■闇の羽根・桜書 T < 雨空 >■
雨音響希 |
【5566】【菊坂・静】【高校生、「気狂い屋」】 |
あんたさえ居なければ死なずにすんだのに
これからもそうやって人を不幸にして行く
ずっと一人きりで生きていけば良い
誰もあんたなんか愛してくれないんだから
暗い部屋の中で、1人で
ずっと・・・ずっとずっと・・・
・・・・・・・終わる事のない世界で一人きりで
どんよりと低い空は、今にも泣き出しそうで―――
梶原 冬弥は心配そうに空を仰いだ後で、隣に居る沖坂 奏都の顔色を窺った。
「あのさ、奏都。ちょっと良いか?」
かけていた眼鏡を外し、机の脇に置いた珈琲を1口飲むと、奏都がこちらを向いた。
「何か分からない所でも?」
「いや、そーじゃなくって・・・ほら、雨が降りそうだから・・・」
「雨?あぁ。そう言えば天気予報で言ってましたね。今夜から雨が降るかも知れないと。」
「今日さ、アイツ一人だろ?」
「・・・えぇ。そうですね、他の方は、皆さん仕事が入ってしまいましたし・・・けれど、夜と言っても遅くからですよ?」
チラリと時計を見上げる。
今現在、夜の9時過ぎ・・・
「10時には眠ってしまっていますし、雨が降るのは11時からです。」
「でも・・・」
「そんなに心配なようでしたら、早く仕事を片付けて戻りましょう。とは言え、今日中に戻るのは無理ですね。このまま行けば、明日にだって戻れるかどうか・・・。」
「だな。もしもの事があったら、草間んとこに連絡入れるように言ってあるし・・・そうだよな、大丈夫だよな。」
まるで自分に言い聞かせるかのようにそう言うと、冬弥はデスクに戻った。
書類をまとめ、その中から使えそうな資料を選び出し、パソコンに入力して・・・・
空を仰ぐ。
暗く落ち込むそこに、星の輝きはなかった―――。
今日は雨が降ると知っていたから、片桐 もなは早めにベッドに入った。
疼く心の奥底、封印したはずの感情が、今も痛い。
早く眠ってしまおう。雨が降る前に・・・今日はこの広い館に一人しか居ないから・・・早く、早く・・・!
眠ろうとすればするほど、焦りが生まれて上手く寝付けない。刻々と過ぎて行く時を感じながら、もなは必死に目を瞑った。
暗い部屋の中、しんと静まり返る巨大な館。
そして―――パタパタと、雨の落ちる音が響き始める。
ポツポツと、そしてそれは何時しか、激しく、ザーっと1つの音に変わる。
降る雨の音が、染まる闇が、ゆっくりともなの心を侵食する。ゆっくりと、けれど・・・確実に。
ガバリと起き上がると、もなは荒い呼吸を繰り返した。
心臓が痛い。胸が苦しい・・・呼吸が、上手く出来ない。
立ち上がり、部屋を飛び出す。裸足のまま廊下を走り、玄関を抜け、両開きの扉を押し開けると外に飛び出した。
パジャマ代わりに着ている真っ白なワンピースが、雨に濡れてしっとりと濃く染まる。
裸足なのも、半そでのワンピース一枚なのも、傘を持っていないのも、全てはどうでも良かった。
とにかく走らないと・・・人の居るところに行かないと・・・逃げないと・・・!!!
直ぐ後ろに死を感じながら、居るはずのない男達の息遣いを感じながら。
鼻につく火薬の臭いと血の臭い。今も耳に残る悲鳴。
ギュッと目を瞑り、唇を噛む。目の前に迫る公園に駆け込むと、ブランコに飛び乗った。
鎖を握り締め、荒い呼吸を何とか押し殺す。様々な場面がグルグルと回り、封印したはずの過去が目の前に現れる。
叫びだしたい衝動を必死に抑え・・・ふっと、微笑んだ。
「笑って・・・ないと。」
笑ってないと。ずっと、笑ってないと・・・
笑って―――――
ふっと、もなの耳に小さな声が聞こえて来た。
空気を震わせないその声は、聞いた事のあるもので・・・
『もな、夢幻の魔物が見つかった!至急行って欲しいんだけど・・・』
「・・・うん、大丈夫。行くよ・・・場所は、どこ・・・?」
『今は使われなくなった遊園地の・・・・・・』
痛む左手首を押さえて、もなは立ち上がった。
そして・・・夢幻館までの道程の遠さを思うと、その場に崩れ落ちた・・・。
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闇の羽根・桜書 T < 雨空 >
◆△◆
星の輝きのない夜は久しぶりだった。
月すらもその向こうに隠してしまうほどに厚い雲・・・。
薄っすらと、雨のカーテンが引かれる。
菊坂 静は傘を左手に持ち返ると、水溜りに足を入れた。
パシャリ
軽い水音と共に、じんわりと靴が濡れる。
何とも言えない不快感を伴う感触に思わず眉を顰め、ふっと・・・顔を上げた。
視界の端、闇に落ちた公園の中、人影があった。
気分でも悪いのだろうか・・・?
しゃがみ込んでいるその影に近づく。
影の大きさからして、女性・・・だろうか?随分と小さいそのシルエットは、子供のようだ。
「・・・もなさん・・・?!」
目の前にしゃがみ込む影からほんの数歩離れた位置まで来て、やっと静はその人物が誰なのか分かった。
長い髪の毛を背に垂らし、真っ白なワンピースを着てしゃがみ込む人物・・・片桐 もな・・・。
「だ・・・れ・・・?」
ぐったりとした瞳をゆるゆると上げ、静の瞳と合わさる・・・が、虚ろな瞳はどこを見るでもなく微かに左右に揺れている。
「もなさん・・・!」
走り出す。
今にも意識を手放してしまいそうなもなの華奢な身体を抱き上げ・・・途端にもなの体から力が抜ける。
静の手から落ちた傘が、水溜りの中で健気に雨を弾き返す。
それを横目で見ながら、静はもなを屋根のある場所へと運んだ。
そこはどうやら昼食をとるように用意された場所のようで、木の大きなテーブルと長い椅子が置かれてあった。
椅子に座り、そっと、もなの身体を抱き締める。
小さな身体は冷たくなっており、このまま体温が戻らないのでは・・・と、嫌な不安を掻き立てる。
見ればもなの頬はすっかり白くなっており、普段の甘い桃色ではない。
ぎゅっと、強く抱き締める。
もなは・・・静の中では守りたい人・・・。
自分の秘密を知っても友達だと言ってくれて・・・だから・・・。
守りたいと、思った。
もなの背負っているものの、ほんの少しでも良い・・・一緒に、背負えればと・・・。
「・・・っ・・・いっ・・・」
耳元で聞こえた声に、静はもなの身体をゆっくりと放した。
「しず・・・か、ちゃん?」
「大丈夫?もなさん・・・。」
焦点の定まらない視線が暫く朧気に静の上を行ったり来たりしていたが、すぐにカチリと音を立てて静の視線と合わさった。
「ん、大丈夫。ちょっと・・・貧血かな?・・・それより、なんで?」
「偶然、公園の前を通りかかったらもなさんが見えて・・・。」
「そ・・・か。」
濡れた服が気持ち悪いのか、スカートの裾をパタパタと上下させる。
無防備なその仕草に苦笑を洩らすと、静は傘を取りに雨の中を走った。
ポツンと公園の中心に取り残された傘を掴み、綺麗に畳むともなの方へと戻る。
「静ちゃん、濡れちゃったね。・・・ごめんね?」
「大丈夫。・・・それよりもなさん。聞いても良いかな・・・。」
「なぁに?」
「雨・・・嫌い?・・・怖い?」
静の問いに、もなが瞳を曇らせる。
膝の上で軽く手を握り、その上に視線を落とし・・・ポツリ、小さく呟いた。
「嫌い・・・。」
「そっか。」
「聞かないの?」
軽く頷いた静に、もなが意外だと言う表情を返す。
「うん・・・」
「そう。・・・それじゃぁ、こっから先は私の独り言。」
急に大人びた横顔を覗かせるもな。
一人称が改まった形になり、口調も普段とは違う・・・。
先ほどまでの生気のない顔とは違い、大分色が戻った顔で、ポツポツと言葉を紡ぐもな。
「私ね、お兄ちゃんがいたの。5つ年上のお兄ちゃんで・・・。優しかったんだ。でも、死んじゃったんだ。お母さんと一緒に・・・」
どうして?
喉元まで上がってきた言葉を押し戻す。
これはもなの“独り言”だ。
決して、静に向けられている言葉ではない・・・。
「お父さんは知らない。生きてるのか、死んでるのか。それすらも、分からない。お母さんは、何も言ってはくれなかったから。」
そっと目を閉じる。
聞こえて来る雨音に耳を済ませるかのように、じっと・・・呼吸だけを繰り返すもな。
「現の守護者である私と一緒に、お母さんとお兄ちゃんも“組織”に“秘密の屋敷”に連れて行かれた・・・。そこで、私達は出会った。夢の司と現の司。そして夢の守護者と私。教育係に・・・“トップ”もあそこにはいた。」
「組織・・・?」
「そう。名前はない、ただ・・・組織と呼ばれている場所。私達が所属する場所。」
真っ直ぐに、静の瞳を見詰めた後で、もながフイと視線をそらした。
「雨の日だった。組織のやりかたに反抗する数名が、内部で反乱を起した。その騒ぎに乗じて、私達も秘密の屋敷を抜け出した。追っ手を撒きながら、3人で走って・・・」
何時の間にか雨は上がっており、雨の名残を帯びた風が湿気を含んでふわりと髪を撫ぜた。
「体力のない私は直ぐにしゃがみ込んだ。お兄ちゃんが、囮になると言って走り出して・・・お母さんが、私を抱き上げた。走り出そうとした瞬間だった。お兄ちゃんが走って行った方から、銃声が聞こえたの。お母さんが私を下ろして、血相を変えてそっちに走って行ったわ。私は、止めようと思ったのだけれど・・・声が、出なかった。」
そっと、もなが静の手を握った。
何時の間にか静は俯いていた。
悲しい過去を淡々と話すもなの顔を、見ていられなくなったのだ。
「お母さんの悲鳴が聞こえて直ぐに、銃声が聞こえた。私は、走ったわ。雨の中、倒れる2人を見つけた時・・・思ったの。私のせいだって。駆け寄って調べたのだけれど、2人とも息はなかった。雨がね、2人の体温を奪って行くの。凄いスピードで・・・。だから、ね、私は・・・雨が嫌いなの。」
困ったようにそう言って、もなは小さな笑みを浮かべた。
「もなさん・・・」
「あのね、静ちゃん。夢幻の魔物がまた現れたの。今度は遊園地なんだって・・・。また、霊がいっぱいいるみたいなの・・・。静ちゃん、一緒に来てくれる?」
「勿論だよ。」
静はそう言うと立ち上がった。
もなの手をギュっと握り・・・少しでも、その震えが止まれば良いと願いながら・・・
「夢幻館に行こうか。」
「うん。あたし、着替えなくちゃ。」
もなが静の手を引っ張る。
無邪気なその笑顔の内側に秘めた過去を垣間見て・・・静は、尚更強くその手を握り締めた。
◇▲◇
今はもう使われなくなってしまった遊園地。
錆びた鉄のゲートをくぐると、静ともなはその中に足を踏み入れた。
どうやら夢幻の魔物とやらは、霊を引き寄せる能力があるらしい。
中々手ごわそうなモノまで呼び寄せている・・・。
「いるの?」
「うん、少しね。」
静はそう言うと、左手首に視線を落とした。
もながその意を察して、ほんの少し・・・瞳が恐怖に揺れる。
「僕の後ろに居れば大丈夫だから・・・ね?」
「う・・・うん。・・・でも、静ちゃん、大丈夫なの・・・?」
「最近寝不足だから上手くいくかな?・・・なんてね。」
苦笑混じりにそう言って、もなの頭を撫ぜる。
怖がらせたくはない。けれど・・・守ると、そう決めた心は少しの衝撃では揺るがない。
例え怖がられても、例え怯えられても・・・絶対に守る・・・。
霊を次から次に捕らえては消し去っていく。
途中、意識がふっと途切れそうになるが・・・それでも、何とか持ち直すと唇を噛み締めた。
無理をしているのは重々承知だった。
けれど、無理をしてでも守りたいのも、また本当だった。
自己犠牲なんて冷たい言葉ではない。
これが“犠牲”だなんて思わない・・・。
「静ちゃん・・・?」
「大丈夫だよ。」
時折心配そうにもなが静の手を取り、潤んだ瞳を向ける。
その度に大丈夫だと繰り返し・・・2人は遊園地の中を奥へ奥へと進んで行った。
「どこにいるのかな・・・夢幻の魔物。」
「結構奥まで来たけれど・・・もなさん、感じない?」
「うん。ごめんね・・・」
しゅんとするもなの頭を撫ぜると、気にするような事ではないと言って慰める。
「本来なら分かるはずなんだけど、流石に・・・」
何かを言いかけたもなが口を閉ざした。
驚いたような表情で宙を見詰め・・・その視線の先を追う。
観覧車の上から落ちてくる黒い影。
それは徐々に大きくなり・・・静は咄嗟にもなの手を掴んで走った。
ドンと言う大きな音と、舞い上がる砂埃。
強い振動が足から伝わり、脳を揺さぶる。
しばらく濁った薄い膜が辺り一帯を覆っていたが、それも直ぐに掻き消えた。
目の前には巨大な人の形をした夢幻の魔物が一体。
3メートルはあろうかと言う背丈はあまりにも高い。
緩いウエーブの髪が腰までかかっており・・・前回の夢幻の魔物よりは、人の原形をとどめている。
ただ、顔つきは獣と言った方が近かった。
「・・・・・・・・・・」
もなが何かを呟き、夢幻の魔物の方へと走って行こうとする。
「もなさん!!??」
「ママ・・・」
「え?」
「・・・ママなの・・・。」
ポツリ
呟かれた言葉はあまりにも残酷なモノだった。
「でも・・・」
「・・・でも、現に送り返さないといけないの。」
静の言葉を遮って、もながキッパリとそう言うとすっと銃を構えた。
小型の銃は、もなの掌にすっぽりとおさまっていた。
「もなさん・・・」
「あたし、2度もママを殺しちゃうんだね・・・」
寂しげにそう言ったもなを、後ろから抱き締めると、そっと・・・その手から銃を奪った。
「静ちゃん!?」
「下がってて。僕がやるから。」
「そんなの・・・」
「家族を手にかけたのは・・・僕だけで良いから・・・ね?」
静はそう言うと、もなの言葉を待たずに動き始めた。
もなの母親だと言う人物を手にかけるのは、やはり心が痛んだ。
それでも・・・もなが、己の母親を手にかける瞬間を見るよりは、心痛まないのも確かだった。
いったいどんな表情でもなはこの戦いを見ているのだろうか。
夢幻の魔物を倒し終わった後、どんな顔で・・・静を見るのだろうか。
そんな事を思いながら、静は一度ももなの方を振り返らずに、ただひたすら夢幻の魔物の体力を削って行った。
◆△◆
全てが終わった後で、静はそっと・・・振り返った。
目の前に倒れる夢幻の魔物は既に虫の息で、後はもなの力で現へと送り返すのみだ。
「静ちゃん、有難う。」
俯きながらもながそう言って、顔を上げた。
無理をしている笑顔が、痛々しい。それでも、瞳の奥にはどこか諦めにも似た色が宿っていた。
「僕・・・」
「本当はね、分かってたの。どんどん・・・親しい人が来るんだって。」
「どう言う事?」
「あと1体。夢幻の魔物が誰なのか、あたしは知ってる。ママ以上に、あたしが大好きだった人。」
「お兄さん・・・?」
ただの勘違いであって欲しいと思いつつ、静はそう口にした。
もながそれを肯定するかのように儚い笑顔を浮かべ・・・夢幻の魔物と向き合った。
「大好きだったよ、ママ。・・・さよなら。」
刹那の突風の後・・・倒れ込む、もな・・・。
左手首に巻かれた包帯がはらりと落ち、そこから止め処もなく血が流れる・・・。
「止血・・・」
「しないで平気。平気なのよ、静ちゃん。」
「どうしてこんな事・・・」
「これが、あたしの“闇の羽根”だから。」
「闇の羽根?」
もながグイっとワンピースの襟元を広げる。
左肩を出し・・・肩甲骨の近く、丁度心臓の裏側に、その黒い“烙印”はあった。
悪魔の羽根をモチーフにしたそれは・・・
「これが、あたしの・・・闇の羽根だから・・・」
ぎゅっと、縋りつくように静の服を掴むと、もなが眠りに落ちた。
色々な事がありすぎて、ごちゃごちゃに絡まる頭の中を整理しようと試みるものの、糸は絡まるばかりだった。
もなの服をそっと直す。
とりあえず解る事は1つだけ・・・。
この先に待ち受けている、最後の夢幻の魔物は・・・もなの、最愛の兄だと言う事だけ・・・
◇▲◇
「ねぇ、冬弥ちゃん・・・。あたし、最後まで・・・頑張れるかな?」
「さぁな。頑張れないなら、頼れよ。」
「うん・・・。でも・・・あたし、冬弥ちゃんには頼れない。」
「どうしてだ?」
「助けてもらっても、あたしが・・・冬弥ちゃんを助けられないから・・・。」
「気にするな。」
「駄目・・・。あたしと冬弥ちゃんは、同じ場所にいなくちゃならないから・・・。」
「・・・分かったから、もう寝ろよ。雨・・・また今夜も降るぞ?」
「うん。」
「ずっと、傍にいてやるから。」
「・・・有難う。冬弥ちゃん、大好き・・・」
≪ END ≫
◇★◇★◇★ 登場人物 ★◇★◇★◇
【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
5566/菊坂 静 /男性/15歳/高校生、「気狂い屋」
NPC/片桐 もな/女性/16歳/現実世界の案内人兼ガンナー
◆☆◆☆◆☆ ライター通信 ☆◆☆◆☆◆
この度は『闇の羽根・桜書 T < 雨空 >』にご参加いただきましてまことに有難う御座いました。
そして、いつもいつもお世話になっております。(ペコリ)
もなの過去と、次に来る夢幻の魔物の正体が分かりました。
次で最終話ですが・・・如何でしたでしょうか?
“組織”に“トップ”に“闇の羽根”に・・・“秘密の屋敷”に・・・新情報がてんこ盛りです(苦笑)
最後、もなと冬弥が仲良さ気ではありますが、恋愛感情では御座いません(笑)
もなの話には5つ年上の兄の事しか出てきませんが、もなは2人兄妹ではなかったり・・・します。
それでは、またどこかでお逢いいたしました時はよろしくお願いいたします。
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