■no name sweets 〜イートイン編■
櫻正宗 |
【6342】【緋神・譲】【医者】 |
まだ空は藍い。
繁華街は賑わいの名残を惜しむように、ひっそりとしていた。
路地裏も同じようにひっそりとしていたのかもしれないけれども、そこだけは違っていた。
外見の上品なイメージとは違い、中はなぜか賑やかだった。
小さな小さなパティスリーはいつものように開店準備に追われていた。
「アッキーさん。卵から、ヒヨコが生まれましたっ」
「チーフと呼べ」
「アッキーさん。腕が疲れましたっ」
「チーフと呼べ」
「アッキーさん」
「五月蝿い。 さっさと軽量のひとつでも済ましやがれっ」
厨房の中には男が二人、今日の準備にとりかかる。
無駄口叩くアシスタントに、黙々と手を動かしては今日の店頭に出すものを作り上げていくパティシエ。
そうこうしてるうちに、焼き菓子が焼きあがれば店内全体に広がる程よく甘い香り。
クリームを搾り出しながらデコレートしていけば、店内に広がる優しい時間。
そうこうしているうちに繁華街は目を覚まし、再び賑わいを見せ始める頃。パティスリーも開店時間になる。
「いらっしゃいませ。」
元気のよい声が店内に響いた。
午前中から昼過ぎまでバイトの代わりにアシスタントがフロアも担当する。
「では、こちらへどうぞ。」
そうして差し出されたメニューはなぜか2冊。
普通にメニューがかかれているもの。と何故か何もかかれてないまっしろなもの。
「お気に召さなければ、なんでもお作りさせていただきます。」
聞えたのはパティシエの声。
ひと段落ついた厨房から顔をだし、お客に声をかける。
何も書かれてないメニュー。とメニューのあるメニュー。
さて、ご注文はどうしましょう?
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no name sweets 〜イートイン編
もう過ぎてしまったか。
残り僅かの日にちを残す4月のカレンダーを僕は勤め先の病院の自分のデスクで眺めていた。
窓から零れ落ちる春の日差しは日に日に暖かさをましてきていた。
もう一度カレンダーに指をそわした。過ぎてしまった日付のところで指は止まった。
普段忙しさに妹の誕生日にさえ気がつかないなんて。零れ落ちつ陽射しを眺めてため息をついた。妹も言い出さなかったのは、きっと自分が忙しいのを気遣ってのことだろう。
そう思うと、今月中になんとか祝ってやりたかった。
「もしもし?……あぁ、琥羽か?今度の休みなのだけれども…………」
そうして僕は妹を呼び出した。
次の休み何も予定はないから、一緒にメシでも行かないかとそういうしかなかった。今更誕生日を祝おうとはいえなかった。
そんなことは今まで言ったことがあっただろうか。
改まっておめでとう。を、言うのは当日でかまいやしない。
「先生。午後の診察をお願いします」
担当の看護士の声がした。
そこで思いは途切れ、現実へと引き戻される。
「あぁ、わかった」
僕は返事をして、立ち上がる。自分を待つ看護士の方へと足を進めながら、もう一度窓を見た。こぼれ落ちる陽射し。次の休みもこれぐらい麗らかな日ならいいな。と、思わず小さく笑ってしまった。
その表情をみた看護士はすこし変な顔をしたけれども。この間人づてにきいた、あの店に予約をあとで入れておくことにしよう。
休みの日も天気は良かった。
春の陽射しは妹を呼び出したとき以上に麗かだった。
僕のほうが楽しみにしていたのか、待ち合わせ場所にはずいぶんと早く着いてしまった。
流れ行く人を眺めて、のんびりと妹を待つことにした。
「お兄ちゃーん」
僕の姿を見つけた妹が勢い良く手を振って、こちらに走り寄ってくる。それに僕も小さく笑いながら手を振り返した。
「ごめんねぇ。先について待ってようと思っていたんだけれども、お兄ちゃんの方が早かったんだ」
軽く上がった息を整えるように肩を上下させながら、目の前の妹は楽しげに笑いながら言葉を続けていく。その言葉は弾んでいた。その様子に自然と顔がほころんでしまう。
「じゃぁ、少し予定よりも早いが行こうか?」
「うん。で、どこのお店なの?」
「あぁ……」
妹の呼吸が整ったのを確かめてから、これから行こうとしている店の方向へと歩きだす。自分の動きにあわせて歩き出す妹の存在を傍らで感じながら、人ごみの繁華街を歩く。
そうして聞いた場所。一本道を折れ曲がった。
そこは繁華街の喧騒が嘘のように静かだった。
「こんな場所にお店があるの?」
隣で歩く妹が尋ねてくる。尋ねてくるのも当然だろう。ここに店があるとは思えないぐらい静かで、壁が続くだけだった。
自分自身も不安になってくるほど、店がありそうな雰囲気ではなかった。
「ぁ。あった」
もうしばらく行けば、ぽつんと店が出てきた。
こじんまりとした、聞いていた通りの店だった。
店を発見した妹の呟きを聞きながら、なんでもない風を装いながら足を進めていく。そうでもしないと、店に近づくたびに妙に高鳴りそうな鼓動を抑えられなくなりそうだったから。
店を見つけた妹はその店舗に駆け寄り看板を読んでいた。
「Le Diable Amoureux」
僕が妹の近くに歩み寄ったとき、彼女はふーん。なんて言っていた。
「お兄ちゃん、いい店だね」
振り返って僕を見た妹はやっぱり笑っていた。それに僕はただ小さく笑って頷いた。ゆっくりと小さな扉を開けた。
「いらっしゃいませー」
元気のいい少女の声が響いた。
「すみません、予約を入れておいた緋神ですが」
「緋神様。 はい、お待ちしておりました、どうぞこちらへ」
店員の少女に名前を告げれば、にこりと満面の笑みで席へと案内された。
奥まったソファ席。そのテーブルの上には小さな一輪挿しに櫻の枝が飾られていた。
ゆっくりとくつろげそうな空間。案内された席に腰を下ろせば僕と、妹に差し出されるメニュー。
僕はソレを広げることはなかった。
妹はメニューを広げていた。僕にそっと少女の店員が近づいて耳打ちした。
「えと、オーダーの確認させていただきます。こちらの妹様のお誕生日ケーキ。櫻モチーフのケーキでよろしいですか?」
耳元を持っているトレーで隠しながら少女の店員はぼそぼそと耳打ちした。その内容に僕はそっと頷いた。
「えぇ、それでお願いしますよ」
「あーん。困ったなぁ、選びきれないやー」
妹がメニューから視線を上げて僕のほうを見た。その様子に耳打ちしてた少女の店員は慌てて何事もなかったように振舞う。オーダーをとっているかのような素振りをしたりしつつ。それは僕が見てもなんだかぎこちない動きだったけれども、彼女なりの背一杯の思いやりなのだろうとそっとしておいた。
「ねぇ、ねぇ。お嬢さん。もう選べないからさ、ここのお勧めを5個ほど持ってきて」
「あ。はい、かしこまりました。何かこれだけは外せないとかありますか?」
妹に呼ばれた少女の店員は、僕にこそりとオーダーの確認を取っていることに熱中しすぎたのか、呼ばれたことに少しどきまぎするように受け答えしていた。
その様子がぜんまい仕掛けの人形のようで、可笑しくて笑ってしまいそうになった。
どんなケーキがでてくるかわからない。けれども祝ってやりたい気持ちは変わらないから、せめて妹が喜んでくれれば思っていた。
「んー。いまいちわかんないからさ、美味しいの」
メニューを片付けながら、妹は少女の店員に継げた。なら、店員ももう平静をとりもどしたのかにこりと笑って、頷いた。その後は小さくお辞儀をすればぱたぱたと走り去った。
時間は緩やかにながれて静かだった。
どれくらいぶりだろう、妹とこうやって向き合っているのは。
「ぁ、ちょっとごめんね」
そう言って妹は席を立った。
「緋神さま?」
その隙を狙っていたかのように背後から声がかけられた。
その声に誘われて僕は後ろを向いた、後ろへと向いた視線の先にだれもいなかった。
「ここです、ココ」
声は僅かに下方の法から聞えた。視線を落とせば大きなソファの影に隠れるように、少女の店員がにこりと笑った。
「いや、ばれちゃいけないと思いましてね?」
ソファの影からしゃがみ込んだままにじり寄ってくる、少女の店員。ちらりちらりと向こう側は伺いながら。その視線の先になにがあるのかと、少女の店員の視線の先を辿っていけば妹がなにやら、ここの店員と話しこんでいるのが見えた。
話している内容まではわからないが、なにやら、にこやかに楽しそうなのだけは見て取れた。
「で、なんだい?」
にじり寄り近くなった少女の店員に何事だと、尋ねた声はちょっと無愛想だったかもしれない。
男性と話しこんで、少し楽しそうな妹の姿が少し面白くなったといえばウソになる。自然と声色が憮然としたものだったから、少女の店員の顔が少し曇った。
「あ、いや、すみませんー。えとですね。お誕生日ということで、ちょっとこちらからもお祝いをさせていただきたいなぁ、なんて思っているのですがいいですか?」
差し出がましくないですか?と、少女の店員は続けた。その言葉になんだかさっき憮然としたまま受け答えしてしまったのが申し訳なく思ってしまった。
「えと、パティシエからと。本当にしょうもないんですけど、私とアシスタントパティシエからと受け取ってもらえればと思いますっ」
しゃがみ込んだまま少女の店員は勢い良く頭を下げた。
「あぁ、ありがとう。 よろしく頼むよ」
少しだけ尖っていた気持ちが和らいだ。自分たちに向けてくれる行為を無駄にするほど、僕も馬鹿じゃない。先ほどよりも、気をつけて柔らかい口調で、少女の店員にお願いをした。その言葉に頭を下げていた彼女は、下げるよりももっと勢いよく頭を上げてにかっと笑っていた。
「では、失礼しますー」
それで満足したのか、少女の店員はしゃがみ込んだまま、軽く僕に手を振ってきたときと同じようににじり去っていった。
少女の店員が去っていってから、思わず自然とため息がこぼれた。
自分の中で気持ちを仕切りなおし、ゆっくりと足を組み替えた。
「ごめんねー。一人にさせちゃって」
妹が軽く胸の前で手を合わせながら謝り戻ってきた。僕はそれに言葉を返すわけではなく、ひらりと手を顔の前で振って、大丈夫だと答えた。妹ははにかむように笑いながらまた席についた。
「ぁー。楽しみだねぇ。どんなケーキがでてくるんだろう」
「あぁ、そうだな。おすすめを注文したのだから、いいものがでてくるんじゃないのか?………………
と、言うか、琥羽。5個もケーキを頼んで全部食べきられるのか?」
ふとした疑問だった。目の前の妹は自分用に5個もケーキを頼んだのだ。それにくわえて僕が頼んだ
誕生日ケーキ、食べられるのだろうか仄かな不安が胸をよぎった。その不安はそのまま言葉になって、妹へと告げられてしまった。僕の言葉を聞いた妹の眉がすこししかめられ、咎めるような視線になる。
「何ぃ、それって大食らいだとか。太るぞとかいいたいのー?」
「いや、そう言う訳ではないけれども」
しどろもどろになってしまう僕の言葉、詰めてくる視線が痛い。
「女の子はね?美味しい甘いものは別腹。…………そういうのを聞くのは失礼よ」
ぷんすか。本当にそんな言葉が似合うようで、妹はあからさまに怒った姿を演出する。けれどもそれは本当に怒っているわけではないのは、僕からみれば良く分かった。楽しそうに眼は笑っているのだか
ら。
たわいもない妹との会話がこれほど心穏やかで、普段の忙しさがウソのよう。少し荒みそうになっていた心が潤ってくるのがわかる。
僕がこうやって、妹との時間を噛み締め楽しんでいる裏で妹の楽しい企みには何も気がつかなかった。
どれほど緩やかな時間が過ぎただろうか。
「お待たせしましたー」
景気のいい少女の声がした。
そこで兄妹の穏やかな時間は終わりを告げた。もう少しとも思ったけれども、運ばれてきたものがどんなものか、興味がなかったわけではないから。
「こちらがご注文されました。お勧めケーキになります」
少女の店員が片手にもった大き目のトレーからケーキをヒトツずつ妹の目の前においていく。
「こちらがシフォンケーキ。こちらがガトーショコラ。こちらがショートケーキ。こちらがチーズケーキ。こちらがモンブラン。…………に、なります」
お勧めという割にには、全てオーソドックスなものばかりだった。が、ひとつひとつが花びらの形をしていた。少女の店員が、皿をひとつひとつ、円を描くようにおいていけば、そこに咲いたのは桜の花だった。ケーキひとつが、一枚の櫻の花弁の形をしていて、それが5つ集まれば櫻になった。
モンブランまでもが、きちんと櫻の花びらの形になっていた。
「おおー。 すごーい」
テーブルの上に咲いた櫻の花に妹はうれしそうに小さく拍手までしてみた。
「それから、こちらは。妹様からお兄様へ、プレゼントです。」
青年の声だった。自然と視線が上がって声の主を見た。先ほど妹と楽しげに話していた店員だった。
その店員もにこやかに笑っていた。青年の店員の言葉に少々驚いたような表情を隠し切れずに、妹の方を見た。妹はふふんと、勝ち誇ったような笑みを浮かべて僕を見ていた。
「食べたら幸せになれるように、ここのパティシエさんに特別手をふるってもらえるようにお願いしたんだからね…………お兄ちゃんが調理師免許、持ってるって半分脅しちゃった」
カラカラと楽しげに笑いながら告げる妹の言葉。してやられた気分。けれども悪い気分ではなかった。妹の笑いに此方も釣られて笑いながら、眺めたのは僕の方に置かれた皿。
フランボワーズのムースにチョコレートアレンジがされていた。まるで白い皿の上に絵を描いたようだった。
「それからそれからー。今日のメインでーす」
大きな少女の声が響いた。まだまだ続くというように、また現れた少女の店員。じゃーんとか、自分で効果音をつけながら、トレーの上から別のケーキをテーブルの中央に置いた。
華やかな薄紅色のホールのケーキ。その上にロウソクがたっていた。
薄紅の可憐な色合い、櫻をモチーフに頼んだそれはあからさまに櫻ではなかった。フワフワの薄紅色の生クリームで覆われて、まるでそれは小さな櫻の花がたくさん集まって過ぎ去ってしまった満開の桜を思い出すには十分だった。
「お兄様から、妹様へ。幸せになれるお誕生日ケーキ、櫻バージョンです」
テーブル中央に置かれたケーキに、妹は目をぱちくりさせて繊細なケーキを眺めてから、僕を見た。
「え、えぇぇー?覚えてたの誕生日」
「あぁ、もちろん」
今度は僕が勝ち誇った笑みを妹へと向ける番だった。
驚いた表情から、妹は一変してうれしさが零れ落ちる笑顔で僕を見た。
「ありがとう。お兄ちゃん」
「えー。では、ささやかながら。私と、いけ好かないアシスタントパティシエで、お祝いの歌いたいとおもいますー」
店員の二人は、いそいそと並び。えへん。なんて軽く咳払いしてから、定番の誕生日の歌を歌いだした。
僕と妹はソレをくすぐったく聞いていた。
「遅くなったけど、誕生日おめでとう」
「ううん。覚えておいてくれただけでうれしい。ありがとう、お兄ちゃん」
歌が続く中、改まって妹に告げるあまりにも遅くなってしまった祝いの言葉。ソレを言うには少々の勇気が必要だったけれども、妹の満面の笑みを見ればこうやってすごせることに喜びを感じた。
歌が終われば、妹はロウソクを吹き消した。
互いに幸せな日々が続くような気がした。
妹が注文したお勧めケーキはオーソドックスなものばかりだったが、どれもこれもみな手をしっかり加えた美味しいものだったらしく。
妹が僕に頼んでくれた、デザートは甘いけれどもビターなチョコレートがフランボワーズに良く合っていて、大人のデザートに仕上がっていた。
誕生日用に作ってもらった、桜のケーキはふんわりとした、やわらかいものだった。
どれもこれも、味が全て違うもので、あんなに大量にあったにも関わらず、二人で全て食べつくしてしまった。
妹が全部食べれるのかと不安に思っていたことが全て、取り越し苦労だった。
僕でさえ妹が食べるのにつられて、こんなに甘いものばかり食べたことはないだろうってぐらい食べてしまった。
時間はゆっくりと過ぎていった。
高かった陽射しはいつの間にか傾き夕日に変わろうとしていた。
これほどゆったりとした時間を妹と過ごしたのはいついらいだろう。すこし名残惜しかったけれども、そろそろその時間も終わりを告げようとしていた。
「今日はどうもありがとうございました。おかげで、いい時間を凄くことが出来ました」
「いえいえ、素敵なお誕生日会に参加させてもらえて、此方が楽しかったです」
レジで会計をしているときに少女の店員に、今日の感謝の気持ちを伝えた。それに返ってきた少女の店員の言葉がなんとなくこそばゆかった。
「あぁ、そうそう。ちょっと待ってー」
厨房らしき扉を大きく開けてでてきたのは、パティシエの格好をした青年だった。ばたーんと大きくなる扉と同じくらい青年の声は大きかった。
「コレコレ。持って行って。今日の良き日の思い出に」
にっと笑って差し出された袋二つ。
妹と僕はそれをヒトツずつ手に取った。
「うちのパティシエからの、心ばかりのものだってさー」
軽い口調の青年がちらりと扉が開いたままの厨房の方をにやにやしながら見やった。
自然と僕も視線がそちらに流れて、中から見えたのは僕よりも少し年上のパティシエの男性が見えた。ちらりと此方を見たパティシエと僕の視線はかち合ってしまった。
パティシエは何事もなかったように、ただ頭を下げた。
「ありがとう。おいしかったー」
妹は満足そうに袋をうけとりながら、若い従業員二人と会話していた。
その笑顔になにか満ち足りた気分になった。
互いの幸せを願ったケーキ。
確かに噂どおり、そのパティシエが想いを込めてくれたからか、ケーキ屋の扉をくぐって外に出たときには小さな幸せが降り注いできたようだった。
それはあくまでも思い過ごしか知れないけれども。
手に持った小さなクッキーの詰め合わせ。
そんな小さなものからでも、今日の幸福感を感じ取ることが出来る。
そのクッキーでさえ桜になっていることに気がつくのは家についてからだった。
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■ 登場人物(この物語に登場した人物の一覧) ■
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6342/緋神・譲/男性/24歳/医者
6314/緋神・琥羽/女性/20歳/大学生
NPC
少女店員→鹿島 美咲/女性/16歳/Le Diable Amoureuxのバイト店員
青年パティシエ→蒼井 尚乃/男性/20歳/Le Diable Amoureuxのアシスタントパティシエ
パティシエ→宮里 秋人/男性/28歳/Le Diable Amoureuxのパティシエ兼オーナー
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■ ライター通信 ■
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緋神・譲様
この度は【no name sweets 〜イートイン編】にご参加下さりありがとうございました。
初めてのご参加いただきうれしい限りでございます。
はじめまして。櫻正宗と申します。
仲の良い兄弟さんからのご依頼、楽しく書かせていただきました。
お兄さんの普段はクールでかっこ良いのに、妹の前だと見せる
優しい部分を上手く表現できてたらいいなと思っております。
優しいお話の内容にこちらも書いていて、優しい気持ちになれました。
それでは最後に
重ね重ねになりますがご参加ありがとうございました。
またどこかで出会うようなことがあればよろしくお願いいたします。
櫻正宗 拝
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