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■雪月花:1.5 迷子はどっち?■

李月蒼
【5566】【菊坂・静】【高校生、「気狂い屋」】
 独りの旅が二人になって、二人の旅が三人になって少し。
 相変わらずこれといった目的の場所等無く、日々あっちの町からこっちの町へと点々とする洸(あきら)、柾葵(まさき)、そして新しいみちづれ(あなた)。

 その日は朝から雨が降り、僅かな霧も出る嫌な日だった。
 差す傘は前を見えにくくする。それでも進むしかなかった。休む時間すら惜しかった。
 冬が来れば、更に一日の進行速度は減ってしまう。まだ、多少暖かいうちに少しでも先へと進みたかった。それが……災いした。


「……柾葵?」


 ずっと、すぐ後ろでしていたはずの柾葵の足音。子供のように水を撥ね、靴が濡れるのも気にせず歩いていたはずだった。それが消えた。唐突に聞こえなくなった。
 そしていつの間にか気配すら――この近くには無い。

「――なぁ? 何処、行ったんだよ!?」



 声は優しい雨音にかき消される。
 悪い視界等今の彼には関係ない。
 しかしそれは、まるで心の奥まで霧が掛かったような……そんな気分だった。

[ 雪月花1.5 迷子はどっち? ]


 独りの旅が二人になって。二人の旅がやがて三人になり数日。
 その旅は、相変わらずこれといった目的の場所等は無く。日々あちらの町からこちらの町へと、ただ点々とするものだった。
 交わされる会話はいつも必要最低限のもので、それは勿論洸と彼――菊坂静の声だけ。
 出会った日以来、静は柾葵とメモによる会話もろくに交わせていなかった。
 そんな寂しいような、哀しいような現状の中――――。

 その日の雨は朝から降り続き、僅かな霧も出る嫌な物だった。
 三人がそれぞれに差す傘は、どうしても前を見えにくくする。それでもただ進むしかなかった。近くに休めるような街も無く、例えあったとしても柾葵と、特に洸にとってはそこで一日休む時間すら今は惜しかった。そして静は、ただそれについていく。
 冬が来れば、更に一日の進行速度は減ってしまう。まだ、多少暖かいうちに少しでも先へと進みたかった。それが……皆にとって災いした。
 思い返せば静は一度、洸に注意をされていた。それは旅に出て少ししてからのこと。それを今更思い出すなんて。
『一緒に来るなら尚更、気配に気をつけてくださいよ。俺、菊坂さんを見失ったら探せる自信ないから、そうなったら最悪おいて行くんで。時間の許す限りは探す…つもりですけど』
「まさかこんな早くに……」
 第一、本当にこんな形で見失うだなんて、はぐれてしまうなんて思ってもいなかった。そう、静は一人呟く。
 深い霧の中。ジメッとした空気に包まれ、一人辺りを見渡した。
「――――…‥」
「……?」
 ただ、洸の姿を見失ってしまったことから大分盲目的になっていたのもあった。そう、てっきり洸と一緒だと思っていた彼がそこに居たことに気づいたのは、水溜りが撥ねる音を耳にしてから。
「っ…柾葵さ、ん!?」
 思わずその名を口にしながら振り返る。
 そこには確かに柾葵が居た。ただ、最後に静が彼を見た時と今の姿は全く違う。静に対して常に距離を置いていること、無表情という事は相変わらずなものの、その手に持っていたはずの傘は無くずぶ濡れで。鞄をコートの中に入れているのか、腹の辺りが異様に膨れている。
 一瞬静は言葉を失うが、すぐに考え直すと一歩柾葵へと近づいた。
「――っ!?」
 彼は僅か歩幅一歩の接近にびくりと肩を震わせ、威嚇するように静を見る。
 そんな彼の行動に静は思わずもう一歩踏み出しかけていた足を止めるが、小さく息を吐くと、浮かべていた微笑を僅かに曇らせ。それは人から見れば悲しそうな、それでも尚笑顔で……優しく言った。
「…あの、何もしないからそんな警戒しないで……そのままじゃ風邪を引くから。せめて雨が凌げる所までは一旦僕の傘に入って下さい」
 そっとかけた言葉。しかし柾葵はかぶりを振る。ふるふると揺れる髪を伝わる雨が、静の方にも僅かに飛ぶ。
「……とにかく一緒に洸さん探さなくちゃ。それは良い、よね?」
 柾葵は一瞬顔を顰めるものの、無表情に戻るとそのまま頷いた。此処で別行動をとっても得策ではない事は分かりきっている。流石におかしな意地は張れなかったようだ。ただ、それを一瞬でも顔に出した時点で、柾葵の妥協が静へ筒抜けたのは確かな事なのだが。
 やがて何か当てでもあるのか、先を歩き出す柾葵の後を静が小走りに追う。その背中を見つめながら、彼は考えた。

『こうして嫌われるのは仕方ないけど……でも、寂しい…かな』

 そう、こういうことは今まで多かったはずだ。過去、何度も人から恐れられ、嫌われ。当たり前になりすぎて、もうこんな事には慣れたつもりで居た。慣れたと、思っていたのに。今静の脳裏を過ぎる考えは、今まで幾度と無く静が妥協してきた考えや思いとは全く違う物だった。
 仕方がないかもしれない。それでも……柾葵や洸には嫌われたくないと思う感情。本当に――どうしてなのだろうか。
 ただ、ピタリと足を止めた柾葵に、静もゆっくり歩みを止めた。何処をどう来ていたものか、静は良く考えていなかったものの、気づけば二人は神社の近くに来ていた。辺りは木々が多いお陰か、大分雨の防げる場所でもある。
 一人境内へと向かう柾葵に、静も再び後を追った。暫くすると、彼は賽銭箱の裏手へと周り、そこへ腰を下ろす。
「……」
 どうしたものかと考え、結局静は賽銭箱の手前側に腰を下ろした。幸いこの場所でも雨に濡れる事は無い。
 傘を閉じ一つ息を吐くと、灰色の空を仰ぐ。雨のせいですこし気温が下がったのか、吐く息が微かに白い気がした。もう、そんな時期が近いのだろうか。
 そんなことを考えながらも、結局洸を探しに此処まで来たわけではないのだと、静は薄々察し始めていた。
 雨の音だけがただ響き。周りの木々を叩き、地を叩く。
 なんとなくそれを切り出したのは、今が二人きりで。辺りがこんなにも静かで。それでいて、この天気だから――なのかもしれない。
「ねぇ、柾葵さんは……知ってるの?」
 ポツリ言えば、当たり前のように返事は無く。ただ、賽銭箱の後ろからがさごそと何か物音だけが聞こえた。
 そして暫くした後カサリ。静の左後ろ側から伸びてきた手が、メモを一枚置いていった。お互い賽銭箱を挟んだまま。静は近くに置かれたメモを左手で取り、短く書かれていた言葉を心の中で読み上げる。
『何をだ?』
「――昔僕が、何を……したか」
 自分から語ることは少し阻まれるそれを。彼は、何かしらの方法で知り、嫌悪感を露にしているのではないのかと。
 しかし今度の返答は思いもかけず早く。それでいて少しばかり、意外なもの。
『さあな?』
「そう、なんだ?」
 思わず静は、少しだけ顔を後ろへと向けた。とは言っても、賽銭箱の後ろは良く見えない。ただ、紙の音とペンの音。微かな呼吸の音が、柾葵がそこに居て、何かしらの反応を示しているらしい事を教えていた。
 そして一枚の紙が又、静の手へと渡る。今度は今までよりも少し長い言葉で。それでいて、静に何かしらを言わせることも無いような、そんな言葉で締めくくられていた。
『いや嘘だな。結果は分かってる。ただその過程‥理由なんて、俺にはどうでも良い。』
「……ぇっ?」
 思わず声を上げながら立ちあがり。静は賽銭箱の向こう側に座る柾葵を見た。賽銭箱に背を預けているゆえ勿論顔は見えないが、静が立ち上がった気配に気づいたのか、相変わらずメモに何か書き示していたその動きが、ホンの一瞬止まったように見えた。ただ、静がそれ以降何も言葉にしないこと、動かないことを察したのか、再びメモに何らかの言葉を書き始めるのだが。
「…………」
 静はそんな彼の後姿をただ見ていることしかできなかった。この言葉を見る限り、恐らく彼は――知っている。分かっている。これ以上に何を言われるのだろうか? 避けられる以上に――罵られ、更に酷い嫌われ方でもするのか。
 そして、次のメモは今までとは違う方法で、静の手へと直接渡された。確かに下へ置かれれば静は取りづらいこともあり助かるのだが。
 声こそ無いが、カサリと紙の音がしたのは比較的近い場所から。気づけばそれは、静の視線のすぐ下にあった。
 柾葵の手は横ではなく、今は上へと向いている。彼は依然座ったままで、おまけに少し気だるげなものの、立っている静へとそのメモが届くよう。手を伸ばしていた。
 言葉にこそ出さないが、なんとなく……そのメモを放り投げ渡されなかったことに静は感謝する。ただ、言葉は残酷なもので。
『とにかく交わるべきじゃないんだ‥俺と人殺しの能力者なんて。』
 予測はすぐさま、確信へと変わる。
「やっぱり……」
 結局は自分の能力を知っているのかと、静は内心苦笑した。挙句、言葉は一方的で、他の物を受け入れる体勢など見えやしない。
 メモからそっと離した目を柾葵へと向けた。
 ゆっくりと紡ぐ言葉。
「確かに、僕の能力ではソレができる……」
 言葉にしてしまえば、多分今でも目の前にしているかのよう鮮明に広がる光景。
「それに、死なせた事もあるよ。けど――」
 そこで一度言葉を切り。そっと目を伏せる。こうして視界を狭めると、ザァッと雨の音が煩いほど耳に響いた。自分の中までもざわめかせる様な音。けれどその音も、考えをも振り払うよう、静はそっとかぶりを振った。
「…ううん、……なんでも、ない」
 言葉はすぐさま呑み込まれる。今更今の言葉を打ち消すことなどできないのだろうけれど。どんな理由であれ、殺してしまったその事実は正当化など出来やしない。それは、静自身が一番分かってた。
 だから、思わず言葉を濁してしまったのは、気を引くためでもなんでもない。噂が何時からか一人歩きしたとは言えあれは――事実は、正当防衛などと言う言葉など最早通じないような、否定できない結末だ。実際は殺されそうになったから、だから已む無く能力を使った。それでも相手に害を加えるだけではなく、確かにその命を奪ったのだから。人殺し――その事実に変わりは無いと、静はそう思っている。
 思いを巡らせそっと目を開ければ、いつの間にか柾葵は静の前に立っていた。相変わらず二人の間には賽銭箱があるが、目線の高さはとうに柾葵の方が高くなっている。
 彼はじっと静を見た後、手の中のメモ帳に何かを書き記しその一枚を剥がすとズイッと渡してきた。
『どんな形であれ、殺しは殺しだろ?ただ‥もうおまえは金輪際この事を口にしなくて良い。
 と言うかもうするな。これ以上そんな顔されたら堪ったもんじゃない。』
「そんな……顔?」
 それは無自覚なものだった。大抵はその綺麗な顔に笑みを浮かべる日々。けれど今その表情は、酷く悲しげで。
『人殺しのくせに‥これじゃ俺がおまえを責めて、んな顔させて。全部俺が悪いみたいに思えてくる。』
 そう、人殺し――そんな風には到底見えない表情を静は見せていた。それが作り物ではなく、本物だと言うことくらい柾葵にも分かる。
 自分にとっては忌むべき存在。しかしこうなると、どうにもたじろいでしまうのだろう。柾葵は苦笑いを浮かべ。静から一歩二歩と離れようとした。
 そんな彼に静は言う。
「柾葵さん……最後に一つ、これだけ聞いても良いかな?」
 返事こそ無いが、ぴたりと足を止めた事は、話を聞き入れる体勢があると取って良いのだろう。
「――僕の事…怖い?」
 静は真っ直ぐと柾葵を見たまま。率直に、短く問う。
「――――……っ」
 何を思ってか、けれど確実に柾葵の表情が歪んだ。流石に自分でもそれに気づき、すぐさま右手で口元を押さえるが、横目で見る静と目が合い。そのままばつが悪そうに顔を逸らし、メモ帳に何か書き始めた。何かしらの答えを出そうとするところ、律儀と言うべきなのか。
『怖いとかそういうもんじゃない。おまえはそれほど殺気も無いしな。でも…どうしようもないんだ。
 殺しの能力を持ってる奴とはろくに接することも出来ないし、接したくも無かった。今更どう接して良いのかも分からない。
 この先どうにか平気で接していこうなんて考えも微塵も無かったしな。ただ、この旅におまえがこうして入ってきて正直‥焦った。』
「……?」
 そのメッセージはどう受け取るべきなのだろう。
 一つに、恐らく静自身への恐怖だとかではなく、殺しの能力全てに対して無差別に嫌悪が向けられていた。それは多少極端に見えるものの既に分かっている事。
 唯もう一つ。何か、この文章は引っかかることがあった。その答えは彼から出されはしない。
「…………」
 柾葵は静をジッと見るや否や、フイッと視線を逸らし彼の横を通り抜けてゆく。もう答えは渡されない。そう静が考えた柾葵の去り際。
「――――ぇっ!?」
 今までで恐らく、最も近い距離、近い形で。静の手の中へと確実に手渡されたメモ。微かに触れたのは、確かに彼の指先の感触だ。その意味に、思わず静は声を上げた。それは静でさえ声に出したか否か分からないほど小さなものだけれど、柾葵は確かに一瞬歩みを止め、けれど再び歩き出す。
 ただ呆気にとられたまま暫しの時間が経ち。思わず、今しがた脇を通り抜けていった柾葵を静は振り返った。その背中は、どんどん遠ざかっていくけれど。歩みは今までのものよりも遅いようだった。
 まだその背中を見失わない内に、静はメモを開き中身を見る。
『雨が止んできた。そろそろ洸を探しに行く。』
 顔を上げれば、彼は再び歩みを止めていた。
 ただ、静を真っ直ぐと見ることは無いけれど。少しだけ振り返るその姿に、静は「そうだね」と一言投げかけ。自分でも知らぬ前に自然と笑みを浮かべては、彼の元へと駆けていく。
 ぱしゃり ぱしゃ。水溜りを撥ねるその音。それは二つ。一つは柾葵に追いつこうとする静。そしてもう一つは、先行く柾葵がわざと撥ねる音――。




「よくもまぁ、探し出せたもので。運が良かったのか、元からこうなることは分かりきっていたか……」
 静と柾葵が洸にばったりと出会ったのは、本来ならばこの神社に来るのに使うらしき長い石段を降りきった時のこと。二人があぜ道に出たとき、そこを歩いていた洸に遭遇した。
「元から……って?」
「いや、今まで柾葵と幾度と無くはぐれても、大抵今頃の時間にはどこかでばったり会うことが多かったんで。そろそろかな、と」
 思わず発した静の言葉に、洸は平然と答えるが。そこで一つ言葉を切ると、今度は洸が静へと問う。
「にしても菊坂さん、柾葵と二人なんてつまらなかったでしょう? お疲れ様で」
「……」
 洸の言葉に柾葵が彼を見、その後チラリと静を見た。ただそれは、単に静の反応が気になっただけなようで。特別何か言いたそうな様子ではない。それを静は気にしたわけではない。ただ、素直に言葉が出た。
「いや、そんなこと無いよ。うん」
 こうして旅をしてきた中で、ようやくまともに話せた時間でもあったから。それは決して悪いものではない、そう静は思った。
「そうですか。まぁ、ともかく二人が一緒に居てくれて助かったんで。合流も出来た事だしもう行きますよ。もうすぐ日も暮れるけど、こんな田舎じゃろくに野宿も出来そうに無い……」
 そう言うと洸は、今まで向かっていた方向へと再び歩き出す。此処でばったり出会わなければ……もしかしたら、彼はそのまま一人でこの先へと行ってしまったかもしれない。今は三人で歩くこの道を独りで――そんなことは、今となって想像上のことなのだが。

 先行く洸のすぐ後に柾葵が続き。その少し後ろを静が歩く。全員横に並ぶことはなくばらばらだけど、それぞれが歩く場所は微妙にずれていた。洸は道の左側、柾葵は道の真ん中、静は道の右側。すれ違う人なども無く、ただ辺りは緑が続く。
 沈む夕日が草木に残る雨粒や、あぜ道の窪みに出来た水溜りに反射する。そのせいか、歩く度何かしらの輝きが視界に入り込んだ気がした。こうして旅に出て、日々新しい景色を目の当たりにし始めている気がする。その景色が静の、目に見えない疲れを癒していくのか――それは本人にしか、分からない。


 今日の雨もそうだった。けれど…‥。
 季節はやがてゆっくりと、冷たい秋、そして寒い冬へと移りゆく。
 三人の歩調は変わりなく続くけれど、冬を考えてのことなのか。徐々に歩幅を増していき、その速度を速めるのは洸。
 静と柾葵もその速度にはついて行けるものの、その果てしないのではないのだろうかと思う体力だけにはどうしても敵わなかった。時折洸を見失い程度に、二人疲れた体を休め。揃って彼を追う、そんな日が続いた。
 三人の間に必要以上の言葉は相変わらずほとんど無い。勿論会話と呼べるやり取りも未だろくに無いけれど。けれど何時からか――静の前には度々後ろを垣間見たり、時に無理矢理洸を静止させる柾葵の姿があった。よくも考えてみれば、柾葵が静を長い間後ろに歩かせてるのはあの日を境にもしている。

「…………ありがとう…」

 かけた言葉はまず柾葵へ。そして、文句を言いながらも結局は足を止める洸へ。


 歩きながらもゆっくりと見上げた空には一番星が輝いていた。歩けど歩けど追いつけるわけも、手が届くわけでもないけれど。三人の脚は、確かにその方向へと向かっている。時折吐く息が白く変わり始めていた。



 ――――否…それ以外にもなにかがゆっくりと 確実に 変わり始めていた。


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■         ライター通信          ■
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→PC
 [ 5566/菊坂・静/男性/15歳/高校生、「気狂い屋」 ]

→NPC
 [  洸・男性・16歳・放浪者 ]
 [ 柾葵・男性・21歳・大学生 ]

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■         ライター通信          ■
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 こんにちは、亀ライターの李月です。雪月花 1.5話、ご参加有難うございました!
 元からの好感状態とまだ出会ったばかりで、旅を共にして間もないこともあり、かなり柾葵の対応が酷い状態ですが、完全に無視している…というわけでもなさそうです(寧ろ最後の最後はそこそこ良い傾向でしょうか)ただ、現段階では彼自身何の答えも出せないでいるので菊坂さんの質問の答えは非常に曖昧なものになっています。いつかきちんとした答えが彼から出れば良いなと思ってたりします。
 今回特に場所のご指定が無かったので、雨宿りしながらの会話となりました。かなり会話よりも感情、状況描写重視になりました。何か不都合ありましたらお知らせください!
 洸に関しては今回特別変化も無く、出会ったときのままです。好感度的に、低い高いで言えばまだ若干洸のほうが高めです。とは言え同行していますので日々ほんの少しずつ、前進状態ですね。ともあれ、楽しんでいただけていれば幸いです。

 それでは、又のご縁がありましたら…‥
 李月蒼