コミュニティトップへ



■聖夜に星降る丘で■

志摩
【5201】【九竜・啓】【高校生&陰陽師】
「クリスマスパーティーするのじゃ!」
「……どうしたんですか、いきなり」
 銀屋にやってくるなり蝶子は叫ぶ。
「蝶子、西洋かぶれしたのか? 今までそんなことは一度も言わなかっただろう……」
「そうですよ」
「今年は特別じゃ。星が降るのを見に行くのじゃ!」
「星?」
 藍ノ介も奈津ノ介も不思議そうな表情を浮かべる。星が降るとはどういうことなのか、と。
「流星じゃ、ものすごく綺麗に見える場所があって、今年しかきっと見れないのじゃ」
「ああ、なるほど……」
「まぁ、たまには蝶子につきあってやるかな」
「人数いっぱいで行くのじゃ!」
「じゃあ要さんも呼んで、小判君や千両さんも連絡つけば誘いますか」
 奈津ノ介は笑ってそう言う。
「ああ、どうせならその時お店にいる人も、連れて行っちゃいましょう」
「うぬ、それはいいのじゃ!」
 今から楽しみだ、と蝶子は言う。
 奈津ノ介も藍ノ介も、ひっそりと楽しみにしているようだった。



■ライターより
銀屋的クリスマスをお届けします。
ほのぼのまったりと。
聖夜に星降る丘で


 すがすがしい寒さ。
 息は白い。
 雲ひとつない晴天の夜空に星がきらめく。
 そして星が降る。
 この聖夜にそれをただ眺めて、お願い事を、しよう。



「なんだか遠足みたい」
 誰かがそう呟いて誰かがそうだと頷く。
「引率の先生は奈津なのじゃ」
「僕ですか」
 銀屋の奈津ノ介、藍ノ介、蝶子、要、そしてデリク・オーロフ、九竜・啓、桐生・暁。彼らはクリスマス・イブに星を眺めようと、蝶子がみつけたという丘へと今あがっている。
 暗い闇夜に奈津ノ介と藍ノ介が銀狐の焔を灯し、足下がわかるくらいには明るい。
「あの木の下なのじゃ」
 丘の頂上、そこに大樹が一本。どうやらあの下が絶好のポイントらしい。
 そしてその木の下には先客がいるようだ。それが誰なのか、わかった途端に藍ノ介が立ち止まる。
 夜にキラキラと金色の髪が、輝く者。
「……おい待て、あやつを呼んだのは誰だ」
「僕ですよ、何立ち止まってるんですか親父殿。暁さん親父殿引っ張ってきてください」
「オッケー。ほらほら、藍ノ介さん行こうよ」
 すぐ傍にいた暁に奈津ノ介はにこりと微笑んで藍ノ介の足が進まないのを引っ張らせる。
「藍ノ介さん……なんで、嫌がってるの……?」
 啓―――あきらの問いに奈津ノ介は笑う。
「頭が上がらないからじゃないですかね。相当いじめられてたそうですから」
「いじめは……よくないよ?」
 少し不安そうなその表情に奈津ノ介は心配ない、と言う。
「今は仲良しですから」
と、奈津ノ介の傍にいたあきらと視線が合い、彼は視線の高さをあわせるように少し身を屈める。
「我は遙貴という。よかったら名前を教えてくれ」
「えっと……くりゅーあきら」
「あきらだな、よろしく、呼び捨てて構わないか?」
「うん」
 遙貴はあきらの頭を一撫でし身を起こすとついでだ、と奈津ノ介の頭も撫で蝶子たちの方へ向かう。あきらはそうされてなんだか嬉しそうな奈津ノ介の表情を見た。
「奈津ノ介さんは……遙貴さんが、好き……なんだね」
「え、あ……ええ、そうですね、好きです」
 曖昧に、照れた表情を奈津ノ介は浮かべた。
「さ、準備しましょうか」
「うん」
「それと、奈津でいいですよ、呼びにくいでしょ?」
 奈津ノ介がそう笑って言うとあきらはうん、と嬉しそうに笑う。ちょっと距離が縮まったような、そんな気がした。
 大樹の下に大きなシートを広げるのを手伝い、色々と料理を並べる。
「あきらさん、オムライス好きでしたよね」
「うん、好き」
 あきらが微笑むと奈津ノ介は微笑んで一つ、お弁当箱を差し出す。それを受け取って空けるとそこにはオムライス。
「うわぁ……」
「要さん特製ですからおいしいですよ。ちょっと冷めちゃってるのが残念ですけど」
「ううん、ありがとう……あとで、食べるね」
 表情を緩ませて、あきらは笑む。大好きなオムライスにここで出会えるとは思っても無かった。
「暁さん、親父殿、もうすぐ準備も終りますよ」
 まだ離れたところにいた二人に奈津ノ介は声をかける。大樹の下にシートを広げてそこに要が作ってきた料理や持ち寄ったものなんかを並べている最中だ。
「うわ、すっげー。俺も色々持ってきたんだ、ケーキとか、ジュースとか、あとブッシュ・ド・ノエルも、定番だけどね」
「暁さん上手ですね、豪華なパーティーになりそうで僕も嬉しいです」
「頑張ったもんね!」
 えっへん、と胸をはり暁は言う。色々作ってきたから量は少しずつだが出来はどれも上々だ。
「……すごい、ね……ええと……」
「なんだ、二人は初対面か」
 暁とあきらと、ふたりの間に藍ノ介は割ってはいる。二人ともうん、と頷くと仲良くしろよ、というように頭を撫でる。
「俺は桐生・暁」
「くりゅーあきらって言うんだ」
 仲良くしような、という雰囲気を漂わせる二人に藍ノ介は頷いて、満足そうだ。
「お、藍ノ介なーに偉そうにしてんだ。らしくないなー」
 と、大樹の上から遙貴がにやにや笑いながら身軽に降りてくる。
「遙貴は黙っていろ」
「そんな反抗的な態度とっていると、貴様のあれやそれな色々を少年達にバラすぞ」
「なっ……!」
「はいはい、少年達ももう座れ」
 ちょっとばかり手荒い動作で座れと促され二人は躊躇いながらも腰を下ろす。それをよしよし、と満足そうに遙貴は見下ろし、藍ノ介に向き直る。
「藍ノ介はちょっと顔貸せ。少年達ちょっとこれ借りるな」
「え、おいちょっと待て遙貴」
 問答無用、とずるずると遙貴は藍ノ介を離れたところへずるずると連れて行く。
「何話してるんだろうなー」
「ねー」
 そんな様子を奈津ノ介がみかけて声をかける。
「遙兄さんの話もすぐ終って帰ってきますよ、二人の間、開けといてあげてください」
「奈津ー、もうお腹も減ったのじゃー!」
 蝶子の声に確かにそろそろ始めるかな、と奈津ノ介は言う。藍ノ介と遙貴も話が終ったようでのろのろとこちらへと戻ってきているようだ。
「藍ノ介さんこっちこっち!」
「おう、二人の間はわしの特等席じゃな」
 暁が手招きするそこに藍ノ介は腰を下ろす。
「奈津クン、こっち」
「じゃあ僕はあきらさんの隣で」
 そんな奈津ノ介の隣にはデリクが座り、そして蝶子と要となる。
「おや、遙貴サンは座られないのでスカ?」
「遙兄さんは木の上ですよ。高いところが好きらしくて」
「馬鹿は高いところが好きというだろう」
「藍ノ介、普通に聞こえてるから。後で教育的指導」
「そ、そんなもの怖くもなんともないぞっ」
 大樹の上から本当におかしいと、腹を抱えて、それを抑えこむような笑い声が聞こえる。いきなりそんなものが聞こえてきたらなかなかの恐怖体験になるだろう。
「もう遙兄さん、親父殿いじめるのも今日は程々にしてあげてください。身内の恥をさらすようで恥ずかしいです」
「よしよし、奈津の頼みならばこの辺にしておいてやろう」
「良い性格してらっしゃいますネ、頭が上がらないようで」
「待て、奈津も何気なくわしを馬鹿にしてないか」
「気がつきましたか」
「……もう良い。今日は何を言われても遙貴がおるから勝ち目がない」
 大きく溜息をついて、藍ノ介は言う。そんな彼を下から覗き込むようにして暁は言う。
「俺が味方してあげるよー」
「俺もー」
 膝に寄りかかるようにして暁とあきらににへら、と笑まれて少し涙腺が緩んだらしい。嬉しいな、とそれを誤魔化すように笑う。年だな、と思うが言葉には一応しない。
「奈津ー、乾杯するのじゃー」
 待たせすぎだと少々不機嫌気味の蝶子の言葉に奈津ノ介はそうですね、と言う。なんだか乾杯の音頭は自分がとらなければいけない雰囲気だ。
「じゃあ乾杯しましょう。えっと、飲み物は」
「お酒! 俺お酒のみたい」
「未成年はあとで間違って飲め、とりあえずはジュース」
「ちぇー」
 藍ノ介は暁とあきらにオレンジジュースを渡し、自分はちゃっかり持参の酒を飲もうとする、がそれは奈津ノ介に阻まれる。
「親父殿、デリクさんがワイン持ってきてくれたのでそれを飲みましょう」
「ぬ、そうか」
「遙兄さんも、今だけ降りてきてくださいよ」
「おう、わかった」
 上から声が降ってきて軽やかに遙貴は降りてくる。そして暁と要の間に座って差し出されたワインを貰う。
 良い匂いがするな、と嬉しそうに笑った。
「オレンジの皮やシナモンで香り付けてありマス、おいしいですヨ」
「は、早く飲みたいのじゃ……」
 蝶子は注がれたワインを凝視しながら呟く。相当に味が気になっているらしい。
「では」
 一息置いて、一度全員を見回して、奈津ノ介は言葉を紡ぐ。

 メリークリスマス!



 乾杯の後、あむ、と貰ったオムライスを一口。冷えているけども、おいしい。
「おいしいですか?」
 ふと正面から声をかけられて、あきらは頷く。どうやらこのオムライスを作った人らしい。
「今度はお店で、あったかいのだしますね」
「うん、ありがと……ええ、と……」
 にこりと笑んで彼女は要と名乗る。その名前をあきらは一度言葉に発して覚える。
「料理、上手……とってもおいしい」
「ありがとう、おいしいって言ってもらえると嬉しいなぁ」
「うん、要だったか、うまいな料理。我も奈津と一緒に暮らそうかなぁ……」
「やめろ、絶対やめろ、やめてくれ」
 遙貴が呟いた言葉に藍ノ介はすぐさま拒絶する。それほどまでに、嫌らしい。
「冗談だ、我がいてはアレだからな」
「アレだな」
 二人にしかわからない会話を藍ノ介と遙貴はして、納得する。
「さて、我は木の上で星を見るかな。あまり貴様の顔を見ていると苛めたおしたくなる」
 遙貴は笑って立ち上がり軽く地を蹴ってまた木の上へと身軽に上がっていく。
「遙貴さん……身軽い……すごいな」
 少し強い風が吹く。寒いと感じると今まで温まっていたはずの体がなんだか冷えたような感覚に襲われる。
 あきらは寒い、と思って身体をぎゅ、とする。
「あきらさん、寒いですか?」
「うん……ちょっとだけ、かな」
 その様子を奈津ノ介が見ていたらしく、少し心配そうに言う。笑い返して言われてもやっぱり心配になる。
「……じゃあ僕の尻尾、お貸ししますね」
 奈津ノ介はそう言うと、自分の尻尾を一本具現化。それであきらをわさわさと包むようにする。毛の色は銀、毛並みは整っていて気持ちいい。
「そっか、奈津クン……狐さんだっけ」
「ええ、本性狐ですね。もうそろそろ尻尾が五本になるといいなーなんて思ってます」
 あきらは奈津ノ介のしっぽを撫でながらそうなんだ、と言う。尻尾が温かくて心地良い。
「流星まだですかネ」
 と、デリクの言葉に奈津ノ介が反応して、それになんとなくつられてそちらをあきらも見る。
「もうすぐだと思うのじゃ。夜空がすごく澄んでいるからよく見えるはずなのじゃ」
「こうしてゆっくり空を見上げるなんて、たまにしかないですネ。心が和みますヨ」
「そうですね、僕も最近はあんまり夜空なんて見上げてなかったなぁ……」
 奈津ノ介は呟き空を見上げる。隣にいるあきらも、つられて見上げていた。
「星……散りばめたようなの、作りたいな」
「奈津クン何作りたい、の?」
「ああ、聞こえましたか。銀細工で装飾とか色々と。この頃そっち方面やってなくて」
 あきらの問いに答え奈津ノ介は曖昧に笑う。好きだけど最近はご無沙汰で久し振りに作りたい衝動に駆られているらしい。
 あきらはどんなものを作るのか、それに興味を抱く。
「奈津サンのお作りになるアクセサリー気になってるンですヨね。今度じっくり見せてほしいデス。親御さんから見て奈津サンの腕前はいかがなものですカネ?」
「どうなんですかね、親父殿」
「ん、奈津の腕か……わしよりは器用だな。いつの間にか装飾作りを覚えて、店を開いておって驚いたものだ」
 藍ノ介は自慢の息子とばかりに嬉しそうに言う。それを奈津ノ介は少し照れて、受け止めているようだ。なんだかあきらはそれを自分も嬉しいと、そう感じる。
「装飾物は南々夜さんという方に教わったんです。いつか会うと思いますよ」
「あれは時々ウザイぞ」
「ちょっと人懐こいだけですよ。今度色々とアクセサリー出しておきますね、ひっそり隠してるのもあるので」
「あっ、デリクさんずるぅーい! 私も奈津さんのアクセ一緒に見るぅーうへへ」
「……要サン軽く酔っ払ってますネ」
「らしいですね、間違って飲んだのかな……」
 まぁ、大丈夫かな、と言う奈津ノ介の服の裾をあきらは引っ張って、彼の気を引く。
「俺も……奈津クンに作るもの、みたいな……」
「うん、ええ、いつでも」
 その言葉に嬉しそうに奈津ノ介は笑う。あきらも笑ってそして身体がだいぶ温まっていることに気がつく。
「奈津クン、もう大丈夫……寒くないよ」
 尻尾がちょっと名残惜しいがいつまでも借りているわけにはいかない。あきらは大丈夫だと告げて立ち上がる。
「また寒くなったら言ってくださいね」
「うん……俺ちょっと……丘走ってくる!」
 元気よく飛び出して、丘を一周。なかなか広く全力疾走するのはきつい。
 ふと空を見上げれば星。
 流星も流れ落ち始めている。
「お願い事……んー……言い終わらない……だろうけど……皆が……笑って……過ごせますように……やっぱり、笑顔が……一番……だもんね?」
 こんなにいっぱい流れているのだからもしかしたら一つくらい、願いをかなえてくれるかもしれない。
「……よし……皆のとこ、戻ろう」
 そして駆け出した瞬間、何かに躓いてこける。
「はわわっ……!! い……痛っ……」
 ころりと、石の様なそれを拾い、あきらは見た。綺麗にきらきら光っている。
 と、夜闇にさらに影ができ、顔を上げると遙貴がそこにいる。
「大丈夫、か?」
「遙貴さん……えへへ、転ん……じゃったぁ。あ……血が出てる、けどまぁ……いっかぁ」
「うん、木の上から見えてな」
 彼がいた大樹から数メートルと離れていない。そしてこの場所は皆から死角になっているから、それで来たらしい。
「ほら、立て」
「やさしい、ね……ありがと」
「うん、我は優しいぞ、藍ノ介以外にはな」
「どうして? 嫌い?」
 純粋に見上げられ、遙貴は答えに困る。こんなにも純粋な目をされたのは久し振りだ。
「違う違う、好きだ、友達だからな。そうだなぁ、我なりの愛情表現なんだ」
「愛情、表現……」
 そうなのか、とあきらは考えそして顔を上あげた時に藍ノ介の叫びが、聞こえる。
「遙貴、助けっ……!」
「あー? 何かあったみたいだな。戻るか」
「うん」
 二人で小走り気味に戻ると、そこには目の座った奈津ノ介と、顔面ケーキまみれの藍ノ介がまず目に飛び込む。
 奈津ノ介の普段と違う表情に、あきらは驚く。ちょっと怖い。
「……酒飲んだのか」
「要が飲ませた、ようだ」
 遙貴は苦笑しながらどこからともなくハリセンを出す。自分の妖力を固めて作ったものらしい。
「奈津、目を覚ませ」
 そう言うとスパーンといい音をたててそれを振り落とす。よほどは入りが良かったのか、奈津ノ介がその場に倒れる。それを見て、とっさにあきらの身体が動く。
「ナイスフォローだ、あきら」
「えへへ……奈津クン大丈夫、かな……?」
「すぐ目覚めるだろ、久し振りに膝かしてやるか」
 遙貴は座り込んで、あきらから奈津ノ介を受け取ると彼の頭を膝に乗せる。その隣にあきらが座ってじっと、奈津ノ介を見守るようにしている。
「あきらは奈津が好きか?」
「うん」
「そうか、なら我と一緒だな。奈津は隠れて無理するときがあるからなぁ……適度に休ませてやってくれな」
 奈津ノ介の髪を軽く撫でながら遙貴は言う。その言葉にあきらはただ頷いて笑む。
「奈津クン、笑ってると……うれしい……皆も」
「そうだな……」
 あきらの頭を一撫で、遙貴は笑う。
 と、ふと手の中に先ほど見ていた石があるのに気がついて、それを手のひらの上に転がす。
 銀色に光り、何か水晶のようなものもはまっているらしい。だがこの丘にそれは不釣合いだ。
「なんだろ……これ」
「お、それ流星の欠片じゃないか? あとで奈津に渡すといい、きっといいものを作ってくれるはずだ」
「うん」
 嬉しそうにあきらは微笑んで、奈津ノ介を見て、そして夜空を見上げる。
 最初よりも星が流れる速度も量も増えている。
 これなら、流星のどれかひとつぐらいが願い事をかなえてくれるかもしれない。

 皆が……笑って……過ごせますように……やっぱり、笑顔が……一番……だもんね。

 心の中で、先ほどした願い事をもう一度。
 まだこれからもこの星は流れ落ちて行くようだから、もう一度くらい同じ願い事をしてもきっと大丈夫だ。
 まだまだ、冬の、聖夜の夜は長い。


<END>



□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
□■■■■■■□■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
【整理番号/PC名/性別/年齢/職業】

【3432/デリク・オーロフ/男性/31歳/魔術師】
【4782/桐生・暁/男性/17歳/学生アルバイト/トランスメンバー/劇団員】
【5201/九竜・啓/男性/17歳/高校生&陰陽師】
(整理番号順)


【NPC/奈津ノ介/男性/332歳/雑貨屋店主】
【NPC/藍ノ介/男性/897歳/雑貨屋居候】
【NPC/蝶子/女性/461歳/暇つぶしが本業の情報屋】
【NPC/遙貴/両性/888歳/観察者】
【NPC/音原要/女性/15歳/学生アルバイト】

□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□
■         ライター通信          ■
□■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□

 此度もありがとうございます、ライターの志摩です。
 今回は突発思いつき、オチは顔面ケーキしかない!という思い込みのままに始まったクリスマスシナリオでした。クリスマスだからキャラも一人露出させようウフフ、と最初に出そうとしていたのは本文中藍ノ介からうざいと言われている南々夜だったのですが、色々と妄想…じゃない想像しているうちに他のところで出したほうがいいじゃないの、という結論に自分の中でいたり遙貴さんを引っ張ってきました。ひっそり今後の展開にも伏線張りつつ…張りつつ…!そして今回御参加の皆様にはアイテムをプレゼントさせていただきました。流星の欠片ですが、そのうちいいものに化けます。奈津に渡すときっといいことが…!
 このノベルで皆様が楽しんでいただければ、それが私にとって最高のクリスマスプレゼントです(あ、なんかうまいこと言った!


 九竜・啓さま
 ご依頼ありがとうございます!
 ほにゃらららと癒し全開のあきらさまに今回も和んでウフフアハハしつつ書かせていただきました。ひっそりと遙貴と同盟的なものを結んだかのような雰囲気を持たせつつ奈津をフォローしつつオムライス食べつつ……私がやりたい放題でした(!)
 これからも癒しな啓さまと会えるのを楽しみにしております!