではもはや難しくなりつつあった。

 これだけのことが行われているというのに、中庭には人影はまばらで、足を止めるものはさらに少ない。
 ただ、鋼と他の数人、そして記録係の手にしているカメラだけが見守る中で、男はジャグリングを続け――ついに、クライマックスを迎えた。

「二十個目入ります! うまくいったらご喝采〜!!」
 二十個目の、一つだけ色の違う赤いボールが、新たに輪の中に加わる。
 輪が、また少しだけ広くなる。
 そして、男の顔に微かに緊張の色が見えてくる。

 鋼も、そしてその他の観衆も、彼の成功を祈らずにはいられなかった。





 そして。
 二十個のボールは、順番に男の左手と右手を経由して、再び空へと舞い上がっていく。
 それを何度か続けたあと、男はボールを高く投げ上げる代わりに、横に置かれたカゴの中に器用にボールを戻していった。
 宙に舞うボールの数が一気に減っていき、最後に赤いボールだけが残る。
 そのボールを男がそっと両手で受け止めると、一斉に――といっても、いささか人数が少なすぎたせいで、まばらにしか聞こえなかったが――拍手が巻き起こった。

 これが、一体何の役に立つのか?
 中には、そう問う人もいるだろう。

 だが、こういった一見何の価値もないようなことにこそ、この大学の存在意義があるのではないだろうか?
 少なくとも、わけのわからない「研究のための研究」を繰り返したり、いらぬ騒動を量産したりする以上には。

 満足げな、しかし少し照れたような笑みを浮かべて拍手に答える男を見ながら、鋼はふとそんなことを思った。

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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】

 2239 /  不城・鋼   / 男性 /  17 / 元総番(現在普通の高校生)
 0568 /  守崎・北斗  / 男性 /  17 / 高校生(忍)
 0554 /  守崎・啓斗  / 男性 /  17 / 高校生(忍)
 3806 / 久良木・アゲハ / 女性 /  16 / 高校生

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■         ライター通信          ■
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 撓場秀武です。
 この度は私のゲームノベルにご参加下さいましてありがとうございました。

・このノベルの構成について
 今回のノベルは、基本的に五つのパートで構成されています。
 今回は全てのパートについて複数の種類がありますので、もしよろしければ他の方のノベルにも目を通してみていただけると幸いです。

・個別通信(不城鋼様)
 今回はご参加ありがとうございました。
 鋼さんは初参加ということもありまして、なんだか「東郷大学パックツアー」のようになってしまいましたが、こんな感じでよろしかったでしょうか?
 もし何かありましたら、ご遠慮なくお知らせいただけると幸いです。