■求む、トラブル■
三芭ロウ
【2948】【ジェイドック・ハーヴェイ】【賞金稼ぎ】
「おい、貴様」
 どこからか声がした。あなたは辺りを見回す。
「ここだ、ここ。わからん奴め、下だ!」
 視線を落としたあなたが見たのは――

「貴様、なにか面倒事に巻き込まれておるだろう?」

 ――チワワだった。
 うるんだ瞳にプルプルあんよ、ふんわり折れた大きな耳、黒と白のロングコート。
 どこからどう見ても愛らしい超小型犬である……きんきん声で偉そうに人語を喋りさえしなければ。
「隠しても無駄だ、我輩の鼻はごまかせん。モンスター退治に剣難女難、血みどろの抗争であれば申し分ないが、このさい些細な日常トラブルでも構わんぞ……鍋でもフライパンでも、要はあたりどころだ。さ、正直に申せ!」
求む、トラブル


 ……俺が厄介事に首を突っ込むんじゃない。厄介事が俺に押し掛けてくるんだ。

 パスタの皿を手に、椅子代わりの木箱に腰掛けた虎頭人身のビースター(獣人)、賞金稼ぎのジェイドック・ハーヴェイは本日幾度目かもはや定かではない溜息をついた。
 眼前で繰り広げられる喧噪は、彼が足を踏み入れたほんの少し前とはまるで様相を変えている。熱気と人出はそのままに、売り手買い手の丁々発止は怒号と悪罵に取って代わられていた。
 頭部を覆う毛皮がそよぐかそよがぬかというくらいに動き、僅かな空間を銀の光が擦り抜ける。
 屋台の柱に突き立ったフォークに一顧だに与えず、ジェイドックはまたも溜息をついた。
 せめてもの救いは、陰惨さの欠片もないことであろうか。
 飛び交っているのはパイやら果物やら総菜やら、それらが乗っていた皿やら入っていた鍋やらかき回していたお玉やら。
 暴れているのはパン屋のおっちゃんやら八百屋のおばちゃんやら横町のご隠居さんやら買い物籠下げたお姉ちゃんやら。
 そして――
 麺棒をかいくぐり臑をかっ払い、縦横無尽に飛び跳ねる黒白の鞠。
 そもそも“あれ”だ。
 すると、“それ”が駆け寄ってきた。
「貴様、ジェイドック! ぼけっとしとらんでさっさと加われ! 男児たる者ここで血湧き肉踊らずしてなんとする」
 台詞の重々しさを裏切るきんきん声である。
「俺は食事中だし、湧いて踊ってるのはもれなくおまえだ、バロッコ。そもそも夫婦喧嘩ってのは犬も食――」
「我輩は犬ではない!」
 どこからどう見てもチワワだろうが。
 市場中を巻き込んだ大喧嘩にちょこまかと取って返す小さな姿に、思わず突っ込むジェイドックであった。



 話は一時間ほど前に遡る。
 ジェイドックは通りをぶらついていた。
 あいにく賞金首の出物もなく、日銭稼ぎの仕事もなかったが、今日はまだ厄介事に巻き込まれていない。虎そのものの彼の顔を見て勝手に泣き出す子供もいなければ血相を変えて飛んでくる親もなく、つられて野次馬も集まらず、“獣人大暴れ”の誤報を真に受けた警備隊の出動もない。なかなか順調だ。
「…………」
 それが“順調”ってどうなんだ、と青い目が虚空に泳いだまさにそのとき。
「おい、そこの貴様」
 どこからか、甲高い声がした。
「ここだ、ここ。わからん奴め、下だ!」
 下、と言われて落とした視線の先には、場数を踏んだ賞金稼ぎでさえ若干唖然とする生物がいた。
 うるんだ瞳にプルプルあんよ、ふんわり折れた大きな耳、黒と白のロングコート。
 チワワだ。
 チワワが喋っている。
「貴様、なにかトラブルに巻き込まれておるだろう?」
 しかも偉そうだ。
「……いや……今は、これといって――」
「隠しても無駄だ、我輩の鼻はごまかせん。さあ申せ、ありていに申せ、きりきり申せ!」
 靴の爪先に乗らんばかりの勢いできゃんきゃん騒ぐ超小型犬にあぐねつつ、獣人の聴覚は周囲の“音”をも拾っていた。
(まあなんだろうねあの人、犬に吠えられてるよ)
(やあね、あんな大きな図体してちっちゃな子を苛めて)
(見ねぇ顔だな。堅気でもなさそうだし……お尋ね者か?)
 賞金稼ぎが賞金首呼ばわりされてりゃ世話ないぞ。
 通報、という単語が呟かれるに至ってジェイドックは観念した。
 どうにもまとわりついて離れない黒白の毛玉を掬って半ば放るように肩に乗せ、足早に歩き出す。
(なぁんだ、あの人のペットかい)
 断じて違う。だが、反論したところでこじれるだけだろう。
「前言撤回、か……」
 まさに今、厄介事に押し掛けられたと痛感する。せめてサイズ同様ささやかであることを祈るばかりだ。
 溜息をつく彼とは反対に、左肩で足を踏ん張る謎の生物は大はしゃぎである。
「おお、高いのう! これはよい。よい気分だ」
「頭の横で大声を出すな……尾を振るのも勘弁してくれ」
 くすぐったいのだ。
 外見だけは愛らしい黒白チワワは、魔わんこ・バロッコと名乗った。
「もっともこれは仮の姿。我輩は荒海を支配する大いなる魔物である!」
「……そうか」
 正直、返事のしようがない。
 その様子をどうとったか、
「にわかには信じられまいな。無理もない。我輩とてこの姿を目にしたときは腰を抜かしたわ」
 ややムキになった魔わんこ様の語るところによれば、海の魔物云々は前世の姿であり、その記憶鮮明なあまり現世の己に納得ゆかず、来世に望みを繋いでのトラブル探し、なのだそうな。そう聞けば些か気の毒に思えなくもないが、望まぬばかりか一銭にもならない厄介に見舞われがちなジェイドックにしてみれば、なんともご苦労様な話ではある。
 だいたい“次”が巨大モンスター再びとは限るまい――カブトムシあたりに転生したらどうする気だ。
 横目でちらりと見やると、現在進行形の厄介事も彼を窺っていた。
「してジェイドックとやら。貴様のトラブルは何処だ?」
「すぐ左だな」
「となると市場か。市場で出入りというのも乙だのう」
「お前、人の話を聞かないって言われたことないか?」
「失敬な、荒ぶる魔物たるこの我輩が人ごときの――」
「……聞かないんだな」
 ついでに皮肉も効かないようだ。どうせ暇な身、これもなにかの縁と諦めて左に折れ、市の立っている広場へと向かう。
 様々な店舗が軒を連ね珍品貴品あまねく揃うアルマ通りや名の知れた市と比べれば小規模ながら、熱気と賑わいは負けてはいない。近郊の村人や行商人が持ち込む新鮮な食材はもちろん、パンや総菜の屋台あり、道具屋あり鍋釜修理の鋳掛屋ありといった塩梅で、地域住民にとってはなくてはならない場所である。
 鮮やかな色や刺激的な匂いの渦に飲まれ、あてもなく人波をさまよううちに、ジェイドックは腹が減ってきた。
 少し早いが、昼にするか。
 と、バロッコが唐突に言った。
「貴様知っておるか? この界隈では只今パスタが熱いのだ。表通りの有名店の出店などもある」
「そうか」
「我輩はパスタにはちょいとうるさいぞ。たとえばここは値段は手頃だが味付けがやや単調なのでお代りには向かん。その斜向いは盛りはいまひとつだがソースが絶品。あちらの屋台は「アル」と呼べば「デンテ」と返すノリのよさ――」
「……ああ」
 ジェイドックは立ち止まった。
「食べたいのか?」
「単なる豆知識だ、いらぬ気を回すな」
 ぷいと横向くチワワであるが、ぴくぴく動く鼻と今にもよだれの垂れそうな口元が裏切っている。
「素直に食べたいと言えよ。奢るぞ」
「ふん、そんなことで我輩が籠絡できると思うてか」
「じゃあそこの肉屋で串焼き――」
「パスタだ!」
 バロッコの慌てぶりが可笑しくて、ジェイドックはつい吹き出してしまった。明らかにむっとしている魔わんこにまくしたてられる前にと、素早く“ノリのよい”屋台の前に立つ。
「いらっしゃい! あら可愛いわんちゃんだこと、お名前は? 男の子、女の子?」
 恰幅のよいおかみさんが満面の笑みで二人を迎えた。
「こいつはバロッコといって……あー、オスだ。たぶん」
 とたんにバロッコが後足で立ち上がり、ジェイドックにだけ聞こえるように囁く。
「たぶん、とは何事か無礼者!」
「あらあら甘えちゃって、本当に懐いてるねえ」
「……まあな」
 他に返答のしようがない。
 ジェイドックが言葉に詰まっているうちに、ひと飛びで地面に降りたバロッコは、おかみさん及び居合わせた親子連れの客を悩殺した。軽く首を傾げてうるんだ瞳でじっと見つめ、控えめにくんくん鳴いてみせたのだ。不安と期待をないまぜに、いじらしげに尾を振るのも忘れない。皆、見事に骨抜きになった。子供に至っては、強面の飼い主(ではないのだが)に怯えつつも「わんちゃんと遊んでいい?」とお伺いをたてにくる始末だ。
 黙って愛想よくしているぶんには普通の犬なんだがなあ……
 主張を一から十まで鵜呑みにするわけではないが、過去の栄光忘れ難しとはいえ、転生するということはまず命を落とすということだ。いかに魔物とはいえ、また自分の命だからといって、そう易々と手放していいものだろうか。毛艶のよさからしても野良ではあるまい。“今の”バロッコがいなくなったら悲しむ者がいるのではないか――?
「……うん?」
 本日のおすすめパスタとやらが茹で上がるのを待ちながら、そんなことをつらつら考えていたジェイドックの耳に、物売りや呼び込みに混じって罵り合いが聞こえてきた。
 振り返れば、彼方で料理人風の男女が揉めている。この距離であれほど大柄ならば巨人だろうか。
「あれまあ、パン屋さん、また始まったよ」
「いつものことなのか?」
「ああ。あれさえなきゃぁ腰の低い、いいご夫婦なんだけどねえ。腕利き同士で所帯を持つのも考えものさ」 
 うちみたいにあたし一人でもってるのもあれだけどね、とおかみさんは苦笑いだ。
「そのうち怒鳴り疲れて収まるさ――はいよ、本日のおすすめ“のりのりトロルの大行進パスタランチ特盛”一丁!……おや、わんちゃんは?」
 一緒に遊んでいた子供が「どっか行っちゃったのぉ」とべそをかく様子に、ジェイドックは、なんとなく嫌な予感がした。キーワードは“市場で出入り”――だが、いや、まさか。
 熱々のトロルバスタの大皿を手に、現場に目を凝らす。大男が盾よろしくかざした天板を片腕で払い、大女がいいパンチを繰り出した陰に、ちらっと白黒の毛玉が踊ったような気がするのは錯覚か?
「……今日は珍しく派手だわね。あれ、どっちにも加勢がついたねぇ、八百屋さんと魚屋さんと、あらあらお客さんまで……」
 不意におかみさんがすっとんきょうな声を上げた。
「いやだ、うちの人までいるよ!? なにやってんだいあの表六玉!……こうしちゃいられない、悪いね、今日は仕舞だよ。お代はそこらに置いといとくれ」
 麺棒を引っ掴み、体を揺すりながら大慌てで駆け出すおかみさんの後ろ姿に、ジェイドックはなぜだか申し訳ない気持ちになった。



 ――で、このありさまだ。
 どこをどうやったら夫婦喧嘩が市場ぐるみのどつき合いに発展するのだろう……
 ここまで一気に拡大するとは予想だにしなかった、初期段階ならばまだ止めようもあったものを、と悔やめど後の祭り。別口の祭りただいま真っ盛りである。やたら大喜びのバロッコには先程ああ言ったが、現在この広場で血湧き肉踊っていないのは自分と、“流れ弾”から身を守るべく傍らにしゃがんでいる間の悪い親子連れくらいなものだ。もっとも、子供の方は「わんちゃん喋ったぁ!」と大興奮なのだが。
 ともあれ、このままにしておいていいわけがない。
 最寄りの警備隊詰所はどこだったか……頭を抱えたいのをこらえ、ジェイドックは立ち上がった。
 空になった皿と代金をカウンターに置くと、親子連れにそのまま動かぬように言い置いて、上を下への混乱のさなかへ歩を進める。頭に血の昇った素人を受け流し、怪我をさせないように避けるのはなかなか骨だ。しかも食べ物やら日用雑貨やらが頻繁に飛んでくる。おまけに――
(ちょっと、誰よあの女ぁ!?)
(お前に譲る身代はない!)
(この因業大家ーーっ)
(あんまりですわお義母様ッ)
 ――おかしい。
 いくら飛び火したとはいえ、漏れ聞こえる内容がヴァラエティに富みすぎている。
 鼻先の好物と眼前の喧嘩を天秤にかけ、後者を選んだ魔わんこが脳裏をかすめた。
「なにしてくれてるんだ、あの我輩は……」
 同じ傍迷惑でも巻添え志願なら可愛げもあるが、煽ってまわっているなら悪質だ。
 救援要請よりも毛玉確保が先だろうか――しかし、この人ごみでは……
「ちょっとあんた、さっきのお客さん!」
 振り返ると、パスタ屋台のおかみさんだった。
 髪はぼさぼさ顔は粉だらけ服には卵の染みとなかなか壮絶な状態で、悄然とした、これまた粉まみれの中年男の襟首を掴んでいる。
「ご亭主に会えたようだな」
「おかげさまでね。あんたはわんちゃん探してるんだろ? 今しがた見かけたよ。駄目だよ目を離しちゃ、喧嘩に巻き込まれちまう」
 むしろ引き起こしているんだが……
 不注意な飼い主扱いについ遠い目になったところで、獣人の聴力が喧噪の中から聞き覚えのある甲高い声を拾った。
 苦痛の叫びと認識した瞬間、ジェイドックの意識からぼやきが消える。彼は身を翻した。
「バロッコ!」
 飛んでくる玉葱をかわし、逃げ出したアヒルを跨ぎ越し、勘違いで怒鳴りつけてくる爺さんを擦り抜け人垣を割って、ようよう駆けつけた先には、地べたに横たわる黒白の毛玉――当たったのか投げつけられたのか、脇に鉄鍋が転がっている。
「しっかりしろバロッコ、おい!」
 傍らに跪き、すっかり埃まみれ泥まみれの小さな体を抱き上げる。我が手に感じたかすかな温もりに、安堵の溜息が漏れた。経緯はどうあれ、出会って、言葉を交わし、ひとときを過ごした相手をなす術もなく失うのはやりきれない。たとえそれが、トラブルに飢えたお騒がせわんこであっても。
「このチビすけ、さんざっぱら人様に迷惑かけて心配させて、それでうまいこと“次”へ逃ようなんざ考え違いも甚だしいぞ!」
 とりあえず医者に診せようと腰を浮かせたところで、いきなりバロッコが頭をもたげ、ジェイドックを見た。
 それから、ふん、と鼻を鳴らすと彼の手から飛び降り、たちまち駆け去った。
「頑丈な奴だな……」
 まあ、無事ならそれに越したことはない。
 バロッコが消えた方角――あいかわらず大勢が揉めている――を眺め、ジェイドックは呆れ顔で呟いた。彼の剣幕に恐れをなしたか、いっときとはいえバロッコが無力化していたせいか、暫時鎮まっていた周囲の人々は再びざわめきだしている。
 いかん、早く警備隊に通報を……
「…………」
 なんだか嫌な予感がした。
 さっきとは別口で、もっと切実かつ既視感たっぷりな予感が。
(ねえっ人食い虎が檻から逃げたって!)
(違うわ、凶暴な獣人よ! ほらそこ!)
 ――そういや勇者に“退治”された、って自分で言ってたよな……
 あまりのチワワっぷりにうっかり失念していたが、普通に悪のモンスターである。
(気をつけろ、前科五百犯のトラ男が暴れてるぞぉ!)
「あの野郎……!」
 思わず牙を剥き出したとたん、そこここで悲鳴が上がった。慌てて口をつぐむが後の祭り。新たな祭りの幕が切って落とされてしまったらしい。蜘蛛の子を散らすように見事な逃げ足を披露する地元民の方々と、通報を受け、治安を守る使命に燃えて迫り来る警備兵の皆さんを見比べながら、今度こそ頭を抱えるジェイドックであった。



 “市場で獣人大暴れ”の嫌疑が晴れた頃には、日はとっぷりと暮れていた。
 あのおかみさんと親子連れの証言がなかったら、今夜の宿は檻付きだったろう。
 まったく、とんだ目にあった。
 むしゃくしゃした気分で、ジェイドックはベルファ通りを行きつけの酒場に向かっていた。
「今日はとことん飲んでやる」
 唸って、店の扉に手をかけた、そのとき。
「ほう、では我輩も遠慮なく馳走になろう」
 どこからか、きんきん声がした。
「…………」
 ジェイドックは天を仰ぎ、次いで片手で顔を覆い、最後に指の隙間からそっと覗いた。
 酒場から漏れる灯りに照らされて、“それ”がいた。
 うるんだ瞳にプルプルあんよ、ふんわり折れた大きな耳、黒と白のロングコート。
 もはやおなじみの魔わんこ様が、上機嫌で尾を振っている。
「お前、なあ……」
 あれから飼い主の元に戻ったのだろう、ぼろ雑巾さながらだった毛皮は再びふかふかになっていた。
「この店のパスタもなかなかいけるのだ」
「パスタの前に言うことがあるだろう? 俺までデマのネタに使うとはどういう了見だ」
「我輩をチビ呼ばわりした罰である!」
 実際チビだろうが。
 心中、突っ込むジェイドックである。
「しかし我輩は寛容だ。昼間の無礼は水に流してやる。さあ、今度こそきっちり白状してもらうぞ」
「なにをだ」
「貴様のトラブルはいったい何処なのだ?」
 なんだかもう、怒る気にもならない。それどころか、力が抜けてきた。
 肺から空気を絞り出すような盛大な溜息の後、ジェイドック・ハーヴェイは答えた。
「――足元だ」

 ……俺が厄介事に首を突っ込むんじゃない。犬の皮かぶった厄介事が俺に押し掛けてくるんだ……





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■   登場人物(この物語に登場した人物の一覧)  ■
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【2948 / ジェイドック・ハーヴェイ / 男 / 25 / 賞金稼ぎ】

【NPC / バロッコ / 男 / 10 / 魔わんこ】


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■         ライター通信          ■
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初めまして、ジェイドック・ハーヴェイ様。
ライターの三芭ロウと申します。
まずは、納品が遅れましたことをお詫び致します。誠に申し訳ございませんでした!
この度はバロッコにおつきあいいただきまして、ありがとうございました。
振り回してOKとのことでしたので、大喜びでご迷惑をおかけしてみました。
それでは、またご縁がありましたら、よろしくお願い申し上げます。

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