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■ Nameless Cocktail<ヌーヴォーの憂鬱>■

天瀬たつき
【2334】【セフィア・アウルゲート】【古本屋】
月が明るく町を照らす夜。
或る町の駅前に一軒のダイニングバーがある。

「悠己さん、それは?」
カウンターの奥で、ひとつの木箱を開けている店主−藍科悠己−に店の常連、篠原朔羅は問いかける。
「これですか? 知り合いのつてで預かったんですよ。少々訳ありみたいなんですけどね」
彼が手にしているのは一本のワイン。ラベルの褪せ具合からも相当昔の品と思われる。
「このワインは何度か人の手を移っているのですけどね、一度も封を開けられたことがないそうなんですよ」
「一度も?」
「ええ」
といって、悠己は声を潜める。
「これを飲もうと思って手に入れた所有者は軒並み行方不明だの、なぞの死を迎えるだの……」
どうやら、これを送ってきた主はそのジンクスを聞きつけた<Voice>の親会社。
このワインにまつわる事件の真相を突き止めてほしい、ということらしい。
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はじめまして、もしくはお世話になっております。天瀬たつきと申します。

「深遠の欠片」も多少絡んでおりますが、それを知らなくても参加いただけるシナリオです。

毎年11月のこの時期はボジョレ・ヌーヴォー解禁があるわけですが、
今回はそれにちなんでのシナリオです。
……ちなみに、私は酒好きではありますが、ワインだけは悪酔いするためあまり詳しくありません。
専門的に振られてもうまく対応しきれない可能性がありますので、予めご容赦ください。


今回の依頼は、このワインに関する事件の解決。
いろいろ所有者にトラブルをもたらすらしいこのワイン、なにかいわゆる怪奇なものが関わっているようです。
ちなみに、このワインは<Voice>の親会社所有のため、解決の結果飲み干してしまったとしてもOKだそうです。

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ご友人とご一緒にご依頼の際は、「○○さんと一緒に」という注釈を追加してください
関連、掛け合い等参考にさせていただきます。

想定ページ数:約10ページ前後(1人のみでの話の場合)
※ただし、ほぼモノクロでの作成となります。また、スケジュールの都合により
 納期延長を行なっております。何卒ご容赦ください。

募集人数:1〜4人