■no name sweets 〜イートイン編■
櫻正宗 |
【2322】【宇奈月・慎一郎】【召喚師 最近ちょっと錬金術師】 |
まだ空は藍い。
繁華街は賑わいの名残を惜しむように、ひっそりとしていた。
路地裏も同じようにひっそりとしていたのかもしれないけれども、そこだけは違っていた。
外見の上品なイメージとは違い、中はなぜか賑やかだった。
小さな小さなパティスリーはいつものように開店準備に追われていた。
「アッキーさん。卵から、ヒヨコが生まれましたっ」
「チーフと呼べ」
「アッキーさん。腕が疲れましたっ」
「チーフと呼べ」
「アッキーさん」
「五月蝿い。 さっさと軽量のひとつでも済ましやがれっ」
厨房の中には男が二人、今日の準備にとりかかる。
無駄口叩くアシスタントに、黙々と手を動かしては今日の店頭に出すものを作り上げていくパティシエ。
そうこうしてるうちに、焼き菓子が焼きあがれば店内全体に広がる程よく甘い香り。
クリームを搾り出しながらデコレートしていけば、店内に広がる優しい時間。
そうこうしているうちに繁華街は目を覚まし、再び賑わいを見せ始める頃。パティスリーも開店時間になる。
「いらっしゃいませ。」
元気のよい声が店内に響いた。
午前中から昼過ぎまでバイトの代わりにアシスタントがフロアも担当する。
「では、こちらへどうぞ。」
そうして差し出されたメニューはなぜか2冊。
普通にメニューがかかれているもの。と何故か何もかかれてないまっしろなもの。
「お気に召さなければ、なんでもお作りさせていただきます。」
聞えたのはパティシエの声。
ひと段落ついた厨房から顔をだし、お客に声をかける。
何も書かれてないメニュー。とメニューのあるメニュー。
さて、ご注文はどうしましょう?
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no name sweet 〜イートイン編
今日は彼、宇奈月・慎一郎にとってとても有意義な一日だった。
好きな古書を探しに古書店めぐりを誰に咎められるわけでもなく、ただのんびりと1日つかって回っていた。
そうやって好きに時間を使っていれば気がつけばもう、陽はとっぷりくれいていた。
こんな時間もう古書店いや、普通の書店でも開いてはいないだろう。
ではそろそろ、帰路に着くのがいいものだろうと、くるりと来た道を帰ろうとしたときだった。
ぐー。
これまた良いタイミングで腹の虫がなった。
「これは少々困りましたね」
今日1日の行動を思い返してみる。
ほぼ全てを古書店に費やし、昼食もかるく済ませた程度だった。
そりゃお腹も空いて当然だろうと、慎一郎はなり続けるお腹をさすりながら夜空を眺めた。
それからゆっくりと身体の向きを変えれば歩き出す。
空腹を癒すためにどこかで美味しいものを食べようと。
どれくらい歩いていただろうか無闇に時間だけが過ぎていき、小腹が空いていただけのお腹はもう耐え切れないと言うほどに空腹を主張しはじめる。
やれやれと困り顔のまま街中を彷徨う。
古書めぐりで最後に訪れたこの場所は、普段あまり来たところがない場所ゆえにどこになにがあるのかがイマイチよくわからずに、ぐるぐる歩いているだけだった。
「困りましたねぇ」
そう本当に困っているのなら、目の前にあるコンビにでも立ち寄ればいいものを彼の目にはそんなコンビニなど見えてはいないらしく素通りして、その脇の小さな路地へと足を踏み入れた。
繁華街の夜特有の喧騒を背に路地の道を行く。
遠巻きに聞える喧騒が嘘のようにそこは静まり返って、どこか場所を間違えたような雰囲気にのみこまれそうなきがしてくる。
けれども今は空腹の一大事。
この道があってるのかどうかも分からない、ただもう祈るような気持ちで真っ直ぐな路地を歩いていく。
何もなかった路に突然ぽかりと出現する小さな店。
慎一郎は空腹に耐えきれずに、その店に近寄りガラス窓からそっと中を覗いてみた。
なにやら食べ物屋であることはわかった。とっぷりと時間もすぎもう時間は深夜。そろそろ日付さえ変わろうとしている、もう空腹も限界だった。
細かいことは気にせずに、扉を開けた。
小さなベルの音が響いた。
中に入ってから気がついた。
ここはケーキ屋だ。
「いらっしゃいませ」
店の奥から少女が出てきた。
もう引くに引けなかった。
「すみません、お持ち帰り用のケーキなら本日全て売り切れまして……」
見た目高校生ぐらいの少女がその外見に似つかわしくない丁寧な口調で、慎一郎にそう告げた。
「ぁ、いえ。持って帰るのではなく、こちらで食べることはできますか?」
「あぁ、それなら大丈夫ですよ」
少女はにっこりと笑い、こちらへドウゾと小さな喫茶スペースに慎一郎を案内した。
席について慎一郎はようやく落ち着くことが出来た。
「お決まりになったら、お呼びくださいね」
少女はそう言って、慎一郎に2冊のメニューを渡し下がろうとした。
「ぁ、ちょっと待ってください。これ真っ白なんですけど?」
「あぁ、そちらはうちのパティシエがお客様のお好きなものを何でも作らさせていただきますよ。っていうメニューなんです」
「え?本当に何でもですか………?」
「はい」
開いたメニューは真っ白で慎一郎は慌てて少女を呼び止めた。尋ねる慎一郎の言葉に少女はいつものことのように答える。その言葉に慎一郎はためらいがちに言葉を続けた。
「大根…! 大根、大根のタルト、コブのミルフィーユ、糸コンのモンブラン、ハンペンのショートケーキとかってだめでしょうか?」
「………―――――――――えーと……多分、大丈夫です」
注文を聞いた少女の表情が一瞬で変わってしまったのが、慎一郎にも良く分かった。
多分こんな注文を受けたのは初めてなのだろう。
しばらくの沈黙の後、少女はまた変わらない笑顔を向けて『大丈夫』だと告げ、頭を下げて厨房の方に向かっていった。
ひとり残った慎一郎は早く空腹を満たすものがやってこないかと妙にそわそわしてしまう。
「多分、時間がかかると思います」
空腹の腹を撫でていれば余計に空腹感を感じ取ってしまうから、買ってきた古書でも読んで気を紛らわせようと本を開けたときにさっきの少女の声がした。
視線を本から上へと向ければ、少女がお茶を出している様子が見れた。
少女を見てた慎一郎の視線と、少女が慎一郎を見た視線が重なった。
困ったような笑みを浮かべた少女は、スミマセン。なんてちょっと申し訳なさそうにティーポットからカップにお茶を注いだ。
「いや、あの。こちらのほうこそご迷惑じゃなかったですか?」
「あぁ、大丈夫ですよー。うちのパティシエ、オレに作れないものはないなんて豪語してるので偶には困らしてやってください。……でも、お客様が想像してるものと違うものが出てきたらスミマセン」
お茶を入れながら慎一郎を見て笑う少女、慎一郎も少女の笑顔を見てつられて笑った。
――――――――ぐー。
響いたのは慎一郎の空腹を示すサイン。
お茶を淹れ終えたティーポットをテーブルにおいた少女は、一瞬だけきょとんとして慎一郎を見た。
「あの、本気でお腹が空いてるとか?」
「本気も何も……昼から何も食べてなくて、この有様です」
少女の問いかけに慎一郎はトホホホー。と、眉をしかめて少女を見上げた。
「それで……おでんの具をつかったデザートだったんですか?」
「いやぁ、それは。なんというか、僕がおでん好きなんです。というか、禁断症状………?」
「えーと、それは禁断症状が出るくらい好きってことですか?」
「えぇ、まぁ、そういう感じで」
「それならこんなケーキ屋じゃなくて、おでん屋さんとか……ってないか、ぁ、あるじゃん。コンビニ、しかもすぐそこに」
「え?ありましたっけ?」
ぼそりぼそりと慎一郎が事の成り行きを話し出す。
その会話のやり取りで次第に少女の慎一郎に対する口調が変わってくる。客に接客する丁寧な口調から普段喋っているのであろう口調に近づいてきていた。
慎一郎の言葉に呆れたような表情で見ながらも、笑っている少女。そんな少女の姿に慎一郎はちょっと恥ずかしくなりながら軽く頭を掻いてしまう。
「お腹の足しにはならないかもしれないけど、紅茶でも飲んで待っていてください」
「あぁ、すみません………」
「こんなこと聞いたら失礼かしら。なんでそんなお腹空いちゃうまで気がつかなかったのですか?」
「それはですね…。古本屋めぐりをしていたのです」
「古本屋?」
「はい、いいものですよ。本は読まれます?……特にお勧めなのは『根暗な未婚』って本なのですが、お読みになられますか?あぁ、それとも『良い盆の書』の方がお好きなタイプでしょうか?」
話題が本のことになれば一転して慎一郎は突然饒舌に話し出す。それこそ少女が相槌するタイミングさえ奪うのだから、横から口を出すことなんてできなかった。
少女は慎一郎の言葉をただ黙って聞いて終わった言葉に、少し困ったような笑顔で曖昧にこくりと頷いた。
「こ、今度また機会があればー」
返事までも物凄く曖昧に。
「本当にお勧めですよ。いつもなら知ってる古本屋を回るんです、で、帰りにおいしいおでん屋に寄って帰ってくるのです。でも今日は知らない古本屋に隠れた名作があるかもしれないと回ってみてたので、普段来ない街の古本屋を転々としてたのです。しかもおでん屋がないってどういうことでしょう」
「で、ケーキ屋でケーキ屋風おでんを頼んでみようと?」
「何でも作って下さるっていうことでしたしね、折角ですし」
おでん屋ってそんな色んなところにごろごろしているものだろうか。と、少女は考え込む。どうしても思い浮かんでしまうのは、サラリーマンのおじさんたちが夜に集うガード下のイメージばかり。
「まぁ、時間も時間ですし、開いてるお店の方が難しいかもね」
「ここが開いててくれて、本当に助かりました」
「それは役に立てたみたいで良かったです…………ぁ、出来たみたいですね。ちょっと待っててください」
少女の言葉はもう既に思いっきりくずれ、彼女の本来の口調にほぼ近かった。
そうして二人の会話が妙に弾みだしたとき、厨房から少女を呼ぶ声が聞こえた。それに気がついた少女は軽く厨房のほうを振り返り、忙しなく慎一郎に向き直ると軽く頭を下げて厨房の方に去っていく。
ひとりになった慎一郎は開きかけていたのが途中になっていた古本にまた手を伸ばす前に、少女が淹れてくれた紅茶が入ったカップを持ち上げて一息ついた。
その味と香りを少し楽しんだ後、本に手を伸ばししばらくは楽しい時間を過ごした。
「おまたせしました」
その声が聞えたのは、慎一郎がひとりになってからどれくらい時間が立っていただろうか。
本を読むのに夢中になっていたため、声に対する反応が少し遅くなってしまった。
思わず今、自分がどこにいて何をしているかも一瞬忘れかけてしまった。
ゆっくりと声のした方向を見上げれば、そこに先ほど自分と会話を交わした少女がやっぱり笑って立っていた。
その姿を見てようやくなんとなく思い出した。
「こちらが大根のタルト」
少女は慎一郎と視線が会うとトレーに乗っている数枚の皿のうちの一枚を彼のほうに置く。
大根のタルトだといいながら出されたそれは、ぱっと見た感じでは林檎のタルトのように見える代物だった、
タルト生地の上に甘く煮込まれた大根が林檎タルトの林檎よろしく並べられている。
「で、これがハンペンのショートケーキです」
次の置かれた皿の上には、これまた普通のショートケーキが乗っていた。
白い生クリームの上にイチゴが乗っている場所にイチゴは乗っているのだが、なんだかちょっと見た目が違う。
良く見ればそれはイチゴの形に切られたハンペンで、色も赤く染められていた。
「これ、ハンペンですか?」
「えぇ、そうです。 ぁ、スポンジは普通のスポンジなんですが、製作過程ではちゃんと中にハンペン入れさせてもらいましたよ」
へぇ。とかもらす慎一郎。本当に見た目は普通のスポンジ。良く見れば中に白いぷつぷつしたものが見てとれる。物凄く細かく刻まれたハンペンを練り込んだようだ。
「それからこちらが、糸コンのモンブラン」
やっぱり置かれた皿には見た目普通のモンブラン。
「こんにゃく、使われているんですか?」
「うん。えっとね、なんだっけ。これも上にか買ってるマロンクリームに細かく切った糸こんにゃくが紛れています」
そう説明を受けてじっと見てみれば、なにやらぷちぷちと入っている。
「そうしてコレが、昆布のミルフィーユになります」
そこでもやっぱり普通のミルフィーユが立っている。
が、これは慎一郎でもすぐにわかった。
ミルフィーユの生地が若干緑がかっていて、何層にもなって挟まれているクリームがほんのりと桜色をしていた。
「で、最後に、おでんといえば卵なので、卵を用意させていただきました」
そういって少女が最後にテーブルの上に置いたのは、卵立てに入ったゆで卵のようなもの。
これでテーブルの上はいっぱいになった。
「それじゃぁ、いただきます」
やっと出てきた空腹を満たすものに、慎一郎は両手を小さくあわせてついでに軽く頭を下げて食べる挨拶をしてからフォークを手にとりまずは大根のタルトから食べだした。
「これはこれは」
見た目は林檎のように見える大根も、口の中へと入れれば煮詰まった大根の食感を味わえる。おでんのなべ底大根というようにだしが染み込んでるわけではなく、甘くフィリングされた大根だったけれども。
それから次にハンペン。
フォークで押し切って行けば、普通のスポンジを切るよりも弾力が感じられる。それを口へと入れればスポンジの中に練り込まれたハンペンのせいか、普通のスポンジ以上にふわりとしたけれども弾力のある食感が味わえた。
糸こんにゃくのモンブランにしてみても、マロンクリームは普通のマロンクリームで糸こんにゃくが乗っかっていてずるずるっと食べるというわけにはいかなかったけれども、クリームに混ぜ込まれたこんにゃくのサイズが小さすぎないこともあってかこんにゃくの感触が口の中にはあった。
そうして昆布のミルフィーユ。
これだけは他のものと多少異彩だった。
見た目どおり緑色なパイ生地は昆布の味がし、薄桜色のクリームはどこか香ばしい味がした。
―――――――――あぁ、桜海老。
砂糖を使って居ないために、見た目と味とのギャップが大きかった。
見た目は色の変わったミルフィーユなのに、口に入れれば和風な味付けの前菜のような感じだった。
甘味でなく校内に広がったのは、ほんのりとした塩味に昆布の味だった。
「これは、これは」
おでんでないにしろ、昆布の味を楽しめたことは慎一郎にとって嬉しかったのか、目を細めた。
最後にと出された卵。
卵立てにきちんと行儀良くたっている卵は、殻付きのゆで卵といった感じなのだが、少し違っているのはその卵の天辺部分が薄く切り取られ、中には茶色いソースが見えていた。
軽くにおいをかいで見ると、少し焦げたような匂いと甘い香りがした。
――――――あぁ。プリンだ。
瞬間的にそれが何かわかった。
卵の殻の中に入ったプリンだった。
慎一郎はフォークからスプーンに持ちかえて、掬って食べ始める。
先ほどまで何かしら工夫を凝らしたものとは全然違っている。全く持って普通のプリンだった。
「一応、ケーキ屋なんで」
プリンを食べている慎一郎に少女が声を掛けた。
その言葉に慎一郎は思わずなんだか笑い出しそうになった。
慎一郎は少女のほうを見上げては小さく笑う。
「えぇ、そうでしたね。忘れてました」
慎一郎と少女は顔を見合わせて笑い出した。
深夜の時間帯を忘れてしまいそうなほど、ゆったりとした時間だった。
オーダーしたケーキの皿は全て空になった。
おかげで腹も満たされた。
少々趣の違った『おでん』ではあったけれども。
「夜遅くにも関わらず、ありがとうございました。おかげで行き倒れずに済みました」
お会計をしながら慎一郎が少女に向かってそう言った。
「おでんじゃなくて、ケーキしか出せませんけどね」
えへへ。と、笑って答える少女。お釣りを渡しながら、なにやら取り出し慎一郎に差し出す。
「これ、どうぞ」
差し出されたのは掌サイズの土鍋。
慎一郎は怪訝に思いながら受け取り、掌に小さな土鍋を乗せると蓋を開けてみた。
そこにはミニチュアサイズの可愛らしいおでんの具が詰まっていた。
「こ、これは?」
「ささやかなプレゼントです。それも本当のおでんじゃないし、甘いお菓子なんですけどね」
「ありがとうございます」
少女は楽しげに笑ったまま。
慎一郎は少女とおでんを交互に見て、頭を下げ例の言葉を述べた。
それからゆっくりと慎一郎はそのケーキ屋を後にした。
掌の上の土鍋を見つめてきた道を戻っていく。
お腹も満たされたことだし、帰りに行きつけのおでん屋に寄って帰ろうかなんて考える慎一郎。
きっと彼にとってはおでんは別腹なのだろう。
――――――――FIN
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登場人物(この物語に登場した人物の一覧)
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【整理番号 / PC名 / 性別 / 年齢 / 職業】
2322 / 宇奈月・慎一郎 / 男性 / 26歳 / 召喚師 最近ちょっと錬金術師
NPC
少女→鹿島 美咲/女性/16歳/Le Diable Amoureuxのホール係
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ライター通信
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宇奈月 慎一郎様
はじめまして、こんにちわ。
ライターの櫻正宗です。
この度は 【no name sweet 〜イートイン編】 にご参加下さりありがとうございました。
初めてご参加いただきうれしい限りでございます。
まず最初に、この度は納期が大変遅くなってしまったこと申し訳ありませんでした。
楽しみに待たれていたとおもうのに、その期待を裏切るような行為をして本当に心からお詫び申し上げます。
慎一郎さんのおでん好きをケーキで表現できたのかどうか、少々不安が残ります。
パティシエは今回は表には出てこなかったですが、裏ではかなり悩んだみたいです。
久しぶりに本気で困った打開策が今回のような作品になりました。
慎一郎さんが甘いものが大丈夫なのかどうかなのかわかりませんが、最後のぷりんはパティシエとしての
意地みたいなものらしいです。
飄々とした慎一郎さんを書かせていただけて、楽しかったです。
本当にありがとうございました。
それではまたどこかで出逢うことがありましたらよろしくお願いいたします。
櫻正宗 拝
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