■特攻姫〜特技見せ合いっこパーティ〜■
笠城夢斗 |
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【6118】【陸玖・翠】【面倒くさがり屋の陰陽師】 |
広い広い西洋風の邸宅。
いかにも金持ちそうな雰囲気をかもしだすその屋敷の庭園で、ひとりの少女がため息をついていた。
白と赤の入り混じった、流れるような長い髪。両の瞳はそれぞれにアクアマリンとエメラルドをはめこんだようなフェアリーアイズ。
歳の頃十三歳ほどの、それはそれは美しい少女は――
ほう、と何度目か分からないため息をついた。
「……退屈だ」
そして――ひらりとその場で回転するように、舞う。
シャン
彼女の手首につけられた鈴の音も軽やかに。
少女の両手に握られていた細い剣が、音も立てずに庭園に何本もつきたてられていた木の棒を切り飛ばした。
少女は舞う。ひらひらと舞う。
そのたびに両の剣も舞い、だんだん細かくなっていく木の破片が、あたりに散らばっていく。
シャン シャン シャン
やがて一通り切ってしまってから――
「……退屈だ」
両の剣を下ろし、少女はため息をついた。
彼女の名は葛織紫鶴[くずおり・しづる]。この大邸宅――実は別荘――の主で、要するにお金持ちのご令嬢だ。
そして一方で、一族に伝わる舞踏――『剣舞』の後継者。
まだ十三歳の若さでその名を背負った彼女は、しかしその立場の重要さゆえになかなか別荘から外に出してもらえない。
「退屈だ、竜矢[りゅうし]」
若すぎるというのにどこか凛々しさのある声で、紫鶴は自分の世話役の名を呼んだ。
世話役・如月[きさらぎ]竜矢は――少し離れたところにあるチェアで、のんきに本を読んでいた。
「竜矢！」
「……いちいち応えなきゃならんのですか、姫」
竜矢は顔をあげ、疲れたようにため息をつく。「大体その『退屈』という言葉、今日だけでももう三十五回つぶやいてますよ」
「相変わらずのお前の細かさにも感心するが、それよりも退屈だ！」
どうにかしろ！ と美しき幼い少女は剣を両手にわめいた。
「危ないですよ。振り回さないでください。あなたのは真剣なんですから」
冷静に応える竜矢は、やがて肩をすくめて、傍らのテーブルに本を置いた。
「では、パーティでも開きましょう」
「パーティなど飽いた。肩が凝るだけだ！」
「そうではなくて、特別に一般の人々を呼ぶんですよ。それで――そうですね、姫の剣舞のように、他の方々の特技も披露して頂いたらいかがです？」
私がどうにかしますから――と、のんびりと竜矢は言う。
紫鶴の顔が輝いた。「それでいくぞ！」と彼女は即断した。
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特攻姫〜特技見せ合いっこパーティ〜
その日の立食パーティに現れたのは、先日、庭の樹を燃やしてしまった陸玖翠【りく・みどり】だった。
葛織紫鶴【くずおり・しづる】。名門退魔の一族葛織の次代当主と目される少女。彼女はしばしば自分の屋敷の庭園で立食パーティを催している。
色々理由はあるのだが、ひとつだけ言えることは――主催者が紫鶴であるのに、紫鶴は参加者に相手にされないということだ。
立食パーティに集まる人々はほとんどが親類縁者。
――紫鶴は葛織家という一族に、疎まれていた。
紫鶴が催す立食パーティは、紫鶴抜きの社交の場として使われる――
「この樹の並び……どうしたものかな」
紫鶴は世話役の如月竜矢【きさらぎ・りゅうし】に相談していた。
立食パーティで存在を無視されるのはいつものこと。だから平気で紫鶴はパーティの場から離れ、庭園の隅にある樹の様子を見ていた。
そこは美しい庭園の中で、少しだけ浮いていた。――数日前までそこにあった樹が一本ある事情でなくなってしまったからだ。折れた、という騒ぎではない。根っこごとなくなったのである。
庭園の中で崩れてしまったその場所を見つめながら、紫鶴はある人物に思いをはせる。
「翠殿は……お元気だろうか……」
元はそこにあった樹がなくなった事象に、たまたま関わった女性のことを思う。
陸玖翠。彼女はどうしているだろうか――
ずしん
突然、地面が揺れた。
ずしん ずしん ずしん
「な、なんだ！？」
紫鶴は慌ててかがみこむ。パーティに来ていた人々がなんだなんだと騒ぎ出す。
「この気配は……」
竜矢がふと庭園の門のほうを見て、そちらへと走っていった。
ずしん
――地震がやんだ。
と思ったら、
ずしん ずしん ずしん
「地震じゃない……？ これは……」
紫鶴は頭をかばいながら、つぶやいた。
「足音か――？」
「姫」
竜矢の声が聞こえた。同時に、暗い影が紫鶴の視界に落ちた。
おそるおそる顔をあげると――
「わっ！？」
目の前に、大きな樹をかついだ鬼がいた。
その鬼のわき腹に手を置きながら、ついさっきまで紫鶴が思い出していた人物が、軽く頭をさげていた。
「こんにちは、葛織殿」
表情のあまりでないその女性は――
まぎれもない、陸玖翠その人だった。
「この間燃してしまった樹、同じ種類のものを持参しました。式に持たせていますが、姿が少々……」
翠は樹をかついでいる鬼を見上げて、眉根を寄せた。
「し、式？ その鬼は式神でいらっしゃるのだな？」
紫鶴は鬼の表情のいかめしさに思わず竜矢にしがみつきながら、翠に念を押す。
「ええ、式でございますよ。でなければこの程度の力でこの屋敷の結界を抜けることはできませんでしょう」
「た、たしかにそうなんだが……」
式神ならばどんな姿にもできそうなものだが……
鬼。なぜに鬼。
竜矢が口元を押さえ、ふきだすのをこらえるのに苦労している。
立食パーティのところにいる面々が、引いているのがおかしかったのだ。
「用が済めば屋敷にすぐ戻しますゆえ」
翠は何も気づいていないかのように――本当に気づいてないのかもしれない――話を続ける。
「さあ、この樹をお使いください」
言って、翠は鬼に、樹を下ろせと命じた。
鬼が体を折り、どすんと肩から樹を下ろす。
それから、以前根っこからなくなった樹の場所におさまるよう微調整。
「――いかがでしょう？」
ぽん、と新しい樹の幹を叩いて、翠は紫鶴のほうを向く。
紫鶴はしばらくぽかんとしていたが、
姫、と竜矢に背中をひそかに叩かれ、はっと我に返った。
「そ、そうだな。うん、素晴らしい樹をありがとう翠殿！ 心から感謝する」
「喜んでいただけたようでよかった」
鉄面皮の翠の表情が、ほんの少しだけやわらいだ。
「また草間から聞きまして――」
鬼の式を消してから、翠は話し始めた。
「葛織殿は色んな人々の特技をごらんになりたいとか」
「そうなんだ」
鬼のショックからようやく脱け出した紫鶴が、笑顔でうなずく。
「翠殿には、先日の戦いの折にたくさん能力を見せていただいたから満足しているのだが」
「他にも色々できますよ」
翠は黒猫を連れていた。翠の足にじゃれついている。
「この子は猫又式神の七夜です。この子の能力に幻覚能力があります」
「幻覚……」
「葛織殿の見たいものをお見せできますよ」
「見たいもの……見たいものか」
紫鶴はしばらくじーっと翠を見つめていたが、やがておずおずと、
「その……その前に、その猫に触らせて頂いてもよいだろうか？」
「え？ ああ」
翠はしゃがみこんで七夜を持ち上げると、「どうぞ」と紫鶴に差し出した。
紫鶴はおそるおそる七夜を預かる。
腕に抱えた黒猫の重さが、少女には心地よかった。
「――この屋敷は動物ご法度なんですよ。魔に影響されやすいので……」
と竜矢が翠に解説する。
「ああ、なるほど」
翠は納得し、「ではこうしましょう。――七夜！」
主人の命令に猫又は鳴いて応え、
瞬間。
庭がどばっと動物で埋まった。
猫、犬、うさぎ、りす、ハムスター等小動物だけではなく、山羊、牛、馬、はてには虎まで庭の隅々まで動物に侵食されている。
「全部幻覚ですから」
翠はあっさりと言った。「お互いに食い合ったりはしませんよ。それと、触れますので遠慮なく」
「本当か……！」
紫鶴が七夜を抱いたまま瞳を輝かせる。
七夜は自ら、紫鶴の腕から脱け出した。まるで「触ってこい」とでも言いたげに。
紫鶴は飛び上がって喜んだ。ぱたぱたと走り出し、あちこちの動物とじゃれあい始める。
「姫！ 行きすぎませんように……！」
竜矢が主人に向かって声を上げる。
「大丈夫ですよ」
と翠が言った。「空間すべてを幻覚にしました。どれだけ動こうとも現実ではその場で足踏みしているようなものです」
「では声は……？」
「空間に閉じ込めました。何を話してもあちらの立食パーティの人々には聞こえませんよ」
「……いたれりつくせりですね」
竜矢は苦笑した。
翠の足元では、幻覚を生み出している猫又がすらっとした姿勢で座っている。りんと胸を張った、誇らしげな姿だった。
動物とのコミュニケーションが一通り終了し、幻覚が消えた頃、
「ところで――」
翠は紫鶴に訊いた。
「葛織殿は特技の『見せ合い』をなさりたいとか……葛織殿の特技も拝見できるのでしょうか？」
「あ……私は」
紫鶴はおたおたして、「そ、その、以前も見せた剣舞しか……やれることがない」
「ぜひもう一度拝見したいですよ」
翠は言った。「あのときは私も緊張して、戦いながらでゆっくり拝見できませんでしたし」
「そ、そうか？」
「あの剣舞は昼間でも魔を呼ぶのでしたか？ 無粋な輩は私が始末しますゆえ」
「それは申し訳な――」
「お気になさらず」
翠の淡々とした声に、紫鶴は視線を泳がせた後、
「――わ、分かった。ありがとう……翠殿」
うん、とひとつうなずいた。
紫鶴は精神力で生み出した二本の剣を両の手に持ち、
地面に片膝をついて、
剣を下向きにクロスさせた。
うつむいた、その横顔にさらりと流れる赤と白の入り混じった髪――
ちりん……
少女の手首につけられた、金色の鈴が鳴った。
ちりん……
しゃらん
紫鶴の右の剣が、横薙ぎに空気を切る。
しゃらん
続いて左の剣が。
そこから静かに、両の剣を上空へ突き上げる。
そしてそれを振り下ろすと同時、
しゃんっ
紫鶴は一気に立ち上がった。
そこから始まる、少女の剣の舞――
空中に剣先で円陣を描くように、少女は手首をひるがえす。
くるりと回転すれば、広がるふわりとしたスカート――
さらりとなびく長い髪。
陽を浴びて輝く、緑と青のフェアリーアイズ。
「葛織家の剣舞は夜舞うものと聞き及んでおりますが……」
翠はまぶしそうに紫鶴の舞を見ながら、竜矢に言った。
「――こうして陽の下で見るほうが、よいような気がいたします」
竜矢は何も言わず、ただ微笑んだ。
ふと――
紫鶴の頭上に、正体不明の塊が落ちてきた。
紫鶴は舞いながらそれを斬る。べちょり、べちょりと破片が紫鶴の足元に落ちる。
「……せっかくの美しい舞に、邪魔ですね」
翠は懐から火の呪符を取り出し、紫鶴の足元に散ったスライム状のものに放った。
ぼうっ
スライムは火に燃やし尽くされ、消え去った。
ばさり
音とともに影が落ちてきて、ふと空を見上げると鷹が一羽――
「あれも――魔！」
翠は携帯していた鉄扇を、鷹に向かって放った。
見事命中し、心の臓を貫かれて鷹は空中で消滅した。
鉄扇がくるくると回りながら翠の手元に戻ってくる。
「お見事」
竜矢の言葉に、「何ということもないでしょう」と翠は淡々と応えた。
紫鶴の剣舞は、ひそかな翠のサポートのおかげで惨事も起こらずに済んだ。
「特技……特技ですか……」
翠はふと腕を組んで、「私自身からも何かお見せするものありますかねぇ？ とりあえず」
と突然懐へ手をさしこみ、それから出した。
「――ケーキ、どうぞ」
紫鶴は仰天した。なぜか、翠の手には本当にケーキが乗っていた。
「ま、魔法使いなのだろうか、翠殿は！？」
しかしケーキ。なにゆえケーキ。
しかしそこは紫鶴である。出されたケーキを平気で食べてしまった。
「姫……手で食べるのははしたないですよ」
ため息まじりに竜矢にたしなめられても、
「うるさい。今すぐ食べたかったんだ」
と少女は聞かない。
「ご所望でしたらいくらでも出せますが、食べ過ぎると太ってしまいますよ」
初めて翠が苦笑した。
あ、と紫鶴が翠の顔を見る。
「え？ 何か？」
再び鉄面皮に戻った翠に、紫鶴は「い、いや……」と口を開くのをやめた。
――苦笑でも、笑顔とは綺麗なものだな。そんなことを思いながら。
「葛織殿には及びませんが……」
翠は虚空を見て、
「舞……でもお見せしましょうか。日本舞踊に近いですが」
紫鶴は目を輝かせた。
「ぜひ！」
翠は鉄扇を手に紫鶴と竜矢の前に進み出る。
「本日は衣装もろくなものではございませんが……失礼をば」
丁寧にそんなことを言うが、もちろん紫鶴がそんなことを気にするわけがなく。
紫鶴の色違いの瞳がきらきら輝いたまま、翠を見ている。
翠はす――と鉄扇を空にすべらせた。
しゃり……と、これは靴が優しく地面にすれた音だ。
鉄扇でひらひらと、まるで桜の花びらが散るような動きを表現する舞。
――竜矢はひそかに立食パーティ組を盗み見た。
パーティ組とこことでは大分離れていたが、やはり翠の舞に興味をそそられてこちらを見ている人間が多い。本当なら近づいてきたいところなのだろうが――そこはプライドだろう。
翠の舞はそろそろと、それでいて凛と、凍りついた湖のような動きをする。触れば溶けてしまいそうな、逆に吸い込まれてしまいそうな。
紫鶴がうっとりとそれを眺める。
フェアリーアイズの視線を感じながら、翠は舞った。
――最上級の観客ですね。そんなことを思いながら。
ぱちん
鉄扇が閉じられて、翠が静かにそれを下ろすとともにうつむく。
舞の終わり――
紫鶴が盛大に拍手をした。
「お見事だ、翠殿！」
「同感です」
重ねて拍手をしながら、竜矢が微笑んだ。
「お二方とも、ごらんくださりありがとうございました」
翠は顔をあげて、そう言った。
鉄面皮が動かない――
――でも、舞っている間は優しい顔をしていたような。
紫鶴はそう思ったが、口にはしなかった。
その後、竜矢のすすめで翠は立食パーティのほうに行き、食事をした。――翠の舞を遠くから見ていた者がほとんどだったため、彼女は拒絶されなかった。
翠はちらりと離れた場所のあずまやを見る。
そこに、ぽつんと紫鶴がいる。
「………」
翠はある程度食べてから、紫鶴の元に戻った。
そして、
「ケーキ、いかがです」
懐から、
どんとワンホールのケーキを取り出した。
紫鶴が目を丸くする。
「いくらでも食べられますよ」
鉄面皮を動かさず、翠はケーキを差し出す。
「はい、ナイフとフォーク」
ついには食器まで懐から取り出して、ワンホールケーキを紫鶴にすすめ続けた。
紫鶴が笑った。心底おかしそうに笑った。
「これは食べなくては……！ 太ってしまうな！」
「太りそうになったら舞いなさりませ」
翠は真顔でそう言った。
ナイフとフォークを受け取った紫鶴を、ひそかに微笑んで見つめながら――
＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊
立食パーティが済み、翠も帰ってしまったころになって。
紫鶴はまだ残っているケーキをゆっくりと食べ続けながら、
「……おいしいな」
とぽつりとつぶやいた。
「どうしたんです？ 姫」
主人の表情が暗いことを見てとって、竜矢が尋ねる。
「おいしい、と伝えることを忘れた……」
そう言って、紫鶴はあずまやのテーブルに突っ伏した。「私はいつも中途半端だ。言えずに終わってしまう」
とりわけ今日は、言いたいことを言えなかった気がする。
もっと笑ってくれ――と、何度も言いたかった。
けれど笑顔は強要するものではないから。だから我慢した。
……それでよかったのかどうかは、いまいちよく分からない。
「姫はいつも全力ですよ」
竜矢はケーキを一口つまみながらそう言った。
「全力で相手のことを考えて……だから迷うのでしょう」
「………」
紫鶴は記憶に残る、翠の苦笑と舞の顔を思い描いた。
どちらも美しかった。無表情よりずっと。ずっと。
「翠殿……あなたは美しい方だな」
空中に声をかけて、紫鶴は目を閉じた。
――……
どこからか、返事が聞こえたような気が、する。
うまく聞き取れなかったけれど――
紫鶴は瞼をあげた。目の前に、食べかけのケーキがある。
これがすべての答えなのかもしれない。あの女性のすべてが、このケーキにつめられているのかもしれない。
紫鶴はケーキを一口、口に運んでつぶやいた。
「おいしい」
どうかこの言葉が翠に届きますように。
願いをこめて空を見た。
夕焼けが天を染めて、ふと紫鶴の視界に翠の舞がよみがえる。
こんな夕焼けの下で舞ってもらえたら……
「なんて、な」
紫鶴は唇の端をあげた。
「翠殿は翠殿。いついかなるときも美しい」
そうですね、と世話役がうなずく。
さて、と紫鶴はケーキに向き直った。
「私に用意されたケーキだ。最後の一口まで食べるぞ」
「太りますよ」
「太ったら舞うだけだ」
うん、と気合一声。
そして紫鶴は嬉しそうな顔で、ケーキを食べ続けた。
最後のひとかけらがなくなるまで、消えない笑顔でずっと……
―Ｆｉｎ―
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■ 登場人物（この物語に登場した人物の一覧） ■
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【整理番号 ／ ＰＣ名 ／ 性別 ／ 年齢 ／ 職業】
【６１１８／陸玖・翠／女性／２３歳／（表）ゲームセンター店員（裏）陰陽師】
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■ ライター通信 ■
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陸玖翠様
こんにちは、笠城夢斗です。
今回はゲームノベルにご参加いただき、ありがとうございました！
面白いプレイングで、自分でもふきだしながら書かせて頂きました。いかがでしたでしょうか。
よろしければまたお会いできますよう……
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